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[“最弱”の単語にぴくりと反応したが、キャスターの言葉を黙って聞いた。
彼女が一頻り話し終えてこちらを見つめるのを合図に、語り始める。]
いかにも、この屋敷に集まる魔力は周辺から集めたもの。先ほども言った通りだ。
俺、……いや、蒲生家は魔術師としての素養が秀でているわけではない。足りない分は代々民衆の精を集めて魔力に替えているのだ。
とは言え、我らとて愚かではない。奴らも少々の脱力感こそ感じるであろうが、日常生活に支障のない程度にしか集めてはおらん。
――戦時においては、その限りではないが、な。
我らは、……俺は、無いものねだりはせん。ここにあるものを最大限活かして、最大限の成果を求めるのみ。
それはお前とて例外ではないぞ、キャスター。
―深夜・駅前―
[ダビデと共にゆっくりと歩いた。
その足取りは召喚の疲労が出てきたのか何時もより若干遅かった]
歩きながらで悪いけど、僕の魔術でも軽く説明しておく。
僕は基本的に重力を操ることが可能だ。
自身に使えば高速化となり、相手に使えば妨害となる。
君達サーヴァントには及ばないがマスター相手だったら十分戦えると思う。
というより、元々魔術師を殺すのも僕の仕事の一部ではあるからね……。
[言葉は終わりに近づくに連れて呟くようになっていった……]
[令呪の効果か、影は自らの行動にされた規制へ戸惑っている様子を見せた。ほっとして立ち上がる。しかしそれはほんの束の間のこと。尚も伸ばされる手に、息を飲んだ]
ちょ、ちょっと、待って。もう、ほんと、こんなの、聞いてないよ……!
[叫びだしたくなる衝動を堪えながら、再び後退を余儀無くされる。テーブルがその足を再び止め、彼女は迫り来る手の影に向かい、理解をされないとは考えつつも堪らずに声を荒げた]
あなたは、わたしに呼び出されたサーヴァントなの!
だからあなたは、マスターのわたしを攻撃しちゃ駄目なんだってば!
[バーサーカーの手から放られる遺物には目を向けず、視線は仮面を捉えている。]
侮ってもらっては困る。
後始末に使う魔力など、一歩踏み出すのと大して変わらぬ疲労だ。
召還に魔力は取られたが、それでも偵察して戻ってくるだけの行動に問題はない。
つまり、まだ休むには値しない、といっている。
私の姿が、それを証明しているのだから。
[姿は少女のまま、けれども一瞬だけ、その姿が真実の姿へと変わる。バーサーカーにだけ映すように、少女の姿は変貌した。]
本当にまずければ、まずはこの魔力を解く。
それと。
出すとまずいのは昼間だけだ。注目を集めるのは避けなくてはならない。
その姿で、注目されない自信があるなら、私は止めないが。ただ――、一人で歩いてもらうかな。
―深夜 駅前―
[深夜とはいえ、外気は日中の酷暑を残して生温かった。道すがらに説明を行なう青年を見上げ、少年は聞き入るように見つめる]
……なるほど。例えば、飛ぶ鳥を落としたり泳ぐ魚を浮かび上がらせたりといった事ができると?
[仕事の一部、と続ける魔術師殺し。怪訝そうに繰り返した]
そういえば先ほど、職業柄と言われましたが。魔術師を殺すのがヒジリの仕事なのですか。聖職者……ではないのですよね。
魔術師ではなく魔術使い、というのはどう違うのでしょう。
[
呼吸が、止まった。
召喚と同時に嗅いだ血の匂いが、パスを通じて流れ込む魔力に染み付いているような錯覚さえ、覚える。
]
――……そんな、それは。
私は、そのような手段で集めた魔力など――……私の名を御存知なら、私が何のために千と一の夜を越えたかも御存知でしょう。
民衆を犠牲にするような非道、直ちに止めて頂けないでしょうか。
そのような外法によって魔力を集めずとも、私は――……!
