人狼物語(瓜科国)


361 聖杯戦争村 Fate/desire  


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名塚 聖

―深夜・北ブロック公園―
[交叉市・北ブロックにある大きな公園に立つ黒い服を着た男が立っていた。
手に持った大きな石と足元に作られた魔方陣。
一般人から見たら怪しい人間と思われるのは間違いない。
だが、男に近寄ってくる者は誰一人として存在しなかった。

なぜなら、男は魔術の使い手なのだから]

さて、人払いの結界が消えない内に済ませてしまおう。

[手に持った石を魔法陣に置いた]

我、聖の名を持ちし者。
英霊よ、我が力に僅かながらでも共感するのならば、世界を救いしその力を分け与えたまえ……。

[滞りなく紡がれた呪文。
輝きだした魔法陣。
そして、体から抜け出していく魔力。
召喚の成功を確信し魔方陣を見守り続けた]

( 55 ) 2009/08/15(土) 22:14:22

11人目、アーチャー がやってきました。


アーチャーは、村人 を希望しました。


アーチャー

[少年は“いと高き御座”へと聖歌を捧げる]

 聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。
 主の栄光は天地にみつ。
 天のいと高きところにホザンナ。

 ほむべきかな、主の名によりて来る者。
 天のいと高きところにホザンナ。

[“英霊の座”より遥か彼方へと。尽きることなく賛美の声は響く]

( 56 ) 2009/08/15(土) 22:18:30

アーチャー

[招請はどこから届いたものだったろうか――否、『いつ』『どこ』の『誰』からであろうと諾否は無かった。少年の出自たる民族だけでなく、世界中に広まった信仰により確立された“英霊の座”に在る者の責務――]

――聖杯戦争、ですね。

[大聖杯を通じて、“世界の外側”から“世界の内側”へと。
彼を喚び出さんとする働きかけは今や頂点に達しようとしていた]

――主よ。私の上に御心が常にあらんことを。

[虚空を見上げて静かに少年は呟く。一瞬の後、彼の意識は奔流の如き魔力に包まれ、遷移していった]

( 57 ) 2009/08/15(土) 22:18:38

アーチャー

―深夜 北ブロック・公園―
[聖杯の意志は『世界の壁』を越える。伝説と信仰、人々が抱いた理想と幻想に彩られ、無色の力が有色の存在へと受肉していく。現界を果たし、少年の姿は森閑と静まり返った地上に現れた]

こんばんは、と、人ならばそう言うのでしょうが――

[魔法陣に置かれた大ぶりな石に視線を留め、柔らかく微笑んだ]

――問おう、貴方が私を招いたマスターか?

( 58 ) 2009/08/15(土) 22:19:18

アーチャー、名塚 聖へと視線を上げ、問いかけた。

( A0 ) 2009/08/15(土) 22:19:54

名塚 聖

[軽やかに姿を現した少年に若干の驚きを見せた。
自分の中の英霊のイメージと少し離れていたのかもしれない。
きっと、心のどこかで英霊=力と考えていたのだろう……]

ああ、僕が君のマスターだ。
本来なら君の言うとおり、こんばんはとでも挨拶したい所だけどね。


[令呪の反応でお互いを認識をしているのだからマスターの確認など、本来は必要のない行為だったのかもかもしれない。
それでもこのやり取りは必要だった、そう感じた]

( 59 ) 2009/08/15(土) 22:20:19

アーチャー

[眼前に立つ青年から、自らの内へと流れ込む魔力の経路。現界を可能にするその流路を認識しつつ、彼の言葉に少年は頷いた]

ならば名乗りましょう。

私の名はエッサイの子、ダビデ。
貴方がたの中で“旧約”として知られる聖典に記された契約の民の王――尤も、今の私は主に仕える僕(しもべ)に過ぎませんが。

それでは魔術師よ、貴方の名を聞かせて貰えるでしょうか?

( 60 ) 2009/08/15(土) 22:22:43

瀬良 悠乎

 危機感が足りないのはどちらだ。
 聖杯戦争に望むには、拠点は何より大事になる。他の魔術師に悟られないよう結界を張り巡らし、戦争が終わるまでの日々をここで過ごさなければならない。
 其処を元に戻すのは当然のことだと思うのだけどね。

 それに。その目立つ装いは、霊体化できない英霊にとって自身がそうであると言っているようなものだ。
 服はなんとでもなる。でも、その仮面は、何とかならないか。
 まずはどこに相手が潜んでいるのか探す必要がある。
 そのために偵察に赴かないといけないというのに、それでは連れて歩けない。

[床へと歩いていく背に声をかけた。]

( 61 ) 2009/08/15(土) 22:26:05

名塚 聖

[名乗られた名前と目の前の姿にイメージの違いに呆然とする。
召喚から驚いてばかりだった。
予想外に自分の頭の固さを改めて認識させられる事となった]

ダビ、デ……。
古代イスラエルの王様がそんな若い姿とは予想外だったな。

僕は名塚聖(なつか ひじり)聖なんて大層な名前を貰った凡人さ。
それと、僕は残念ながら魔術師ではない、魔術使いだ。
とはいっても君に魔力を提供できる事には違いないから安心して欲しい。

そうだな、君のクラスを教えてくれるとありがたい。

[若干自嘲気味に自己紹介をし、
笑いながら問いかけた]

