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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
1人目、自警団長 ヘクター がやってきました。
自警団長 ヘクターは、村人 を希望しました。
2人目、ジョーンズ がやってきました。
ジョーンズは、おまかせ を希望しました。
─ 臣楼学園・廊下 ─
[爽やかな朝の光が窓から差し込む廊下。まばらな人影の中に一人の男子学生がいて、教室へ向かって歩いていた。その男子学生は煙草のようなものをくわえている]
ジョーンズ は肩書きと名前を 浮田 大介 に変更しました。
「浮田……お前か」
[教師は溜息をついた]
「なんでそんなもんくわえてるんだ。吸ってるんじゃないだろうな?」
おれは潔白ですよ。潔白潔白。
「じゃあそんな紛らわしい事をするな!」
へェ、へェ。
というわけで(?)あず家当主「あず」こと asbntby まかり越しました。
このたびはあず村IIにご参加下さいましてありがとうございます。どえりゃあ久しぶりの RP村で割と緊張していますが。まあなんとかなるだろー(基本呑気
3人目、臣楼 匡侍 がやってきました。
臣楼 匡侍は、C国狂人 を希望しました。
おーっす、なにしてんの?
[明るくフレンドリーに挨拶をしながら近寄ってくる仮面をかぶった…えーっと、怪人?
うん、どこから見ても怪人だ、文字の通り怪しい人。]
なんだよー、初めて見た怪しい奴を見るような目をしやがって。
遂に親友の顔すら忘れたってのか?
男の顔なんざ覚える価値すらないってのか!おぉジーザス!
嗚呼、でも案ずるな我が友よ。
君がどんなにクズで駄目な底辺人間だろうとも、この俺は決して君を見捨てたりはしないでしょう!
いや、今日は仮面の気分なんだよ。
[何気ない事のように軽く流す男。
校則違反?知ったこっちゃないぜ。俺は行くんだピリオドの向こうへ!な格好をぶちかましている男こそ臣楼 匡侍(ジンロウ キョウジ)。
ちなみにこの学園の理事長の孫であるあたり手に負えない。。]
いや、今日は仮面の気分なんだよ。
[何気ない事のように軽く流す男。
校則違反?知ったこっちゃないぜ。俺は行くんだピリオドの向こうへ!な格好をぶちかましている男こそ臣楼 匡侍(ジンロウ キョウジ)。
ちなみにこの学園の理事長の孫であるあたり手に負えない。]
女っ気がないからってやけになるなよ?
おれのように頭が良くて足が長く、目元涼しく整った顔立ち、勇気があって機知に富み、女どもがほうっておかない男の中の男と違って縁がないのはしゃあねぇけど。
ちなみに「浮田」の名字は戦国武将の宇喜多直家、「大介」の名前は板東江利子作「おれは名探偵」の主人公明智大介から頂きました(笑
というか明智大介を元ネタにしています。いつものごとくあずアレンジが大量にかかっているので原形をとどめていませんが(げふげふ
あっ…!このっおまっ…!
いっちまったな!遂にその言葉をいっちまったな!
お前の言葉のナイフで俺のガラスのハートはブレイク寸前だコノ鬼畜!
[胸を押さえながら蹲る仮面の男。
ぶっちゃけ何処からどう見ても悪役の息絶えるシーンにしかならない。
タイトルをつけるなら『怪人ケイオス 暁に死す!』とかだろうか?]
しかし、俺は友の裏切りでまた一つ強くなった!
いいさいいさ、てめぇは薔薇色の人生を歩んでろ!このファッキンイケメンが!
[ちなみに、イケメンは悪口ではない。]
浮田 大介は、人狼 に希望を変更しました。
薔薇で思いついた。匡ちゃん明日から薔薇の花束を持ってきてくれよ。おれが教室に入るたびに匡ちゃんが後ろで薔薇を飾るの。少女漫画みたいにさ。
え、何。
つまりアレか、俺は常にお前の引き立て役ってか?
やってられるかぁぁぁ!
[勢いよく立ち上がり絶叫する]
もう帰る!大介に苛められた哀れな男は痛みと憎しみを胸に後ろ向きに前進することに決めた!
[そうして来たばかりだと言うのに下校しようとするが、何かを思い出したように立ち止まった。]
あ、そうだ。
なんか今日転校生来るらしいぞ。残念な事に男だが。
女だったらパン加えて曲がり角で待ち伏せするのにな。
まぁまぁ、今度女子紹介するからさ。前向きに後進してくれよ。
……男だったら教えてくれなくていいよ。麗しい女性だったら喜んでエスコートする。
よし、その言葉だけで明日へ続く今日を生きる元気が沸いてきた。
かわいい子頼むぞマジ。
[希望を手に入れた男は、光を胸に生きる糧を得たようだ。
なんとも単純だが、彼にとっては深刻な事でもあるのだろう。]
あーてかマジいっぺん帰るわ。
この格好に気をとられて鞄忘れてきたっぽい。
あー…だりぃからタクシー呼ぶか。
[やめてあげてください、タクシーの運ちゃんの心臓が危険です。
てか走り去るんじゃねぇ?]
