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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が10名、人狼が2名、C国狂人が1名いるようだ。
自警団長 ヘクターが「時間を進める」を選択しました。
ここまでで、
雪花ちゃん +1P
かけるちゃん −1P
ユーリちゃん +1P ※飲んだ仲
映ちゃん +1P ※飲んだ仲
マキちゃん +1P ※飲んだ仲
まだ半分いってなーい
大ちゃんの写真はないなあ
マキちゃんのために、こんど
撮ってきてあげるね。
どんなひとかと一言でいうと、
呼吸をするがごとく女の子にちょっかいを出す変態さんだね。
ん〜
飲んで満足したし、ちょっとふらふらっといってきゃっす
[みんなの飲んだ缶を片づけて周囲を綺麗にした後、保健室を後にした。]
呼吸をするがごとく、ですか……。
とんでもない輩ですね。
あたしの前に現れたら、きついのをお見舞いしてやりますよ。
っと、行ってらっしゃい。
そんな話を聞いたらこの子を放っておくわけにもいかないので、あたしはしばらくここにいますよ。
[幸を見送った後、コーヒーを淹れて映子の寝顔を見た。
鼻をつまんだ。
苦しそうだ。
手を離した。
気持ちよさそうに眠っている。]
[なにやら息苦しくなって目を開くと、悪戯っぽく微笑みながら鼻をつまんでいる麻宮と目があってしまう。
あわてて身を起こすが、頭がずきずき痛む。]
わたしにはお酒はまだ早かったみたいですね。
[最初見たときは怖そうなイメージだったが、こうしていると暖かい感じが伝わってくる。]
ありがとうございます。
[コーヒーを受け取って一口飲む。
出されたものをそのまま飲んでしまったので、苦い大人の味がした。]
ミルクと砂糖ありますか?
これもわたしには早そうです。
自分でもやっててなんですが、どんどん百合村化してませんか?
落とされる村のはずなのに、女性陣との交流の方が多いのは問題では?
ふふ、映は本当に子供なのだな。
幸姐さんも、羽目を外しすぎるのが珠に瑕だ。
[ミルクと砂糖を渡して、椅子に腰掛ける。]
映は1年生か?
さっきはちゃんと聞くタイミングを逃してしまったが、よかったらお前のことを教えてくれ。
[聞かれて自己紹介がまだだったのに気づく。]
1年D組の陰森映子です。
こう見えても新聞部では敏腕記者なんですよ。
[子供扱いされてちょっと強がってみる。]
[そして、自分も相手の名前を正式に聞いていなかったことに気づく。]
あの・・・お名前は・・・
下の名前はみゆき先輩が言っていたのを覚えてるんですけど・・・
映子というのか。
もう呼びなれてしまったから映と呼ばせてもらうぞ。
姐さんも、新聞部員に校内飲酒の現場を見せるとは迂闊だな。
まてよ、だから映にも飲ませたのか?
共犯にして口を封じる……、いや、姐さんはそこまで考えないか。
[自分で自分を敏腕記者と言う映子の強がりが可愛い。]
ふふ、背伸びをしたい気持ちはわかるが、映は今のままでも充分魅力的じゃないか。
幸姐さんのような女っぷりは、そのうち嫌でも身につくさ。
ああ、あたしも言ってなかったか?
3年B組、麻宮マキだ。
よろしくな、映。
―三年A組教室―
あー、やっと今日も学校おわったー。
[上体をぐーっと伸ばし、全身の疲れを飛ばす。
授業中はどうも全身がどんどんと固まっていく錯覚があるのはどうしてだろうか。]
この後どないしようかなぁ。
別に帰ってもすることあらへんし……。
-1階 廊下-
保健室を出て駆け出した瞬間、鋭い視線を感じた気がして息を止める。
…むっ!
[振り返ると、そこにはすでに髪の毛一筋程の気配も残されていない。ただ無人の空間が広がっているだけ。]
……。
[無意識のうちに『構え』のポーズを取っていた自分に気付き、一呼吸の後、緊張を解いた]
[友達と放課後寄り道しようかという案も浮かぶが、今は特に欲しい物もない。
それに懐事情は寒いとまではいかないが、心細い中身である事は変わりがないので、無駄遣いをするのも躊躇われる。]
むー、バイトでもしたほうがええんやろかー……。
でもそれで自由な時間が減って、したい事が出来なくなったりすると本末転倒やしなぁ。
[しかし、自由な時間があってもお金がないのでは何も出来ない事に変わりはなかったりする。]
……とりあえずジュースでも飲も。
[和海は教室を後にした。]
―1階・食堂―
[食堂へと到着し、パックジュースを買うと適当な席へと付く。
さすがに放課後ともなると食堂の人影は疎らであり、昼間の戦争のような喧騒とは似ても似つかない雰囲気になっていた。
ストローの袋を破りパックへと突き刺すと、一口飲む。
渇いた喉を流れる冷たい甘味が心地良い。]
あー、生き返るわー。
ふふ、焦る必要は無いよ。
今は、今の映にできることで女っぷりを磨くことだ。
あたしも、姐さんからこうして教えてもらったものさ。
[映子の前髪を整える。]
さて、映も起きたしそろそろ行くよ。
じゃあまたな、映。
気をつけて帰るのだぞ。
[もう一度だけ辺りを確認してから、部室の方に向かって走り出そうとするが…]
…ぉっと。
[多少足元がもたつく感じがした。]
……最近飲んでなかったから、酔いがまわったかなぁ…。
[ぷるぷると頭を振るも、余計に体がほてってくるだけで。]
…こりゃダメだ。食堂で冷たい水でももらってくるか…。
[くるりと方向転換して、食堂に向かった]
さようならマキ先輩
いろいろありがとうございました。
[麻宮を見送った後、整えてもらった髪を軽く弄りながらこれからどうしようか考える。]
いまさら甘いものを食べに行くってのもなんだし、でもまだ家に帰りたくないような気分よね。
-1階 食堂-
おばちゃーん、冷たい氷水一杯♪ひっく♪
[食堂につくやいなや、食堂の厨房カウンターに片ひじをついて、にこやかに声をかける。酔っているせいか、いつもより上機嫌だ。
ほどなくして、『あいよ』と出された冷えたグラスを持って、適当な座席をきょろきょろと物色する。
窓際に空いている席を見つけ、そこに移動しようとするが、足元がふらついて途中の席にぶつかってしまった。]
うわっと…!すんませんっ!
[相手の顔を見ると、知らないような知っているような顔だ]
(…同学年……じゃないな。誰だろ)
[漢文の教科書を眺めていたが眺めていただけに気づいたのはチャイムの音が教室に響いてからのこと]
あ、終わった。やっと自由になれる……。俺は風になるんだ……。
その前に腹減ったな。成長期だからすぐ腹空いちまうぜ。浮田でもいればおごってもらうんだけど。
-2F男子便所-
さて。授業も終わった事ですし、少し校内の構内図を把握してみますか。
[やけに便所が長い訳ではない。鏡に向かってナルシストなワケでもない。現実時間軸と仮想時間軸がずれているだけだ]
なんですかその解説。
わぁっ!?
[テーブルに肘をついてくつろいでいると、突然誰かがぶつかってきた。
突然の衝撃に、手に持っていたパックを強く握ってしまい、中身が少し飛び出してしまった。]
あちゃー…こぼしてもーた。
[机に飛んだ水滴を見て、小さいため息をつく…と同時に大きめの声で謝ってきた後輩らしき人物に気が付く。]
あ、ええよええよー。
服とかにはかからんかったし、拭けば終いやから。
-教室(1年?組)-
[携帯を耳に当て、上機嫌で話をしている。ちなみにここは1年生の教室。何か興味をひくものがあって突入したはずだったが電話がかかってきたためにその存在を忘却。]
[近くに残っている後輩の好奇の目など全く気にしていない。]
へー
そなんだ
おっめでとさん♪
じゃあさ
お祝いしなくちゃね。
店に寄ってくれたらイ・イ・コ・トしたげるよん。きゃはは
え?
酔ってないってば・・・・
結局最後まで授業は受けられなかったな。
まあいい、楽しい出会いもあったから良しとしよう。
さて、いつ任務が入るかわからないし、腹ごしらえしておくか。
[マキは食堂に向かった。]
[ぶつかった相手の手元のジュースが飛び散ったのを見て、心底申し訳ない顔になった。]
…いやホント、すんません…。
しかも、こんなもんしか無くって…。
[色々なポケットをまさぐった結果、出てきたのは部活で使う名前入りの手ぬぐいのみだった。
『2-A 進藤ユーリ』と書かれたその布で、何の躊躇もなくテーブルを拭き始める]
あ、私のジュースだから色残ってしまうかもしれへんのに。
ホンマにごめんなー…?
[手ぬぐいでテーブルを拭いてくれた相手に再び謝る…と同時に、その手ぬぐいに書かれた名前が目に留まった。]
あ、2年生の子なんやねー。進藤ユーリさんっていうんや?
そんじゃま
奥さんにもよろしくいっといてー
[携帯の通話を切って周囲を見渡す。]
えっへ
おじゃましゃーたっ
[周囲の生徒たちに愛想をふりまきながら教室を出ていく。]
さって、店がはじまるにはまだ早いし。
ありあまるエナジーを発散してこうかしら。
あれ
でも体育館ってどっちだっけ?
ゆっきー、俺食堂行くけど来る?
何なら奢ってやんよ。
[帰りのHRを受けるつもりはないらしい。教室を出て食堂へと向かった]
3時じゃねえけど、おやつも食べないとなぁ。アイスアイスと。
[食堂に到着。中をのぞくといつもよりは賑わっている様子]
[テーブルを拭きつつ、かけられた柔らかな関西弁に思わずほんにゃりとした気持ちになる]
泉和海さん…。名前通りの印象の人だなぁ。
[思わず本音が口からこぼれた。この人の前だと、がさつで騒がししい自分がちょっぴり恥ずかしくなる。
慌てて、なんとなく姿勢を正した]
どうも、進藤ユーリといいます。以後よろしゅう。
[少し照れながら、にこりと笑う]
−一階・食堂−
[食堂に入り、おばちゃんにカレーライスを注文する。
ふと周囲を見渡すと、見覚えのある女性がいた。
保健室ですれ違った女性である。
麻宮マキの目がきらんと輝いた。
おばちゃんからカレーを受け取り、ユーリ達に近寄る。]
ふむ、ユーリというのか。
あたしは3年B組、麻宮マキだ。
[唐突に自己紹介した。]
[ユーリが関西弁で挨拶をすると、少し拗ねた様でいながら、嬉しそうな声で返事をする。]
むぅ、真似したらあかんよー?
名前の通りっていうのも少し芸がない感じで嫌なんやけどねー。
それに友達からはボケっとしてるとかよく言われるねん。
[ひどいやんねー、と苦笑しながらジュースを飲む。]
-体育館-
[放課後は部活の時間。いくつかの運動部が場所を分け合って活動している。
その中の見知った顔に声をかける。]
おっはー
ねえねぇ
久しぶりに混ざってもいいかな?
[相手は女子バスケットのキャプテン。実は幸は女バスケ部に所属している。
誘われるとつい2つ返事でOKしてしまうため、他にも十以上の部活を掛け持ちしている。]
……鉄仮面がいる。
それに、隣のクラスの遠藤まで。妙な取り合わせだな。
[食堂入り口から中を覗い、さりげなく中へ入った]
おばちゃん、バニラアイス一つ。後お冷もらうよ。
[アイスを受け取ってコップに冷水を注ぐと、話が弾んでいるらしい一団を凝視した]
[泉の言葉に、あははーと笑っていると、カレーの匂いと共に、先ほどの鋭い眼光を感じ、体に緊張が走る]
…っ!
[振り向くと、そこには整った顔の結構な美人さんが、湯気のたったカレーを持って立っていた。思わず口をぽかんと開ける。]
……えと、麻宮マキさん……っすか。
[なんとなく名前をオウム返ししてしまった]
[突然乱入してきた人影に一瞬ビクッと反応するも、それが見知っている人物だとわかり安心して声をかける。]
あ、マキちゃんやんか。
なんや久しぶりやねー、あんま学校で会わへんからかな?
[どうも、鋭い眼光と美人さんと湯気のたったカレーが頭の中で直結しない。
目をぱちくりさせていると、視界の隅に見知った顔が居ることに気付く]
あれぇ?流香じゃん。やふー。
相変わらず、担任に苦労かけて、薄毛進行させてるかー?
[人の事はまったく言えないセリフを吐いて、ぶんぶか手を振った]
-体育館-
ちょろいね。
ほらあたしってば、ミラクルうーまんだもんね。
はーい
もう1本いただきっ
[またしてもシュートを決める。後輩たちは口々に、飲んでるのにあの動きなんなのーと嘆いている。
いやむしろ外野の声援の方が増えてきているようだ。]
ちっいるのばれたか……。
薄毛になるかどうかは担任次第だな。俺の所為じゃない。たぶん。
[3人がいるところへと歩いていくと、空いた椅子へ腰掛けた]
英語とかしゃべれるキャラにしたいんだけど中の人のスキルが足りません。高校の英語の授業で寝てなかったことがないんです。中の人。
ん、誰かいたん?
[ユーリが若干遠くのほうへと声をかけるのを見て、疑問を口にする。
どうやらユーリの友人らしき人物がテーブルのほうへと歩いてきて席へと座った。]
この子、ユーリちゃんの友達なん?
[腰掛けた流香に向かって、大げさに首を振ってみせる]
いやいやぁ…君んとこの担任の、そっちのクラス受け持ってからの禿げ上がり具合は、学年新聞の注目記事になるくらいの進みようだからなー。
あんま苦労かけんなよー。
[笑いながら、流香の手元のアイスに気付くと、ものすごく物欲しそうな顔になる。]
…いいの持ってんな。(じー
うむ、麻宮マキだ。
よろしくな。
和海も久しぶり。
出席については便宜を図ってもらっているが、実際に顔をあわせる機会はどうしても減ってしまうな。
流香もいたのか。
……ふむ、流香とユーリも知り合いなのだな。
[3人の顔を見ながら、カレーを食べている。]
-1階廊下-
なるほど。1階には職員室、保健室、食堂があるのですね。
早くこの学園に慣れるため、早く把握しておかなくては。
[1階の廊下をきょろきょろ見渡しながら歩いている]
ん? ああ、名前言ってないな。俺は先輩のことを先輩だと認識してるけど。
冴生 流香だ。そこの遠藤とは職員室の友って間柄さ。
[アイスを半分ほど口に入れたところで、欲しがる様子のユーリににやりと笑みを向けた]
欲しけりゃ買ってくればいいんじゃねぇ?
結構うまいよ。
流香ちゃんっていうんやねー。
私、3年の泉 和海っていうねん、よろしくなー?
[ユーリに紹介され、流香に自己紹介をする。]
しかし、問題児かー。
[そして、紹介の中にあったキーワードに対して少し考える。]
なんや、この学校って問題児っぽい生徒おおいなぁ。
マキちゃんも学校あんま来ーへんし、火田センパイもまだ学校おるやろー?
そして極めつけは2年の浮田くんと臣楼くん。
[ある意味すごいやんねー?と笑う。]
問題児とは何だ問題児とは。遠藤だって相当なもんだろ。俺はちょっと授業サボりがちで出席日数ぎりぎりなくらいで暴力事件とかもないしさ。
テストの点も普通だし。
[アイスを食べ終わると、一緒持ってきていたお冷を飲み干す]
知り合いって言うか……なんだろ、同士?
[麻宮の言葉に苦笑しつつ答える]
ちぇー…。いま小銭持ってないもんー。
[むーっとふくれた顔で、アイスが順調に流香の口に運ばれていくのを恨めしそうに見ていた]
─ 廊下 ─
[ブウンという音を立てて、浮田が窓をくぐってきた。どこかをショートカットしてようだ]
あ、翔ちゃんだ。何をきょろきょろしてるんだろ。……まぁ、いいか。男が何をしてようとおれの知ったこっちゃないな。
[カレーを食べながら和海の言葉に頷く。]
多少はみ出したくらいが面白いだろう。
幸姐さんは少々はみ出しすぎかもしれないが、ふふ。
浮田と臣楼……。
後輩の顔と名前はさすがにわからないな。
幸姐さんの話では、大とかいう不埒な輩もいるらしいが。
手配写真はないのか?
[くしゃみに振り向くとそこには]
あ、介駒氏!
また、夜遊びして若干冷え込んできた深夜に女の子をタラしてあろうことか衣服を着ないで眠った結果、風邪を引いたとか、そんなことをしているのですか。
まったく、あなたは……
[ブツブツいいながら、大介に近寄った]
泉先輩ね。
麻宮先輩も問題児だし、確かに多いな。人数比でみりゃそうでもないのかもしらんけど。
浮田と匡ちゃんはなぁ。問題児ってレベルを超えてる気がする。
小銭がなけりゃ札出せばいいんじゃん。俺はゆっきー以外に奢る気はさらさらないんでさ。どうしてもっていうんなら、三回回ってにゃーって鳴いたら考える。
くくくっ。
[食べ終わった皿を返却口に戻しに行こうと立ち上がった]
あら、見つかった。てかさ、無いこと無いこと言うのはやめてくれよ。服を脱ぐ必要なんかないんだしさ。
そっちこそくしゃみしてるじゃないか。まぁその分だと一人寂しくソファーにでも眠って床冷えしたんだろうけど。なんなら女の子紹介してあげようか?
火田センパイおもろいやんねー。
なんかどっかボケボケしてて、年上なのにかわええし。
それなのに年上の雰囲気も持ってるしー。
[ぽわぽわした雰囲気をもつセンパイを思い浮かべる。]
大?しらへんなぁ。
火田センパイが言ってるってどんな人なん?
メモの泉氏にこちらでレスをば。
ええ、てっきりRPでございますよー。
風邪が治らない=残業モードが解除されない的なアレで。
<愚痴>
ちくしょーくだらんことで予定外の労働時間上乗せしやがって☆
</愚痴>
あのねえ。
[大介の額に手をあてる]
俺はつられくしゃみはしてない。幻聴まで聞こえているとは、かなり深刻な病状じゃないですか。
丁度いい、そこに保健室がある。俺が親身の看病をしてあげますよ。女性にあなたを看病させると、即風邪をうつされかねませんから。
しゃーねぇな……我慢しろ。
俺も今食べられてるのは昼代が浮いたからだけどさ。
ってことは浮田に感謝か。やだなぁ。
って回ったのかよ!
[しぶしぶと返却口のほうへ歩いていく。戻ってくる時にはアイスを二つ抱えていた]
ほい。もう一つは二杯目の俺の分な。
なんでも、“呼吸をするがごとく女の子にちょっかいを出す変態さん”なんだそうだ。
そんな輩が目立たないはずは無いのだか、和海も知らないのか。
保健室?! ……優しくしてねん。ウフ〜ン♡
って、おれにはそんな趣味はない!! 頭は大丈夫だから心配すんな。
看病したいっていうのは看病されたい気持ちの裏返しって事が多いんだよな。やっぱ寂しいんだろ、翔ちゃん。良い子見つけたら紹介してやるから遠慮しなくていいぜ。
[浮田はけらけら笑うと携帯番号とメアドを記したメモを翔に向けて飛ばした]
てーことでアイス追加頼みにいっただけなんだ。
ん?
[アイスをテーブルにおいて又席へ座る]
変態? 変態っつったら匡ちゃんだけど、女の子にちょっかい出してるわけじゃねぇし。あれだ、浮田ならそれに当てはまるんじゃねぇ? 名前大介だし。
…それって浮田くんちゃうの?
