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[記憶を辿る。みなみ―マスターの娘が口にしていた言葉の切れ端を拾い上げる]
そうだ。眞奈みなみと名乗ったマスターの娘。
彼の者の言葉を彼女が繰り返していたんです。
――「事件?」と。また、娼婦殺しだ、とも。
[
――不味いな、と。
このサーヴァントに対魔力はないようだったが、にしたところで、サーヴァントを殺し切れるだけの魔術を紡げるわけでもない。
加えて、敵マスターと自らの主。
刀の間合いにまで踏み込めるのならば兎も角、魔術師としての力量は明らかに、敵マスターが勝っている。
このまま戦いを続ければ、敗北は必定だった――……主従のいずれが先に滅ぶかは、兎も角として。
]
[自在に変化する腕と形状。
巨体を意に介さぬ機敏さと、それに見合った耐久力。
標的の殺害のみを目的として純化されたような行動様式。
戦闘の中から導き出した答えを、少年はマスターに告げる]
ひとつの推測ですが――彼の者は、『人殺しの罪』を中核として具現した、架空の英雄像ではないでしょうか。
英雄、と言うにはあまりにもおぞましい存在では、ありますが。
死ね、小娘。
[両手に握った刀を、跳躍する少女に向けて袈裟切りに振り下ろした。
が、少女は常識を逸脱した速度で移動する。
風の動きから不自然さを感じた。]
こ、これは……、時間干渉?魔法の域ではないか!この娘、何者だ……!?
ひ ッ ひャ
[突撃する――。
しかしそれは真正面からの大いなる力に迎撃される。
一撃、二撃、三撃。]
ひゃ
ひ ッ ひ
[愚直な前進しか知らぬバーサーカーは避けきれるはずもない。
粗野に振り回す両剣――だが概念宝具ですらないそれらで、霧散出来るはずもなく、全弾が直撃した。
威圧は弱まる。
足は、止まる。]
[全身から爛れたような煙が上がった。
――それでも、仮面は白いまま。]
ひ、ぎぎ、ひひゃ カ
[苦悶のような声を漏らし、力強く一歩を踏み出す。
崩れかけた己の体を支えるためだ。]
[ ――ジャック・ザ・リッパー ……。
切り裂きジャックとも呼ばれたブリテンの殺人鬼の名前だった]
なるほど、比較的最近のイギリスの殺人鬼だな。
数多くの女性を猟奇的に殺害したんだけど結局捕まってないんだよね。
類似の事件も起きているから複数の存在の英霊となっていても不思議ではないな。
クラスで考えるなら恐らくアサシンだろうね。
ただ、英霊に値する存在なのかってのが気になる。
彼の場合はただの犯罪者だから……。
[自分の持っている知識、そして疑問点をダビデへと伝えた]
そして、彼の者に人の身で接敵する事は、あまりに危険です。
マスターである、みなみが殺害されていないのが不思議なくらいに――ああ、成程。
[サーヴァントに、己のマスターは、殺せない。
そう言い切った彼女の強い口調を思い出した]
――令呪で縛っているのでしょうね。自らにその刃を向けるな、とでもいう形で。
[
幸運に恵まれたか。
――それとも、回避するだけの知能がないのか。
足の止まったサーヴァントを見遣って、決断した。
]
――……マスター! 宝具を使います!!
[ダビデの言葉に]
それは十分ありえるね。
100年以上がすぎた今でもジャック・ザ・リッパー、あるいは切り裂きジャックと言えばこの日本でも多くの人が知っている。
まさにその事件の伝承が彼を産んだというか。
元々ただの犯罪者なのにあれだけの強さを持っているのは知名度があるからって事かもしれない……。
[振り下ろされる刀は、今の視界にはスローモーションのように映る。避けることは造作も無かった。]
魔法? フ。
私はただの魔術師だ。
[相手の驚きがくすりと笑みを誘った。それでも、武器の無い状況では避けることしかできないと、思案した時だった。キャスターの声が耳に届いた。]
[
握った本に、魔力を注ぎ込む。
御誂え向きの、存在が手の内にはある。
古びた本が輝き、目にも止まらぬ速さでページが捲れ出す。
]
ハザール・アフサーナ
――千夜一夜の幻想譚
[力を込めて、呟いて。開かれたページから、眩い光が迸る。]
[
その光に紛れて。
小山のような影が、羽ばたいて。
]
――……マスター、舌を噛まないように!!
[
主を鷲掴みにしようとする怪鳥の背から、*主へと叫んだ。*
]
[耳に届いたのは、キャスターの声と、そして発せられる膨大な魔力。]
宝具か!? まずいな――。
構うな、一時撤退する!
[マスターの男を振り切るように駆ける。一瞬、光に包まれるバーサーカーの姿が*目に映った気がした*]
[麗しい声が聞こえる。
理性を失ったとて、本能だけの狂戦士とて。
その光が――仮面の内へ侵食して晦ませるのが分かった。]
ひ、ひャひャ
ギ
ガかか
ヒ ―――
[見上げればそれはそれは大きな鳥。
長い刀を有したあの男をも鷲掴む巨大な影。
二剣を握る手に力が戻る。
全身を包む爛れの煙が、勢いを増す。]
ひあああああああああああああああああああああ
ああああああああははひはあああひゃ―――――。
[慟哭は悲鳴。
狂気は怒号。
入り混じった声は、最早言葉と言う形にすらならない叫び。
それもやがて、怪鳥が生ずる時に生まれた光に飲まれる。
全身に血の気が戻るように。
徐々に取り戻されて行く理性の中で聞いたのは、少女の声。
己の背に隠れていたはずの、*少女の声*。]
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