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[挨拶の言葉と共に綴られた文字を見て絶句する。]
――――ぇ……。
いや、あの…えっと…。
ど、ど、ど、どういう…え?
えっと、ゲシュタルト崩壊しちゃったのかしら、私。
[頭が混乱して、意味不明の言葉を口走る。]
………。
え、えっと…あの…ありがとうございます。
[ようやく頭が言葉の意味を理解したときには耳まで真っ赤になっていた。]
や、く、そ、く。
[口の中で小さく言葉を転がして、嬉しそうに微笑む。]
ええ、あの、ゆ、ユリウスさま…。
[そのジェスチャーは、どう見ても「乾かしてやるぞ」のサイン。]
じ、じぶ…。
[自分でできます、と言おうとして、ユリウスの綺麗な長髪に目が移った。
正直なところ、ドライヤーで自分の髪を乾かすのは苦手だった。加減が分からず、髪がばさばさになるような気がする。]
……お願いします…。
[ドレッサーに座り、正面の鏡を見る。鏡越しにユリウスが自分を見ていて、何だか気恥ずかしい。]
ああ、愛のビッグバンド…トだっけ?
だわん。
ちょいと 生意気っぽい青年♪
ちょいと 粋なステップでUP-AND-DOWN♪
/*
クレール襲撃直前に狼COして、そのまま翌日に表で襲撃ロル書きたいなー。
と1Dから思ってたんだけど(ネタも考えてある)、現状だとわがままよね。
回想――
[談話室からダッシュで飛び出し、自室に駆け込み鍵をかけると、ドアに背を着けてずりずりずりとへたりこんだ。
心臓が早鐘を打つ音が聞こえる。
に、逃げるような真似をしてしまいましたわ……!
ミユキとの会話を思い出す。部屋に呼ばれたということは、そういうことなのだろう。
未知の大人の世界の扉が開かれている……それはラヴィニアの好奇心を刺激するものでもあった。
しかし先日、唇を奪われた時の「カーミラの口直し」という言葉も思い起こされ、胸がもやつくような気分を覚える。ミユキの気持ちの在り処が、ラヴィニアにはまだ掴めずにいた。
そんな人に、軽々しく体を明け渡すのも、危険な気がする――]
……どうしたらいいんですの……
[膝に顔を埋めたまま、そのままいつの間にか眠ってしまっていた]
[マレーネのメモを見て真っ赤になる。
いつもなら、周りの言葉など聞こえなくなるところだったが、薬という言葉にはしっかりと反応する。それでも、頭の中はぐるぐるしてしまっていた。]
え…なに?
ほのかちゃん、性別改変薬って…。
ほのかちゃんは、男にでもなりたいのかしら?
[言ってしまったあと、瞬間的にまずいと思った。
ただの聞き間違えだった。ちょっと頭が混乱していただけ。
でも、いまのこの学園で、それも今日、ほのかにこんなことを口走ってしまったのは、どう考えてもクレールに非があった。
ただの聞き間違え、あるいは冗談と取ってくれるように祈る。
この祈りは通じるだろうか。]
[大人しくドレッサーの前に座ったのを見れば、「よしよし。」と呟いて、ドライヤーを片手にセリナの背後に回る。]
[濡れたセリナの髪に、指を通す。手ぐしで髪のかたちを整えてから、ドレッサーを適当に開けてみる。トリートメントを見つければ、ぴっぴっと手の平に取り、セリナの髪に優しく塗り込む。]
きれいな髪してるじゃないか。
[ポツリとそう呟いて、何事も無かったかのように鼻歌を歌いながらドライヤーで乾かし始める。]
――――回想・昨夜――――
[コンコン、とミサナの部屋のドアが叩かれる]
『ん?どちらさまー?』
[…は、「宅配便でーす。」といいそうになって、あわてて用意していた台詞を思い出す]
コメットさん☆じゃなかった。ヒカリだけど……いい、かな。
『いいよいいよー。入って入ってー』
[部屋に入り、ミサナの前に来ると、言った]
えへ。……ミサナちゃん。伝えたいことがあるんだけど、いいかな。
『どーしたのー?あらたまってー。』
実はね、わたし……
[そこまで言うと、ミサナに擦り寄り、ごく自然に押し倒した。相手がヒカリのためか、不思議と抵抗は少ない]
……ミサナっちのこと、好きなんだよ。だけどわたしってばオトコノコなんだ☆
[相手が驚いたのは確認し、しかし答える間は与えないというように、唇に自分のソレを重ねる]
[その間に、左手で催眠剤の染み込んだガーゼ(少々古典的だが)を取り出し、唇を離すと同時に押し付けた。]
……ふふ、おやすみ。
[彼女が眠ったのを確認すると、ちゅ、と鼻先に口付けを落とした*]
―――回想・了―――
/*
狽サーいえば拘束してなかった!
……もう疲れたから書き直すのは勘弁とかそんな感じでどうでしょうか><(聞くな*/
そして現在。
[眠りから覚めたラヴィニアは、固まった体をもぞもぞと動かした。無理な体制で眠ってしまっていたので、節々が痛む。
――考えてるうちに、寝てしまったんですのね……。
軽く体をほぐし、乱れた髪を整えるうちに、気持ちもおちついてきたような気がする。
うん……やっぱり、一人で考えたってしょうがないですわ。
やっぱり、ちゃんとお話しないと……
決意を込めて、自室の扉を開けた]
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