あ、そうか。浮田くんの下の名前って大介やったなぁ。
だから大かー、なるほどなぁ。
[わかったという顔をして頷きながらジュースを飲み干す。
少し物足りないのか、名残惜しそうにストローは咥えたままだ。]
-体育館-
うわこら
反則ー
じゃっじー審判ーあびばのんのぉぉ
3人がかりなんて卑怯なぁぁ
あなたなんて味方のビブスつけてる
[後輩につかみかかられてべちゃっとコートに潰れる。
さすがに息があがったので、礼を言ってゲームから抜ける。]
それにしても、
さっきからくしゃみが止まんない。
っきし
[メモをキャッチ]
そう言えば、あなた本当に匡ちゃんにそそのかされて、女子をコマしているのでしょうか?
阻止せねばと思いつつ、あなたの動きがどうにも判らなくて困っていたところです。
これは、しっかり登録させて貰いますよ。
[大介のアドレスを自分の携帯に登録し、その場でワンコール・空メールを送信した]
[くるくると回りながら、出されたアイスに満面の笑みになる]
やったーー!流香ちん愛してるぅっ!
[尻尾があったらちぎれるくらいに振り回している勢いだ]
[やっぱり帰ろうと決めて扉を開けると、廊下に口論している人たちがいた。
いつもの癖でちょっと開けたドアの陰から様子をうかがってみる。]
どこかでみたような・・・?
ふむ、浮田大介で大ちゃん、か……。
なるほどな、恐らくそういうことだろう。
そいつの手配写真はないのか?
それと、話の流れから察するに、匡という奴が臣楼か。
匡というのは2-Bで入れ違いになった仮面の男だな?
奴には興味がある。
手配写真は無くても顔(?)は覚えた。
なにやら俺の出番的な雰囲気が漂っているようで、そうじゃないような微妙な感じが心地よく。
[保健室から出た後、ブラブラしていた匡侍は突然つぶやいた。
見た目不気味すぎる光景なのだが、周りの人たちは完全にスルーしているあたりこの学校の生徒は色々と強いのかもしれない。
彼らの心を代弁するとすれば
「 ま た お ま え か 」
に他ならない。]
ん、ありがとう進藤。俺は愛してないけど。
そんな回ってっとアイス溶けるぞ。
[二つ目のアイスを食べつつ]
手配写真てか、麻宮先輩さっき教室で浮田に会ってたじゃん。俺とゆっきーの愛の巣で。
ほら、蛍光灯割ったろ?
[不思議そうにマキを見た]
写真はもってへんなぁ……。
てかそこらの生徒に聞けば居場所とかわかるんちゃう?
浮田君自身の行動もあるけど、臣楼くんの行動についていける唯一の人物としても有名人やし。
みるくちゃんの名前を間違ったのを誰も指摘しないのをいいことに、こっそり修正。
独り言で指摘されてるんだろうなとは思うけど・・・
女の子同士で絡みすぎなので手持ち無沙汰な主役達の前にちょっと顔を出してみる。
[一瞬だけ『ラブストーリーは突然に』と『たしかなこと』が着信メロディとして流れた後、カチカチと携帯を操作してポケットにしまう]
何言ってんの。おれは女の子には誠実で真面目だぜ。一人一人丁寧に扱うと評判さ。同時攻略は七人までならこなせるよ。
ああ、ハナコが浮田大介だったのか。
ややこしい奴だな。
最初からそう名乗ればいいものを。
ということで、どうやらさっき遊んでやったのが浮田という奴らしい。
なるほど。把握しました。
それでは俺は、あなたの攻略を徹底的に邪魔してみせましょう。
取り敢えず、風邪薬でも保健室でもらってきてあげましょうか?
俺は、男女の性別を越えたところで優しいのですよ。
[そう言うと、保健室のノブに手をかけた]
なんやマキちゃん、もう会ってたんか。
なら大丈夫そうやねー…何の用があるのかわからんけど。
口説いてきても真面目に返したらあかんよー?
浮田くんはすぐ口説こうとするんやからー。
[ほんまになー、と上体をテーブルに寝そべらせながら答える。
ちなみにパックジュースは未だにストローによって和海の口とつながってより、ベコベコと音を立てて膨らんだり萎んだりを繰り返していた。
正直行儀が悪かったりするが、それ以上に幼く見えたりするのは何故だろう。]
なにやら家政婦は見たを地でいっているような気がする今日この頃。
死亡フラグ-知ってはいけないこと-を例によって踏みまくってます・・・
できるもんならやってみな♪ でも風邪薬はいらねぇぜ。至って健康で申し分ないからさ。
じゃ、おれは可愛い子探しに行ってくるよ。たのしみにしてな♪
[そう言うとさっさと浮田は食堂へ向かって歩き出した]
あっ!
[ドンと何かがドアにぶつかる感触があり、女の子の悲鳴に驚いてドアノブから手を離す]
ご、ごめん!!
きみ、大丈夫でしたか?
ああ、女の子の顔に……本当にごめん!
[慌てて、鼻を押さえている女の子の前にしゃがむ]
─ 食堂の前 ─
[浮田が食堂に入ろうとした所で、『ターミネーターのテーマ』が鳴った。浮田は携帯の着信音を『良い知らせ』用と『良くない知らせ』用と『その他大勢』用とに分けて管理している]
おれの楽しくて爽やかな時間を邪魔しやがったな、匡ちゃんめ。
──もしもし? この電話は盗聴されています。用件を言わずに速やかにお切り下さい。
むぅ、なんか名前の事言われると馬鹿にされてるような気がせんでもないけど……ま、えっか。
マキちゃんはそんな意味では言わへんと思うし。
[和海はパックをベコベコと鳴らしている。]
あれ、なんかずっと話してたら結構時間たってるねんなぁ。
そろそろ帰ろっかなぁ……。
[盗み見していたのを気づかれないよう、誤魔化そうとしてみるが。]
わ、わたし、男2人で熱い視線を交わした後、保健室に誘って断られたなんて場面目撃してませんからっ!
[例によって、盛大に誤解しているようだ。]
……………ぷっ
[女の子の言葉に暫く呆気に取られ、そして吹き出した]
あはは、それなら安心しましたよ。
ところで、大丈夫ですか?
ちょっと、見せてください。
[鼻を押さえている手をそっととり、どけて様子を確認する]
痛みますか?
痛くないのなら、ちょっとぶつけた程度かもしれません。
[アイスを口に運んでいたところで、どこからか聞いた事のある音楽が聞こえてきた]
何?
げ、浮田じゃん。
[食堂の入り口に知った顔を見つける]
ぬ? 泉先輩もう帰んの?
もう少し話していけばいいのに。アイスうまいし。
ゆっきーもくりゃよかったのになぁ。アイスはいつもあるけど。
今日2回目だから少しはれてるかも・・・
[答えてから手をつかまれて顔を覗きこまれているのに気づく。]
だ、大丈夫ですから!
それにわたし男の人じゃないし。
代わりになんてなりませんよぅ・・・
[動揺して何をいっているか自分でもわかっていない。]
和海は帰るのか?
不埒な輩に気をつけて帰るのだぞ。
またな。
[和海を見送ろうとしたその時、流香の言葉が耳に入った。]
っと、その不埒がやってきたようだ。
二回目ですか。もしかして、あなたは少しおっちょこちょいなところがあるのでしょう?
[くすっと笑うと、優しく手を離した]
それなら、念のため冷やした方がいいでしょう。幸い粘膜は切っていない様子ですが、私はあなたの元の鼻の形を知らないので、腫れていないとは言い切れないので。
[すっと立ち上がり、ガーゼを探すと冷蔵庫から取り出して作った氷水で冷やし、固く絞って持ってくる]
どうぞ。
うん、そろそろ帰るわー。
私んち、地味に門限厳しいんよー。
[厳しくするならその分お小遣い多くして欲しいわーと、言いながら鞄を肩にかける。]
そんじゃまたなー?
[そういって食堂の出口を見ると、浮田が電話している様子が見える。]
あ、ほんま浮田くんや。
でも今電話してるみたいやなー…サッと横通り抜けて帰るから心配いらへんよー。ほなねー?
[アイスを手に持ったまま、立ち上がってこそこそ入り口の方へ。姿を見られないように聞き耳を立てる]
電話か。この内容からすると相手は匡ちゃんだな。つまんねぇ。
[頭を振りながらそれでも聞き耳を続けた]
名前は磯島さやか。アドレスは知らん。
本当はなべしまかけるだったかなぁ。男だしよく覚えてねぇよ。メアドは本人からもらえよ〜他人に他人のアドレスとか聞くなよ〜失礼だろ?
……まぁいいか。どうせ男だし。メールに書いて打つから電話永久に切るぜ。それじゃ。
[浮田はまくしたてたあと一方的に電話を切って、さっさと翔の電話番号とメールアドレスを打ち込み、匡侍へ送った。そう、男の事なんて知ったこっちゃない]
あ、あの野郎切りやがった!
……今度、アイツのバイクのシートにカイワレ大根植え込んでやる。
俺の全身全霊の緑地運動を思い知るがいい!
[地味ながらとても迷惑極まりない報復の内容を叫んでいると、メールが届いた。
中を見ると名前と電話番号、メールアドレスが記載されている。]
……さっきの名前全部でたらめじゃねぇか。
まぁ、仕返しは今度考えるとしてさっさと連絡とってみるか。
[空腹を紛らわしたい思う時、どうすればいいかと、考えたことはないだろうか。
様々な方法がある。
何かを食べる。他の楽しいことを考える。何かを噛む。水を飲む…。
親父と一緒によくやったのは、いい場所を探して眠ってしまうことだ。
うちのかーさんは、食事にはとても厳しくて、よほどのことがない限り栄養価を考え、うまくコントロールされた生活をしている。
けど、私はどーもその辺はユルいらしい。まぁ、親父のせいなんだろうけど、かーさんはあんまごちゃごちゃ言わずに好きに食べな、と言う。その方が絶対美味しい、だそうだ。
しかし、かーさんは、これまた親父のせいだろうけど、小遣いにも厳しい。すると、早弁なんぞしようものならたちまち昼には飴を舐めるしかなくなってしまう。かーさんがよくお菓子を貰ってきてくれるのでバリエーションには困らないが、食堂行って食べたいなーともよく思う。
たまに見かねたらしい冴ちんにおごってもらったりもするけど、そういうので冴ちんに嫌われでもしたら絶対に立ち直れない。
だから、今日のように断腸の思いでお誘いを断って、なんとなーく手もちぶさた気味にうろうろしてみたりもする。]
[鮫島からガーゼを受け取って鼻に当てる。
ちょっと熱を持っていた鼻がひんやりして気持ちいい。]
どうもありがとうございます。
[少し落ち着いて来たのと、そっち系の人と思っているので警戒心が薄れているようだ。]
[実際のところ、かーさんはほとんど毎朝おべんとを作ってくれるし、おべんとがない時は追加で小遣いをくれるのだから、自分が早弁をしなければいいわけで、この空腹はちゃんと昼に弁当を食べるようになるまでの修行ぐらいのつもりでいればいいのである。
ぐう。
腹が鳴った。]
う、うーむ。
電話切ったようだな。何の話をしてたのかわかりゃしねぇ。ろくでもなさそうなのは確かだけど。
[アイスを一口口に入れてから席のほうへ戻り始める]
大体磯島さやかなんてうちの学校にいたか。全員の名前覚えてるわけじゃねえけど。
─ 食堂 ─
[浮田はヨーヨーを弄びながら食堂へ入った。瞳だけが素早く動いて辺りの人影をチェックする]
(ぎにゃ。麻宮さんがいるじゃ……)
……いつまでも床の上では、お尻が痛くなりますね。
痛い思いをさせてしまったお詫びに、抱えて椅子まで運んで差し上げればいいのでしょうけれど……面識も無い男にそんなことされても、迷惑なだけでしょうし。
あ、申し遅れました。
俺は先日、2年C組に転校してきた、鮫島翔といいます。
[そういうと、車輪のついた保険の先生用の椅子を傍まで運んできた]
どうぞ座ってください。
―校門近くの木陰―
[こんな時は、きもちー場所を探して寝てみたりする。この辺りは最近のお気に入りスポットである。しかし。]
…なんということだ。
[今日は空腹で眠れん。]
くそう、最近は難しいことを考えると寝てしまうパターンだったのに。
[寝るというのはこの場合代償行為と言っていいだろう。食事を取れないという欲求不満が、えーと…]
…。
今日ちょっと寝すぎたな。
[流香が戻ったころ、マキは2皿目のカレーライスを平らげて満足気にコーヒーを飲んでいた。]
流香は浮田や臣楼と仲が良いのか?
浮田の実力はある程度わかったが、臣楼の方はまだ未知数だ。
奴の戦闘力を知りたい。
鮫島先輩ですね。
わたし1年D組の陰森映子です。
優しいんですね・・・
[男の人にふられたすぐ後なのにという言葉を飲み込んで、椅子に座った。]
かーさん今日帰ってこないしなー。
[まぁいーかな。
眠気は突然襲ってくるもの。
コントロールしようというのはいつだって無為だ。
…あれ、それダメなんじゃね?]
風がきもちーんだわ。ここはねぇ。うん。
鮫島って言うのか……あれか、名前の通り可愛い女の子という名の小魚を食べちゃいますよとかそういうことか!?
あのイケメンが!次に会ったらフカヒレって呼んでやる!
[意味のわからない事で怒りを覚えつつ、電話をかけるが……つながらない。
どうもマナーモード、しかもサイレントにしているようで出る気配がまったくない。]
うぜぇぇぇ!
……まぁいい、また後でかけるか。
[匡侍はそういってケータイをしまうと、またどこかへ*歩いていった*]
[浮田はコーラを一気に飲み干すと、前髪を少しいじってから首を振った]
戦闘準備完了。いくぜ!
[そう呟くと、浮田はマキたちのいる辺りへ近づいていく]
やぁお嬢さんたち。偶然だね♪
かげもりえいこさん、ですね。
私が痛い思いをさせてしまったようなものですから。
痛くないですか?
[心配げに、じっと映子の鼻を見つめた]
[澄んだ瞳で見つめられて、直感的に悪い人ではないと思った。]
oO(振られて心が痛んでいるはずなのに・・・)
もうそんなに痛まないから心配しないで下さい。
それより、あきらめないで頑張って下さいね。
わたし応援してますから。
[思わず相手の手を握って励ました。]
ハナ……浮田だったか、1日で後輩と2度も会うとは奇遇だな。
さっきはなかなか楽しませてもらったぞ。
ところで、幸姐さんからお前は不埒だと聞いているが、それは真実なのか?
[眼光鋭く大介を見る。]
[小さな両手が手に触れると、フッと笑顔が零れた]
有難う。陰森さんは優しい子なんだね。
そう言えば……どうして保健室なんかに?
他にも具合が悪かったりしたのでしょうか。
(まあ、俺と大介君の仲を勘違いされていれば、この子が大介君にコマされた時に、きっちり逃げてくれるでしょうから、好都合かもしれませんね)
[そう思い、一瞬複雑な表情に]
おれは命が十年ほど縮みましたけどね……。
男に対しては不埒で不敵で不遜ですよ。でも女の子に対してはおれほど誠実で真面目で格好良い奴なんていやしませんて。ホントホント。おれは自分を客観的に見られるんです。匡ちゃんとは違うんです。
手が空いていたら雪花ちゃんにトッコウかましたいー
RP村って、リアル時間で出遅れると流れに乗りづらいんだよねえ。だからそゆ人になるべく絡めるようにしたいのよ。
本格的に入れるのあと1時間くらいだなぁ
[まずいことを聞かれてうまい言い訳を考えるも思い浮かばず。]
柱にぶつかった先輩を連れてきたら、大人っぽい先輩の人が来て、わたしはまだ早すぎで・・・
ともかく、人に言えないようなことなんてなかったんです!
いまいち言葉に重みを感じないのだが……。
まあいい、それは追々わかるだろう。
匡……、臣楼についてお前にも聞きたい。
奴の戦闘力はどれほどなのだろう?
……それは。
[あんな説明を聞いたら、多くの人がきっと同じことを想像するに違いない。翔も例外ではなかった]
ま、まあ、とにかく、早すぎたのなら実害がなかったということで、良かったのではないでしょうか。まあ、男には充分気をつけることですよ。警戒してしすぎることはないですから。
もし、困ったことがあったときは、俺でよければ力になりますよ。いつでもクラスを尋ねてくださいね。
ああ、上級生のフロアには来づらいでしょう。メアド、お教えしておきましょうか?
[携帯をポケットから取り出した。]
匡ちゃんの戦闘力……戦闘力? 戦闘力ですか?
そうだなぁ。ハリセン捌きは巧いけど身のこなしに難有りって所かな。むしろ電話一本でどこにでも湧いて出てくるお手伝いさん達の方が戦闘力有りそうに思いますけど。
なんです、麻宮さん匡ちゃんに興味でも持ってるんですか?
[何のことをいってるかわからずきょとんとしつつも。]
ありがとうございます。
わたしのも教えますね。
役に立てるかわからないけど、人に話すだけでも楽になれると思うから。
[自分の携帯を取り出してアドレスを交換した。]
うむ、奴は興味深いな。
あたしの水風船を避けた体捌きは只者ではないと感じた。
もちろん、あたしの秘儀を食らって尚立っていたお前にも興味があるぞ。
もっと鍛えれば、きっと戦力になりそうだからな。
有難う。
さて、俺はそろそろ帰ります。
陰森さんも、また妙なことに巻き込まれないうちに、ここを出た方がいいでしょう。
気をつけてくださいね。
[すっかり勘違いされているな、と苦笑しつつ軽く手をあげ保健室を出た]
[廊下を歩きながら]
……さっき陰森さんとアドレス交換したとき、確か着信1件って出ていたような。誰だろう。
[携帯を開き着信履歴を見る。知らない番号がある]
悪戯かな?
さて……
[教室に戻り鞄を持つと、校門を出て携帯のサイレントモードを*解除した*]
戦力って誰かと闘ったり? 麻宮さんってどっかの学校と抗争でもやってるんですか?
(マンガみたいな不良同士の喧嘩とかやってるんだろうか?)
あ〜。う〜ん。まぁ、おれが役に立てるなら、いつでも言ってきてくださいよ。喧嘩のパートナーくらいなら喜んで務めますから。もっと違ったパートナーの方がいいけど。
誰かではなく、何かだ。
それが何なのかは、今は言えないが。
ああ、学校同士の諍いではないぞ。
もっと広い何かだ。
まあいい、お前の厚意は覚えておこう。
もしもの時は頼りにするから、期待に応えてくれよ。
あたしも今日は帰るか。
では、またな。
-体育館の外-
風がきもちい
しっかし、『真面目に部活してる前で酒飲むな』
だなんて
正論すぎだよ。
追い出されちゃった。
[ぶらぶら目的なしに歩いていく。]
[一人の少女が、木陰で眠っている。
だらしない顔で、涎を垂らしている。
時折にへーと笑みを漏らし、冴ちんと先輩とおねーさんのエキゾチックやわぁ…と寝言を吐く。
びくん、と体を揺らす。
匡ちゃん…ついに正体を現したな…。と呟くと、やおら叫ぶ。ゆけ、うっきーいちごう!君と匡ちゃんはやがて戦うサダメなにゅう!
むにゃむにゃ。]
はっ、気配が。
[振り返ると、女子の制服が見える。]
んーー
おおおおおお姫様っ!
・・・
雪花ちゃん
[幸せそうな寝顔を見て、つい顔がほころんでしまう。]
[唸る。]
匡ちゃん、ついに、総統になったんだね…。
これは相当なワルといっていいよ。
これはうっきー一号を呼ぶしかないのかもしれにゅう。
ぐう。
[寝言らしい。]
[雪花の寝言に真面目に反応する。]
うんうん
匡ちゃんは大悪だからね
この地球を占めたら目指すは星の彼方
うっきー1号か
うっきーうっきーずだね。
[いたずらっぽい顔になって。雪花の耳元で囁く。]
うっきーがいっぴきー
うっきーがにひきー
うっきーがさんびきー
・・・
はっ…。
[人の気配。]
んばっ!