( 62 ) 2009/08/15(土) 22:33:12

【削除】 バーサーカー

[穴へと向かう背中で少女の声を聞く。
 ぼろぼろの切っ先で仮面をこつりと突付く。]

 穴倉に篭っていては勝機は掴めない。
 ならば拠点とは、防戦を想定しない限りは永続を意図して用意すべきものではない。
 第一、私の召喚に関して言っているのであれば不可抗力だ。
 狂戦士を呼ぶに必要な二節を組み込まなかったマスターにも原因はある。

[また二つ、仮面を鳴らす。
 上質な音楽などとは程遠い、鈍い音が震えて空間に溶ける。
 以来、剣は再び所在を無くして仮面を離れ、垂れた。] 
 私は白兵戦以外では使い物にならん。搦め手には滅法弱い。
 故に策を講じなければならないし、偵察を許すほど敵も甘くはあるまい。遭遇したなら殺し合うまで。
 思考するならば、その状況へ誘導する想定だ。
 それに――。

[最後にもう一度だけ仮面を叩き、それは一際響いた。
 言葉がそれ以上を語らない代わりに、一際響いた。]

2009/08/15(土) 22:39:03

バーサーカー

[穴へと向かう背中で少女の声を聞く。
 ぼろぼろの切っ先で仮面をこつりと突付く。]

 穴倉に篭っていては勝機は掴めない。
 ならば拠点とは、防戦を想定しない限りは永続を意図して用意すべきものではない。
 第一、私の召喚に関して言っているのであれば不可抗力だ。
 狂戦士を呼ぶに必要な二節を組み込まなかったマスターにも原因はある。

[また二つ、仮面を鳴らす。
 上質な音楽などとは程遠い、鈍い音が震えて空間に溶ける。
 以来、剣は再び所在を無くして仮面を離れ、垂れた。]

 私は白兵戦以外では使い物にならん。搦め手には滅法弱い。
 故に策を講じなければならないし、偵察を許すほど敵も甘くはあるまい。遭遇したなら殺し合うまで。
 思考するならば、その状況へ誘導する想定だ。
 それに――。

[最後にもう一度だけ仮面を叩き、それは一際響いた。
 言葉がそれ以上を語らない代わりに、一際響いた。]

( 63 ) 2009/08/15(土) 22:39:44

バーサーカー

[見下ろす先に深く抉れたコンクリートの床。
 どこからが土であるのか、どこまでが灰色であるのか、仮面をつけていない人間であっても判別は難しかったに違いない。
 左手には刃。
 柄が己の掌のように吸い付く。
 例え錯覚であったとしても、吸い付いた血の臭いは離れない。
 幾度も殺し続け、屍の重みに耐えかねて欠けた刃。

 その切っ先を――コンクリートへ叩き付けた。

 廃工場の屋根に止まっていた鳥が一斉に飛び立つ。

 穴の周りを壊して、壊して、壊して、砕けて出来た欠片を穴へと放り込む。どうやら周りを削って埋めてしまう作戦らしい。
 仮面の下の表情は見えないが、しゃがんで作業を続ける姿は鬼気迫る何かがあるように*見えた。*]

( 64 ) 2009/08/15(土) 22:40:37

アーチャー

―深夜 北ブロック・公園―
[自分よりも頭半分ほど高い位置にある青年の双眸を見つめ、彼の名を繰り返す。承諾の言葉と共に、魔法陣から踏み出した]

ナツカ、ヒジリ。わかりました。
魔術使いたる貴方を今世におけるマスターとして認め、聖杯との契約に於いてその意志に従うことを誓いましょう。

……私のクラス、ですか? この姿を見て想起いただける通り。
巨人ゴリアテと戦った折の如く、アーチャーの階級(クラス)を私は帯びています。

( 65 ) 2009/08/15(土) 22:41:48

12人目、眞奈 みなみ がやってきました。


眞奈 みなみは、村人 を希望しました。


眞奈 みなみ

――早朝/自宅マンション(東ブロック)――

うぅー、わたし、死んじゃう! 死んじゃうよー!

[送迎の車で帰ってきたのは数分前。空は既にべっこう飴の色をして、鳥の囀りが時折聞こえる。下半身の倦怠感を引き摺って、ソファの上で瞼が重くなるままに――。その時、視界に朱色の蝋燭で描かれた魔法陣が映った。召還の儀式を終えなければ、今日を終える事は出来ない]

( 66 ) 2009/08/15(土) 22:46:34

眞奈 みなみ

[体を起こし、カーテンを閉じる。彼女にとって本家からの命は絶対だった。聖杯戦争に参加すること。この日に召還の儀式を行うこと]

あーあぁ、知るのがあと二日早かったら仕事休めたのになー。
でも、今日やることなんて召還と、自己紹介くらいだし、早く終わらせちゃおう……。

( 67 ) 2009/08/15(土) 22:46:39

眞奈 みなみ

[魔法陣の前に立つと、みなみの顔から砕けた表情がすっと落ちる。唇の端だけが微笑みの表情を作り、目を閉じて内部に描かれるイメージに魔力を通していく。安っぽい色をした朱色が、光を帯びて色の深みを増していく]

Ay Amour――

求めるものは貴方の口付け
Me muero por un beso tuyo

それで私の全てを委ねましょう
Tu eres mi vida

どうかその姿を、今此処に――
Solamente Tequiero

( 68 ) 2009/08/15(土) 22:46:45


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