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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
なるほど、な……。お前は戦闘を本質とする存在でありながら、戦闘そのものを好んでいないようだ。内包する矛盾を自覚していないから、中途半端な行動に正当性を求めるのだろう。
先ほども言ったが、戦闘とは己の全てをぶつける行為だ。お互いが全てを出し切って後、己が立っているか、相手が立っているか、その結果こそが真実。痛み分けのような中途半端な結末などに意味は無い。
俺はな、キャスター。
[一瞬迷い、言葉を続けた。]
そういう世界しか知らんのだ。
[額の編紐を抜き去る。偽装の結界は未だ残したままだった]
…あなた、も? 汝は共に行動しているように見えるが。
[マスターたる聖に連絡を取るか否か。戦闘方針は一秒で却下。現れたサーヴァントは恐らくアサシンかバーサーカー。そして彼女の言葉からすれば、単独行動を本分とするアサシンである可能性が高かった。マスターの素性を知らせる訳にはいかない]
魔術師の女よ。ならばそのサーヴァントを駆って辿り着く『根源』に何を求めるのか。目的は手段を正当化しない。
全き手段によってのみ、全き目的は果たされるというのに。
[手の甲の令呪がじわりと熱くなる。
痕跡を探すうちにダビデが敵にあったのかも知れない。
だけど、向かうのは別の方向]
デービッド、悪いけど助けには行かないよ?
君は探索を約束した、そして無理はしないと昨晩約束した。
ならば、それを信じるのがマスターとして僕がすべき事だと思うんだ。
[聞こえる訳がない問いかけ。
見捨てるわけではない、切り抜けることが出来ると信じているからこその行動。
信頼こそが彼に力を与えると思ったから。
ならばこそ、自分は今出来る事をすべきなのだ]
それに、いざとなったら呼び出せるからね。
[手の甲に刻まれた令呪を手袋の上から指で触った]
……望ミ?
[それは聖杯を求める理由。改めて問われて……キラーは、それに対する答えを見つけることができなかった]
……望ミ。……私ノ望みハ……。
[ある。自分は聖杯を明確に欲している。そのためにここにいる。
だが、何を願う? 望みが何でも叶う聖杯に、自分は何を欲する?]
…………。
[げらげらげら、と誰かが笑った。
げらげらげら、と皆が笑った。
げらげらげら、と。それも笑った]
………………。
[無言のまま、キラーは肩口から頭を泡立たせる]
[心中に去来するはかつての過ち。部下から奪い去り我が妻とした女の幻影が、眼前の娘と重なる。魔術王ソロモンの母親―バト・シェバ。魔力による干渉ではなかった。少年の姿として現界しても尚、魂に刻まれた罪過が、直感を鈍らせる]
わたし達のことじゃないわ。
見てたんでしょ? わたし達以外にいた、一人で居たサーヴァントを。
[アーチャーが口を開けば開くたびに、心臓の音が強く、そして早くなって耳に届く。求めているはずの根源の先に何があるのか、そこに何を見出すのか。みなみはそれに対する答えを見つけることが出来ずに、視線が泳ぐ]
……。
じゃあ、あなたは何を求めてると言うの?