[威嚇するように起きてみる。]
んぁ?
おぉ…。
美人のねーちゃんがおる。
私と飴バイキングしませんか。
…。
あれ。
せんぱいでないですか。
おはようございますか?
うむ。
星の彼方とは、ワルも極まったと言えるね。
しかし、うっきー一号が死んでも、第二第三のうっきーが…
…ぐう。
[寝。]
いや。ちがうちぐー。
むぅ…。
[割といい感じの眠りに落ちていたようだ。
いやぁ。
思いのほか思いのほかだったねぇ。]
おはようございますよ。
[どきゅーん。
お、おはようがかわいすぎやしませんか。
胸を押さえる。]
何をしとるんですか。
こんなところで…。
くぁ、あ、あああああ。
[あくびをひとつ。]
はい?
…あっ、眠り姫とかお姫様とかって私か!?
てっきりせんぱいのことかと。
せんぱい、口説くの上手ですねぇ。
うちの学年の女の敵で有名な男子よりうまいのは間違いないというレベルで。
ぬおぉう。
もうこんな時間か…。
[携帯を取り出し時間を確認。]
んんんん、ぁあああ。
[伸び。]
バスケかー。
せんぱいがやってたらかっこよさそうですなぁ。
[にやー。とだらしない笑み。]
あたしがぁ?
いえいえそんな
[手振りで否定を表す]
あたしはお姫様っていうよりは、
夜に輝く蝶だもの。
全然ちがうよう
ん?口説き?
そんなつもりはなくって、ほら、思ったことをつい口に出しちゃうだけよ?
女の敵くんはもちっと内面を磨かなくっちゃ、ね。
[お姫様発言は本音がついぽろっと出ただけと。
言いたいわけだな!
うーむ。やはりレベルが高い!]
これは見習うべきかもしれん…。
私はおーじさま志望なので姫ではダメです。
[あごに手を当て、うーん、と唸ってみる。]
…おや、うちの学年の女の敵をご存じで?
まさかせんぱいも口説いてたとかじゃ。
ゆるせん!
・・・
雪花ちゃんが言ってるのって、大ちゃんのこと、かなぁ?
声をかけられたことはずっと前にあった気がするけど、
なんだか分かり難いこと言うから全然印象に残ってないのよねぇ
[くっ…。
素敵な王子様になれるといいね!
の顔!きらきら!
さりげなく一緒にバスケとデートのお誘い!
これがいい女ってやつか!
負けだ!分かってはいたが!]
…。
バスケかー。
長いことやってないかも。
大ちゃん!?
親しげ!?
[がーん。奴め…。
リアルに555号さんまで作るつもりでもしてんのか。]
いや、バスケ自体は昔はよくやったけど、最近はあんま球技とかしてなくてねぇ。
親しげ???
[誰のことだかよくわかってないようだ。]
王子様になるんならバスケより乗馬とかのがいいかな?
乗馬クラブにも所属してるから1回来てみる?
わーい飴ちゃん。
いたーきっます
やっぱ仲良しの第一歩ってらーめんだよねぇ。
おなかぺっこぺこちゃん。
ぐぅ〜
[満面の笑みを浮かべて発した言葉に応えるかのように、また腹の虫が鳴い*た*]
[半分溶けたアイスを舐めながら、帰るらしいマキにスプーンを咥えたまま手を振る]
ああ。癒しの空間がなくなった。後は浮田だけか。
俺も帰ろう。
[立ち上がり、浮田へとひらり手を挙げて]
んじゃまた明日。明日は俺スペシャルランチがいいな。
[食堂を出て校門の方へ歩いていく。ふと木陰の辺りに人影を見つけた]
あれは、ゆっきーと……魔性の女……!
[木の影に隠れて様子を覗う]
仲良しの第一歩ってことはまだ何も進んじゃいねぇな。よかった。
でもラーメンか……。話聞いてるだけで腹が鳴りそうだ。
[お腹の辺りを擦る。財布の中身は先ほどのアイス二人分で既に銅とアルミしか入っていない]
帰ろ。
[二人に見つからないように学校を出て行く]
又バイトでもやんねぇとこの成長期の腹はどうにもなんねーな。
[帰る道すがら、求人情報誌を手にとって、やがて雑踏の中へと*消えていった*]
[鉄分の多い食品]←病院から渡された紙参照
・大豆(きなこ)
・高野とうふ←キライ
・あずき
・こまつな←キライ
・春菊←喰えるか
・ほうれん草
・パセリ
・ブロッコリー
・めざし
・しらす干し←目玉がキモイ
・かき←無理無理むr
・あさり←内臓が嫌
・うなぎ←骨取って下さい
・レバー
・豚肉
とりあえず、登校ネタ用意しておこうかな?
[陰森映子の朝は早い。
人気の少ない時こそ普段見られないものが見えると知っているからだ。
そう、最初に書いた記事もそうだった。
新しく入った学園を早く知りたくて1時間以上早く登校して、学園の中を見回っていた時、校舎の裏で抱き合う人影をみた。
とても美しいものに見えたので、写真をとった。
朝の学園風景として、記事にしてみた。
部長はそれを見て少し難しい顔になり、しばらく考え込んだ後、これは載せられない。他に漏らしてもいけない。と厳命した。
つまらない記事としてボツになったのかと落胆していたが、その後自分が記事にした2人が学校を去ったことを知る。
噂では、不倫関係だったと・・・]
[陰森映子の朝は早い。
人気の少ない時こそ普段見られないものが見えると知っているからだ。
そう、最初に書いた記事もそうだった。
新しく入った学園を早く知りたくて1時間以上早く登校して、学園の中を見回っていた時、校舎の裏で抱き合う人影をみた。
とても美しいものに見えたので、写真をとった。
朝の学園風景として、記事にしてみた。
部長はそれを見て少し難しい顔になり、しばらく考え込んだ後、これは載せられない。他に漏らしてもいけない。と厳命した。
つまらない記事としてボツになったのかと落胆していたが、その後自分が記事にした2人が学校を去ったことを知る。
噂では、不倫関係だったと・・・]
[以後、彼女は恋愛関係の記事に固執するようになる。
自分が感じたものと周りの見方のギャップを埋められないかと足掻いているかのように。
男性に対して消極的なのも、そのギャップが埋められないせいもあるのかもしれない。]
[いつものように登校する映子、だがいつものような意気込みが見られない。]
恋愛ってなんなんでしょう?
わたしがわからないのは、まだ子供だからなのかな・・・
[溜息をつきつつも、習慣でカメラを片手に学校に向かう。
だが、いつもに比べその足取りは重い。]
-校庭-
…ふあぁ…。
[すでに何度目かの大欠伸。学校の正門をくぐる。大概は重役出勤で、閉められた門を乗り越えるのが日課だったため、こうして何の苦労もせず校庭に入れるのは、奇妙で落ち着かなくもあった。]
んー…。
[首をこきこき鳴らす。]
[校門をくぐると、目の前にはいつもと違う光景。
昨日あった大人な先輩達の一人・・・
登校時に見かけた覚えはなかったのだが。]
せ・・・
[声をかけようとして思いとどまる。
昨日とは違う先輩を見たいと思ったから。
いつもと違うことが見れる朝だから。]
[気を抜くと、すぐに仲良くなりたがる上の瞼と下の瞼に渇を入れる為、両頬を思いっきりパチンと叩く。思ったより力が入り過ぎて、思わず呻いた。]
…いかんいかん。しっかり作戦を練らないと…。
[昨日は酒を飲んだり、アイスを食べたり、ほんにゃかしてしまったが、本来の目的を見失ってはいけない。……いや、今朝起きるまで綺麗さっぱりすこーんと忘れていたのだが。]
とりあえず、昨日の収穫は…
(薄田ってのが浮田って名前で、変態の危険人物だって事か…)
[食堂でアイス食いながら聞いていた話を、頭の中で反芻した]
[ぶつぶつ呟きながら、昇降口の方まで歩く]
…とりあえず、力づくは最終手段として……。
後はどんなのがあるだろう?
[思いついたように、指をパチンと鳴らす]
そうだ!奴の上履きの中に犬のンコ仕込んで、それを踏んだ瞬間を写真に撮ってそれをネタに脅すってのはどうだっ!
[発想が小学生である。
本人的には名案だと思い、さっそく辺りをきょろきょろ見回してブツを探す。すると、陰森映子が大分後方に居た事に気付いた。]
あれ?おはよー。早いね。
[手をひらひらと振る]
[声をかけられて、一瞬隠れ場所を探してキョロキョロしてしまう。
すぐに、無理だと悟って、進藤に挨拶する。]
ユーリ先輩、おはようございます。
わたしはいつもこの時間ですよ。
[言外に先輩はどうして早く来たんですかと匂わせている。]
うはー。いつもこの時間かー。
よく起きられるなぁ…。えらいえらい。
[言いながら、映子の頭をわしわし撫でたが、何か言いたげな視線に気付き、目を泳がせた]
アタシは……えーと…。
ちょっと悩んでる事があってだねぇ…。いてもたっても居られなくなって、早く来ちゃったっていうか…。
[頬をぽりぽり掻く]
[頭をわしわしされるのはもうしょうがないと諦めつつ、心配そうな顔になって。]
ユーリ先輩でも悩むことなんてあるんですか?
わたしが力になれればいいんですけど。
[どんなことを悩んでいるかにも興味はあるが、力になりたいのが本心なのも間違いない。]
「でも」って…。アタシだって悩む事くらいあるさー。
[少し複雑な表情で笑いながら、さて、どう話したものかと頭を悩ませていた。]
(下手すると犯罪行為になるかもしれんからなぁ…)
んー……なんだ、その。
…いま、気になる奴がいてだな…。
そいつを何とかイワしたい…違うイかせたい……じゃなくて、手に入れたいというか…。
[恋の悩みらしい話を聞かされて、パッと顔を輝かせる。
心配が薄れたわけではないが、別の期待感が生まれたから。]
ユーリ先輩が気になる人ならきっとすてきな人なんでしょうね。
なにかお手伝いできることがありますか、例えば情報収集とか?
[自分の能力を誤認しているのは相変わらずだった。]
これで浮田さんか鮫島さんの名前が出れば、面白い展開にもっていけるかも・・・
←怪しい展開好き過ぎ。
←そんなフラグ消化できる時間があるのかと小一時間(ry
[急に生き生きとしだした映子に少し困惑しながら]
すてきなひと……?
[顎に手をあてて考えつつ]
ああ、使え無そうな優男ってわけじゃないな。
情報収集…。それはありがたい。協力願おうかな。
どうも(約一名の)対象には避けられてるようで…。現状どうにもならないんだ。
…対象が、二年の男子でも平気か?
おー。さんきゅ。助かるよ。
えーと……名前なんだっけかなぁ…。
うちのクラス……2-Cの亀島って奴と、浮田って奴と、……変な仮面?
[いまいち説明になっていない]
つか、さすがに三人はキツいと思うから、誰か一人で構わない。
なんか変態らしいしなぁ。
[聞いた話をそのままさらりと言う]
[浮田の名前を聞いて、昨日のことを思い出す。]
亀島先輩に浮田先輩に仮面の人ですね?
仮面の人というとあの人でいいんでしょうか?
[他にいないだろうと思いつつ確認する。麻宮の鉄仮面姿はまだ見ていなかった。]
ユーリ先輩はそういうのに興味があるのですね。
やっぱり、大人だから・・・?
[変態という言葉を口にするのをためらって、口調を濁す。]
そういうの?
[きょとんとしつつ]
あー……、なんだろ。
たまたまタイミングが合ったというか、急に必要になったんだよな。
以前はなんとも思ってなかったのに。
もう、手に入らなかったらアタシ、どうなるかわからないよ…。
[去っていくミスド食べ放題の夢を考えると、泣きそうな表情になる。]
[進藤の泣きそうな顔を見て、本気なんだなと思った。]
大人の女って大変なんですね・・・
わたしのできることならなんでもしますからっ!
[彼女の頭の中ではとんでもない妄想が駆け巡っている。]
ありがとう…、映子、良いやつだな…。
[思わずひしっと映子を抱きしめる]
映子も何か悩みでもあれば、相談してくれていいよ?
頭悪いからあんまアドバイスとかはできんかもしれないけど、話を聞くくらいならナンボでもできるからさ。
[抱きしめられてぼうっとなりつつ、探していた答えはこの人の中にあるかもと思った。]
先輩がわたしの求めていた人なの・・・
[小さい声でそうつぶやいた。]
[抱きしめられてぼうっとなりつつ、探していた答えはこの人の中にあるかもと思った。]
先輩がわたしの求めていた人なの・・・?
[小さい声でそうつぶやいた。]
[腕の中の映子の呟きに小首を傾げ]
求めてる人?映子もなんか探してる奴とか居たのか?
その条件にアタシが合うんなら、喜んで力になるけど。
ああ、ごめん、力強すぎたかな。
[映子から腕を離す]
[呟きを聞かれてしまってあわてている。]
わ、わたしは探し物なんかしてませんよ。
それに、ユーリ先輩はそのままでいいんです。
あ!抱きしめ続けて欲しいって意味じゃないですよ。
[相変わらず何をいいたいのかわからない。]
[わたわたし出した映子に思わず苦笑する。もう一度頭を軽く撫でた]
…うわっと、結構登校者増えてきたなー。
いいか、映子。この事はくれぐれも内密に…な。
じゃあちょっと、教室に行く前に部室に寄って来る。
[指先を口に当てて、口止めのポーズをとって見せてから、映子に笑顔で*手を振った*]
-通学路-
[原付バイクが慎重に交差点を横切る。程なくして見えてきた校舎、徒歩や自転車通学の生徒たちを眺めながら、減速し駐輪場へバイクを停める。片足を着地させるとメット脱ぐ]
[まだ、始業までに20分ほど時間がある。朝練の生徒たちは引けてしまい、登校する生徒の姿のみが校庭にあった]
向こうに体育館、奥のほうにある建物はなんでしょう……。
[担任に大まかな学園の設備は聞いたものの、まだ把握をしていない]
ま、そのうち判るか。
-通学路-
[チャリンコで風を切って走る。珍しく朝に目覚めてお店の片付けを手伝ってから登校。]
[昨日のラーメン屋でのことを思い返して、その度につい吹き出してしまう。]
雪花ちゃんのがっつきようったら、あはは
もうあれで王子様とかって
[しかもキラキラした瞳で、替え玉まで頼んで平らげてしまったのだから。
幸は、悪気ないのに爆笑してしまって、雪花にちょっと拗ねられた。その余韻がまだ残っている。]
[でも総じて喜んでもらえたみたいなので誘ったことは後悔していない。]
←あと多分有り体に言えば元不良。
いや今も不良だけど。
親父にクスリだけは絶対やるな、やったら俺が手ずからころっちゃうよーって言われてるからクスリはやってない。
あと小さい頃は親父と一緒に放浪してたんじゃないかな。…っていうんで英語とか喋れるキャラにしたいんだけど、中の人が日本語すらあやしい人です。困った困った。くまどり姉妹。
…使うか使わないか分からない設定までできてるんだもんなぁ。いつの間にか。プロローグの時は何も考えてなかったのになぁ。(おい
[食堂の隣には保健室があり、昨日のことを思い出す]
陰森さん、ちゃんと帰れたかな?
何となく危なっかしい子だったな。一日に二度も顔をぶつけるとか、中々出来ることじゃない。
これからも、少し気にしておこうか。
なっ、なんですか急に笑って。
俺、挨拶しただけですよ。
[火田に近寄ろうと右手と右足を同時に出した]
あ、ああ。
昨日、女の子に怪我させちゃう所だったんですよ。
あははは・・・ひぃ
動きがっ
うご・・き
[翔の動き方に爆笑して声にならない。]
かけるちゃん・・・
らんぼーもの?
[そうは見えないけど、と不思議そうに凝視する。]
……先輩、まあ、落ち着いてください。
[えらい笑われ方をしていることに苦笑した]
え?
いや。あれは事故というか、予測外の出来事というか。
いや、そんなに見ないでくださいよ。
[火田の視線に、照れて視線をそらした]
う……そ、そうですね。そうします。
[視線をそらしたままでは失礼かと、再び火田の顔を見た。
しかし、相変わらず凝視されていた]
え、あの。俺、なんか顔おかしいでしょうか。
ああ、俺結構写真写り、良くないんですよね。
……って、そっちでしたか。
[一瞬自分が出ている男性向けファッション誌の話かと思ったが、真奈美ちゃんに間違われていたことを思い出し、かなりがっくりした。]
火田先輩にそう褒めてもらえるなら、こんな顔でも捨てたものではないですね。
有難うございます。素直に嬉しいですよ。
ママがね、ちっちゃいバーをやってるの。
それでお手伝いで、あたしも接客してるんだよ。
それで
真奈ちゃんあたしの後輩って知ったら
お客さんみんなびっくりするんじゃないかと思って
うーん。判りませんか。
ほら、俺胸板ガチガチだったでしょ?
女性だったら、こんなの有り得ないんじゃないかと思うんですよ。
[少し目を逸らす]
……その、触ったことないんでわかりませんけど。
ジョークで胸が無くなるわけないですよ。
うう、どうしたら俺が男だって証明できますか。
あ、そうだ。
俺が使っているのは男子便所ですよ。
俺が真奈美ちゃんなら、それ、有り得なくないですか?
それか、今度海かプールにでも行きますか?
う……
(なんて瞳で見るんですか、この女性は……)
ご、ごめんなさい。
本当に違うんですよ。他人の空似と言いますか。
期待に添えなくて本当に、ごめんなさい!!
[再び90度に上体を折り曲げた]
いや、流石に親子は……
[言いかけたとき、始業を知らせるチャイムが鳴り響いた]
と言うことで、火田先輩、よろしくおねがいします!!
本当に、すみません!!
[再再度頭を下げると、鞄を抱えてダッシュで教室へ向かった]
[表情を見られないように翔に背を向けると、静かに言う。]
しょうがないなあ
信じたげる。
じゃね
かけるちゃん、バイバイ
あ
海行こーね海
ぜったい行こう
[言いたいことだけ言うとダッシュで走り去った。]
-教室-
[滑り込みセーフでHRが始まる。翔がギリギリに教室に入ることは珍しい。暫く動揺が収まらない]
(は〜、何とか火田先輩に、別人なことを納得してもらえたようですね。後で色々責められるかもしれませんが、まあ仕方がないでしょう)
[鞄からノートとペンケースを取り出し、一時限目の準備を始める]
――校門――
[いつもの習慣通り規定の登校時間より三十分前に校門をくぐる。他の生徒の影は見えない。少し足を止めて校舎を見上げた]
……えっと、うん、がんばろう。
[みるくは昨日の出来事を思い出し、知らず知らず頬が緩むのを感じた]
(嬉しかった、な。初めてだったから。陰森さんみたいな、優しい女の子と、まともにお喋りしたのも。噂の匡侍先輩に声を掛けて貰ったのも。ほんとうに、夢、みたい)
[一時限目は数学だった]
「角度の単位は円の1周を360°で表わす度数法を使っています。しかし、円周の長さ、円の面積など長さや面積を角度で表わすために、θ=(弧の長さ)÷(半径の長さ)で定義される弧度法を使います。その単位はラジアンで……」
(三角関数では角度にラジアンを使う……)
[教師は黒板にさらさらと公式を書いている]
「180°=π(ラジアン) (約3.14ラジアン)
θ°がxラジアンだとすると、
180:θ=π:x
135°=3π/4
-120°=-2π/3
360°=2π」
(ああ、ラジアンって、パイと同じ記号を使うのか。パイ……)
[ノートに書きとめていた手が止まる]
(いやいやいやいや、俺は何を)
[思い出すのは火田先輩の、潤んだ瞳と柔らかなボディの感触]
(ああ、もう、俺ダメかもしんない……)
[ふと、自分の斜め前の空席を眺めた。翔が来る前から、ずっと病欠しているらしかった。]
(病弱な子なのかな。大丈夫だろうか……。)
[そして、いつもより長く感じた数学の授業。ようやく一時限目終了のチャイムが鳴った]
うあ……。
(なんてことだ。まったく授業が頭に入ってない……)
[ふらふらと立ち上がり、教室を出た]
−二年B組教室−
[一限目がもはや終わりに近づこうとする頃、遠慮もなく突然ドアが開かれた。
その影は疾風のように、されど大山の如く威風堂々と侵入してきて……]
時が俺に追いついてこない。
[またこいつだった。]
『臣楼、遅刻な?』
[教師は静かに審判を下す。
ああ、神はかくも無常なる者なのか。]
いや、全てが俺に追いついてこないんです。
最先端ってのはいつの時代も理解されないものなんすね。
『とりあえず、時に遅れてるのはお前だ。』
遅れすぎたら、相手が一周してきて俺の後ろに来るじゃないすか?