[
――勝てる、とは言えなかった。
この国ではそれなりの知名度があるのか、多少は能力が強化されてはいるが、所詮は最弱のサーヴァントである。
まして、魔術師としての能力によって、英雄に列せられたわけでもない存在。
正々堂々とぶつかり合って勝ち残る見込みは、極めて低い。
それを偽ることは、出来なかった。
]
[自分を喚び出した女の、再度の命令。それでさらに束縛が強くなったことを感じ、異形は自らの限界を持って次の行動へ出た。
即ち、全力で自らの背後、部屋の隅まで跳んだのだ。
グヂュル……ジュル……。と、壊死した肉を潰すような音を立てて「腕」も萎む。
喚び出された時と同じ姿にまで戻った影の瞳は、冷静で狡猾な獣のように自らの召喚者を映す]
[崩壊する輪郭、虫の音色。
重なり合う向こうの気配に、揺れていた剣先が止まる。
先ほどの騒ぎで不安定になっていたのだろう。
工場のどこかで瓦礫が崩れる。
長い、長い沈黙。吹き入る一陣に二人の衣装がそれぞれ揺れた。]
そうか。
ならば、いい。
[どの言葉に対する返答であったのかは分からない。分からないが、少なくとも沈黙の内にバーサーカーは何事かを思案したのだろう。
少女から視線を逸らし、再び足は出口へと向かう。
だが歩は廃工場から出る寸前止まり、外と接する壁を背にした形で座り込んだ。
剣は、それでも離さない。]
そうだな。今はこの衣装を利用する段階に無い。
それに――今の魔術から推測する限りでは、マスターも万能というわけでもあるまい。
君が、今宵は偵察に行くと言うなら、私はここで待つとしよう。
私は気配遮断など持ち合わせてはいないし、偵察には不向きだ。連れて歩いた結果、敵と遭遇し、突然戦闘――という展開はまだ望む段階に無いだろう。
[怪訝そうに繰り返しこちらを見つめるダビデから少し目を逸らしながら]
うーん僕の仕事? 説明が難しいね。
じゃあ、まずは魔術師と魔術使いの違いから話そうか。
魔術師は、根源への到達の為に魔術を使う。
魔術使いはあくまで道具として魔術を使う。
つまり、スタンスの違いだね。
僕は根源を目指していないし、魔術は生きていく為の道具に過ぎないと思ってるってことさ。
[そこまで話すと一息ついた]
[彼女は目の前まで迫っていた刃に目を閉じていたが、何も無いとわかるとおそるおそる目を開ける。その瞬間影は跳び、先程まで彼女を襲った腕が消えて行く。今度こそ令呪の効果を確信し、みなみは緊張を解いた]
ど、怒鳴ったりして、ごめんなさい。
……って言っても、わたしが何を言っても伝わらないのかな。
……ナンダ、ソれハ。
[発した声と共に、ゴボリ、と。血液に空気を吹き込んだような音が漏れた]
……さー……う゛ぁんと? マス……ター……?
[言葉を発する事に、あるいは言葉の中途でも、声色が変わる。男、女、しわがれた老人、年端もいかない子供の声も混ざっていた]
で、続きになるわけだけど。
魔術を道具だと思っている僕がどのような仕事をしているかだね。
それは、やっぱり魔術関係の仕事なんだ。
魔術にも隠匿しなくてはいけない等とかさ色々ルールがあるんだ。
でも根源を目指す上ではそのルールを破る魔術師もいる。
ルールを破った魔術師は魔術協会から罰せられる訳だけど、その仕事を請け負うことがあるんだ。
その仕事上で魔術師を殺した事もあるって事さ。
もっとも、常にそんな仕事ばかりしてるわけじゃないけどね……。
[一気に喋って喉が渇いたのか。
道端にあった自動販売機にコインを入れてドリンクを二つ購入する。
一つは自ら空けて飲み始め、もう一つをダビデに投げた]
―深夜 駅前―
[ターミナルのガードに腰掛けて、聖の様子に小首を傾げた]
ふむ。
根源――“世界の外側”への到達ではなく、それ以外の何か。
魔術師でなく魔術使いだというヒジリが目指すものは、別にあるのですね。
[興味深げに話を聞いていたが、自動販売機に歩み寄る様子に目をぱちくりさせた]
……? それは一体?
しゃ、喋った!
[最初の間に、やはり何の応答もないものと諦めかけていた矢先に聞いたその言葉。喋った事に対する驚きと、そして安定しない声や行動全般に対する頭の中が疑問符で埋め尽くされるのをみなみは感じた]
え、えーと。
あなたは、わたしに呼び出されたの。……聖杯戦争のために。
あなたみたいに呼び出された人のことをサーヴァント、呼び出した人のことをマスターと言うって聞いたよ。
[バーサーカーに見せたのは一瞬の幻のように又元の少女の姿へ戻る。長い沈黙と、その後の行動にもう一度息を吐いた。]
言葉は解してるのだろう。
ならば聞こえたはずだ。私も行こう、と。
他の魔術師とて、進んで一般人を巻き込む輩は少ないはずだ。なら、サーヴァントを連れて動くのは夜。
全員がそうだとは言わないが可能性として高い。
なら、夜は共にいたほうが安全だ。
ここにいないのなら、な。
[バーサーカーの傍まで歩いていくと、座る姿を見下ろした。]
もう一つ。魔力を温存するためには体力の磨耗も極力減らしたい。そういうわけで、バーサーカーの体力の出番だ。
[要は運べと、バーサーカーに命ずるように口元に笑みを*浮かべた*]
[缶の冷たさに驚きながら、表面に印刷された図案を見て取る]
炭酸……葡萄…無果汁? これは一体、何なのでしょう。
[疑問を表情に浮かべつつ、見様見真似でプルタブを開けた。炭酸が勢い良く飛び出し、顔から胸にかけて飛び散った]
……うわっ! ヒジリ! 何ですか、これ!?
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