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子供いないんですか?
奥さんはいるんですよね。匡ちゃんの世話で忙しくて子育ての暇がないとか?
私の親父…父親はいますけど、もう長いこと日本に帰ってきもしてないんですよね。
先月はコスタリカにいたみたいですけど。
小さい頃は一緒に放浪してたんだけどなー。
[…あ。気軽に聞いちゃったけど、小さい頃に事故で亡くしたとかだったらどうしよう。]
あ、そ、そーだ。
匡ちゃんって、小さい頃はどうだったんですか?
[カーテンレールの微かな音がして、保険医が様子を見に来たのかと思い、目を開ける。]
………っ!
[相手が誰だかわかると、咄嗟にシーツを頭までかぶった]
……な、何!?
さすが幸姐さん。
そこに痺れたり憧れたりしますね。
[続く質問に困る。]
あたしの、好みですか……?
考えたこともなかったですが、ありのままのあたしを受け入れてくれる人が理想ですね。
……って、恥ずかしいこと言わせないでくださいよ。
[珍しく狼狽している。]
[目があうや隠れられてしまう]
進藤さん、やはり具合が悪かったのですね。
熱は計りましたか?
……それと。
[一度言葉を切り、ベッドの傍らに跪いて、シーツを被ったままの進藤の顔の高さに目線を合わせた]
手作りのお弁当、いただきましたよ。
有難う。とても美味しくて嬉しかった。
え……、匡侍先輩に?
(陰森さん、可愛い、もんね。当たり前だよね……。匡侍先輩も素敵な人だし、仕方ない、って、わかってる、けど。私なんかより、ずっとつりあう人、だし)
[笑顔が固まり、映子から目をそらした]
匡侍先輩は良い先輩だよね。
優しくて、とっても素敵な人……。
匡侍先輩には、クッキー作ってお返ししたよ。
それくらいしか、得意っていえるものが、ないから。
でも、そっか、陰森さんのお弁当食べた後なら、そういうのじゃない方が、良かったかな。
陰森さん、きっと料理も上手だろうし、匡侍先輩も陰森さんからの食べ物の差し入れ、凄く喜んだと思うし。
子供はいないのですよ。妻は・・・若い頃に星になりました。
[貴林は寂しげな微笑みを浮かべた]
コスタリカといえば中米ですね。お父上は随分遠方にいらっしゃるのですか。寂しいのではありませんか?
坊ちゃんは小さい頃、ご自分を見失っておいででしたね。他人の仕立て上げた理想像とご自分を同一視されて、ごく真っ当な感情をうまく表現できないご様子でした。臣楼家の嫡男という肩書きは坊ちゃんのまだ小さな両肩には重すぎたのでしょう。わたくしの教育も行きすぎがあったかもしれません。
・・・それがいつしか、凄く素直にお笑いになるようになりましてね。それからは実に伸び伸びと行動されるようになりました。家中にはそれを嫌悪する者もおりますが、わたくしは今の坊ちゃんが大好きです。
[鮫島の声が近くなって、だんだん心臓が痛くなる。]
…って、…え?食べたの…?
[シーツをそっと下げて、目だけを覗かせた。]
おなかとか…だいじょうぶか?
[不安げな顔で、おそるおそる尋ねる]
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