んじゃ、また後でなー。
可愛い子はおれが貰うから、その願いは聞けないなぁ。
[浮田は匡侍に聞こえないよう、ボソッと呟いた]
タクシーの運ちゃん、男難の日だな。かわいそうに。
理事の孫に生まれてどうしてあんな奇矯な奴に育ったんだろ。
4人目、鮫島 翔 がやってきました。
鮫島 翔は、人狼 を希望しました。
男に受けが良くても嬉しくない。……ん?
[浮田は見かけない男の顔をジロジロと見た]
お前さ、今日から女にならない? 似合いそうな気がするよ。髪型変えてメイクしたら高校生アイドル真奈美ちゃんにソックリになりそう。いやぁ可愛いよな真奈美ちゃん。ほらほらっ!
[浮田は写真を滑らかな指の動きでポケットから取り出すと、男に向けて見せた]
ちなみに中の人はO脚とかX脚とか全然気にしません。見ていないという話もありますが。
興味のない事柄でも熱く語れるキャラプレイをしたい、そんな今日この頃です。
……何を言ってるんですか。
[鮫島は呆れた表情を浮かべ、目の前の男を眺めた]
早速残念なお知らせで申し訳ないが、俺には女装の趣味というものがない。それに。
[目の前でヒラヒラ泳ぐ真奈美ちゃんの写真を、不愉快そうに指差した]
なんだと!! O脚が許せない?! そんなばかな!! O脚の女子は大らかで自分を隠さない性格が足の造りに現れているんだぜ。だいたいおれの統計的にO脚には優しい女子が多いんだ。X脚は本性がきつい癖に見かけだけブリッ子ぶる子ばかりじゃないか。それに足をくねっと閉じて一見ガード固そうに見せている所がいかにも策略的でいけない!
あなたは盛大な勘違いをしているようだ。
そもそも! おおらかで自分を隠さない性格は、O脚ではなくO型でしょう!
それに加えてO脚というのは外側重心の立ち姿ですよ。外側重心ですよ外側重心。判りますか? 身体的バランス感覚を逸している状態なのですよ。第一健康によろしくない。
あなたは、それを判って言ってるんですか?
下らぬ事で争う下郎共!
貴様らの口論、聞くに堪えん!
具体的にいうと……贅沢いってんじゃねぇぞファッキンイケメンブラザーズ!
ふっ、そんな貴様らに名乗る名など無い!
匡ちゃんうるさいな。拡声器いらずもこんな時には役立たずどころの騒ぎじゃない。近所迷惑だ。
誰と誰がブラザーだって? おれはもちろんイケメンだな。もう一人は……この真奈美ちゃんか?
シャーラップ!黙れ!
秘剣ニードルサウザンド!
[彼は突如紙製の鈍器を取り出し、二人の頭をたたいた。
響き渡る乾いた音、その音は二人に与えられた衝撃を表していた。
――人、それをハリセンと呼ぶ。]
[ニードルサウザンドを食らいつつ]
hm...匡ちゃんと言うのですか。その気も無いのに覚えてしまいましたよ。
ところでO脚マニアのあなた。
高校生アイドル真奈美ちゃんを、あなたは"ブラザーズ"つまり、男だと思っているとは驚きですよ。
あ、大事な事なので二回言いました。
…こほん、まぁさっきから聞いていれば女はこうが良いだのああが良いだの言いやがって。
アレか貴様ら?顔が良ければ正義とか何言っても許されるとか思ってんだろ?
残念ながらその通りだコンチクショー!
[ハリセン、もとい秘剣ニードルサウザンドを振り回しながら叫ぶ仮面の男。
警察を呼ばれても言い逃れはできないだろう。]
あ、てめぇ無視したな!良い度胸だ!
言っておくが今の俺はかーなーりー強い!理不尽的な意味で!
極剣!漆天抜刀(しちてんばっとう)!
[再び周りに響き渡る音と衝撃。
あ、もちろんさっきと同じハリセンである。振り方も同じフルスイング。]
ええぃ、俺が言いたいのはだな…!
イケメンならイケメンらしく争え!
[…もはや意味がわからない、てか文がつながっていない。]
お前暴れるのと叫ぶのと同時にやるなよ、どっちかにしろ!
