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>>109 衰
――貴様らを連れ立って地獄に行けるなら、嗚呼なんという事だ。
私の念願が叶ったりだ。
(最後にあなたに見えただろうか、彼は”笑った”。 相手の言葉が途切れる。 静かに、鞄から医療用器具を取り出して、簡単な血止めだけを施して。)
大学教授 ファウスタスは、技術者見習い アリス を投票先に選びました。
>>+93正
いいえ。いいえ、ずっと甘えて、頼っていたのは僕です。
――早くお会いしたいかもしれませんけれど、今は、まだ。
取り乱しても構いませんよ。酒瓶さえ用意してくだされば、一晩でもお付き合いいたしましょう? 僕の言葉は先輩の正義の役に立たないかもしれませんが、酒瓶を片手にいくらでも語り返しましょう。
[そんなことが、二度と出来るはずもない。ただ、
――頼るばかりではなく、頼ってほしい、と。そう伝えるためにそう返した。]
いえ。――そんなことはわかっています。
先輩の抱えてきた、誰にも見せたくなかったものを、僕は気づけなかった。無様ですが、まだ生きていたら、とは思いますけれど――
ええ。アリスと、ノアを追いましょう。
[頷いて、そして直ぐに姿は消えた。【ログアウト】。]
>>107
裏切りに対する報いを、というなら、縄と毒でも与えておけ。昔っから、裏切り者の末路は決まっているだろうが。
私が一番危惧しているのはね、アンタがうっかりその銃爪を引いちまわないかってことだ。
一度銃を下せ――言いたかないがファウスタス、そのままではアンタ、口封じするテロリストとみられかねんぜ。
(教授よりも先に、セーレンは言葉の銃爪を引いた。)
(その言葉が、誰の狙いだったのか、なんて。)
>>廃庭園組
[ただ、おびえたまま、その様子を見ていることしかできなかった。これはなんの夢だろうか。夢ならば、さめることはないのだろうか。
――セーレンにしがみついていただろうか、それとも、立ち尽くしていただけだろうか。
ずるり、力が抜けていく。震えが止まらない。なんとか持ち上げた両腕で己自身を抱いて、しばし呆然と――**]
>>113 荒
――そんなことはわかっている。 だが、
(そして、ぽつぽつと呟きだす。)
お前に分かるだろうか。セーレン。
眼の前で愛していた者が、全て焼かれたあの絶望が。
―…これは私の、ただの私怨だよ。だが、中々厄介だ。
今も尚その夢が私を苛む。 火に焼かれた妻と娘の声が。
焼け焦げた肉の臭いが、黒い骸と、私達の家の残り灰が。
私の時間は、10年前で止まっている。
(そう呟いて。 その場を去っていく。**)
>>+95/W
……そうだったかな。
だが酒は私が苦手で、そうなると立場が入れ替わってしまう。とはいえ、たまにはそんなのもいいな。
(酔いつぶれたい。まだ心の片隅にある嘘を願う心が、そう呟いた。だがそれは内に秘めて)
――全ては過ぎ去りしこと。行こう。
(後を追うように、姿が消える。間に合うか【ログアウト】)
大学教授 ファウスタスは、白磁の ノア を能力(守る)の対象に選びました。
>>+83/獅
『あぁ……そうだな。否定はしない。
ただし、それは我だけ。
もう1人は何も持ってない、ただの人形。』
(手書きの文字がかききえれば、感情の読みとれない既存の文字がまた浮かび上がった)
>>+90/運
(響いた声。それには――声を元に戻しただろう。響いたのはやや幼さの残る少年の声。)
だから、涼の兄さんは嫌いなんだよー。そういって、俺を追いつめる。
(何処か困った様な、自嘲の様な。含みのある声を返し)
そう確かに仕方ない。
けど、こっちも時間が立つとヤバイ状況になるんだよ。
それなら……答えは言わずと知れたこと。じゃね?
少なくとも、俺は消えたくねぇし、ノアちゃんを殺す事態は招きたくねぇ。
――涼。もう選べよ。
俺達を見捨てるか。それとも、俺達に味方して考えを受け入れるか。
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