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[相手の言いかけた言葉には、すぐ察した。
ぶんぶんと首を横に振り、唾をのみ込んでから。]
ずっと、苛まれていた。
君の記憶に。
[相手の顔を、ただ一心に見つめる。
……嗚呼、大人っぽくなったなぁ。]
どうか…教えてくれ。
どうして………
[あの時。]
………、
………… ……そうか。……
[信じられない、というような愕然とした表情のまま、セリナの言葉を聞いていた。
聞き終えて、虫のような声で、一言だけ言って。
少し俯いて、小さく首を左右に振る。
「そうか、」ともう一度繰り返し。
顔を上げて、再びセリナの顔をじっと見つめる。目に焼き付けるかのように。
夕暮れ時の日の光は、その人の目を照らして、きらきらと水面を反射させていた……。]
私は。
私は、見捨てられていなかったのか。
本当に。
君の心は……?
[下唇を噛んだ。
どうして、そんな考えを抱いてしまったのか…。
どうして、セリナを信じる事が出来なかったのか…。
自分が恨めしく思った。
首を振るセリナを見つめながら、哀しさと嬉しさが混ざり合った表情をして。
きらきら光を反射させていた水滴は、目から零れ流れた。]
セリナだ。
本当に、セリナだ。
変わってない。
泣き虫で、女みたいで、でも、 絶対… 嫌いに、
なれなくて、
[涙に、目を強く閉じ。
ああ、あぁぁ……と、初めて泣き声を上げ。
目の前の確かなセリナを抱き締めようと、腕を伸ばした。]
[セリナの肩を強く抱き締める。
洟を啜り、肩を揺らす。嗚咽を漏らす。]
……も、う………
一緒に居れるよな……?
離れずに……居てくれるよな……?
ずっと……
[涙の止まらない目を擦り、拭う。
口づけられれば、少し目を伏せて。]
…本当か?
本当に、本当……
……今、貸し部屋を探しているんだ。
手持ちが少ないから、そう立派なものは選べないんだが……
セリナは、父のいる自宅は戻るのか?
ふむ、そうか、売却…… ……を?
[涙は収まり始めた。
落ち着きを取り戻し、顎に手をやって話を聞いていたが。
途中から、最後にかけての言葉に、つい驚いて。
目を丸くしていたが、…少しすれば、口の端が、昔のように吊られた。]
……いい、物件じゃあないか。
[少し声を張り上げて、セリナの肩を、軽くたたいた。
…にしても彼は、妙な冗談めかした事を言うようになった。
それも、また。]
その物件、案内してほしいね。
……しかし、私は、紅茶にはうるさいぞ?
一年半経った紅茶、評価させて貰おうじゃないか!
[ハッ!と、声を。]
君も。
……さて、いつまで君は、同じなのかな?
[覗きこまれれば、ゆっくりと、微笑み。]
…
ほうほう、それは、楽しみだ!
ゆっくりじっくり…味わわせて頂こう。……
一生。
ずっと。
[セリナの生家を訪れ、その人は、その人の新しい生活の選択と共に、彼の為の生活を選択し始める。
その人は、これからずっと、彼の成長と変化をじっと見守って。
そして、微笑んでいた。]
…行こうか。
[ユリウスはセリナに手をひかれ、*共に歩み始めた。*]
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