[浮田は腕を交差してハリセン乱打に耐えた]
おれはイケメンらしくO脚とX脚で熱く語ってたろー。
ほう、お前達未だに自分達の立場がわかっていないようだな…。
確かに俺は貴様達の誇る力(イケメン)の土俵では敵わない!
嗚呼そうさ、敵わねぇよ!グフッ!
[そう言い切った瞬間、地に倒れる匡侍。
自分の発言でダメージを受けていれば世話は無い。]
くっ、なんて非道な攻撃をしてくるんだ。
まさか俺に、俺自身がダメージを受ける言葉を言わせるとは…我が友ながら油断のならない相手よ!
[ただの自爆である。]
だが、貴様らには無い力を俺は持っている!
見せてやろう!俺の持つ力(権力)こそ最強の力であるということを!
俺はあの子より骨格が整っているはずですよ!!!
よく見なさい、この鼻筋、顎のライン。あなたはいったい、どこに目をつけているのですか。
戦 闘 員 の み な さ ー ん !
[そう叫んだ瞬間、茂みから現れる変な格好をした男達。]
『はいっ!』
違うだろ!俺が読んだ時の返事は『イー!』だ!
『い……イー!』
よし、それでよし!んじゃちょっとこの二人捕まえてくれる?
[その命令とともに、渋々といった感じで二人を羽交い絞めにする戦闘員達。]
ふっ、見たか俺の力を!
あ、ちなみに今大介捕まえてるの売店のおっちゃんだから乱暴しないように。
ちなみにあっちは現国の塩崎先生。
[そういってもう一人の戦闘員を指差す。]
さてだ、つまりだな。
格闘家は己の拳で戦う。
技術士は己の技術で戦う。
歌手は己の唄で戦う。
という事で、貴様らにはイケメンとして戦うにふさわしい場で決着をつけるべきなんだよ。
と、いうことで!
この俺が、お前達が戦うに相応しいフィールドを用意してやる!
ルールは簡単!二人で期間中に女の子を落としまくれ!
落とした数が多いほうの勝ちだ。
なぁに心配するな、落とした女の子は俺の力を使い暫く学校に来れない用に処置するから二股・三股してもばれないぞ!
うっわ、なにこれすげぇ面白そう!見てる分には!
[ああ、暴走が止まらない、止められない。
ちなみにこの妄言を実現する事が可能なあたり本当に性質が悪い。]
ちょっと待ちなさい。誰がイケメンですか誰が。
俺はそんな、チャラチャラした男では断じてありませんからね。
しかも、女の子を落せなど、高校生にあるまじき不純異性交遊ですよ。俺はまだしも、この男にそんな事をさせたら、O脚女性の純潔が危ういというものでしょう。断じて止めるべきです。いや、まず真っ先にあなたのそのみょうちきりんな仮面から止めるべきでしょう。
ああ、マジルールから会場まで全て二人の為に用意するなんて。
俺ってマジ努力家で、ひたむきに我武者羅で、真っ直ぐな…そんな俺が好き。
――これが若さか。
[完全にトリップ中、逝ってはいけない世界に突入しちゃって周りの声なんざ聞こえていない。]
…あ、ちなみに勝った方への賞品は1年分の単位ね。
あと出席日数。
俺が女の子みたいだから名前が気になるのでしたら、答える気にはなりませんよ。
いや、名前を聞けば流石に男だと判るでしょうね。
鮫島翔 さめじまかける
ほら、どう聞いても男の名前でしょう。
ありがとう。じゃあ翔子ちゃんだね。翔子ちゃんよろしく!
まぁおれは気が乗らないけど親友の頼みだからさ。──口説き勝負やろうか。といったっておれとの勝負なんて翔子ちゃんには荷が重すぎるから、ハンデやるよ。どのくらいのハンデがいい?
ですから、俺の話を聞いていますかそこの変態仮面チックな職業年齢不詳のあなた!
単位は、コツコツと一年勉学に勤しんで初めて勝ち取るものなのですよ!
そんな不埒な真似をして得た単位など、将棋の駒を転がして遊ぶ回り将棋のようなもの!
男なら、堂々と王手飛車取りで挑まずにどうしろと言うのですか。
……って、俺がやらないと拒否しても、あなたはやる気満々のようですね。
ふむ…大介、お前は今戦士の目になった。
心の友と書いて心友(しんゆう)の俺として、これほどうれしい事はない。
よし、んじゃちょっとかえって色々根回ししてくるわー!
あ、ちなみに参加拒否った場合は賞品と逆の事になるかも?
んじゃなー!
