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[少し前に立って歩くバーサーカーの姿に、少しだけ眉を顰めた。]
そのマントはどうにかならないものか……。
[口に出したが、バーサーカーには聞こえなかったかもしれない。]
場所は西のほうだったな。線路沿いに行こう。何か感じたら、声をかける。余り急ぐな。
[小さく口の中で唱えるのは、感知するための魔術。音を集めるように、存在する魔力の糸を手繰る。]
[傷は自分が思ったより深かったのだろう。
ダビデは苦しげな表情を顔に浮かべて敵サーヴァントと対峙していた。
限界を悟り念話で撤退を促そうとしたが、そんな杞憂は必要なかった。
ダビデ自身も己の状態を理解していたに違いない。
宝具の展開を遣う振りをして通常弾を放ち、その隙に撤退を始めた]
よし、僕もそろそろ離れようか。
[高めた魔力を空に霧散させダビデが去っていった方向へと重力を操りビルを伝って移動し始めた。
距離があったせいだろうか、最後までダビデが落とした携帯電話の存在に気づくことはなかった]
[キラーの真名は、ジャック・ザ・リッパー。それは本来戦士ではなく、殺人者。それも女性を凶刃で殺してきただけの、真の意味での戦いとは遠い者たちである。
先刻受けた攻撃を耐えきったことには、キラーに高揚と安定をもたらしはした。だが、その甚大なる被害はキラーという存在の根底に恐怖心を植え付けるに十分でもあった]
……グゥァァ。
[魔力が収束していく少年の武器を、獣のような唸り声を上げキラーは警戒する。
その少年の腕が、武器が振るわれる。鋼の礫。それはキラーではなく、そのマスター、みなみを狙ったものだった]
(……う)
[こちらの理不尽な怒りに素直に謝られると、なんだか申し訳なくなる。
わかっていた。
信長が純粋に気遣ってくれている事は。]
……別に、謝ってくれなくてもいいわよ。
[口から出るのは、そんな言葉でしかなかったが。]
とりあえず…今はほぼ魔力は全快だわ。
ただ、これから先も上手く補給できるとは限らない。それが不安ではある。
仕掛けた魔術師を消すまでは……力をセーブして戦う事になるかもしれない。
…そんな戦い方、お互い似合わなそうだけど。
まさか丸裸で出歩くわけにも行くまい。
[確かに、先ほど観察した限りではバーサーカーのような服装の人間はいなかった。しかし――積極的にこちらを振り向こうとする者がいなかったのも事実だ。
麦藁帽子の効果なのか。
はたまた怪しすぎて振り向けなかったのか。
その辺りはバーサーカーの与り知るところではなく、とりあえず「振り向かれてはいないらしい」という結果だけは十分だった。
急ぐな、と言われれば歩速を緩める。
次の電車はまだ来る気配が無い。日光に照らされた鉄のレールはいかにも暑そうだ――などとどうでもいいことに気を遣っている余裕は無かった。
先ほど考えたように、相手はアサシンかもしれないのだから。
マスターの足音が消えていないことを確認する為に、何度か立ち止まり、振り返る。結果その行為は、歩幅の違う二人の速さを調節するに十分だった。]
[キラーの六本の腕が一本、伸びる。
それは自分の獲物を他人に横取りされたくはないという単純な理由であり、それが苦もなく可能であるという明確な確信が持てただけの話だ。少年の投石紐に収束した魔力は霧散していて、キラーの目をしても、ただの礫にしか見えなかった。
みなみに迫る礫をはたき落とす。
逃げる少年の姿は、視界に捉えていた]
−西ブロック→流廻川−
[川原に到着して周囲を見渡す。]
ここなら少々派手にやっても問題あるまい。
キャスター、川原の石に結界を仕込め。
魔力の塊、お前たちサーヴァントを縛り付ける結界だ。
どれほどの効果が見込めるかはわからんが、何もしないよりはよかろう。
まぁ、気にするな。
アカネは綺麗な髪の色をしているからな。
気軽に触られるのが嫌な気持ちはわかる。
[そうして、背を木の幹へと預ける。]
宝具を使わなければ問題はねぇだろうが……。
戦闘面では不安が残るのは確実だな。
前途多難だ、な。
――判りました、マスター。
相応のものを仕掛けるとなると、恐らく、何時間かは要すると思います。
[
応えて、作業にと取りかかる。
真夏の太陽は、容赦なく日差しを注いでいて。
どことなく、あの砂漠の国が脳裏に過ぎった。
]
[川のほうへと近づくに連れて、手繰る糸は色を付けていく。何者かの魔力。そうではない霊道。昨日の痕跡のような、淡く、けれど激しい残滓。]
どのサーヴァントかまではわからないな……。
[移動する欠片。それはとても微弱な波動。古い過去の遺物。語りかけてくるのは、それに流れた幾千の夜。]
バーサーカー、待て。
[留まるように投げる声。視界に入ってくるのは川の流れ。そこに、何かがいると糸は告げた。]
[ぐらりと、体が揺れた。一睡もしていない状態での召還と、立て続けに起こった戦闘。多少の魔力消費では動じることがなくとも、それが多量となれば体調へ影響を及ぼすのは魔術師として必然だ。意識が遠退き掛け、必死にそれを戻す。
その時、視界に映ったものは、態勢を立て直したアーチャーの手元から放たれる、鈍色のつぶて]
っ!