そんな感じを望んでるんですが、俺って夢追い人なんで。
――廊下(→二年教室の廊下)――
[チャイムと号令が終わり先生が出て行くと同時にいつものように廊下へ避難する]
(次の時間、自習だけど……、教室にはいたくないし、図書館で勉強しよう)
[教室においておくと物が無くなる経験から常に持ち歩いているかばんをぎゅっと強く握り締め、階段を上った]
(上級生の教室がいっぱいある廊下って、ちょっと、歩き難くて嫌だな……)
『残念ながら時間というのはトラックじゃなく一本道だ。』
[うむ、どうやら誤魔化せそうもない。
今回は負けを認めようじゃないか、この教師の髪の無常さに免じて。
その時、ちょうどチャイムが鳴り授業が終わる。]
あ、終わりましたね。
んじゃお疲れ様でした。
[匡侍は軍人の鑑のごとき敬礼を軽やかに決め、廊下へと消えていった。]
[太郎、元気にしてるか?
俺は新しい学校で、元気にやってる。
まだ友達は出来てないけど、少しづつ知り合いは増えてる。
今度遊びにいくからな。
翔]
−二階廊下−
うむ、とりあえず何か忘れている気がする…なんだろうか?
[教室からさっさと退散した匡侍は、何かが頭の片隅に引っかかっていた。
窓の外を見上げながら考えていると、失念していた事をやっと思い出す。]
ああ、あのフカヒレに電話するの忘れてたのか。
てか着信履歴に残ってるんだろうから、かけ直せよなー。
[ぶつくさ文句を言うと、ケータイを取り出し鮫島へと電話をかけた。]
ツー・ツー・ツー。
……きりやがったな。
あの野郎、いい度胸だ!俺のしつこさを思い知れ!
[廊下で大声を上げ叫びながら、再びリダイヤル。]
―教室―
むっ…。
[目を覚ます。
若干汗をかいていた。
今日は少し暑い。]
…んう。
[まばたきをする。みっつ、よっつ。
しぱしぱ。]
起きた。起きましたよー、私。
……。
[背後で大声があがる。チラと振り返るとそこには奴がいた。初日に遭遇した大介の親友匡ちゃんだ]
なるほど。どうして俺の番号を……って、あの介駒氏。勝手に教えたのですね。
[そのまま、携帯の画面を眺めてぶつくさ言っている匡ちゃんに正面から近寄り、彼の目の前で止まると携帯に出る]
もしもし、鮫島ですが。
…んぉ?
[周囲を見回す。
確か授業中であったと思うのだが、大変な賑わいを見せている。]
こ、これは!
ついにアナザーワールドへ来たのか!?
[と、通りすがったクラスメートに「休み時間になったに決まってんだろ」との言葉をいただいた。]
…いや、分かってる分かってる。
[目が覚めてきた。]
今日も匡ちゃんの奇声が聴こえるのう。
平和だのう。
[今日も、匡ちゃんと。いうことなわけ。]
次の授業は…いいか。
かえろかな?
よく寝たし。
んぅううううう。
[伸び。]
[電話に出た、ってか目の前にいるし。
匡侍は電話の通話ボタンを押してから、相手へと近づき……
相手の耳に持っていたスライムをつっこんだ。]
件名:「うるさいだまれ」
件名:「近所迷惑考えろ」
件名:「だから女っ気がないんだよ」
件名:「良い夢返せ」
件名:「全力の八つ当たりを受けろ」
[浮田は立て続けに匡侍へのメールを放った]
あのねえ。これではあなたの生声が聞こえなくなるでしょう。そんなに、電話だけで俺と話したいんですか?
どんなツンデレなんですかそれ。
[携帯を当てていない方の耳に突っ込まれた物体を、気色悪そうに取り出した]
-2年C組 教室-
[ユーリにとっては呪文にしか聞こえない数学の授業がようやく終わったらしい。]
ラジアンだかアジアンだか……芸人の名前かってーの…。
[机につっぷしたまま愚痴る。
昨日から、色々と普段使わない頭を当社比5倍くらいに過酷労働させていたため、体力の消耗が激しい]
ふぅ、ちょっとすっきりした。
てかあいつ廊下で何やってんだ?
[浮田は口に手を当てて小さくあくびをすると、ゆっくり廊下側の窓へ近づいて行った]
うーい。
おはよーっす。
[ぱーん、と音を立てて教室の扉を開く。
と、目の前になんかおどろきおどおどしている感じのかーいらしいおんなのこを発見した。見たことない子だ。
その目線をたどってみる。]
…なんだ。
ルイ14世の双子の弟のせいか。
[なんか男子と言い争いをしているようだ。
初めて見る顔。ひょっとすると、最近校内で噂になっていた転校生君かもしれない。
もう仲良くなったのか。さすがだな匡ちゃん。]
黙れフカヒレ。男に対してはツンしかないぞ?俺は。
大体なんで同性にデレなきゃいけないんだよ。
男相手なんて25秒以内にしゃべって、用件つたわりゃそれで十分だろ?
何故俺が高級食材なんだよ、25文字以内で説明してみなさい。加えて何故俺の番号知っているのかも25歳になるまでに説明を終わらせておくように。
……ん?
[匡ちゃんの遥か背後に、大人しそうな女の子が呆然と立っている。その傍の教室のドアからは、透明感のある女子が顔をだしていた]
匡ちゃんの声、相当響いているようですよ。
[浮田は窓を開けて廊下に首を出した。匡侍と翔がお互いに向き合っているのを見て浮田は納得の声を漏らした]
あぁ、逢い引きか。こりゃ邪魔しない方がいいな。
廊下の方が何やらにぎやかだが、立ち上がる気力も無く、首だけそちらにかろうじて向ける。]
……若人は元気だのぅ…。
[顎を机の上にごん、と乗せて黒板方向に向いて溜息を一つ。教卓の近くの席が目に入る。]
…花音、今日も休みか。具合大丈夫なんかな…。
[ごろんと上体を、机の上に投げ出した]
一つ目、鮫だから。
二つ目、通りすがりの変態紳士が教えてくれた。
世の中には親切な人がいるもんだな。
あ、ちなみに俺は永遠の十八歳だ。
[その時、メールの着信音が何度も鳴り始める。
ちゃんちゃかちゃかちゃか ちゃっちゃ パフ♪
某笑点のテーマソングが何度も流れる廊下、かなり異様な雰囲気が漂っている。]
ああ、うわさをすれば某変態紳士…ってうぜえええええ!
――やはり大介とは一度きっちり決着をつけねばならんようだな。
[上級生ばかりの環境から来る緊張と、学生生活から縁遠い単語の押収にみるくは呆然とした]
(……同じ学園でもここまで、こう、空気が違うものなんですね。さっさと図書室に行った方が良い、って言うのは、わかってるんだけど……)
まぁいいや、用件はほとんど終わったし。
その電話番号俺のだから、登録しとけよー?
例の勝負関係での連絡に使うと思うからな。
[それだけ言うと、大介へどうやって復習するかを考える為、非常に心苦しいが次の授業をエスケープするために会談のほうへと振り返る。
そこで、昨日の一年生の娘と目が合った。]
ん、鞄なんかもってどうしたんだ?
もしかしてサボり?
[件のおんなのこは匡ちゃん慣れしていないらしい。
混乱が見て取れる。いや聞いて取れる。
出とる出とる。声に。
そのあと、なんかきょろきょろしだした。
これは…。
かーいらしすぎる。
お持ち帰りしたい。]
そこなお嬢さん!
私と飴バイキングしない?
あそこにいる仮面の男とかのことは忘れて。
うっきーあたりに見つかる前に。
[後ろを振り返ってみたが、特に浮田に対し手を振り替えしているものも居らず、不思議そうに前方に視線を戻すと臣楼匡侍と目が合った]
えっ!
あ、あの、ち、違うんです、これは、その……!
サボりとか、その、そういうんじゃなくて!
鮫島……鮫……フカヒレ。
ああ、なるほど。山田君、ざぶとんもってきなさい。
[何となく着信音につられる]
ふ。か弱い女子を軟派しようとしてる瞬間を、俺は逃しはしない!!
[大人しそうな女子に手を振る大介に、宣戦布告した]
[うっきーがいないかと、あたりを見回す。
すると、すでにこちらに手を振っているではないか。]
…しまった、遅かったか!
[痛恨。
これできょろきょろしだしたのか。
この子は、うっきーが自分に手を振っていると思っていないらしい。口説かれ慣れしていないのかもしれない。
こんなおんなのこをうっきーの前に放り出しては、あまりに危険すぎると言ってよい。]
[鞄の中から、すっかり傷だらけになった携帯電話を引っ張り出し、寝ながらメールを打つ。
もともと、あまり長い文章は打たないので一言だけ。]
『早く元気になれよ。花音が居ないと教室が殺風景でしゃーない』
[送信ボタンを押すと、そのまま*もう一度机に突っ伏した*]
サボりじゃないってことは…なるほど、遅刻か!
今登校してきたばかりと見た!
いやー、俺もさっき何故かいつもより1時間起きるのが遅かっただけで遅刻にされちゃってさー。
まったく世界ってのは常に不条理だよなー?
[うんうん、と頷いている。]
じゃ、硬派に愛を語ればいいのか。汝の隣人を愛しなさぁい。
[浮田はすました顔で翔に応えた]
なんだか小姑くさいなぁ。今からそれだと早くオバサン化しちゃうよ、翔子ちゃん?
-図書室-
えーとえーと
「30代からの人生設計」
「負けない株式投資」
「競馬全記録〜2009」
え?ないの?
そっかー
[携帯にメモしたタイトルを探してみるが、置いてないようだ。]
[後ろで声がする…てか大介がいる。
とりあえず、思い切りハリセンで後頭部を叩いておく事に決めた。]
死ねぇ!
[乾いた音が響き渡る、うむ心地よい。
この音はいつも俺の荒んだ心を癒してくれる。]
――あれ、これって恋?
[んなわきゃない。]
てか俺の視界に入る早々痴話喧嘩とはやってくれるじゃねぇか。
いっぺん死ぬか?社会的に。
そうそう、危ない人がたくさんいるから、おれが護衛してあげるよ。君かわいいね? 名前なんて言うの? 俺は浮田大介。
[浮田は窓から身を乗り出してみるくに話しかけた]
待ちなさい。匡ちゃんまで、この少女を軟派ですか。
まったくあなた方は……。
[そこまで言って、B組から出てきた女子まで女の子を軟派し始めたことに愕然とした]
いや、不純異性交流どころか、同性愛までありですか……。だから、俺も陰森さんに誤解されるわけだ。
取り合えず、俺はしょこた……。
[言いかけた所で、次の授業が音楽なことを思い出す]
いけない。次こそ真面目に授業を受けなければ!!
[慌てて教室に戻ると、教科書を掴んで3階へ駆け上がった]
しょうがないなぁ
[書棚を見渡して、「偉人伝 エジソン」という本を取り出す。]
えじそん?
って何やったひとだっけ?
でも
偉人さんなのねー
ホンダさんとかマツシタさんよりすごいひとなのだろうか?
わかんないけど、とりあえず飲もう。
[いつものようにひとりで乾杯。]
おれを倒すには百人ほど足りないぜ、匡ちゃん。
雪花ちゃん本当に綺麗なのにな〜。他人を褒めるって難しいね。自分を褒めるのは簡単なのにさ。
男子3人のがバランスよかったよねー
まあ赤もやってるんだろうから大変だなーと思いつつ
手持ち無沙汰だもん
なので男子が他のキャラにターゲットを絞っているときは
基本様子見でいく
私、梶原雪花ってーの。
[うっきーの自己紹介にかぶせるように名乗ってみる。しかしうっきーの声は通りがいい。
ちくしょう。]
この男はね、目線が合うと妊娠するって有名な伝説上の生き物だから、現実で関わり合いを持っちゃいけないんだよね。
残念なことだねぇ。
[匡ちゃんに向けてウインクする。
ナイスアタック!
続いて、匡ちゃんと口論をしていた男子に自己紹介をしようとしたが、慌てて走り去って行ってしまった。慌ただしい人だのう。]
-3階廊下-
[三年生の教室が並ぶ廊下。対面には、図書室、音楽室がある。音楽室に向かうため、図書室の前を通りかかる]
随分でかい図書室ですね。
……読書好きの俺には、随分魅力的だな。前の学校の図書室は、ここまで大きくなかったし。
[ボーっと図書室の中を廊下から眺めた]
何言ってるの。足りないのは戦闘員じゃなくて愛の数だよ。
人の目を気にして愛の伝道なんてできねぇぜ? 二人きりでひそひそと交わす愛の味も格別だけどさ。
ていうか恋愛RP村なのにコメディモードで指の走りが良くなっております(駄目
このキャラこのモードで口説ける気がしない……。
貴様にくれてやる愛などないわ!
てか俺の前で愛を語るな!うらやましいじゃねぇか!
あ、てか今"まだ"とかいったな!?いっちまったな!?
それはつまりあれだ、するつもりはあるって言うか、行為自体を否定しないって事は……
そういうことなんだな!?わかっちゃいたがそういうことなんだな!?
なんだかとってもコンチクショー!
[吼えた。
その胸には憤怒と羨望、相容れないはずの感情が複雑に渦を描いてスパイラルったらスパイラル。
ああ、わかったよ父さん、これが殺意なんだね?
今日僕は大人の汚い世界の一端を知ってしまいました。ガッデム。]
俺だって彼女欲しいっつーの!
やっぱり日本は平等社会なんていっておきながらこんなところで格差社会が根付いているんだ!
世界を変えることは出来ない、悔しいが。
だが、目の前にいる悪を退治する事はできる。
――正義は我にあり!戦闘員のみなさーん!
[窓から突然現れる戦闘員。多分今日の中身は体育教師とかそこらへん。]
そいつをどっかへ連れて行け!
名前なんつってたっけ…しょこたくんだっけ?
うっきー…。
うっきーは知らないだろうけどさぁ、人間ってのは進歩できる生き物なんだ。ただ、君はもう手遅れだろうから、君の来世に期待してる。
…匡ちゃんが言ってる惚気とかって、ひょっとして私のことかい?
やめてくれ。自殺したくなる。
[かなり気分がダウンした。]
格差社会の上位にいる癖に何を言ってるんだってやめろ男がおれにさわるなーッ!!
[浮田は叫き散らしながらも戦闘員のみなさんに羽交い締めにされて何処かへ連行された]
ふっ、大介。
君は良い友だったが、君の顔がいけないのだよ。
お前のことは忘れるまで忘れない!
[ドップラー効果とともに遥か彼方へと姿を消した大介に敬礼をする。]
あれ、俺なにしてたんだっけ?
[丁度その時、授業開始のチャイムが鳴る。
この馬鹿騒ぎで休憩時間が終わってしまったようだ。]
……大介は遅刻か。かわいそうに。
お前の死は無駄にしないぜ。
さーて、サボろっと。
昔よくRP村中にネット環境が不安定になって慌てたけど、今は環境が変わって割と安定している。
しかし今はパソコン自体がなー。
今こうして独り言を読んでいる皆さんはもうご存じのことと思いますが、私は匡ちゃんが好きです。でも今日は匡ちゃんに誤解されました。悲しいです。
うっきーが言ってた「Tis better to have loved and lost than never to have loved at all.」ってのが何の言葉か調べてる時に、恋愛の格言集みたいなのに行き当たった。そこにこんな言葉が載っていた。「一人の男だけを見つめている女と、一人の男だけからいつも目をそらす女は、結局似たようなものだ。」うっきー嫌いも、過ぎると行き切っちゃって好きくなってしまうのかもしれない。
……あ、え、えじ、えじそん?
(あのエジソンでいいのかな。)
ま、まあ、偉人は大抵、辛い幼少期を送っていますからね。その苦境がバネになるのでしょう。
俺たちも、見習わなくてはいけませんよね。うん。
まあ、他人と絡むまでは状況把握せずに動いてても別に支障ないかw
ていうか既に眠いんですけどー><
明日も早いんですけどー><
そか
かけるちゃんは知ってるんだー
こんな頑張って
すごいよね
[興奮してすごいを繰り返し呟いている。]
[唐突に、]
飲む?
[といって飲みかけの缶を差し出す。中身は当然酒。
図書室で酒どころか飲み物ですら禁止なのだが、司書を無理やり説得していた。]
― 自宅 ―
…ねえママ、ほんとに行かなきゃダメ〜?
[花音はベッドにもぐりこんだまま、恨めしそうに体温計を振った。]
「何日休んだと思ってるの。せっかく熱が下がったんだから、お昼からでも授業を受けてきなさい!」
でもー…
そんな時間から学校に行ったら、きっと目立っちゃうよー…
[…パパがインフルエンザなんかに罹るからいけないんだもん…、という花音の小さな小さな反論は、]
「そんなの誰も気にしないわよ。さあ、早く行ってらっしゃいっ」
[無常にも、母の勢いを止めるには至らなかったのだった。]
……火田先輩って、なんというか。情緒豊かな方なんですね。
[感動している様子を、驚きの気持ちで眺めた。始業のチャイムがなっていたことすら、翔は気づいていない]
え。
[差し出された缶を眺め、一瞬止まる]
(もしかして、泣き上戸なのかこの人……)
あ、えっと。朝比奈みるく、です。
梶原先輩に浮田先輩、よろしくお願いします。
[目の前で起きている人々の自由な行動に暫くぽかんとしていたが、慌てて自己紹介をし、ぺこりと頭を下げた]
え……!? 浮田先輩と目が合うと、妊娠、しちゃうんですか!?
ど、どうしよう……。
…いや、それはないから。流石の大介でも無理だろ。
[予想の斜め上を行く反応に思わず突っ込む。
……いや、大介ならありうるか?と思ったのは気のせいだ。]
諦めないことは大事ですね。
俺もエジソンを見習って、めげずに好奇心を満たすため、授業に行ってこようと思います。
[今度は翔が涙目になった]
だから、お酒はお預けです。俺が成人したときに、先輩のバーにお邪魔させてもらいますよ。
約束。
やーだなー
行きたくないなー。
あ、明日からでもいいよね…
[母が部屋を出てからもなかなかベッドから抜け出せずにいると、ぴぴぴぴ、という電子音が枕元で鳴り出した。
充電中の携帯電話を開くと、そこに表示されたのは
【新着メール:ユーリちゃん】
の文字。そして、その先に続いていたのは、]
『早く元気になれよ。花音が居ないと教室が殺風景でしゃーない』
[ごくシンプルな一文。
花音は、その画面をしばらく眺めていたが、]
……えいっ!