…さーて楽しみだ楽しみだ。
……やはりあなたは見境がないようだ。
口説き勝負、例え俺が辞退してもあなたもやる気のようですね。
あなたのような男の毒牙に掛かり、乙女の花びらが散り行くのを見るのはしのびない。
わかりました。あなたの毒がから、1人でも多くの乙女を守り抜きましょう。
うけてたちます。
[タクシー車内、そこでは不適に笑う男が一人居た。
いや、仮面で表情はわからんけど。]
―― 計 画 通 り !
これで最後に二人に振られたコに優しくして、涙を拭いてあげたなら…完全に俺の勝ちじゃね!?
フハハハハ……ハハハハハ!
[笑い声が響く車内の中、運転手は*怯え続けていた*]
さきほど、確か匡ちゃんはあなたのことを、大介と呼んでいましたね。
では、私もあなたの事を介駒氏と呼ばせてもらいますよ。
それでは、俺は職員室に行かなければならないのでこの辺で。
5人目、冴生 流香 がやってきました。
冴生 流香は、村人 を希望しました。
[屋上で一人、下を見下ろす女生徒。]
……あの仮面、学校サボりやがった。
しっかし、相変わらず阿呆っぽいな、あいつら。転入生もいたみたいだけど、又馬鹿が一人増えんのか。
―― なーんか、悪寒がする。保健室でも行って寝といたほうがいいな。
[指定の制服は首に巻いたスカーフだけ。後は完全に私服の出で立ちで、*保健室へと向かった*]
6人目、朝比奈 みるく がやってきました。
朝比奈 みるくは、村人 を希望しました。
――校門――
[みるくは憂鬱そうな顔で学校を見上げた。優等生で通っている彼女にとってどんな事情であれ遅刻は決して喜ばしい事ではなかった]
はあ、嫌だな……、コンタクトなんかしたことなかったから不思議な感じがする。眼鏡ないと、落ち着かないよ……。
[朝の姉妹喧嘩で割れてしまった眼鏡を思い、そして普段からみるくに辛くあたる同級生を思い、深く溜息をついた]
いつも以上にからかわれるんだろうなぁ……。
[意を決してみるくが学校の敷地内へ足を踏み入れようとすると、丁度みるくと入れ替わるのように仮面をつけた男が風のように歩き、タクシーを捕まえて乗り込んでいった]
今のって、臣楼さん、かな?
……あんな風に自由に生きられたら、きっと人生って、楽しいんだろうな。
7人目、進藤ユーリ がやってきました。
進藤ユーリは、村人 を希望しました。
んー…。
[なにやら数人が怒鳴りあってるような声が聞こえて、まどろみから目覚めた。
寝ぼけながら、ゆっくりとした動作で目をこすってから大きく伸びをすると、声のする方に視線を向ける。]
あー…また奴らか……と、誰だアレ?
[寝床にしていた、校庭の隅の樫の木の枝に座り直し、まだごちゃごちゃと何か言い合っている二人をじっと見る。]
…一年の田中だったか、こないだ練習試合で叩きのめした橋本だったか、昨夜頼んだピザ屋のにーちゃんだったか…………結論としては『知らん奴』だな。うん。
[よく考えるとまったく疑問は解決していないのだが、妙に晴れやかな顔でうんうんと頷くと、もう一度太い枝の上に寝転がる。]
8人目、麻宮 マキ がやってきました。
麻宮 マキは、村人 を希望しました。
[鉄仮面を被った少女が、50ccのスクーターと一体化して風を切る。]
ああ、気持ちいい……。
あたし。
今。
風になってる。
[鉄仮面の中は若干蒸れるが、気化熱による涼しさが心地よいからやめられない。]
[校門の前で減速し、駐輪場に相棒を停める。
鉄仮面を外すと、前髪が若干湿っていた。
慣れた手つきでそれを整え、鉄仮面をメットイン。]
……ふ、久しぶりの学校だわ。
あたしがしばらくサボってるうちに、何か面白いことでも始まっていればいいんだけど。
[愛用している鋼鉄製水風船の手触りを確かめながら、3日ぶりの校舎に向かった。]
キャラや設定を何も考えていなかったので、とりあえずパクリ。
Fate村2みたいにふざけすぎないように気をつけます。
というわけで、seiyaです。
最近忙しくて、どれだけ発言できるかわかりませんが、宜しくお願いします。
目指せツンデレ!
