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――……マスター、少しお時間を。何者かが、この屋敷を探っています。
[
許可の言葉は、待たなかった。
結界を探る波には触れず、好きなようにと泳がせて。意識を集中し、薄く細く伸びる、魔力の糸を辿っていく。
そうして、不埒な監視者にまで、今一歩で辿り着く。その瞬間だった。
]
な――……!?
[
――極めて強力な、神秘を帯びた魔力の波動。
そちらに意識を奪われて、探査に伸ばした魔力は千切れた糸のようにと弾けて飛んだ。
]
[キラーは飛び道具の類は持っていない。
凶器は、刃。それ以外の武器は是としない。
それは肉の感触を楽しむためなのか、切り裂く手応えが無ければ不安であるのか、それこそが美学であるのか……。その全てあることは、内で蠢く数多の魂が証明している。
故に、キラーは距離を詰める。哄笑しながら。
それがこの相手にとっては最善手であることも、キラーはすでに理解していた]
[教会を出て行く瀬良を見送ると、手の中の猫を見つめる。
猫は暫く教会の扉を眺めたあと、芽祈を見上げてにゃぁと鳴いた。]
おお、よしよ〜しいい子いい子。お前はノラか? 飼い猫か? うん?
[唐突に猫を頭上に掲げると、台所に向かって走り出す。]
猫鍋にしちゃうぞ〜〜〜☆☆
もう、済んだのか。
[マスターは振り返らず、道行く人を麦藁帽子の下から見る。
いや――実際に見ていたものは、もっと遠くの。
その過去、小さな動物とは縁が無かった。
人以外の生き物と言えば。
午前の見世物として殺し合いを――火や槍で追い立てられて強制された野獣。
磔にした誰かを食らう――公開処刑を任された猛獣。
奴隷との死闘、海戦を模した戦い。
息を吐くより速く牙を剥き、剣を刺すより正確に肉を貫く。
想起も束の間。息を逃がして、肩の力を抜いた。]
猫のことはいい。
これから如何様に行動するんだ。マスター。
何者か……、そんなことは捕まえてみればわかる。遊んでないで即座に行動し――。
[言いかけた時、延も強大な魔力を感じた。]
キャスター、正確な方角を教えろ。
……?
[どこか様子がおかしい。わずかでしかないけれど、そう、口調に余裕が無いように感じる。
けれど、『なんでもない』と言われれば、それ以上追求する事は避けた。
心配するような目の色は隠せなかったが。]
…そう。
ならばいいのだけれど。
ところで、どうやらここには…誰かが何かを仕掛けてあるみたい。
見事に妨害されたわ。
当面は問題無いけれど…。
[そう言うと、状況を説明した。]
これから、か。時間がもう少し経てば、いってみたい場所もある。
それまでは、そうだな。夕べサーヴァント同士の戦いがあったはずだ。そこへ行こう。何か手がかりがあるかもしれない。既に教会が手を回して入るだろうが。
[先を問われ、バーサーカーへと返す。視線は、二人の男が消えていったほうへ。]
はい。ここから東――……駅の方角です。
[
応じながら。屋敷の周囲に配置していた、監視用の使い魔。
そのうちの一匹。薄茶色のハトを、戦いが行われている方角へと羽ばたかせた。
戦闘が続く間に辿り着ける可能性は低いだろうが、僅かでも情報が得られれば、儲けものだ。
]
大丈夫だ……心配するな。
[心配そうな視線に気がつき、髪を撫でる。]
ただ、此処は離れたほうがいいかも知れねぇな。
[ああ、そうだ此処にいると。
前と同じ様に。]
なるほど、霊的拠点を防ぐ、か。
確かに戦略としては効果的だな。
如何する?
[ゆらり。陽炎が揺らぐように凶手の姿が動く。
常人が立ち向かおうとまず認識不可能な、『無拍子』の動き。
だが三度目ともなる今では、極僅か――あるかなしかの“起こり”を知覚する事が出来た。立ち上がり、宝具へと魔力を籠める]
――来るがいい。至近から受ける覚悟があるのならば。
[言葉が通じるとは思えなかった。だが陽動とはいえど魔力の集中は明らか。利き腕に構えた宝具を射出する体勢に移る]
朝の駅前で宝具を放つとは、な……。余程乱暴な奴ららしい。
力押しは嫌いではないが。
[キャスターが使い魔を放つのを確認して、再び移動し始めた。]
こそ泥も今ので逃げただろう。
我々は予定通り流廻川へ向かうぞ。
…………それは構わないが。
[巨大な魔力の衝突を感じたあの場所。
感じた違和をまだマスターには告げていないが、もし張本人が現場に戻っていたとしたら、果たして勝利を齎すことは出来るのだろうか。
マントの下で、剣を確かめるように握る。]
どの道、拠点に戻ったところで収穫は望めない、か。
承知した。
[少女に近付き、いつぞやのように抱えようとして、止まる。
廃工場から出る時に彼女は何も言わなかった。
それに――今はまだ人通りもある。
近付く為に踏み出した歩をそのままに、何やら巨大で不可思議な物体――線路を通貨する電車の方へと歩き出す。]
感知には疎い。尾行や監視の類は、君に任せる。
[片手はマントの懐へ。
いつでも、何があっても、刃を交えられるように。
位置はマスターの少し前。
――突然飛び出した誰かがいても、壁となれるように。]
[髪を撫でられて、思わず頭を振って振り払う。妙にどこかがくすぐったくて居心地が悪い。]
…いちいち触らないでよっ!
[眉間に皺を寄せて、抗議する。]
そうね…。
おそらく、仕掛けたのは魔術師…。
そいつを見つけ出して消すのが、一番手っ取り早いかしら。
[物騒な事をさらりと言う。]
手当たり次第に敵に当たって行けば、その内見つけられるかもしれないけど、魔力が補給できなければ、どうしようも無いもの。
[少年の手に、武器に魔力が収束していく。キラーはニィ、と笑む。
それしか攻撃の手段は無いのか。その武器は、近距離では使用しづらいと言うのに。
距離を詰め、切り裂く。やることはそれだけである]
…………ッ!
[キラーの取った行動は、しかしその思考とは真逆であった。横に跳び、距離を開け、身をかがめる]
すまないな。
不安そうな顔してたからな、俺には撫でるぐらいしか思いつかねぇんだ。
[払われた手を引っ込める。]
魔力不足となるのは痛いな。
特に俺の宝具は気軽に使えそうにない。
その事を踏まえても常に万全にしておきたい所だ。」
[思惑は通じたのか、或いはまた異なる戦闘論理が敵手の内で回答を出したのか。どちらにしても機はこの瞬間しかなかった]
――破ッ!
[真名は解放することなく、ただ鋼のつぶてのみを放つ。
単なる鉄では霊的存在であるサーヴァントには通じない。射線のはるか先には、巨人ではなく魔術師の娘。弾丸の行方を見届けることなく、腕の反動を利用して身を反らし、跳躍する]
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