[勢い良く、毛布を跳ね除けて起き上がったのだった。]
…匡ちゃん。
せっかく私が犠牲者を減らそうと日々努力を続けてるのに。あの野郎最近冴ちんを狙ってんだぞ許せん。
おっ、みるくちゃんってーの。
かーいらしい名前だねぇ。
[にやー。]
1年生?
かーいらしいねぇ。
いってらっしゃー
[慌ただしく出ていく翔に手を振る。]
真面目だねぇ
うん
日本の将来は安泰だ。
でも・・・
[ちょい不満顔]
約束なら指きりしないと
ダメだよねぇ
[右手の小指を立てて何度も何度も曲げてみる。]
-3階音楽室-
[そろそろ〜とドアを開けると、既に授業は進んでいる]
す、すみません。迷いました。
[ペコリと頭を下げると、転校生効果だろう。すんなり席に着くことができた]
(あれ?)
[見回すと、純子は居るがユーリの姿は無かった]
(どうしたのかな?)
[匡侍の呆れ顔に自分の発言を冷静に考え直し、顔がぼっと赤くなった]
そ、そ、そうですよねっ!
ごめんなさい、そうですよねっ……。
[優しく声を掛けてくれる雪花を赤い顔のまま見上げ、こくりと頷く]
はい、一年A組です。
可愛いなんてそんなっ、先輩の方がずっと綺麗で、いい名前だと思います。
―自宅―
[既に5分ほどなり続ける目覚まし時計を横に、うっとりとした表情で眠りこけている。
鳴り止んでさらに30分。ようやくうっすらと瞼を上げた]
……朝? いや、目覚まし鳴ってねーし。何だよ早く起きちまったのかよ。
[又眠ろうと布団を被りなおす。親は既に仕事にいったらしく家の中は静まり返っていて、それがおかしいと気づいたのか、目覚まし時計の文字盤を凝視した]
ええと。
八時……。ん、遅刻か。しゃあねぇな。サボりサボり。
いや、そんな馬鹿な嘘に騙される奴いないだろ、いたらどんだけ……って。
[ああ、目の前に信じかけた娘がいたんだった。
暫しの沈黙。]
……いや、うん。
そういうのに騙される程純粋ってのも貴重でいいよな!
俺は好きだぞ!うん、本当!
私か!?
そうかね…割と普通だと思うんだけど。
みるくちゃん、自分の魅力に気付くべきだよぉ?
みるくちゃんは一目で私を虜にしちゃう抜群の魅力だよぉ。
むっ。
匡ちゃんより私の方が好きだね!
[対抗。]
飴食べるかい。飴。
[サボろうと思っていたため抱えていた鞄を開ける。
飴のワンダーランド。]
[ばたん、と再び枕に顔を埋める。今日の一限何だっけ、とぼんやり思って飛び起きた]
やべ、遅刻で間に合えば御の字か?
[慌てて服を着替える。当然のように制服は今日も着ない。財布だけ持って家を飛び出した]
あー、朝飯も食ってねぇし! いいや、早弁しよ。
[一番の近道、と塀の上を渡り柵を越え人の家の庭をずかずかと走り抜ける。学校に着いたころにはだいぶ息が切れていた]
…あんだけ寝て甘いもの喰って良く太らないな。
世の悩める女性が聞いたら刺されるぞ。たぶん。
つーか、梶原って俺より遅刻欠席多い癖に大丈夫かよ。
俺でも結構末期なのに。
そんなことは、天地がひっくり返っても、空から豹が降ってきても、ないです!
[赤かった頬が益々赤く染まった。雪花が見せた大量の飴を見て、そちらに話をそらすように目を輝かせた]
わ、飴がいっぱい……!
頂いても良いんですか?
良いんです、臣楼先輩。
私、世間知らずだって、良く言われるんです。自分でも冷静になると、ばかだなぁって笑っちゃうときあるので。
でもそれを純粋だって言われると、長所みたいに思えて嬉しいです。ありがとうございます。
[臣楼匡侍に微笑んで、種類豊富な飴に視線を再び落とした]
[教室まで上がってくると、扉をちょっとだけ開けて中を覗く]
あれ、知らない子がいる。
転校生? いやいやまさか。
匡ちゃんとゆっきーが仲良さそうでジェラシー……。
体質じゃね。
これはこれで困りもんなんだよ。腹減るし。
大体、おんなのこは太ったらそれ気にして「痩せたいー」とかって、そういうの、かーいーじゃん。いいじゃん。
分かってねーな。
私は出席日数計算だけは間違えたことないから。
ちなみに匡ちゃんも多分このペースで行くと危ない教科あるから気を付けるといいよ。
みるくちゃん…。
いいよ。飴。もち。
でもね。
…そんなことでは、いかーん!
おんなのこはなぁ。かーいらしいおんなのこはなぁ。
その…いいんだぞ!それだけで!
それを自覚しないのは、罪だぁああ!
[しばらく覗いていたが、雪花の出席日数という言葉に、は、と来た理由を思い出した]
覗いてたら来た意味ねぇし。
おはよー。
[ドアを開けて教室の中へ]
ゆっきーてば今日も元気で可愛いな。で、こっちのかわいらしい女の子はどこの子かな。匡ちゃんのガールフレンド? ってことはないか。ごめん。
まぁ、純粋なのは長所だと思うのは本当だけどなー。
一度染まったら、二度と無色にはなれないわけだし。
あれ?なんか俺まともな事言った?
自分で自分がきもちわりー!
[自分の肩を抱いて身震いする。]
匡ちゃん、光の三原色なら無色になれるぜ。
つーか、何でまともなこというと気持ち悪いんだか。その辺の感覚が常人と違うよな。
[堂々と遅刻しつつ自分の席へ]
先輩は細くて、スタイル良いですよね。
体重半分くらい貰って欲しいです……。
[雪花の発言に思わずくすりと笑いながら、ありがとうございます、と飴に手を伸ばした]
あれ?
臣楼先輩は少し自由なだけで、いつもまともだと思ってたんですけど、違うんですか?
魅力……。
私は、本当にないですから。
もし私にそんなものがあるのなら――
(いじめられたり、しないですよね)
[青い髪の女性を見て発言を止め、ぺこりとお辞儀をした]
あ、初めまして。えと、朝比奈みるくと言います。
が、が、ガールフレンドなんて、そ、そんな、とんでもないですっ!!
わ、私なんか、そのっ、臣楼先輩は素敵すぎて、とてもっ!!
おっ冴ちん。うぇい。
[おはようはおかしいと思って挨拶がおかしくなった。]
いや、この子は、匡ちゃんの奇行に怯えてるところをうっきーにさらわれそうになってたから保護したみるくちゃんっての。かーいらしいでしょ。
…匡ちゃんは年中変態だ。騙されちゃいかん。
出席日数必死で計算してる私と冴ちんを目の前にああいうことを言ってしまえるあたりとかね。
おい、なんでそこであやまんだよ!?
少しぐらい「おう、俺の彼女だ。遂に俺にも春がきた!」とか言う時間くれよ!
それすらも俺には許されんっていうのか!?
[大袈裟に身振り手振りで講義する。]
だって、まともだなんて面白くもなんともねぇじゃん。
誰でも言えることを普通に言うなんて個性がなさ過ぎて俺が俺である証明ができなくなっちまうだろー。
>だって、まともだなんて面白くもなんともねぇじゃん。
>誰でも言えることを普通に言うなんて個性がなさ過ぎて俺が俺である証明ができなくなっちまうだろー。
同意っ
朝比奈みるく、……わかった、今日からミルキーだな。
ガールフレンドじゃないのは了解。んでも、その後に聞きなれない言葉を聞いたような気がするんだけど。
匡ちゃんが、素敵?
ミルキー、目は悪くないよな? それとも人と違った趣味を持ってるとか。
百歩譲って「素敵」までは呑もう。「素敵過ぎる」はどう考えても違うんじゃねーか?
いや、ある意味素敵過ぎるのかも知らん。俺の知らないところで匡ちゃん大人気とか。
あんのかな。ねぇよな。
え、なに俺素敵とかいわれた?
素で敵だ。略して素敵だとかじゃなくて?
[曲解にも程がある。
そして暫くフリーズしたあと再起動。
いまこそ不死鳥の如く復活。
あ、つまり今まで死んでいました。じんせいのはる的な意味で。
匡侍は突然朝比奈の手を握った。]
OK、一生君を守ろう!
[思考がどっかに飛んでいったらしい]
むぅ。
みるくちゃんがかーいらしくないなんて、誰がそんなこと思い込ませたんだ。許せん。断じて許せん。
匡ちゃんが一発でいかれちゃう魅力なのに。
[ぶつぶつ言いながら、匡ちゃんがうっきーを張り飛ばしたハリセンを拾い上げる。
そのまま匡ちゃんの後頭部へ叩き込む。]
匡ちゃんの奇行はいつものことだけど、はじめて見たらそら怯えるわ。確保ありがとうゆっきー。
うん、可愛いな。可愛いけど、俺はゆっきー一筋だから、眺めるだけにしとく。
匡ちゃん……春が来たなら素直におめでとうって言うけどさ。来てたらもう少し違う雰囲気だしてるだろ。
それにほら、匡ちゃんはみんなのアイドルだからな。
言い慣れねぇこと言ったし、授業内容わかったりとかしねぇかな。
わ、私、視力は2.1ありますし、平凡、だと思うんですけど……。
あの、……、先輩は、そうは思わないのですね。
[青い髪の先輩の名前を呼ぼうとし、名前を知らないことに気付き一度口を噤んだ]
学校以外で人生を楽しむことを知っているというのは、私は素敵なことだなって思うんです。
その、ちょっと、出席日数0でも平気というのは、羨ましいですけど。
つたんっ!?
[突然ハリセンで叩かれて奇声をあげてしまう。
仮面が外れかけたがなんとか着け直した。]
OK、俺は冷静だ。
って、俺がアイドル!?俺が大人気でモテモテ!?
ああ、神よ貴方を私は信じていました。
つまり今まで灯台もと暗し。
青い鳥は貴方の傍で飛んでいました、ここほれわんわんってやつか!?
よっしゃ!ばっちこい!
あ。なんか先輩って呼ばれんのはくすぐったいな。
俺は冴生。呼び方はどうとでも呼んでくれ。
でもそっか。そういう意味の素敵ってことかい。それならわからんでもないかなぁ。
匡ちゃんの自由さ加減は羨ましいからな。
って青い鳥って何だよ。
青い鳥、つまり恋人という名の俺の幸せだよ!
[大袈裟にポーズを付ける。]
ふはははは!今こそ今まで溜まっていたものを発散するとき!
全てぶつけてくれるわ!
[ちなみに、劣等感とか鬱憤の事である。]
今なら大介含むイケメンにも優しく出来る自信がある!
冴生先輩、ですね。わかりました。
同意して貰えて嬉しいです。
[冴生流香へにっこりと笑いかけて、はっとする]
あ、私、そろそろ授業行かないと……。
先輩たちにお会い出来て良かったです。ありがとうございました!
……匡ちゃん。誰が匡ちゃんの恋人になりたいと言ってたっけ。
俺もゆっきーもミルキーもそんなことは言ってないと思うんだが。
素敵に思うことと恋人になりたいかどうかは又別の話だからな。匡ちゃんが大人気かもアイドルかもあくまで想像の話であって現実にそうかはわからないんだぜ。
んでも、ミルキーが匡ちゃんを素敵に思ってるのは確かなんだろうけど。
臣楼先輩に憧れてる人は、きっと多いと思います。そういう意味でアイドル、なのかもしれないですね。
それじゃあ、失礼します。
制服は、明日にでもお返ししますね。
あ。そーか、サボるのは私らだけか。
みるくちゃーん。
私のことはゆっきーでいいぜー。
それと、匡ちゃんに騙されちゃダメだぞー。
うっきーに気をつけるんだぞぉー。
みるくちゃんはかーいらしいんだぞぉおおお。
[手を振る。
名残惜しい。]
…ところで制服返すって何だね匡ちゃん。
ん、ああ。先輩ってことは一年生か。
よく考えたらそうだな。
匡ちゃんに憧れてる奴が多いかはおいておいて、それぞれ違う理由なんだろうな。
[教室へ戻るらしいみるくへ手を振る]
別の話だと……?
[喜びに染まっていた感情が休息に色褪せていく。
ああ、そうか。アイドル…つまり。]
偶像……か……。
ふっ、短い夢だったな……。
[ああ、そうか夢はいつか醒めるもの。
ならば今の言葉が俺にとっての覚醒を知らせる鈴の響き。
でも……それでも。]
嬉しかったのは嘘じゃない。
その時の満たされた気持ちは嘘なんかじゃないから!
[夢から醒めても、微かにとはいえ記憶は残る。
ならばそれを胸に抱き強く生きていくのも悪くはない。]
うん、おれはまだ頑張れる!
あ、そういやもう授業はじまってんじゃん。
んじゃ、またなー?
先生まだ来てないうちに俺もさっさと出ようっと。
……図書室で昼寝でもするか?
[そう呟くと、朝比奈へと手を上げて見送った。]
何? ゆっきー授業サボるの?
俺はでとかないとやばいからなぁ。
匡ちゃん匡ちゃん、夢ってのは自分で掴み取るもんだぜ。夢が短かったなら現実にすればいい。
嬉しかったんなら、がんばれるんなら、全校生徒に羨ましがられるような男になれよ。
今のままじゃ無理そうだけど。
応援だけならしとくからさ。
あー、そういや制服の事があったな。
気にしないでもいいのに。
[その時、丁度梶原が質問をしてきた。]
いやな、朝比奈ちゃんが濡れすぎてそのままじゃ色々アウトだったから着替えを渡したんだよ。
別に匡ちゃんは他の人の影響で頑張ったり頑張らなかったりとかじゃないじゃん。
面白いと思うかどうかでしょ。
ふむ。
私もさっさと逃亡するかのう。
そろそろ外は暑くなってくるかもなぁ。
図書室保健室がメインになってきちゃうのかねぇ。
自然の風の方が好きなんだけどなー。
女子の着替えを!
匡ちゃんが!
濡れねずみのみるくちゃんに手ずから!?
何という役得!
嗚呼!
[頭を抱える。]
それでみるくちゃんはそんな匡ちゃんにほだされ!
くそう!
ふむ、まぁ彼女が出来るぐらいには頑張りたいなぁ。うん。
夢へ向かって頑張る俺。あれ、素敵じゃね?
確かに梶原の言う通り、楽しさこそ俺の全てだからな。
楽しくない普通の事なんてどうでもいいってのは俺の真理だ。
[胸を張って堂々と答える。
そして、そのあとの疑問にも一瞬考えたあとハッキリ答えた。]
うむ、まごうことなく濡れていた。
は?
[二人の発言を理解するのに数秒を要した。
そして内容を理解するとともにハリセンが舞う。]
阿呆か!
着替えさせたりとかするわけねーだろ!
いや、したいけどしてねーから!
女性の味方の俺がそんなことするわけねーだろ!
[ハリセンは紙一重で避けようとして掠った]
なんだよ、おさえてねぇのか。使えん。
女性の味方だっていうなら、ハリセンで殴るなよなー。 俺もゆっきーもか弱い女の子なんだから。
あー、そういやそうだったな。
でもツッコミは暴力に入らないってのが古からのルールだしなぁ。
っと、んじゃ俺はそろそろいくわ。
んじゃなー。
ありがとうゆっきー。
大丈夫、俺そう簡単には傷なんてつかないから。
それよかゆっきーのほうが心配だな。大丈夫か?
骨とか折れてないよな。折れてたら匡ちゃんにたんまり請求しようぜ!
ん? 俺は体は割りと丈夫だよ。労わってるかどうかは別としてな。
特別無理なこともしてないし。
でも、ゆっきーがそんな風に心配してくれんのは嬉しいな。さんきゅ。
そら心配するよ。
冴ちんおんなのこなんだからさぁ。
[ん…いや、そうか。
自分もなんだけど。]
…おっと、いかん。
私もさっさと脱走しないと。
私フェードアウトするぜ。
-家庭科室-
[偉人伝を幾つか読んで疲れたので、休憩するために家庭科室にやってきた。]
らっきー
空いてる
[空いていようが授業中だろうがどっちでも構わないのだが。
使っているときは必ず実習なのでどさくさに紛れて混じるのに都合が良い。
しかも、丁度お腹がすいた頃に実習の料理やお菓子ができるという、まさに一石三鳥の場所である。]
[手近な椅子に腰かける。]
ふわぁぁぁ
[誰もいないのをいいことに、大欠伸をする。朝が早すぎたのだから仕方ない。授業はさぼってしまったがそれ以上に有意義な時間を過ごした。と信じている。
高校生にもなって今更といえなくもないのだが。]
-2年C組 教室-
ん……。
[ぼんやりと目を開ける。突っ伏したままの姿勢で寝こけていたため、首が変な風に引きつる。伸びをして首をこきこき鳴らしていると、妙に教室内が静かな事に気付く。]
………あれ?
[気が付くと、教室には自分一人の状態だった。状況を理解出来ないままに、壁に貼ってある時間割表を見る]
あー……移動教室だったか。
…なんだよ、純子起こしてくれればいいものを…。
[寝ているユーリを起こすのは、猛獣の檻に手を突っ込むようなものだと知っているクラスメイトが、そんな危険を冒すわけがなかった。]
んー…どうすっかなぁ…。
[もう一度寝ようにも、目が冴えてしまった。かといって、このまま誰も居ない教室にぽつんといるのも妙に寂しい。]
とりあえず、音楽室でもいくかー。
[立ち上がると、教室の*扉を開けた*]
[1年A組の教室、先ほどの休み時間の間、映子は一心不乱に数学の宿題と戦っていた。]
昨日は疲れてたから・・・
休み時間じゃ全然たりないよーTT
今日の数学は午後なのが唯一の慰めだよ。
[溜息をひとつついた後、今朝進藤とした約束を思い出す。]
ユーリ先輩かなり思いつめていたみたいだし、急いで調べてあげないと・・・
でも、宿題も終わらせないと・・・
[その時、目的の人物の1人からメールアドレスを貰っていたことを思い出した。]
浮田先輩は取材OKっていってたから、メールで取材させてもらおう。
[思いついたが吉日いや吉時?、授業時間中ではあるが、浮田へのアンケートのメールを打ち始める。]
休み時間は宿題で手がいっぱいだからしょうがないよね。
−図書室−
[匡侍は図書室に入ると、閲覧場所の一角のイスを集め始めた。
図書委員がこちらを怪訝な目で見ているが気にしない。]
あ、どうぞおかまいなく。
[イスをくっつけるとあら不思議、簡易ベッドの出来上がり。
これぞ庶民の知恵、あれなんか違う?]
睡眠って生きることに必要なんだよな。
必要なら仕方ない。
[そう言ってイスで作ったベッドの上に寝転がった。]
いってらっさー
ああ、サボれるっていいなぁ。次の時間はサボろう。そうしよう。まだ足りてるし。
[雪花見送って授業に集中。したのは10分くらいだったとか]
[彼女の送ったアンケートはメール5通にも及んだ。
最初のうちは生年月日、血液型、好きな食べ物、等々穏当なものだったが、最後のアンケートはとんでもない内容だった。
アンケート5
・女性の好みは?
(容姿、年齢、知性、運動能力、性格などできるだけ細かくお願いします。)
・現在つきあっている人はいますか?
・現在つきあいたいと思っている人はいますか?