[頭の中を様々な選択肢が浮かぶ。だがそのどれも間に合わない――]
[恐れていた衝撃は、なかった。かわりに、足元から伝わる衝撃。見れば、キラーの足元に、迫っていた鋼は落ち、地面が凹んでいた。アーチャーの姿はすでに無い]
……助けて、くれたの?
[その行動はとても意外なことには違いなかったが、驚きよりも先に、嬉しさが先立った。戦闘の為に距離を取っていたその位置から、一歩、キラーに近付く。ポケットに入っている携帯が、ずしりと重く感じた]
ありがとう!
[信長の言葉に、こう、なんとなく抗議したくなるのだけれど、上手く自分の感情を言葉に出来なくて、そのまま飲み込んだ。]
…手が無いわけでは無いけれど。
[ぼそりと呟くと、左手の令呪を見つめる。
よく見ると、その証の周りの皮膚は、茜の皮膚の色と少し違っていた。それを見て、目の色がふっと暗くなる。]
…まぁ、最終兵器は最後に取っておくものだわ。
今は、やれる事だけを考える。
まずは、情報収集かしら。
考えてみたら、対峙した敵以外に、わかっている事が皆無だもの。
[立ち止まったのはマスターの声ではない。
足元に、枯れそうな野花が根を張っていたから。
立ち止まり、それは結果として支持に従う形となる。
そう、支持にしたがって立ち止まったように見えたのは結果だけ。
本当に止まった理由は違ったから、余計な一歩を――野花を避ける為に踏み出してしまうこととなり。
振り向く暇も無く、せせらぎの歌に、踏みつけた小石の音を紛れさせてしまった。]
――私には、まだ見えないようだが。
[小声で問う。
裏腹に、マントの懐で剣を握る手へ力が篭った。]
[
ふと、僅かに漂う痕跡を見付けた。サーヴァント同士の戦闘の残滓。
そんなものがあっただろうか――魔力の薄れ具合から時間を逆算して、思い至った。
伽を命じられて、絡み合っている最中のことか――……いや、絶対にそうだ。でなければ、気付かないわけがない。
報告をするべきかどうか迷って、口を噤んだ。
理由が理由であったし、それに、きっと過ぎ去った戦闘のことなどに興味はあるまいと。
]
[礼を言われても、キラーはみなみを振り向かなかった。少年の去った方角を凝視する。
相手の武器は投石紐。それが普通の品であれば射程距離は知れているが、そうでないことなど分かり切っている。ならば、逃げ去ったと見せかけて遠距離から攻撃される可能性はあった]
……この場を離レる。
[みなみの返答も聞かず、気配を遮断。少年の逃げ去った方角に背を向け、影に紛れるように歩き出す]
[
作業自体は、存外に楽に進んだ。
どうやら霊道となっているらしき川から、魔力を汲み上げて。
幾つかの基点を作り、結界のカタチを成していく。
全身に汗が滲むのを自覚して、手の甲で拭う。
ふと、表情を崩さない主はどうなのだろうと、思い至った。
暑気にあたって戦争から脱落などということになれば、洒落にもならない。
]
――涼風よ。
نسيم سرد بكن
[
主に気付かれぬように、小さく呟いて。作業にと戻った。
]
[ビルの屋上を走りながらダビデの携帯にコールをする。
暫く待っても反応はなかった。
負傷で電話に出る余裕が無かったのだろうと判断しコールを止める]
電話にもでれないとなると、ちと拙いね。
[走る速度を上げて合流を急いだ]
いやな、気配だ。
[術を解く。遠く、目に映る川原に、二つの人影。目を凝らすまでも無く、そこにいるのが魔術師だと知る。]
何があるかわからない。私たちと同じように、昨日のことについて調べに来たのかもしれないが。
[バーサーカーの背に隠れる。つ、と汗が流れた。暑さからではない。魔術師としての、勘のようなもの。]
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