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学園内にいると周りが騒がしすぎるんだよ。まぁそれも楽しいんだけどさ、静けさが恋しくなる事もあったりね〜。ま、昔人見知りだった頃の癖が抜けきってないのかもね。なんてね♪
[マスターが大介のことを話す内容に、ぷっと小さく吹き出した]
性格なぁ…変な性格だとは思うけど、慕われてもいるから悪い奴じゃねえと思う。
面白いこと大好きでやりすぎんのが玉に瑕だけどな。
その恥ずかしがる所が新鮮で可愛い♪ 可愛いのは仕方がないよね。その事実の前では全てが許せると思うんだ。
約束すっぽかす人って結構いるよ〜。遅刻して当然と思ってる人もね。
……おれは大介のその軽い口が信用できん。
他の奴が約束破るのは別にいいんだよ。他のことがちゃんとしてるんだから。
俺やりたい放題だから、せめて一つ守りたいものつくらねぇとさ。
ま、そんな意識とかしてねーけど。
基本やりたくないことはやらねーし。
今日だって大介が割り勘って言ってたらこねぇし。
まぁあの暴走癖も含めて匡ちゃんなんだけどね。あれのない匡ちゃんなんてもう想像が付かないや。なにその羽根のない蝶々、みたいな。
ありま、残念。……本当に可愛いのに。
[浮田はぼそっと呟いた]
[カウンターの向こうで吹き出す声が聞こえる。マスターが何かの拍子に笑いを抑えきれなかったようだ]
[しばらくして、マスターが注文の品を持って現れた]
「ブルーベリーとラズベリーのパフェ、お待たせしました。大ちゃんはいつものエスプレッソ・ソロね」
「お嬢さん、こいつ普段学校でどんな事喋ってるんですか?」
お、ありがと。
[運ばれてきたパフェをみると、表情がぱっと明るくなった]
どんなことって、朝から晩まで女の子の言葉っかケツ追って口説いてるよ。
男には手厳しい感じかなぁ。殴るとか物騒な言葉も出るし。
[スプーンで一口口に運ぶと、うめぇ、と第一声]
本当に可愛いとか言われてもなぁ。
いやさ。言うのは悪くねぇと思う。実際に可愛いんだったら。でも言葉が軽くなるのはしょうがねえっつーか。
本当に可愛いとか、その言葉一つ一つ、他のやつにも言ってるんだろうなって思わせたら、やっぱだめなんじゃねーかな。
俺がそういわれたいとかじゃなくて。
俺だって大介のことは嫌いじゃねーけど。財布扱いして悪いな、とか思うようにはなってきたし。
最初につれてきてもらったってのは悪い気はしないし。
あれだな。俺慎重派なんだよ。だから、一歩引いてみるようにしてる。
[食べながら、視線は時々大介を見て。前髪の奥で、*瞳が揺れた*]
おれは思った事をなるべくその場でそのまま口に出すようにしてるからねぇ。誰にでも同じような事を言っているように思われちゃうのは、まぁその通りかな。女性を褒めるのはおれのポリシーみたいなものだし。
[浮田は真顔になったあと、舌を出して笑った]
「大ちゃん学校だとそんなキャラなのかよ。うちに来てる時と全然違うな」
マスター、口チャック!!
……おれさ、自分の魅力に気づいていない人がいると歯痒くて仕方がないんだよ。せっかく良い物を持っていたりするのに勿体ないなってね。
冴ちゃんもすごく可愛いんだよ。容姿だけの話じゃなくてさ。女っぽさが出ると照れたりする所とか、優しいのに時々つっけんどんになる所とかね。そういう所がおれ凄い大好きだ。なのになんだか自分では気づいてない感じでさ。まぁ、そんな所も冴ちゃんの魅力なんだけど。
慎重派なのは見ててわかるよ。でもいつも一歩引いていたら何も進めないじゃないか。たった一歩、ほんの一歩でイイから、おれの方に進んでみない?
──おれは、本気で冴ちゃんの事が好きだから。
[静かに染み通るような声でそれを言うと、浮田はエスプレッソ・ソロを*一口飲んだ*]
-放課後 校門-
[夕焼けに染まる校庭を、校舎から手をつないで歩いてくる男女の姿があった。
2人ともソワソワと落ち着かず、照れたように視線を泳がせていた。
ただ、しっかり握られた手と浮かぶ笑顔は、2人が幸せそうな様子を伝えている。
結局、保険医が戻る前に2人は保健室を出てくることができた]
[校門まで来ると名残惜しそうに立ち止まる]
……え、と。
家まで、送ろうか?
メット一つしかないから、歩きだけど。
[そこまで言いかけて、今夜は雑誌の撮影が入っており、バイクを置いて帰る訳にいかないことを思いだした]
あ……進藤さん、ごめん。
今日は送るのムリみたいだ。
良ければ明日は、メット2つ持ってくるから、家まで送らせてもらえるかな?
[そう言うと、名残惜しそうに優しく進藤の手を離す]
[言われて、すでに校門まで来ていた事に気付いた。
ここまでどうやって歩いて来たんだろう。どうしても思い出せない。
ずっと意識が取られていた場所から、鮫島の手が離れる。]
…うん。
気にしないで。…ありがと。
[答えながら、明日はどんな顔をして会えばいいんだろうと、そんな事を考えていた]
[額に唇が触れて、ほんの少し体が震えた。鮫島の言葉に答えようとするも、胸がつまって上手く言葉が紡げない]
……。
[赤くなりながら、こくりと頷くと、手を小さく振ってから*駆け出して行った*]
[進藤の姿が小さくなってゆくのを、その姿が完全に見えなくなるまで見送る]
女の子にこんな気持ちを抱くなんて。
俺は……どうしてしまったんだろう。
[律していたはずの自分を、わけもわからないまま見失っていた]
おもいてまなばざればすなわちくらし……でしたっけ。
[夕焼けが夕闇にかわるまでしばらくその場に*佇んでいた*]
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