9人目、泉 和海 がやってきました。
泉 和海は、村人 を希望しました。
[教室の中で本を読んでいる一人の少女。
だが、次第に眉間に軽く皺がよっているあたり、機嫌は悪そうだ。]
うるさいー……。
[誰に言うでもなく、ポツリと呟く。
そして窓の外に目をやると、騒音の原因であろう3人の人影へと目を向けた。
そしてその姿を確認するとともに、あぁまたか…と思い溜息をひとつ。]
またあの2人かー。
ホンマ、いつも飽きへんなぁ…。
[もはやこの学校の名物とも言える2人の男子。
いや、1人は仮面をかぶっているため顔はわからないが、あの声と…なによりあの格好で登校するような人物など1人しか思い当たらない。
最後の1人は知らない顔だが、まぁそれはどうでもいい。
わかっている事は…あの2人がいる時点で其処は静寂という単語とは無縁の場所になるということだ。]
まぁ、見てる分には飽きへんけど…。
[もうちょっと静かにしてほしいなぁ、と思い苦笑する少女…泉 和海【イズミ ナゴミ】。]
あー、しかも臣楼くん帰っとるし。
……ま、えっか。
[これで少しは静かになるだろう。
そう思い直した和海は*再び読書を始めた*]
さてと。
あず村始まりましたね。てかタイトルもう少し考えようぜ!
ということでwaterfallことたきです。
今回男性キャラを希望したものの、あみだに外れてしまったので、女性での入村となりました。
問題は男二人とも何もアンテナが立たないと言うことなのですががが。
仮面が一番あれかもしれない。
個人的勝利条件として、某駄洒落の人を落とせたら満足。
女性同士だと非常にハードル高いんですが。
自分が百合に行かないからな・・・
かといってPLの萌だけで落としにはかかれんよ。
あと(たぶん)カンドリさんをめろめろにさせたいです。
優先順位として
1.駄洒落の人狙う
2.カンドリさんをめろめろに
3.あずさんに襲い受け
3が本来の村の目的ではないのかと思いつつ。
あずさんは大介君の方ではないのかと思うわけですが。
はいどうもー、臣楼と泉の1人二役の戸田です。
女キャラRPとかはじめてやるんだけどねー。
まぁ、馬鹿キャラ成分は臣楼で爆発させるので問題ないんですが。
…てか、かわいい女ってどんなRPすりゃいいの?
HAHHAAAAAAわかんねぇ☆
[保健室のベッドの中で、しばらくもぞもぞとシーツにくるまっていたが、体を起こして時計を確認する]
まだこんな時間か。
授業めんどくせぇし、このまま帰るってのも名案なんだけど。
[ぼそぼそ呟くと、カーテンの向こうから保健医の声]
「冴生、さぼり目的なら教室帰れよ」
うっせぇ、悪寒がするっつったろ。体だってだるいし。帰って良い? せんせー。
[片膝をついて、頭を抑える。悪寒がするのも体がだるいのも本当だったが、熱はなさそうだった]
「ほら、薬。それ飲んで寝てなさい」
[カーテンの隙間から差し出された薬とコップを奪うと、飲み込んでベッド脇のサイドテーブルへコップを置く]
「じゃ、先生は朝の職員会議に出てくるから」
はいよ。おとなしく寝てる。
昼まで。
[授業に出るつもりはないらしい。
またベッドの中へ潜り込むと、ポケットから携帯を取りだして*弄り始めた*]
-臣楼家 屋敷-
再びただいまー。
[家へと戻ってきた匡侍は、この遊びの準備をするべく生贄…もとい協力者となるべき人物を探し始めた。]
おーい、貴林ー。ちょっと来てくれないかー?