・複数の相手と付き合いたいと思いますか?
・S、Mという文字から何を連想しますか?
(以下恋愛に関する質問が続く)]
やったー! 終わったよ!
[全て打ち終わった達成感で、思わず万歳をしてしまった。
ちょうど授業終了のチャイムが鳴っていなければ、先生の説教で次の休み時間を無駄にすることになっていただろう。]
-3階音楽室-
あ、そう言えば……。
[先ほど匡ちゃんに、番号を登録しとけと言われていたことを思い出す]
(しょうがないですね。俺は未登録着信には出ない主義なんですよ。また、切られたと騒がれても困りますから)
(変態仮面、と。これはこれで、出たくない登録ですね……)
(あ、そうだ。念のためメールアドレスも聞いておきますか。)
[翔にしては珍しく、授業中に携帯を触る。もちろんサイレントモードで]
[匡ちゃんへ
俺にメアドも教えてほしい。これに空メールくれればいいですよ
翔]
(送信。)
-二階 廊下-
[廊下に出ると、目の前の家庭科室の扉が半開きになっていた。なんとなく中を覗いて見ると、火田 幸が机につっぷしてぐーすか寝ている。]
あちゃー…。ねーさん、こんな所で寝てたら風邪ひくって。
[何かかけるものを探したが、あいにく何も持っていない。]
[幸を起こさないように、忍び足で自分の教室に戻ると、ロッカーの中からジャージを引っ張り出す。]
…ま、何も無いよりはマシだろ。
[家庭科室に戻り、それを幸にそっとかけると、足音に気をつけながら教室を出て三階に向かった]
「バッハは、9歳で母を亡くし、10歳で父を亡くし……」
(偉人というのは本当に、幼少期に苦労するものなんですね。)
[そして、先ほどの火田先輩の涙目を思い出す]
(女性の涙が最終兵器といわれることを、俺は生まれて初めて痛感した気がしますよ……)
(……随分無邪気な人ですよね、あの女性は。……身体はあんなに大人な……)
(しまった、俺は何を考えているんだ何を!?)
[眠い頭でぼんやりと授業を聞く。もちろん頭になど入ってこないわけだが]
ねみぃ。
ああ。ゆっきーと匡ちゃんがうらやましい……。
後何分だ?
[時計を見る。チャイムが鳴るまでまだもう少し。後15分というところで、小テストの声が聞こえた]
マジ? 聞いてねーよ!
[テスト用紙が配られると、シャーペンを握って向かい合う]
さえきるか、と。
……。何とか分かるか。
[面白半分に覚えていた箇所だったらしい。一通り解くと机に突っ伏して寝始めた]
-三階 廊下-
[音楽室に向かってぶらぶら歩いていると、図書室の方が何やらざわめいている。ちらと中を覗くと、一角に例の変態仮面が椅子をベット代わりに寝こけていた。図書委員と思われる数名が、それを遠目で見てどうしていいか悩んでる様子。]
む。チャンスか!?
[ひっ捕まえようとして、ポケットから持参したビニール紐を取り出すが、…さすがに無防備な相手をどうこうするのは気分が良くない。]
ちっ…命拾いしたな。
[かと言って、このまま何もしないのもシャクだったので、図書室にずかずかと入り込み、机の上にあったセロハンテープを掴んだ]
『ピーッ。ペタペタ』
[仮面の鼻の穴をしっかりと密封すると、良い仕事をやり終えたとばかりに満面の笑顔で図書室を後にした]
-音楽室前-
[扉に手をかけ、がらっと開けた瞬間、授業終了のチャイムが鳴り響く。]
………。
[教卓にいた教師と無言で目が合う。にっこり笑い返すと、そのまま笑顔で扉を閉めた。がらがらぴしゃん。]
…さすがに今のはマズかったか…。
[苦笑いいながら廊下にぺたんと座り込んだ]
―3年A組教室―
[2時間目が始まり、真面目に授業を聞いている……というわけでもなく。
一応静かに大人しくしているが右から左へと教師の声が素通りしているあたり今日も苦手な数学に悩まされているようだ。]
日常生活じゃ、つかわへんてこんなん……。
こんなの使って計算する日常的状況ってどんな状況なんよ。
[ああ、でも悲しいかな将来の生活で使わなくとも現在は必要とされるのだ。
主にテストという名のイベントにおいて。]
[結局進藤は現れず、二時限目終了のチャイムが鳴った。一瞬ドアが開いたようだったが、普段は優しそうな音楽教師が開いたドアを怖い表情で一瞥すると、ドアはすぐ閉められる。]
(一足先に授業が終わったどこかのクラスの生徒かな……?)
[のんきにそんなことを考えながら、席を立ち上がる]
[机でケシゴムを転がしていると、授業終了のチャイムが鳴った。
どうやら地獄の1時間は終わりを告げたようだ。]
あ、おわったー。
[大きく息を吐いて安堵する……真面目に聞いていないのに安堵するというのもおかしい話だが気にしないでおこう。
そのまま教室に居続けてダラダラする…というのも魅力的だが、なんとなく廊下へと出てみる事に。]
んー?あれ、ユーリちゃんやんなー?
[たまたま目線が行った恩画質の扉の前で座り込む人影を見つけ、それがこの間知り合った人物と判断すると、ゆっくりとそちらへと歩いていった。]
[その時、音楽室から出てきた教師がユーリを軽くにらんで去っていった。
若干不機嫌そうな感じが簡単に見て取れる。]
……なんかやらかしたん?
次の授業は……確か漢文ですね。楽しみだな。
[そうひとりごちながら音楽室のドアを開けると、そこには何故か床にしゃがみこんで誰かと喋っている進藤の姿があった。慌てて反射的に翔もしゃがみこむ]
うわ、ご、ごめんなさい。もしかしてぶつけてしまいましたか?
[因みに学園のドアは、保健室・校長室以外、全て横に引く引き戸]
[屈み込んできた泉に、少し罰が悪そうな顔をしてみせる。]
あはは…。うっかり遅刻してきた上に、来たら丁度授業終わってたという、ナイスタイミングかましましてー。
[頭をぽりぽり掻く。]
あー、なるほどなぁ。
[罰が悪そうな表情を作るユーリが何処か可愛らしくて、つい笑顔になる。]
確かに遅刻は駄目やけど、それは災難やったなぁ。
よしよし。
[座っているため、丁度いい高さにあるユーリの頭を撫でる。]
[その時、扉が突然開かれて男子生徒が出てくる。
突然ユーリに謝りだした事が理解できなかったが、ユーリの反応から彼女の知り合いだということは理解できた。]
ん、亀島くんってゆうん?
中から出てきたってことはユーリちゃんのクラスメイトってことやんなー。
[泉に頭を撫でられて、一瞬きょとんとするが、何となく嬉しくて微笑む。]
うにー。泉ねーさんの手って、なんだかほにゃんとなるなぁ。
え?!?!?
[進藤の反応に様々な推測が脳内をかけめぐる]
やはりぶつけていましたか? それとも急に近寄ったことで驚かせてしまいましたか? むしろ、ご歓談の邪魔してますか。とりあえず……
すみません!!
[とりあえず、頭を下げる]
[頭を下げた鮫島に、慌てて]
いやいや、別にぶつかってないって!邪魔じゃないし。
ただなんとなく、文句つけて虐めてみたくなっただけだよ!
[心境をそのままドストレートにまくしたてた]
[ふいに、進藤の傍に居た女性から、柔らかな声がする。どうみても、その視線は自分にむいていた]
ええと。亀島ではなく、鮫島といいます。
……進藤さん。俺は、さ、め、じ、ま。鮫島ですよ。近いけど。
そうかー?そんなん言ってもらえると、なんや嬉しいわー。
[あははーと笑いながら、頭をかるく叩く。]
はい、おしまいなー。
また今度、私でよかったら撫でてあげるわー。
[どこか楽しそうにユーリにそういうと、亀島の方へと目線をやった。]
んー、なんや堅苦しい喋り方するんやなぁ。
同じクラスなんやったらもっと親しくせなあかんでー?
[むぅー、と少し考えるように亀島の顔を見るが、暫くすると軽くため息をついた。]
せやけどあれやなー、自分女の子みたいなキレーな顔してるなぁ……。
なんやうらやましいわぁ。
[進藤の率直な感想に苦笑した]
あのですね進藤さん、そんな小学生男子の恋愛反応みたいなこと、しないでくださいよ。俺は、さっきあなたの姿が見えなくって、大介君に浚われたんじゃないかと心配していたんですから。
[ふー、と溜息をつく]
−図書室−
[ああ、なんだこれは。
何処か体が重く、なにか自分に必要なものが欠けていっているようだ。
強いて言うなら、在って当然の筈の物が奪われていっているような感覚。
最初は気づけないが、そのうち段々とソレは減っていって。
在って当然過ぎたがゆえに、無くなるまでその存在に気づけなかった。
嗚呼、だめだ今すぐ奪い返さないと…俺は……。]
苦しいわぁぁぁぁ!
[息苦しくて起きた、酸素プリーズ。]
誰だよ!仮面の空気穴の一部を塞いだ馬鹿は!
あれか、俺は誰かに恨まれているのか!?
そしてそいつが放った刺客が今まさに俺の息の根を止めようとこの事態を引き起こしたのか!?どうなんだ、ああん!?
[まだ完全に頭が起きていないようだ。
いや、起きてもこんなもんか、コイツは。]
ってあれ、メール来てんじゃん。誰からだ?
あ、ああ……。よそよそしいですか。そうですよね。
何というか、前の学校でもよく女子に言われてたんですけど、どうもくだけた言葉は落ち着かないというか。すみません。
[しかし、次の泉の言葉に呻く]
……それ、俺結構気にしてるんですよ。小学生の頃、おんなおんなって馬鹿にされて、同級生殴り飛ばして親に叱られました。
あー、フカヒレからか。
そういやメアドは教えてなかったもんな。
件名:この電話は
文章:現在貴様のようなイケメンには一切利用されておりません。
よし、送信っと。
……二度寝すっかなぁ。
[鮫島の言葉にきょとんと]
あー、これって恋愛反応なんか、初めて知った。
そっか、じゃあアタシお前の事が好きなんかなぁ?
[本人に向かって直球で返す]
……心配。
[今まで他人に言われた事の無いセリフに、何となく笑ってしまった。]
ありがとー。その気持ちだけでも嬉しい。
[にっこり]
…っと、次の授業漢文だっけ!?
教科書忘れちったから、隣のクラスから借りてこなきゃ!
ごめんね、泉ねーさん、また今度っ!撫でてくれてありがとー!
[言うが早いが、そのまま階下への階段に*駆け出して行った*]
[続いて泉に向かい]
あ、ああ……。よそよそしいですか。そうですよね。
何というか、前の学校でもよく女子に言われてたんですけど、どうもくだけた言葉は落ち着かないというか。すみません。
[しかし、次の泉の言葉に呻く]
……それ、俺結構気にしてるんですよ。小学生の頃、おんなおんなって馬鹿にされて、同級生殴り飛ばして親に叱られました。
[進藤の、まるで自分自身の気持ちを気にしていない様子に不思議さを感じる。が、慌てて立ち上がり、走り去った姿にふと、おかしさがこみ上げた]
進藤さん、本当に明るくて騒々しい、楽しい人ですよね。
[その様子を、背後の純子がしっかりチェックしているとも知らずに、くすくすと笑う]
でもなー、私は友達って対等なものや思うねん。
そこには少しの上下もあらへんくて、ただ横一直線に並んでる。
だから遠慮なく色んな事を言い合えるし、お互いにそれを対等な意見として受け入れていけるんちゃうかなぁ?
だからなー、友達に"敬語"を使うのは、どっか変ちゃうかなーって。
うーん、私頭良くないからうまく言えへんねんけどね、偉そうに言ってごめんなー?
[うまく言葉としてまとめられないのが申し訳ないのか、頬をかきながら謝る。]
なんでよー、キレーなもんは誇ってもええと思うで?
ソレもすべてひっくるめて自分なんやし。
私はもっとかわいーなりたいけどなぁ。
鮫島くんぐらいきれいやったら浮田くんと同じぐらいモテるんちゃうー?
はい、よく言われます。
[言葉遣いにふれられて苦笑する]
なんというか。これが、俺の通常なんですよね。相手を上に見て、同級生に敬語を使っている訳ではないんですよ。
そういえばさっき、進藤さんがあなたのこと、泉ねえさんと呼んでましたよね。と言うことはあなたは俺の先輩なのでしょう?
なら、丁寧語を使うこと、許していただけないでしょうか。
[遠慮がちな様子の泉をまっすぐに見つめる]
自分の顔は嫌いじゃないですよ。でも、女性に見られるのを、諸手をあげて喜べる男は、あっち系くらいでしょう。
泉先輩は、十分にチャーミングですよ。それに、人間顔ですべては決まりません。
大介は……
[浮田、と聞いて貰ったメモのフルネームを思い出す]
大介はもてるんですか。そうでしょうね、あの様子なら。
[ならば尚更、乙女の被害を未然に防がねば。俄然やる気になる]
でもなー、やっぱ敬語って堅苦しいとか他人行儀とかそういうイメージで見てまうからなぁ。
うん、私相手はしゃあないねー。
別に私はええねんけど、やっぱ先輩に後輩がタメ口やったら、周りがええ顔せぇへんのよー。
そういうのに五月蝿いコもおるからなぁ。
[そういって苦笑する。]
えー、でもテレビで人気のある男子アイドルとかでも女よりキレーな人とかもおるやん。
やっぱ、そういうのも好かんの?
あははー、そういう風に言ってもらえると嬉しいわー。
[チャーミングといわれて、照れくさそうに笑う。]
おっと、授業おわったか。
次はサボろうそうしよう。
[テストはいつの間にか回収されていた]
んじゃまた昼過ぎに戻ってくら。
[誰に言ったか声をかけて、*教室を後にした*]
他人行儀……ですか。
[苦笑しながら、一瞬視線を逸らす]
ま、泉先輩相手のOKさえ取り付ければいいですよね。
礼儀正しい方が、社会での受けはいいんですよ。
綺麗な男子アイドルですか?
俺は女性の方が好きですよ。
特に、そうやって笑顔になった女性はとても綺麗ですから。
ハッ
すみません……顔をじろじろ見るなんて不躾ですね。
俺も、こんなじゃ大介のこと言えないな。
しかしあいつ、上級生にも人気があるのか。どんな手を使っているのか、白状させてとっちめないといけませんね。
[遠い目になる]
むぅ、社会の受けは良くても、私からしたらなんや寂しいわー。
……あーもう、そんな風に言うてー。
鮫島君あかんわー、簡単にそんなこと女の子にいうたらあかんねんでー?
浮田くんみたくなってまうよー?
[ちょっと恥ずかしいのか少し赤くなる。
でも、少しした後若干頬を膨らまし、いたずらっぽく言葉を返した。]
寂しいと言われても……くだけた言葉遣いは、よほど親しくならないと無理なんですよ。
すみません。
[少し表情を曇らせた]
うわ、そんな!!
今のは不可抗力ですよ、不可抗力。
お世辞と思われたのなら、心外です。でも、セクハラと思わせたのならごめんなさい。
(赤くなってる……先輩なのに、どうしてそんなに可愛い表情するんだろ)
[心臓の鼓動が大きくなる]
えっ?!
[言われて腕時計を確認する]
(まずい。次は遅れるわけにいかない)
わわ、俺もこの辺で。失礼します!!
[慌てて立ち上がると、泉が立ち上がるのを待ってから廊下を走り、*階段を駆け下りた*]
うん、ほなまたなー?
[鮫島が階段を下りていくのを見送ってから、指先で少し頬を撫でた。]
あー…ちょっと顔熱いわぁ。
ギリギリまで廊下で冷まさな、なんや言われそうやなぁ。
[ちょっと困った顔をするが、嫌そうな感じはしなかった。
和海は暫く廊下で窓の外を眺めた後、チャイムが鳴ると同時に教室へと戻った*]
─ 校長室の前 ─
[浮田は疲れ切った顔で校長室からはい出てきた]
……むさい男に囲まれて身動きが取れないって状況がいかにストレスを与えるか、ようくわかった。わかりたくなかった。恨むぜ匡ちゃん。
[二度三度深呼吸をして、乱れた髪の毛を整える。そして携帯電話を取り出すと、浮田は監禁中に映子から届いたメールを見た]
な、なんだこの量?!
・女性の好みは?
容姿は、三つ編みの似合う整った顔立ちの女の子>ショートカットがしっくりくる目のはっきりした女の子>ウェーブのかかったロングヘアが似合う美人>ボブカットで少し垂れ目な女の子>ポニーテールが揺れ動く丸顔の女の子>ストレートのロングヘアで少し吊り目の女性>眼鏡を掛けた娘>その他大勢>>>綺麗になる努力をしていないと明らかにわかる人、の順に好み。
年齢は一つ年下≧一つ年上>同い年>数歳年下>数歳年上>年下>年上>>小学生以下>老女の順に好み。
知性と運動能力は興味ない。
性格は、ドジっ娘>積極的な娘>おっとりした娘>頑張り屋の娘>気配りの出来る娘>楽天的な娘>内気な娘>世話焼きの娘>威勢の良い娘>変わった性格の娘>男嫌いの娘>ネガティブ思考の娘>冗談の通じない娘の順に好み。
・現在つきあっている人はいますか?
いないよ。
・現在つきあいたいと思っている人はいますか?
映子ちゃんかな。
・複数の相手と付き合いたいと思いますか?
二股三股はありえないよ。
・S、Mという文字から何を連想しますか?
サディズムとマゾヒズム。おれにそんな嗜好はないけどね。
-2年C組前廊下-
ふー、今度はちゃんと間に合うぞ。
[ポケットの携帯を入れなおそうと取り出し、メールの着信があったことを思い出す]
ま、匡ちゃんだろな。
[携帯を開くと案の定
件名:この電話は
本文:現在貴様のようなイケメンには一切利用されておりません。]
はいはい、登録しておきますよ。
ふぅ、匡ちゃんにラブコールも送ったし、用事はこれで済んだかな。監禁と引き替えに今日の分の単位も貰ったから、後の授業はサボるか。
[そう呟くと、浮田は廊下を歩き始めた]
さて、今度こそ授業をうけるからな!
[気合一番自席につく。三時限目開始のチャイムが鳴り、漢文の教師がやってくる]
「今日は、論語の読み下し文をやります。」
(論語は好きですね。ためになる。)
「子曰く、学びて思わざれば、則ち罔し。思いて学ばざれば、則ち殆うし。これはどういう意味ですか。佐藤君」
(学び考えよか。そうだな。目の前にある事象を考えなければ視界は開けない。妄想するだけで知ろうとしなければ、正確な認識は出来ない、か。)
(もっと、知らないといけないということですね。)
-家庭科室-
むにゃ
[幸は夢を見ていた。普段は夢など見ないほど熟睡するのだが、この場所で居眠りをすると、必ず夢を見る。
それはいつもと同じく楽しい夢だ。そして楽しさの絶頂と共に、目覚める。]
[見渡してみると、学生たちがエプロンをつけて調理実習をやっている最中である。
まさにそのケーキの焼き上がりと時を同じくして、幸の夢は終わるのである。]
[幸はニッコリ微笑んで愛想を振りまく。]
んー
美味しそうな甘い匂いがするね
えへへへ
[おねーさんが味見をしてあげる!と言って半ば強引に全ての班の作品を試食して、家庭科室を出る。]
[『お菓子作りの授業では完成とともに女のセンパイが現れて試食していくので、数は人数分+1個を心がけるべし。』
とかいう冗談のような伝説が代々伝えられている。]
あれ?
ジャージ?
