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それなら、身体の中は空っぽなままで、これからも生きていくといいですよ。
……俺は、そんな火田先輩には残念ながら興味ありません。もっと、目の前のことに向き合っている人かと思っていました。
今の火田先輩の心の状態を教えますよ。
あなたの隣に今、俺は座っていないことになっています。
いいですよ。嫌われて。
先輩は、自分で心が拾えないんでしょう?
なら、この俺の手を使えばいい。
こんな風に掴まれたら痛いでしょう。
この痛みは、たった今あなたに起きた痛みですよ。今を生きる痛みです。
俺はここにいる。
これは、今あなたの目の前にいる男の手ですよ。
過去にしかない大切なものがあって、
その代わりになるものは今のあたしにはないんだ。
だからあたしが
ちっちゃな背中で大切なものの代わりを背負ってるんだ。
・・・
わかってなんてそんな贅沢は言わない。
かけるちゃんがあたしのことを真剣に考えてくれてるのも伝わってる。
でも
でもさ、
あたしの心を切り刻んで、楽しいの?
[握った手にもう少し力を入れた]
あなたが背負っているのはなんですか。
大切なものって、なんですか?
[握った手を軽く持ち上げ、火田の膝にぽんと落す]
強がるの、もうそろそろやめませんか。
大切なのは、目の前の相手が嬉しそうにしてくれること。
痛みを和らげるようなやわらかさ、あったかさ。
・・・いられないよ。
ごめんね
[ぽつりと呟くと、席を立つ。]
[姿勢を正して翔の目を真っ直ぐに見る。]
かけるちゃん
短い間だったけど、一緒にいられて楽しかった。
本当に本当に、ありがとうございました。
[ぺこりとお辞儀をすると、猛ダッシュで図書室から出ていく。]
[即消えた火田の姿を眺めていた]
……俺に追わせないつもりですか。
本格的に、嫌われてしまったようですね。
[自嘲的に肩を竦めると、鞄を持って図書室を後にした]
-校門-
[駐輪場にたどり着くとバイクのハンドルにかけていたフルフェイスを被る。泉のシャンプーの香りが残っていることに、小さな喜びを感じる]
……明日は、泉先輩が合宿所行きになるのでしょうね。
[匡侍の仕掛けた"遊び"を思い出す。
そのまま、バイクのアクセルをふかし*学園を後にした*]
-校外-
[とにかく逃げたくて走った。翔の言うとおりなのかもしれない。
強がっているのかもしれない。]
[走っている間にも涙があふれてくる。もしかしたら自分は翔の前で泣きたくなかったのかもしれない。
誰もいない校舎の陰で立ち止まると、気が済むまで延々泣いた。]
[泣き疲れた頃に、自分の肩に乗っている存在に気づく。
毎日着てすっかり馴染んでしまった誰かのジャージ。
それが今自分の肩にかかっていることに安堵する。
きっとそんな好意にいつも守られている。
自分はたくさんのものに守られて、勇気を貰っているんだ。]
よっし、
明日ガッコに来れなくても、これの持ち主だけは絶対見つけるー。
[幸の”今”はそうして再び動き出*す*]
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