やりたいことが出来てさー。手伝ってほしいんだけど。
貴林 平桔 が見物しにやってきました。
貴林 平桔は、見物人 を希望しました。
10人目、梶原雪花 がやってきました。
梶原雪花は、村人 を希望しました。
[一人の少女が、木陰で眠っている。
透き通るように色素の薄い長髪が柔らかく地面に広がっているのが見える。
同様に色素の薄い肌は、風で木の枝が揺れる度に、ちらちらと、ほんの少しではあるが日に晒され、その美しさが損なわれるのではないかという心配を見る者に与えてしまうようだ。
唇がほんの少し、開かれている。
表情はなく、しかし柔らかな印象を受ける。
細い腰のあたりと、地面の上には、自然な形で腕が横たわっている。
指も柔らかく開かれ、強張った様子はない。
盛り上がり地面の上に顔を出した太い木の根を枕にしているようだ。
規則正しく、控え目な寝息が聴こえる。
まだ、毛虫が落ちてくるのを心配するような季節ではない。
深い眠りに落ちているように見える。]
[その姿は、完成された何かにも見え、このまま彼女が目覚めることはなく、時を経てもこの眠りだけは妨げられないかのような錯覚を覚える。
しかし、時折緩やかに吹く風が彼女の髪や服を揺らすと、少しくすぐったそうに身じろぎをする姿を見られる。
それだけが、彼女が実在する生であり、その眠りはいつか覚め、この光景もうつろうものなのだということを知らせてくれる。
ざあ、と大きく風が吹いた。
彼女に、まだ目を覚ますような気配はない。]
[ここで、周囲の様子に気付くことが出来る。
かすかに、3人の男性がにぎやかに論を交わすのを聴くことが出来るだろう。
強く耳を澄ませば、屋上からそれを見下ろす女性の呟きを聴くこともできたかもしれない。
遅刻をしてしまったと思われる学生の、控え目な足音が通り過ぎていく。
それと相対するように、先ほどの3人の男性のうちの一人と思われる人物の足音が、校門の方へと離れていき、やがて静かなエンジン音とともに聴こえなくなる。
少し離れた場所の木の上からも、気だるげな声が聴こえる。どうやら、太い木の枝だけを頼りに、風の流れを楽しむようにして眠っているようだ。
おそらくは50ccのいわゆる原付バイク、単気筒のエンジンの、エキゾーストノートというには少し控え目な響き。
教室の中の、緩やかな喧騒。
それらは、決して気のせいではない。
確かに聴こえてきたはずだ。
それは、この世界が生命力に溢れ、これから先に、素晴らしい何かがきっと待っているということを、伝えてくるかのようだった。]
お、居た居た。
[目的の人物を見つけると、笑顔で駆け寄る。
いや、仮面で表情は見えないが、もし見えていたとしても嫌な予感は止まるどころか急上昇だっただろう。]
簡単な事だからさー。
ほら、学園の方に長期休暇中しか使わない合宿所あったじゃん?
あの風呂トイレ寝室から何から何までそろってる馬鹿みたいな宿泊施設。
あそこちょっと使えるようにしてくんない?あと暫く無許可で誰も立ち入れないように。
[彼女の表情は、注意して見れば、少し変化し、今は微笑を形作っているようだ。
彼女は、「完成された何か」などではなく、常に変化し、他の何者かが皆そうであるように、この世界を形作っていく、一つの小さな要素なのだ。
さて、彼女は、一体何者なのだろう。
もうご存じかとは思うが、彼女の名前は、梶原雪花である。平仮名でその読みを書くならば、かじわらゆか、となる。
再び風が吹き、彼女の髪を揺らす。
彼女の姿には、確かに雪のような儚さが ]
馬鹿みたいだなんて。坊ちゃん、あれは貴方のお父上が深慮遠謀を尽くして建築した素晴らしい施設なんですぞ。それを馬鹿みたいとはなんですか。ああ、この貴林平桔(たかばやしへいきち)、長年坊ちゃんにお仕えして参りましたが、わたくしの教育のどこが至らなかったのでしょうか。お父上に会わせる顔がございません。
まあ使えるようには出来ますし、立ち入り禁止にするのも容易ですが・・・一体何に使われるおつもりで?
…んぁ?
あー…ん?
[くしゃみとともに、目が覚めた。]
んぉお。
さみぃなぁ。おい。
[体を起こし、少し震わせたのち、しばし遠くを見つめる。目がしょぼしょぼして、全然開かない。]
11人目、陰森映子 がやってきました。
陰森映子は、村人 を希望しました。
[休み時間中、カメラを片手に廊下を徘徊する少女が1人。]
oO(何か記事のネタになりそうなことはないかな。)
[少女は新聞部員、ただし書く記事はゴシップ関係ばかりでいつも部長にボツにされている。]
今度こそ部長を唸らせるような大きなネタを見つけてやるんだから!
[つぶやく少女は、記事がボツになる原因をまったく理解していなかった。]
風がさぁ…吹きすぎなんだよぉ。
こっちは気持ちよく寝てたっつーのにさぁ。
[頭を搔き、少し髪を整える。
そして、何気なく携帯電話を取り出し、時間を確かめた。]
……。
[しばしの沈黙。]
いやだって…無駄じゃね?
なんで合宿所の寝室にベッドならんでんのよ。
どっかの会社の社員寮が見たら泣くぞアレ。
[無駄に豪華な造りの合宿所という名の高級寮舎を思い浮かべ、ため息をつく。
なんだって爺さんは無駄に豪華なものを作るのかわからない。
匡侍は十人に聞けば十人が坊ちゃんと答えるであろう家の生まれだが、特にそういう"豪華絢爛至上主義"的な物はもっていなかった。
この世にあるのは楽しいか楽しくないかの二種類だけ。
ならばその楽しい方に突っ走ろう、もちろん周りも巻き込んで…がモットーである。]
どわっ!
[飛び上がる。]
全っ然授業始まってる!