女物・・・
[気づくと肩にジャージが掛けられていた。
一瞬自分のものかと勘違いしそうになったが、よくよく考えてみるとジャージは1年生の頃になくしてしまった。
体育の授業はいつも制服のままか私服のどちらかを着た記憶しかない。]
ぶかぶかー
[そして幸のサイズより明らかに大きい。]
???
[振り返って再び家庭科室に入っていく。『またきたぞー』とかそんな騒ぎになる。]
ちょっと聞きたいんだけど
いいかな?
これの持ち主、しらない?
[結局、家庭科室の学生からは全く情報が得られなかった。]
しょうがないなぁ
持ち主さがさなきゃ
[とりあえず目立つように着てようかしら。と呟いて、前チャックを閉じる。]
あったかい
ふふ
[なんだか嬉しそうだ。]
きっと麗しの乙女が甘いお菓子を作ってるな! 疲れた時に甘い匂いは効くぜ!!
……分けてくれないかなぁ。でも見つかるときっと先生がうるさいだろうし。残念だけど鼻と目の保養だけにしよう。
あ、みゆきさん。今日も可愛いですね。
[浮田は幸にいつも通りの挨拶をすると、ケーキが付いているよと言いたげに指で自分の口元を指さした]
おー
大ちゃんひさびさー
[笑みを返す。「可愛い」のところはスルー]
え?
くち?
わ、べったべたぁ
[慌ててティッシュを取り出して口元を拭う。]
[校内をぶらついてみる。]
図書室はいち早く匡ちゃんに奪われちゃったし、図書委員とか司書とかに顔覚えられてるから見付かるとたまに面倒くさいしなー。
うーむ。どうすべか。
あれ……? 授業で作ったんじゃないんですか? なんだ、みゆきさんの手作りケーキって素敵だなぁと思ったのに♡
それはそれとしてお姉さん、食後の紅茶でもいかが? 奢りますよ。
もうかえろかな…。
しかしかーさんが帰ってきてるとさらにめんどい。
これ以上小遣いを減らされるとまずい。
[過去、色々とやらかすたびに減らされてきたため、もうすでにすずめの涙である。]
やだなあ大ちゃん
あたしが料理できないの知らなかったっけ?
[きっと食べたら死、と聞こえないよう呟く。]
授業は、たぶん後輩の子だよ?
紅茶かあ・・・
おねーさんはオトナだからアルコールの方が好みなんだけど。
でも、うん
ごちそうしてもらっちゃお
あ、チャイム鳴りよる。
私は何をしておったのか。
安住の地を求めるあまり無為な時間を過ごしてしまった。素直に匡ちゃんについてきゃよかったのかもしれない…。
[頭を抱える。
なんという悲しい結末。]
ホットミルクが作れれば十分ですよ、料理なんて。
校外ならおれもアルコール分の方で誘いますけど♪ 校内じゃ紅茶が精一杯。……なんなら校外に行きますか? なんてね。じゃ、食堂へ行きましょう。
[浮田は幸を連れて食堂へ向かった]
[昼寝の場所を探して廊下を歩く。気づけば三時間目が始まっていて、校長室に誰もいないのを確かめてからその椅子にふんぞり返る]
校長のやろう、いい椅子使ってんな。ちょうどいいクッション具合だ。
[机の上の印鑑を見ながら、やがてうとうととし始める。
次に目が覚めた時は3時間目の終わりを告げるチャイムが鳴っていた]
ガラッ
[丁度浮田と火田の姿が階段に消え、梶原が姿を現したそのタイミングで廊下に出る。もうちょっとで血圧が上がる所だったかもしれない]
おや、あれは……。
[見覚えのある女子の姿を見かける]
─ 食堂 ─
[浮田は紅茶を二つ頼んで受け取ると、幸の所へ運んできた]
はい、どうぞ。あ、そうだ。
[ふと指を鳴らすと、浮田はポケットから小瓶を取り出した。そして幸のコップに琥珀色をした中身を注いで、幸にウィンクする]
調味料です♡
[ふと、最寄りの教室の方を見ると、中の様子が少し、窓から見える。やはり授業は終わっている。
先ほどのチャイムは夢ではなかったのだ。
…なんという寂しい結末。
いやまぁいいんだけどさぁ。よくやるし。
けど、認めてしまったら終わりだと思うんだ。
あれちょっと待てよ、あのいそいそと歩く男、あれは昨日匡ちゃんと口論をして私に見るくちゃんとの出会いを与えてくれた男ではなかろうか。ありがとう。感謝してるよ。なんて名前だっけ。]
あ、転校生かもしれない「しょこた」って人か。
[声に出てしまった。やべっ。]
んあ。あと一時間あるなぁ。しかし腹へった。早弁するの忘れてたぜ……。
腹が減ったのと眠いのとどっちを選ぶべきか。
[悩むこと数分。ノブががちゃりと回るのに気づくと、慌てて机の下に隠れた]
しょこたん?!?!
[あろうことか、その女子の口からはまたも女の子の名前]
ああ、そうだ。今朝は自己紹介もしていませんでしたね。
俺は、隣のクラスの鮫島翔といいます。
あなたは?
-食堂-
[大介が持ってきた紅茶を受け取って笑む。]
ありがと
[『調味料』という言葉と謎の瓶に単純に興味が湧いて、たずねる。]
なに?
[カップをじーと覗き込む。琥珀色は渦を巻いて徐々に溶けていく。]
[浮田は幸の席へ近寄ると、幸の耳元で囁いた]
内緒ですよ? ブランデーです。
[そして顔を離して親指を立てるとウィンクする]
安物ですけど、ね♪
んっ。
ちらっと見ただけなのに私のこと覚えてるとは。
自己紹介、ってことは、やっぱ転校生の人か。
たまに噂は聞くよ。
私は梶原雪花。B組…は知ってるか。
匡ちゃんと一緒のクラスだよ。
いきなり仲良くなったんだねぇ。
あの匡ちゃんと。いやぁすごい。
…あれ、しょこ太くんでないの?
名前。あだ名?
そうですね。匡ちゃんと仲が良さそうだったので、すぐ覚えましたよ。
俺はつい最近、転校してきたんです。
あなたこそ、あの匡ちゃんと仲良しでしょう?
人のこと言えませんからね。
[匡ちゃんのことを思い出し、ふっと笑う]
名前は、鮫島翔。どこをどうやったら、しょこ太になるやら……。
[すらっとした人だのう。
モテそうだ。
私の顔もあの一瞬で覚えてたし。
…むぅ。
匡ちゃん嫌いそうだけど、面白がりそうでもあるのかね。しかし匡ちゃんスタイルにこの短期間で順応するとは。逸材だのう。]
そ、そうか…。
匡ちゃんとセットだと匡ちゃんの陰に隠れると思っていたんだけど、違うのか…。
あれ、でも自分で「とりあえず、俺はしょこた!」とか言ってなかったっけ?
うわぅ。がぶ飲みする飲み物じゃないっすよ? 大丈夫ですか?
[そう言うと、浮田は幸のアゴに手を添えて持ち上げ、口の中をのぞき込むようなしぐさをした]
やけどはしてないみたいですね。良かった良かった♪
──紅茶っていうのは琥珀に閉じこめられた思い出を味わうように飲むものなんだって、偉い人が言っていましたよ。くすす。
…おっと、そういえば…。
[図書室の仮面は、今頃窒息して死んでいる頃だろうか。それ自体は一向に構わないのだが、あのテープには自分の指紋がべったりと付着している。]
…証拠は隠滅しとかんとな。
[しげしげと眺めてくる梶原に、不思議そうな表情になった]
うーん。そうですね、あそこまで突出した個性を持つ人物の傍に居ると、自然と周囲の視線が集まります。
人間の視界なんて可視範囲が意外と広いですから、横に居る梶原さんも、皆に見られてしまうという感じではないでしょうか。
[次の言葉に吹き出した]
ぶ、そんなこと、言いましたっけ俺?
らいじょうぶー
ごめんね。
琥珀に閉じ込められた思い出を味わう?
?
よくわかんない?
偉い人って
えじそんのこと?
それがわかる大ちゃんも偉い人になるのかな?
[幸は比喩が全く理解できずちんぷんかんぷん。]
[教室の扉をがらりと開けると、廊下で話している鮫島と雪花を見かける。雪花とはあまり話した事は無かったが、その言動と顔の可愛らしさのギャップに衝撃を受けてよく覚えていた。]
…黙ってれば可愛いんだけどなぁ。
[ぼそりとぼやきつつ、会話の邪魔をしないように横を通り抜けて階段に向かった]
(やべえ……堂々としてりゃよかったぜ。つか今から堂々とすりゃいいんじゃねぇ? 別に何かまずいことしてたわけじゃねぇし。おまけに腹も減った)
[隠れていた場所から出る。が、誰もいなかった]
あ、鍵かけてたっけそういや。校長なら鍵持ってるだろうし、別の奴かな。
ま、いいや。飯食いにいこ。
[今度こそ誰も来ないうちに、と校長室から出ると、一階へと向かった]
え、えじそん? トーマス・エジソン? や、ゆ、そうですね、エジソンも偉い人ですね。さっきの言葉はエジソンの言葉じゃないけど。
エジソンの言葉なら、「時計を見るな」って言葉が好きですね、おれ。みゆきさんとの素敵なひとときを邪魔するだけの時計なんて、見る価値ないしね。
可視範囲て。
ま、真面目な感じだねぇ、かけるくん。
疲れないかい。
…いや、私がフマジメなだけかもしんないけど。
匡ちゃんの個性は突出ってよりオンリーワンだと思うからさ…。いや、夢見たっていいじゃん…。私はフツーだと思いたいじゃん。
言ってたよ、確かに。
去り際に。
「とりあえず、俺はしょこ太!
真面目に授業受ける!」
って感じのことを言ってた気がする。
-図書室-
[勢い良く図書室の扉を開けると、予想というか、期待に反して安らかな寝息をたてている仮面。]
あれー?死んでないんかよ。
[軽く舌打ちして、頭の下になっていた椅子を二つばかり引き抜いた。]
『ごんっ』
[良い音がして、仮面の頭が床に落下した。]
ああ…今日は爽やかな日だ…。(キラッ☆
[おおいに満足して、図書室を出る]
あれは……浮田と三年の魔性の女……。くっ俺のゆっきーを誘惑しやがって。
今度は俺の財布まで。なんてやろうだ。
さすがは魔性の女といったところか。
[柱の影で二人の方をじっと見ている]
ああ……よく、真面目で堅苦しいって言われますよ。
[さっき泉先輩にも似たことを言われた、と思い出し、苦笑いを浮かべた]
女の子って、こういうの苦手みたいですね。
俺というより、俺の相手をする方がもしかして、疲れてしまうんでしょうか。
[困った表情になる]
あー……。
[言われて、匡ちゃんとのドタバタを思い出した]
確かに言いました。いや、あれは忘れてくれませんか?
多分、何か食べたらそのことは、綺麗サッパリ忘れてしまいますよ。
酒の事はあまり知りませんけど、ね♪
みゆきさん、今度色々教えて下さいよ。あなたのためなら、おれはいつでも時間空けますよ。
メアドは渡してた覚えがあるけど、電話番号はまだ渡してませんでしたよね。登録しておいて下さい。赤外線通信できるならそっちの方が早いですけど、できます?
[浮田は携帯の電話番号を書いたメモを幸に差し出した]
いやさぁ。
どういう意気込みだ…と思って、これは匡ちゃんスタイルにこんなに早く順応したのも分かると思ったんだけど。
あまりに忘れがたい…。
ってか結局誰なんだしょこ太くん。
なんかのマスコットキャラか?
[思い出し思い出ししゃべる。]
いや、いーんでない。真面目でも。
学校って空間を一番楽しんでるじゃん。
真面目な人って。
食べ…?
飴でも食べる?
……っ!?
っ!!!っっっ……!?!?!?
[頭が強く床にたたき付けられ、あまりの痛さに悶絶絶倒。
目から星が飛び出てきらきらぼしがまたたきしてる。
ああ、都会にもこんなに星が近く綺麗に見える場所があったなんて。
ああ、そこに居たのか、いま逝くよ爺さん。
一緒に星を見よう。
爺さん生きてるっつーの。]
いってぇぇぇぇ!!!!
[ぐう、と腹の虫がなる]
そうだ、こんなとこで様子を覗ってる場合じゃねぇ。飯食いに来たんだった。
おばちゃーん、今日の日替わりランチ一つ。
え? まだそんな時間じゃない? んな硬いこといわなくっても。もう俺腹へって腹へって。
じゃあこれで天丼大盛り一つ。差額はきっとそこの浮田君が払ってくれるはずだから。
[500円玉を取り出して交渉を始めた]
ほら!
これを食べて、いますぐしょこ太くんのことは忘れましょうよ!!
あ、いいですか?
噛み合わせを崩さないために、必ずガムは左右の歯で均等に噛んでくださいね。
……にしても。
俺の真面目さを、つまらながる女子は多いんですよ。
肯定してもらえることは滅多にないから、新鮮な感じです。
飴、いただいてもいいでしょうか。
とか言って、
大ちゃんいけるくちでしょ?
[いたずらっぽい顔をする。]
じゃあ今度こっそり、うちのお店に来てね。
男子のお友達を連れて行ったら、ママどんな顔するかわかんないけどねー
[携帯を取り出す。]
大ちゃん大ちゃんっと
うあっ
メモリー満タンだって
あれか!敵襲だな!?
遂に俺に差し向けられた刺客が実力行使に出たか!
寝込みを襲うとは卑怯なり!
寝込みは襲うもんじゃない!寝顔を見て楽しむもんだ!対象は女の子限定だけど!
……って、あれ?
[自分の周りには誰も居ない。
遠巻きに見てる奴は入るが、視線を向けるとそらされた。]
くっそー……まじだれだよ。
[犯人は既に去ったらしい。]
……いてぇ。
おや、さんきゅー。
2つもくれるのかい。
景気いいねぇ。
いや、しかしだな…。
[ガムを噛み始める。
甘酸っぱい。
まるで青春のようだ。]
まぁいいか…。
かけるくんのあだ名ではないわけだね?
[もごもご。]
飴ね。たくさんあるよ。
お好きなのどうぞ。2つでもいーよ。
[鞄を開ける。飴のワンダーランド。]
それがおれは余り飲まないんですよ。いやホントホント。一緒に飲んでくれる娘がいなくて機会がさ。
お母さんには彼氏候補ですって紹介して下さい♡ きっとお母さんも美人なんだろうなぁ。みゆきさんには負けるだろうけど。
メモリ満タンってそんなに何を入れたんです?
[浮田はちらっと視線を声のした方へ向けた。流香が何か頼んでいるようだ]
私はフマジメだからさぁ。
真面目な人もいいじゃんと思うよ。
あんま交わんないしね。
私や匡ちゃんみたいのには眉をひそめるような人もいるし。
よし、交渉成立。おっきいエビ三つゲットだぜ。
ん?
[大盛り天丼をトレイに乗せて振り返った]
まあ待ちな。俺とうっきーは友達じゃないよ、うっきーは俺の財布。な? 違うだろ?
それはそうと俺あんたの名前を知らなくてさ。個人的に魔性の女って呼んでっけど、いっかな。
ええ、俺のことは、ぜひそのまま、かけるくんって呼んでおいてください。
真面目な男に、あだ名はつかないものですから。
[納得してくれた様子にホッとした]
うわ……。
[梶原の鞄の中身、とても教科書が入る隙間はなさそうだ]
あ、有難う。
[説教したいのをグッとこらえ、飴をひとつ取り出した]
人それぞれ、好みもありますからね。
それにしても……
[ここは学校ですよと続けてしまっては、お説教部屋になってしまう。初対面の相手にそれはまずい。こらえた。グッとこらえ、飴を口にいれた]
ん?
いあいあ大ちゃんが彼氏候補とかありえない
ママは美人だよ!
口説いてもたぶん無駄だけどね。
[大介の真面目な口調につい反応して、笑い転げている。]
お客さんのアドレスがずらー
だよ。ほら
えぇっ、ありえないの? そりゃないぜみゆきさんマキシマムハートブレイクッ! 大ちゃんがっかり。
冴ちゃん、おれのハートを慰めて♪
大ちゃんお財布ー
大財布ちゃんって呼んでいいかな?
[爆笑中]
魔性?あたしが?
ふふ
あなた面白いね
火田みゆきです。
よろしくね。
ましょーでも好きに呼んでね。
[流香に微笑む]
[幸が手を振るのに答えるように手を振ると、そちらへと歩いていき、空いた椅子へ座った]
そゆことで、差額の100円よろしくうっきー。
ふーん、みゆき先輩ねぇ。俺が一年の頃も三年にいた気がいるのは気のせい?
つか入学前も三年の先輩って聞いてたような。
ってなんか酒の匂いがするな。
[鼻をひくひくさせる]
うっきーは確かにサルっぽい。だがそこがいい。
とか思っておけばいいと思う。
名前で呼べばっていわれてもさー。
[エビを一尾口へと運ぶ]
大ちゃんっつーと別のキャラ思い出さねぇ?
大財布っておれ貢ぎ役ですか……。
[浮田は幸に不平を鳴らした]
大ちゃんが嫌なら大介って呼べば? おれも今度から冴ちゃんじゃなくて流香ちゃんって呼ぶから。
振られてやんの。しかたねぇな、うっきー、うっきーのことを慕ってる女の子もたくさん……いねぇかもだけど、人気があるらしいのは聞いてるからさー、一人に振られたくらいで落ち込むなよ。
[慰めたつもりらしい]
んじゃみゆき先輩って呼ぼうか。来年同級生になってる気がすんだけど。
にひー。
いいもんでしょ、飴。
そうかね…。
真面目な人には真面目な人のあだ名がある気がするんだけど。「いよっ!風紀委員長!」とか。「いよっ!しょこ太くん…」は確かにおかしいけど。
人気ねぇ。余りよくない方で有名な気がして背中が涼しいよ。匡ちゃんよりは遙かにまともな人間だと公に自負しているんだけどさ。だいたい品行方正聖人君子健全安全唯我独尊のおれになんで変な噂が立つんだろうね。世の中間違ってるよ。
冴ちゃん?流香ちゃん?てゆーの?
そしてこっちがうっきーちゃん
[2人のやりとりを見ている。]
仲いいんだねー
[流香に、]
うん
去年もたぶん3年生だったかな?
なんかずっとガッコにいるよ
たまにしか来ないけど。
うっきーはさ、うっきーでいーじゃん。嫌ならそうだなぁ。
ウイッキーさんとか。
普通に浮田君とか。うわ、自分で言っててなんか嫌だった。
[しばらく悩みながら半分ほど天丼を減らす]
うん、しゃーねぇ、大介って呼んでやろう。
でも俺のことは今までどおりで頼むな。
ん……甘いな。
[間食をしない翔にとって、久し振りの甘さ。少し笑みが浮かぶ]
ほら、ガム噛みなさい。しょこ太くん忘れるまで、出してはダメ。
俺の名前は、さめじまかける。
ほら、もう、さめじまかけるしか思い出せない、思い出せなくなってきた〜
[梶原の目の前で、人差し指をくるくる回すと、四時限目を告げるチャイムが鳴る]
あ、しまった!!
梶原さん、またね。
[慌てて手を軽くあげ、C組に*駆け込んだ*]
……その四文字熟語、色々間違ってる気がするのは俺だけか?