聖杯戦争が戦いの場だということは理解している。
それがどのようなものなのかも。
もう、10年になるか。魔術師として最初の戦いに赴いてから。そこに、綺麗な仕事などなかった。この手は既に、血に染まっているんだ。
だからこそ、この聖杯戦争における戦いは、それ以上のものになることも心得ている。
でも、その誓いに頷くことは出来ないな。
お前は、私が呼んだ。だから、私と共に聖杯を手にするよう、最大限の努力をしろ。倒れることは、許されない。
それでも倒れてしまった時は、その時に考える。
だが、どうしてその誓いを請う? バーサーカーにとって、私の願いなど聞いてどうなるものでもないだろう。
お前が倒れたなら、お前の願いが叶うことはないのだから。
[キラーの言葉が耳に届く。そういえば、結局聖杯に何をキラーが求めているのかを聞こうとして、そしてそのまま答えを聞いていなかったことに気付く。みなみは何処となく自分と同じ、揺らぐ響きを言葉に感じ取って、溜息をついた]
全き手段かあ……。
わたしはあなたみたいに、これが全い手段じゃないって、汚らわしいと言えるほど、彼のことを知ってるわけじゃないし、そんなに高尚な人間でもないよ。
何が全き手段なのかを常に正しく把握して、それを目的の為に使い続ける事なんて、出来ないしね。
ふむ。一対二の、ニの側は汝らだったのか。
[望み、と声にしたまま沈黙するサーヴァントから、戦場には似つかわしくない服装の娘へと視線を移す。強い眼光が彼女を射た]
私が求めるのは――贖罪だ。現世総ての人の罪の。
聖杯を用い、“世界の外側”――“いと高き御座”に居られる主の導きをこの世界に降臨させる。聖地を顕わし、罪に穢れた人の魂をすくい上げる。
それが私の願いであり、望みだ。
―中央ブロック・ホテル―
[ホテルに入るとすぐに部屋の空きを確認をする。
返答はYesだった]
じゃ、取りあえず二日間でお願いします。
それとルームサービスは必要ないです。
[事務的に会話をこなし契約を纏めると再び外へと向かった。
手の甲の熱は高まるばかりだったがそれを気にすることはなかった]
[人の頭で創り出した、巨人の腕。その腕を過去に振るったとき、頭は皆笑っていた。今回は笑っていなかった。
だがその少年の発した言葉に、その全てが哄笑した。皮肉に満ちた笑い声を上げた]
……罪……救イ……。
[それは、酷く甘美で。
そして、酷く馬鹿馬鹿しい響きだった]
罪……?
[驚いて、言葉を失う。罪など思い当たるものが多すぎて、彼の望むことが現実になった後のことを思うと鳥肌が立った。贖罪と救いに満ちた世界なんて――]
それが、本当にあなたの望むことなの?
それで一体何が得られるというの? あなた自身に何らかの大きな"罪"があるというのならわかるけど、そういう人でもなさそうだしね。
問いはそのまま返そう。
君にとって、私の望みなど知る必要の無いものだろう。
私にとって大事であるのは、我がマスターの気概があるかどうかだ。
関係性は既に決定付けられている。
私は君に呼び出された者であり、君に従う者。
覚悟の無さか、錯覚か。
いずれが欠けても、殺し合いを勝ち抜く強さは生まれない。
第一。
[席を立つ。
猫は既にご飯を食べ終わり、その場に寝転がっていた。]
君はマスター(主人)であり、私はサーヴァント(奴隷)。
君が事切れれば致命的だが、私が消えたとしても記録の上で処理されるだけだ。いや――記録にも残らないかもしれないが。
[例えるなら地図の上の記号。
例えるなら、「最小限に抑えられた被害」。
ただ言葉の上に纏められ、存在したのかしていなかったのかすら定かでは無い、ただの「その他大勢」。]
[闇色のサーヴァントが生み出した漆黒の巨腕。それが人の頭部の連なりで構成されていると知り怖気を覚えた]
――くっ!
[路地の中、日影から抜け出るように飛び退った。だが同時に少年の中で生まれたのは違和感と敵愾心。――このサーヴァントからは幾つもの気配がする。複数の存在が幾重にも重なっているかのように、明確に分析する事が出来なかった]
[
確かに、自分は戦闘を好んではいない。
というよりは――生前に、誰かを害するために力を振るったことすら、ない。
むしろ自分は、全く、その逆の世界しか知らないのだ……――。
困惑した表情を浮かべて、自らの主へと言葉を紡いだ。
]
ですが――……勝ち易きに勝つ、とも。
[
それだけを口にして。
そこで、ふと。とある可能性に――気付きたくはなかった可能性に、気が付いてしまった。
]
[距離を取ったところに投げ掛けられる、魔術師の声。疑問にしかすぎない筈の問いはしかし、少年を強く打った]
――そう、だ。
人は誰しも罪を備えて生まれ、生きる中で更に罪を重ねる。
英霊の座に列せられた私とても、その例外ではない。
罪には罰を。罰による購いを。だが悲しいかな、人の贖罪には限りがある。それを満たすのが主の導き。“いと高き御座”から降り注ぐ、神の栄光だ。理解できるか、魔術師の娘よ。
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