[慌てたように周囲を見回し、鞄を引っ掴む。
木曜1限といえば、授業は漢文である。
週1、1限目の授業、しかも水曜と並びかったるさの極地たる木曜の1限目ともなれば、出席日数が危なくなるのは道理と言っていいだろう。
ばたばたと慌ただしげな足音が遠ざかると、それまで彼女を見つめていた視点は、肩をすくめるようにして、やがてその意味を失ってしまう。
彼女の物語は、彼女が作っていくものなのだ。]
買Gントリーネタ練ってたんで、雪花ちゃんの連投に気づかなくて割り込んじゃった!
みんな状況説明詳しいな。
ついていけないかもしれない・・・
駄洒落は言っていないものの隠す気はゼロだな。
これは。
どうも、utumiです。
煮詰まったので外見をきれいげに描写してみました。
中身が薄いです。すいませんでした。
な・・・ッ!
女性の拉致監禁ですと!女子高生コンクリート詰めですと!坊ちゃん!とうとう犯罪意識にお目覚めになったのですか!いけません、それはいけません!この貴林平桔、何があっても坊ちゃんを前科持ちのならず者にはさせませんぞ!
何があっても罪に手を染めるとおっしゃるならば、この貴林の屍の上を踏み越えて下さいませ!!!!
ふっ、ならばこの匡侍!貴林の死を乗り越えて先を目指すのみよ!
[その瞬間、足払いを仕掛け倒れたところを踏みつける。]
友の裏切り…そして愛すべき部下の死を乗り越えた俺はどこへ歩いていくのか…。
――やっべ、今俺輝いてる。
[とても満足げな声でポーズを取る…が、そこで奇跡的に我に返ったらしい。]
いやいや、そんなことしねーから。
女性には優しく、可愛い女性にはもっと優しく。
そして行く行くは可愛い嫁さん手に入れて退廃的な生活を!が俺の目標なんだから。
[やれやれ…と大げさに体全体で表現しながら足を下ろす。
…そもそも、誤解されたのは自分の発言が九割程言葉足らずだったことが原因なのはスルーだ。]
大介いるじゃん、あいつと……あれ、そういやもう一人のイケメン誰だったんだろ?
まぁ、その二人がスケコマシ勝負することになってさ。
それでちょっと使おうと思ったわけだよ。
[事の簡単な流れを説明し始めた。]
いたたたた・・・無闇に人を足蹴にするものではありませんよ、坊ちゃん。
はあ。また妙な事をお考えになりましたね。毎度の事ではありますが・・・。坊ちゃんは参加なさらないのですか?この貴林、坊ちゃんが他の男どもに引けを取るとは思わないのですが。
まあそういう事であれば手配いたしましょう。必要であれば校内の防犯カメラの映像も施設へ回すよう手配いたしますが。
あー無理無理、俺ってシャイだし。
自分から口説くとかそういうアグレッシブな事できないんだよね。
[顔の前で手をパタパタと振る。]
お、流石貴林だ。
俺が言う前に俺が望む事がわかってるとは執事兼秘書の鑑だな!
合宿所の中にモニタールームの設置及び防犯カメラの映像が映るように手配しといてよ。
あ、あと合宿所の中の娘達の世話も任せる。
外に出れない以外の不自由とかさせないようにね。
近頃は草食系男子という言葉があるそうですぞ。内気でも女性と付き合う事はできましょう。尻込みせずに向かっていく心あるのみです。お父上がご婚約の際にはそれはもう様々な事がございました。あれは今を去ること・・・。
おっと、長引く話をしてしまう所でしたな。委細承知いたしました。直ちに手配いたしましょう。女性の扱いは不得手でございますが、礼を失する事のないよう務めましょう。
んー、確かに彼女欲しいのは本当だけどねー。
ま、そのうち巡り合う運命の人でも気長に待つさ。
[今回の事も、多少は欲があるとはいえそこまで本気ではなかったりする。
まぁ、終わった後のアフターケアはしなくちゃなぁとは本気で思っているが。
匡侍としても流石にそこまで丸投げしたら人としてアウトじゃね?と思う所もあったりするわけで。]
そんじゃ後は頼むね。
一応ある程度は授業に出なきゃいけないし、学校戻るよ。
[そういうと、匡侍は再び*学校へと戻っていった*]
しっかり勉学に励んで下さいませ。
[貴林は匡侍を不動の姿勢で見送った]
さて、準備が滞るのはこの貴林の名折れ。早速に処理するとしましょうか。
[教室では、漢文の授業が繰り広げられている。
職員室で遅刻入室許可証を偽造(担任教師の留守中にハンコを押すだけ)し、無事3分の2回分の出席を確保することが出来た。