真ん中一つと熟語二つはひとまず違うよな。
[途中幸からの仲がいいの評に吹きそうになる]
ま、待て、みゆき先輩。仲がいいって誰と誰がだ。
大介が一番仲いいのはきっと匡ちゃんだぞ。
そしてそこ、どさくさにまぎれて親密度上がったような呼び方に変えてるんじゃねぇ。
あははは。
[もごもご。]
面白い人だのう。
匡ちゃんが気に入るのも分かる。
[で、すぐ匡ちゃんとやり合えるようになるんだから、きっと、合ってるんだろう。]
しかし、やっぱり慌ただしいのう。
じゃね。
私はサボリ続行ー。
[ひらひらと手を振って、教師がやって来るであろう廊下を離れる。…むっ。結局どこ行くか決めてねぇな。]
トイレは大丈夫なのだろうか。
悪いことをしたのう。
ところで。
なぜ間食をしないのにガムを持っている。
おんなのこ用とかであるまいな。
なるほどー
じゃああれだね
小学か中学でなんかあったのかもしれないね
例えば怪人に連れ去られて脳内改造されたとか。
[しれっと言う。何故か瞳が輝き始めている。]
いやいやみゆき先輩。それは間違ってる。俺と大介が仲がいいって?
[幸をみて、それから大介を見た。首を振る]
ねぇな。
匡ちゃんは人間じゃなくって仮面だな。あれはもう仮面と同化してる。
[流香に、]
そんな嫌がらなくてもいいのにー
お財布ちゃんなんだから
え?
匡ちゃん仮面?
いま仮面なんだ!知らなかった!
[興奮して続きが聞きたいらしい。]
ちなみに、昨日匡ちゃんのことをルイ14世の双子の弟とか言ってたのは、映画「仮面の男」の話です。皆分かってるとは思うけど。
怪人は手下じゃなかったんだ。匡ちゃんなら絶対手下としてこき使ってると思ってたんだけど。
財布として仲がいい、なら問題ない、か?
みゆき先輩こそ気になってる悪の総統とかいたりしねーの?
俺、悪の総統の愛人ポジならなってもいいかなって思ってんだけど。
おれは財布なんかに収まる器じゃないぜ。
さて、天気良いし太陽浴びて身体動かしてくるよ。冴の差額は払っとく。でも財布扱いはごめんだぜ?
みゆきさん、空いてる日があったら教えてくださいね。お店に伺いますから。
あたし?
あたしの気になってる悪の総統はTVの・・・
[うっとりしながら何かを思い浮かべる。]
でも駄目だよ
悪は成敗される宿命だもん
マキちゃんがばったばったとやっつけてくれるの。
流香ちゃんも悪に染まったらだめだめーよ
何だよ、財布じゃ不満か……。ん、差額あんがとな。
財布扱いがだめってことは銀行扱いでいいか?
さすがにそれは額がでかいなと思って遠慮してたんだけど。
[大介が出て行くならそのまま見送る。天丼は残り1/3ほど]
[立ち上がった大介に向かって、]
月曜定休だよー
あたしも
大抵お店に出てるから。
あ、でもね
いっぱいお客さんいるから
大ちゃんだけの相手はできないかも
あと
紅茶ごちそーさまっ
そんな笑ったりしたら大介に悪いな。まー何時もおごってもらうのは悪いしなにか礼でも考えておくか。
なーなー先輩、普通男の人ってなに貰ったら嬉しいもんだと思う? あ、金のかかるのは無理な。何のための銀行だって言うね。
部活も入ってねぇし、バイトでもすっかなーと思うんだけどさ。面接で落ちるっつーか。
ん?
えーと
大ちゃん今のままで十分嬉しいと思うけどなー
プレゼントをあげる以外なら、
そうだなぁ
いっしょに遊びに行ったりしたら喜ぶんじゃない?
男の人って、結構わかりやすいよ?
今のままでいいっつうんなら、今のままでいいんだけどな。
一緒に遊び? 俺が大介と?
[想像してみた]
う、わ。
俺はあの歯の浮くような言葉の連続に耐えられる自信がねぇ……。せめて突っ込み役の匡ちゃんとか欲しいとこだな。
ああいうのはふつーの女の子なら嬉しいもんなのかな。
[付け加えて、]
例えるなら、
釣り好きの辰ちゃんは、釣った魚の話を聞いてあげたら喜ぶし、
将棋好きの銀ちゃんは、将棋したげると喜ぶし、
競馬好きの平ちゃんは、一緒に競馬場いったらすごい盛り上がるよ。
そんな感じ。
あ、お客さんのことだけどねー
ふうん? 大介の場合は女の子と話せてればOKみたいなとこがあると思うんだ。
でもさ。
みゆき先輩のそれは客相手の指南だろ?
大介は客じゃねぇしな。まー一回の礼にならそれくらいでいいんだろうけど。いいのか。
いやいやまて。
よく考えたらそれってデートって奴だろ。
俺がデートしたいのはゆっきーだけだ。
[言った]
いや、みるきーでも可愛いな。麻宮先輩とだったら悪の総統に会えるかもしんねぇし。
匡ちゃんの方がその確率は高いだろうけど、人生投げてる感じがする。
つーことでだ。
みゆき先輩がいるときにみゆき先輩のお店に大介の奢りで行くのが一番良さそうだな!
んー?
あたしは商売だからやってるってわけじゃないよ?
ママのオマケだもん。
おんなじようなものだと思うなー
で・も
流香ちゃんが大ちゃんを本気でゲットしたいって思ってるなら、
もちょっと作戦立てた方がいいかもしれない、けどね。
[ゆっきーラブ宣言を聞いて、]
あらら
そうなんだ。
初対面のセンパイに言っちゃっていいのかなー?
ママのおまけって……みゆき先輩のママっていったいどんだけ。
って、何で俺が大介をゲットしなきゃいけねぇんだ。
みゆき先輩は絶対勘違いしてる。
俺がゆっきー一筋なのを先輩に言ったって、特に問題は感じねーけど。
[首を傾げた]
ゆっきーは同じクラスのかわいー女の子だよ。いつも飴持ち歩いてんだ。みるきーは一年生の女の子だな。こっちも可愛かった。でも匡ちゃんに憧れてるっぽいのがなぁ。
素敵過ぎるってほど心酔してんだぜ。
わからんでもねーけど。あいつは変なフェロモン出してるし。
飴のわんだーらんどっ!
雪花ちゃんか
そっかそっかあ
かわいいよね。
ホントかわいい
[そういえば雪花が王子様志望と言っていたのを思い出してひとりで興奮する。]
案外、お姫様役は流香ちゃんだったりして。
きゃーきゃー
みゆき先輩、ゆっきーのこと知ってるんだな。
お姫様が、俺? ……おれはんな柄じゃないんだけど、ゆっきー相手ならそれも。
うん、ゆっきーは可愛い。大介だの匡ちゃんだのに奪われてたまるか。
[もう一人いることは知らない]
うん、雪花ちゃんと出会ったばかりだけどね。
だからまだ知らないこといっぱいだけど。
かわいい子を狙う悪の手から守り通さなくちゃ、ね
[既にどちらがお姫様かよくわからず発言している。]
あ、
もしやあたしが雪花ちゃんと仲良くするのも、だめかな?
いやぁ。昨日もみゆき先輩とゆっきーが仲良さそうにしてるのは見てるし。
今更だし。ほら、ゆっきー女の子にはやさしーから。
少しは残念だけど、別にいいよ。うん。
[顔をそらした]
ありがとう、やさしいのね。
そだなー
流香ちゃんを寂しがらせるようなことはしたくない。
3人でどっか遊びいこっか?
[伸びをして席を立つ。]
べ、別に優しくなんてないよ。
三人って俺と先輩とゆっきーで?
それは楽しそうだな。よし乗った。
大介へのお礼で先輩とこいくってのもあるけど、そいつは後回しでいーか。
[天丼を食べ終わると、自分も食器を持って立ち上がった]
腹ごしらえも終わったし、これからどーすっかな。
三人でどこかってのは又後の話だろ? 午後の授業は受けないとまずかったはずだから、そこサボるわけに行かねーんだ。
まあ大ちゃんだしいいんじゃない?
[紅茶のカップを片づけて、流香に手を振る。]
うん、遊び行くのはこんどで!
勉強、ぜんっぜん気が進まないけどがんばろー
雪花ちゃんにもよろしくって
[食堂を後にして3年生の教室に向かう。]
食器を返却口まで運ぶ。帰っていく幸に手を振った]
さーてまだ四限途中か。昼寝でもすっかな
[食堂から出て、静かに眠れる場所を*探し始めた*]
-3年A組-
[授業は既にもう半ばである。幸はいつものように堂々と扉を開いて教室に入った。
まだ持ち主不明のぶかぶかジャージを着たままである。]
たいちょー悪くて遅れちゃった。
ごめんね
[言うと、近くの空席に腰掛ける。教師が噂の問題児を見て溜息をひとつ。
幸に説教するエネルギーがあるなら授業に集中したほうがマシ、との考えであっさりスルーされる。]
[授業の内容はいつものようにさっぱり理解できないが、それでも時々笑いながらなんだかんだ楽しんでい*る*]
[久々に部室棟に来てみた。]
あー。
久々にレコードでも聴くか…。
[重音楽部という札のかかった扉の前で立ち止まる。]
せっと。
[ドアノブに足をかけ、飛び上がるようにして立つ。
と、私でも高いところにある窓枠に手が届く。
そこに大体は鍵が置いてある。
なかったら、その日は授業中に部室に入るのは諦めるしかない。
今日は、間違いなく鍵の感触がある。]
よっと。
[すたっ、と降り立つ。
そのまま手にした鍵で扉を開ける。
重音楽部の部室とは名ばかり、部費や過去の部員たちの手により集められたレコードやCD、中古のDJセット、楽器などが雑多に立ち並ぶ、音楽好きの遊び場と化した場所が、そこだった。]
…またなんか増えてるな。
なんだろこれ。打弦楽器っぽいけど。
こんなもん誰が持ってきたんだ。
[小さい時見た覚えがあるような形。
親父と一緒に旅をしていた時だ。]
中国か…いやあれはちょっと違うな…。
ま、いーや。
れこーどれこーど。
なんか新しいのねーかな。
[場所は分かっている。
実は、部員だからだ。
幽霊だけど。]
…うわ、フィジェットハウスのコンピがある。
誰の趣味だ。
ま、これでいーか。
[曲をかける。]
はー…極楽じゃ。
……。
ぐう。
[くたびれたソファに寝転がる。
しばし耳を傾けていたが、やがて眠った。]
[…久々に、親父の夢を見た。
最後に会ったのはいつだっけ。
今頃、どこで何をしてんだか。あの、フィジェットと言うか…ひとつところに留まれない親父は。
匡ちゃんやうっきーを見ていると、なんだか親父のことを思い出す。あの頃の楽しさとかも。
今日はちょっと騒々しくて、楽しかった。あのかけるくんも、楽しい人だったなー。
ちょっと前に親父から絵葉書が届いたけど、かーさんは、親父のことは特に心配していないみたいだ。
あれは信頼だろうか、諦めだろうか。
それとも、愛ってやつなんだろうか。
あれが愛なのなら、ちょっとだけだけど。
*うらやましいと、思う。*]
フィジェットとは。
fidget。そわそわ(する・させる)。
フィジェットハウスは説明めんどい。
中の人も割と最近知った。
全然親父を表す音楽が思いつかなくて、深夜のテンションでクラブミュージックになってしまった。
もう伏線大体張り終わったからいざとなれば4相手の協力があればすぐ落ちれるんじゃないかな。
早く墓下入ってアルカトラズからの脱出やりたい。
↑の独り言の「4」は単なる打ち間違い。
4人相手がいるというわけでは。
まぁ個人的な理想としては2日目の間くらいに残った4人のおひめさまを口説いて3日目に墓入りで5日目にプリズンブレイクくらいの気持ち。
――自室――
あの日の事を思い出す。
――生意気なんだよこのブス。
そう言って足で踏み付けて来た女子生徒のこと。痛みには慣れているつもりだった。それでも痛くて涙が滲んだ。苛めが始まったのはいつの頃だっただろう。初めに苛められていたのは私じゃなかった。クラスメイトの女の子、葵ちゃんだった。中等部一年の頃からクラス委員を務めていた私にとって、苛めは見過ごせることじゃなかった。正義感が彼女たちの目には"生意気"と映る、よくある話。
みるくが悪いのよ、要領が悪いから。
姉のくるみはそう言って鼻で笑った。お姉ちゃんはいつだって自由で、自分が生きたい様に生きてきた人だ。自分をしたいことをして、したくない事はしてこなかった。顔は似ていても性格は正反対で、妹の私は姉と両親の顔色ばかり伺いながら育った。決して彼らのせいじゃない。私だって私がしたいように生きている。姉の感じて居ない色々な柵を感じながらでは、あるけれど。
暗闇の中で寝返りを打った。寝ようとしても、何故だか寝付けなかった。
"だ、大丈夫? どこかで着替えて乾かさないと。保健室がいいかな?"
陰森映子と名乗った彼女の顔と声を思い出す。それだけで目頭が熱くなった。この三年間とちょっとの間、彼女のような暖かい言葉を掛けてくれた人は他にいただろうか。先生でさえ、見てみぬ振りをしてきてここまで来たのに。
何処となくお姉ちゃんに似ている、破天荒な臣楼匡侍の噂は中等部のときから知っていた。廊下ですれ違った事も片手で足りない程度にはあったと思う。それでも私と先輩は別世界を生きていた。先輩は、華やかで、私は、地味で。
サイドボードに手を伸ばした。硬い感触が指にあたって、それを引き寄せる。かたんと音を立てて、私は携帯電話を開いた。黄緑色の明かりが周りを照らす。電話帳を呼び出してスクロールさせれば、そこには匡侍先輩の名前があった。
「こんなの、夢、だよね……」
すごく嬉しくて、悲しかった。夢じゃないとわかっているのに、先輩と話した感覚があるのに、覚えているのに、それでも夢だといわれた方がしっくりきてしまうことが。
気付くとネガティヴになっていく自分に歯止めをかけて、携帯を再び閉じる。制服を返すという口実があって、匡侍先輩に会うことは出来るのに、返してしまったらもう二度と会えない気もして名残惜しかった。
仮面をつけて学校を歩くなんて一体どこの世界にいるのだろう。あの日のことを思い出した。もったいない、と、思う。少しの幼さとそれから優しさに満ちた先輩の目が私は凄く好きだった。
「好き……」
自分の思考に驚いて、ぽつりと呟いてみる。いつもの自分の部屋に一つだけ馴染みの無いものを置いているような、そんな感覚に襲われた。不釣合い過ぎて笑ってしまう。私には思い出だけで充分だ。あの日の事を、先輩と話せたことを何度も思い返していればいい。先輩の隣を歩く事は、私には出来ない。
もう一度寝返りを打って布団を被り直す。目を閉じれば、簡単にあの日に戻る事が出来た。
"うわ…エロ…"
次の瞬間、顔に血が集中するのが良く解った。匡侍先輩の視線があのとき自分の何処にあったのかを思い出すと、嫌でも自分が一体どんな格好をしていたのかを思い出してしまう。ブラウスが濡れいて肌にぴったりと張り付いていた。下着の柄は勿論、それ以上に、スタイルを見せ付けているような、そういう格好――。
意識すればする程、顔だけに感じていた熱が体中に広がっていくのがわかった。
体中――特に、下腹部に。
じわりとした感覚に、下唇を思い切り噛んだ。こんなことしちゃだめだと、そう思うのに、手をパジャマのズボンに滑り込ませ、クロッチの部分を撫でた。
「……っ」
しっとりとしていて、直接触らなくてもどうなっているのが簡単に想像が出来る。
「せんぱい、ごめんなさい……」
はしたないことだとわかっている。こんなことをしている自分の姿を万が一匡侍先輩に見られたら、どれだけ軽蔑されるだろう。
それでも、それでも……。
ぎゅっと目を閉じると、過去何度も見て来た先輩の顔が浮かんだ。刻み込まれているような、まるで頭の中にアルバム装置があるかのような感覚。
横から下着の中に指を差し入れると、ちゅくり、と、生々しい音を立てて指がそこに吸い込まれた。絡め取られて抜けないような、求めてやまない密壷に中指を突き立てる。
「っぁ」
隣の部屋ではお姉ちゃんが寝ていて、まだお姉ちゃんが寝ているような時間ではないから、声を出すのは憚られた。息を詰めて堪えても、漏れる荒い息遣いだけはしっかりと無音の部屋に響く。それから、中指を動かすたびに漏れる、くちゃり、くちゅり、とした、水の音も。涙が滲んだ。何の涙かはわからない。汗と涙と、それから中指を濡らすいやらしい液体が体中から溢れ出して、たまらない。
「っん、きょ、うじ、せん、ぱい……」
布団を剥いで両足を立てる。左手もズボンの中へ降ろして、膨らんだ突起を中指と人差し指で摘み上げる。押えつけようにも押えつけられない強い快感に仰け反った。
「せんぱい、のことを思うと、こんなにっ、濡らし、ちゃう子、で、ごめんなさい……っ」
中指を一度抜き出し、付着した愛液を人差し指にこすり付けた。息を吸って甲高い声を上げそうになるのを堪えながら、二本の指を中に入れた。狭くて、苦しくて、でもそれが、良かった。もしこれが匡侍先輩のものだったらどんなに良いだろう。指を出し入れするペースにあわせて、大きさを増した突起を扱く。
「こ、んなに、やらし、くて、ごめんな、さいっ」
指の動きを早めながら、企んだ表情と、笑顔と、怒った顔と、悲しそうな顔と、優しそうな顔と、今まで見て来た全ての先輩に謝り続けた。中でも呆れたような表情の先輩は、この自分の淫らな姿を見られているみたいで、恥ずかしくなる。その瞬間、抗えない快楽の波に襲われた。
「あっぁ、せんぱい――っ」
うわごとの様に呟いて、一瞬意識が遠のく。現実に戻れば、白い天井が見えて、荒い息を繰り返す自分がいた。倦怠感が体中を襲う。のろのろと手をずぼんから引き上げれば、指が空気に触れて急速に冷えた。下着がどことなく冷たくて、後に残った罪悪感を引きずりながらベッドサイドの明かりをつけた。
私なんか、先輩に、釣り合う分け、ないよね。
自嘲的な笑みが頬に浮かぶ。先ほど浮かんだ浅はかな夢――先輩と隣に並んで笑いながら歩く――が、滑稽に思えた。何も取り得がなくて、それに、こんなに、ヘンタイで……。
大粒の涙がぼろりと零れた。それはまるで抑え切れずに零れ落ちた恋愛感情のようだった。
//約1300か……。平日の朝六時半から一体私は何をやっているんでしょう。もうちょっとエロくて下品なものが書きたいんだけど。次はもっと下品に書くか。男性向けっぽいエロさを表現する修行をしよう。
……何のためにRP村はいったんだろうなあ、私//
何人も掛け持つのは、さすがに王子様(吐血)役の人らが大変だろうと思い、自分から突っ込んで行くキャラを作ったものの、結局こっ恥ずかしくてイマイチ踏み切れない罠。
むーん。
― 2-C・教室(4限半ば)―
[花音は胸にしっかりとカバンを抱え、教室の後方にある扉をそーっと開いた。]
…おはよーございまーす…
[今は体育の授業中なので、教室の中はひっそりと静まり返っている。
本当は4限に間に合う時間に家を出たけれど、ゆっくりゆっくり歩いたおかげで、苦手な体育は既に半分ほど終わっていた。]
もう時間も中途半端だし、仕方ないよね。
授業は、5時間目から真面目に受けようっと。
[誰にともなく言い訳をして、自分の席にぽつんと座った。]
…メモの非表示チェック外すの忘れた…(´・ω・`)
皆さま毎日ほんとすみませんすみません。
体調不良はあくまでRPでありまして、毎日全力で寝落ちでございます…(´・ω・`)
今日はリアルお休みなので、真面目に発言するんだぜ!(予定)
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