人狼物語(瓜科国)


361 聖杯戦争村 Fate/desire  


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桐生 茜

……。

[そっと、目の前の信長の服の裾を掴む。]

お願いがあるんだけど…。

「おかえり」って、言って…。

( 183 ) 2009/08/21(金) 22:36:26

蒲生 延

そうか。貰おう。

[短く答え、配膳された席に着いた。そして箸をつける。
色鮮やかな一口。]

……まずい。

[続いて他の皿にも箸を伸ばす。]

……まずい。

[何度同じ台詞を繰り返しただろう。全ての物体を食べ尽くすと、キャスターを見据えて告げた。]

勉強しろ。愚か者め。

( 184 ) 2009/08/21(金) 22:37:01

セイバー

[その顔を見て、思わず言葉が詰まる。
完全に勢いを消されてしまった。

はぁ、とため息をつく。]

わかればいい。
――心配するだろうが。

[ゆっくりと頭を撫でる。]

おかえり。大丈夫だったか?

( 185 ) 2009/08/21(金) 22:39:14

九鬼 聖法

それはもう、私とて教会の人間ですので。

まぁ立ち話もなんです。
どうぞ此方へお座りください。

[そうして、アーチャーに座る様勧める。
アーチャーが座るのを確認すると、己も座って話を続けた。]

ふむ……狂い、ですか。
何かお心当たりでも?

( 186 ) 2009/08/21(金) 22:42:09

アーチャー

―教会―
聖杯戦争が既に始まっている、という事はご承知の通り。
私も既に数人のサーヴァントと遭遇しております。

ですが……その中に。
本来なら存在しない役割(クラス)の者が紛れ込んでいるのです。

[早朝の路地での遭遇。あの時はアサシンだと推定していた。
だが、駅前でのみなみとの会話。彼女が口にした単語]

『キラー』と、そのサーヴァントの主はそう呼んでいました。
彼の者自身が勝手なクラスを名乗ったのかもしれませんが、その真名からすれば、確かに相応しい名称かとも思うのです。

彼の者の真名――『ジャック・ザ・リッパー』。
娼婦連続殺人鬼として、当時の倫敦で噂にのぼった名。

( 187 ) 2009/08/21(金) 22:42:26

アーチャー、九鬼 聖法がどのように受け止めるだろう、とその表情を見つめた。

( A37 ) 2009/08/21(金) 22:43:04

桐生 茜

[欲しかった言葉を言われて、微笑む。]

…うん、ただいま。

[大事そうに、噛み締めるようにもう一度言い、頭を撫でられて、安心したように目を閉じた。]

( 188 ) 2009/08/21(金) 22:44:06

九鬼 聖法

なるほど、本来の予定外のクラス……ですか。
しかも、その名が切り裂きジャック。

[考え込むように、顎に手を当てる。]

――反英雄が召喚される、というのは実は過去にもありました。
ただそれは、その存在によって英雄を英雄足らしめる。
悪がなければ正義もまた、存在しない……その考えに基づく存在でなければなりません。

だが、切り裂きジャックが存在することによって、存在できる対となる英雄は存在しない。
これでは……必要悪となることはできない。

そして、更にイレギュラークラス、ですか。

( 189 ) 2009/08/21(金) 22:48:53

キャスター

[
どうやら、祖国の味は、主の味覚に合わなかったらしい。

――だが、それでも。
何のかのと言いつつも、用意した皿の全ては空になっていて。

緩む表情を抑えられず、主にそれを悟られぬように、深々と一礼する。
]

――申し訳ありません。
この国の味付けを存じませんでしたので……以後、精進致します。

[
――その、"以後"があるのかどうか。
この瞬間だけは、その冷酷な現実を思い浮かべることはなかった。
]

( 190 ) 2009/08/21(金) 22:49:42

九鬼 聖法



――この件と関係あるかは不明なのですが。


実は今回、英霊の召喚の反応が"6回"しか確認されていないのです。

( 191 ) 2009/08/21(金) 22:49:59

セイバー

……たく、泣く位なら最初から怒らせるな。
心配することぐらいわかるだろう。

[袖で、涙ぐんでいる瞳を拭いてやる。]

それで、何しに行ってたんだ。
どうしても必要な用事だったんだろう?

( 192 ) 2009/08/21(金) 22:52:58

アーチャー

反英雄……救世主を反転させた鏡像ですね。
黙示録の刻に現れる、とかの聖典にある通り。

[少年の時代には存在しなかった、だが今では教会の信徒以外にも広まった未来の伝説。しかし「ジャック」も「キラー」も、それではない。とすれば――? 推測が出るよりも、神父の言葉に二人に衝撃を与える方が遥かに早かった]

――六回、とは?
サーヴァントが六騎しか召喚されていない、と!? 

( 193 ) 2009/08/21(金) 22:55:13

桐生 茜

[瞳を拭われて、くすぐったそうに身をよじる。]

泣いてなんかいないわ…

[段々いつもの調子に戻りつつ、問われた質問に少し眉間を寄せて答える。]

…魔力の補給に。ちょっと家の方に…ね。

( 194 ) 2009/08/21(金) 22:58:29

アーチャー

本来ならば七つすべてのクラスが揃ってこそ、“力の器”である聖杯が満たされる筈。
六つのクラス――しかもその内ひとつは本来は存在しないクラス――のみで、聖杯が願いを叶える事は……。

[続きは言葉に出せなかった。想像が真実になってしまいそうで。もしもその通りだとしたら、少年は何のために喚ばれたのだろう?]

( 195 ) 2009/08/21(金) 22:58:56

蒲生 延

[茶を淹れろ、と言いかけて思い止まり、自分で淹れる。
一口飲むと、とても懐かしい味がした。
そして重要な事も思い出す。]

俺が寝ている間に誰か来たのか。

( 196 ) 2009/08/21(金) 22:59:45

アーチャー、名塚 聖と互いの表情を窺うように、視線を交錯させた。

( A38 ) 2009/08/21(金) 23:01:57

九鬼 聖法

そうですね。
ですが此処では更に単純に英雄を英雄足らしめる悪役……と考えていいかと思います。

例えるなら、かのペルセウスもメデューサを倒さねば英雄と讃えられなかった、そういう事です。

ですが、切り裂きジャックには彼を妥当した英雄が存在しない。
つまり、そのものの存在によって成り立つ正義が存在しないため、必要な悪と成れない……。

[そこまで言うと、神父は一息をつき覚悟を決めた表情で続きを語る。]

ええ、恐らくは。
ですが、ご存知の通り。

――聖杯戦争は始まっている。

( 197 ) 2009/08/21(金) 23:02:07

九鬼 聖法


そう、そこが問題なのです。

何事もないように、聖杯は起動しているのです。

( 198 ) 2009/08/21(金) 23:02:52

アーチャー、九鬼 聖法の言葉の意味がしばらく呑み込めず、ぱちぱちとまばたいた。

( A39 ) 2009/08/21(金) 23:03:56

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