353 遠い未来の話
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【墓】 WB 古堂クルト
>>*10>>+10
[アリスの印が消えているモニター。それにはひどく、ひどく胸が冷えた。息苦しさを覚えたまま、ノアの居場所を示す印を追って【プールサイド】へと走る。――亡霊の癖に、未だに壁のすり抜けやら浮遊やらが出来ていないのは頭の固さゆえか。]
――っ、……教授。
教授。教授！！
[モニターで見たときは、まだ現れていなかったしるし。その相手に呼びかけても、聞こえるわけがない。]
……、＜真の金切り声を上げる友＞、
[昨夜は絶望から開いた回線、彼女は開いているだろうか？ それは賭けだったけれど、ヴ、音を立てて、頭の中の亡霊を呼び覚ます。
電脳世界を通じて語りかける相手は、]
ノア。
[幾分、幼い声で。名を呼ぶ。]
【墓】 正義感の強い ランス
>>*10>>+10
(クルトの後を追うように飛び回った。最初は並んでいただろうが、一度離れてアリスの行方を捜すために離れる。故にノアとファウスタスの居場所につくのは後になった)
くそっ……！アスｔ――！ 違う！
何か出来ることは無いのか……！？
(電脳世界を通じて語りかけるクルトの横で、いない大蛇を呼び、使えない槍を構えようとしていた。出来ることが見つからない。呼びかけようにも彼女とは親しくも無かった。ただ悔しげに歯噛みする)
【墓】 大学教授 ファウスタス
>>*10 *11
…嗚呼、そうだな。悪かった。
知っていると思っていた相手が、突然変わったら……驚くしかないだろう。
（苦しいだろうかと、直ぐに相手を抱いていた腕を解く。服に縋られたまま僅かに離れて行く。）
…何だ、ノ
（彼女の表情を見直す。 嗚呼、やはり泣いていた。 その刹那、彼の右手は、貴方の目元あたりに行っていた。 押し当てられた感触。 彼の左手は靴へと素早く伸び、黒い小さなデリンジャーに手に握って貴女に向）
（ど、 さ ）
【墓】 企業軍人 シシィ
>>白 教
（コーラルと共に、様子を見に駆けつけていたか。泣きじゃくる少女と、それを抱きとめる友人の姿に無いはずの心臓か慟哭する。既に手にかけられた所かと思ったが、よく見れば二人ともまだ無傷で）
―――
（何も言葉が出ずに、呆然とする。
まさか、出来るわけがない。今抱きしめられている幼い子がその彼を殺すだなんて。そんな光景は想像もつかない
けれどその思いはすぐに、砕かれる。）
【墓】 技術者見習い アリス
>>+17/W
（電脳世界に響いた音声。それはプログラムだけとなった複製にも察知できるか。もしもできたとするなら、クルトの声に割ってはいる様に貴方とは別の少年の声が響く。）
黙れよ。ＢＲの犬。
これ以上……苦しめんな。
（嫌悪のまじるそれが貴方に届いたのかどうかはしらない、）
【墓】 WB 古堂クルト
>>*12白
[懐かしい声。懐かしい。そう思ったのは久しぶりだ。だって、懐かしさよりも先に、聞きたくない気持ちで一杯だったから。――少なくとも、今までは。
ヴ、ヴヴ。まだノイズが混ざるのは、AIすら自身の作り出した亡霊だからだろうか？ それでも、]
説教？ はは。ノアが僕の説教なんて、聞いてくれるわけがないだろう？
君と僕が出会って、君が僕を殺すまで。ただの一度も、僕の説教を素直に聞いてくれたことがあるかい？
やめろとは言わない。言いたいけれど、出来ることならつかみ掛かって尻を叩いてやりたいけれど、今は言わない。
――君は、嘘をついていたのかい？
[脈絡のないような、そんな、問いを。]
【墓】 大学教授 ファウスタス
（横に力無く倒れこむ。 力なく右手は反射的に腹へと宛がわれている。 しかし力ない左手は、それでも、震えながら貴女にまだ小さな銃の銃口を向けていて）
―…ノ、あ…………
（腹を押さえながら、小さな呻き声をあげて。無様に寝転がっていて、まだ何か呟いていて）
【墓】 企業軍人 シシィ
―――ファス…！
（電脳から声をかけるよりも真っ先に。目の前で倒れた友人の元へと走り寄る。声も姿も、恐らく届かない。届いたとして、今ではもう友人だった頃の男の姿ですらない。
それでも駆け寄って、倒れる相手の身体を抱きとめようとする。
恐らくは、すり抜けて落ちただろう身体を見下ろすに終わるだけ）
【墓】 技術者見習い アリス
>>*10/白
（声はあの時のまま。違うとしたら、体が現実にはない。ただそれだけの事だろう。昨夜と同じ<<声のデータ>>。他の声とは違い、少女の凶行を後押しする声は、先ほどよりも明瞭な物となってまた電脳世界に響く。）
相手が兄だろうと、親しくした者だろうと……
ハカセの元に帰る為には――
する事は１つしかねぇよな？
（笑いを含む、静かな問いかけ。）
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