黒板の前には、名門でありながら変人が多いとされるこの学園にあって「なかなかファンキーな男」との評価を得ている漢文の教諭が立っている。
彼は親指、人差し指、中指を立て、90度に手首を曲げた両手を前に差し出すと、やおら「OH YEAH!」とシャウトした。
黒板には「甲骨文字の発見者 王 懿栄」と書かれている。
その姿を、恍惚とした表情で見つめる女子学生もいるようだ。目を覚ませ、と言いたい。
言いたいがしかし、襲いくる眠気には抗しようもない。
次に気付いた時には、数2の授業が始まっていた。]
[高等部も2年次になって、教室移動はますます増えた。
今日は幸い移動がなかったが、最近はうっかり眠ってしまうと、休み時間に友達に「次移動だよ!」と叩き起こされる羽目になる。
一度寝惚けて「あぁ分かった、行けばいいんだろ、歯医者に!」と激怒しながら目覚めた時は、さすがに気まずかった。]
[だがしかし、授業中に眠るのは、きっと、仕方のないことなのだ。授業が面白いとかつまらないとかではない。抑圧された学生という立場が、ささやかな反抗をその精神に求めているのであって、社会的に見て]
…ぐう。
[寝まいとして考え始めたそれっぽい言い訳が普通につまらなかったため、ついつい眠りに*落ちてしまった。*]
引越し業者のトラックみたいな車が裏門から入ってきて、いかついサングラスの人たちが荷物を運んでます。
そういえば荷物が運びこまれているあの建物ってなんなんだろ?
入ったことないなぁ・・・
本人設定
スキャンダル大好きっ子で、本当の恋愛の意味はわかっていません。
恋に恋する感じ。
だから、自分からは動きません。
いい男に真顔で迫られたらコロッといっちゃう予定です。
/中の人の好み
実のところ、主役の2人より臣楼さんみたいなタイプが良かったり。
エンターティナーな人が好きなんです。
展開次第では、エピで臣楼さんに迫りたいかも。(笑)
陰森映子は、今日の出番はここまでです。 ( B14 )
何かいい感じの設定をでっちあげないとすぐ苦しくなりそうな気がするなぁ。すでに。
ちなみに、個人的には匡ちゃんに口説かれたい。
「……んぱーい」
……ん…?
[どこかで聞いた事がある声が下の方から聞こえた気がしたが、意識を覚醒させるのが面倒で仕方が無いので、きっぱり無視する事にした。だが、声の主は諦めるどころか、声を更に張り上げながら、呼び続ける。]
「せんぱい!進藤せんぱーい!起きてますかー!?」
……起きてないー…。
[片目だけうっすらと開けて、めんどくさそうに呟くと、再び目を閉じる]
「……起きてるじゃないですか。頼んでた件はどうなったんですかーっ!」
……あー…?……頼んでた……件…
[言われた言葉を繰り返しながら、再び意識が朦朧としてくる。]
「もう来週の試合まで、本気で日が無いんですよっ!」
……だから、アタシが…出てやるって言ってるじゃ…ん…
[眠さで口を開くのも億劫で、だんだん言葉が途切れがちになってきていた]
「いくら主将だからって、男子剣道部の試合に、女子剣道部の先輩が出れるわけないって何度も言ってるでしょーがっ!」
[『まあ、先輩だったらバレないかもしれませんが』とぼそりと呟いた言葉は、運良くユーリの耳には入らなかったようだ]
村の設定が変更されました。
「そもそも、うちの主将を病院送りにしたのは先輩なんですからねっ!ちゃんと責任取って、代わりの部員見つけてきてくださいよっ!」
[寝ながら、頭をぽりぽりと掻く。]
病院送りとか…人聞きの悪い…。奴の腕がカルシウム不足でもろかっただけだろー。牛乳飲め、ぎゅうにゅう………むにゃ…。
「…ともかく、頭数だけでも揃えばいいんですっ!誰か一人でいいから何とか連れてきて下さいよっ!」
…お前らの部が人数ギリギリなのが悪いんだろ…。なんで補欠の一人もいないんだっつーの…
「……それは、先輩が年中うちの部員叩きのめ………いや、そんな事はこの際置いといて、わかりました、こうしましよう!」
[ぶるぶると携帯が手の中で震え、半分開けた目で確認すると、アラームを切って起き上がる]
ふぁ……よく寝た。
あいかーらずやーな感じはするけど、いつまでもここで寝てらんないしな。
[ベッドから降りると、スリッパを履いてカーテンの外へ顔を出す。保健医が振り向いてこちらを確認した]
「起きたか。で、具合はどうだ?」
やな気分は続いてるけど。体がだるいのは取れたよ。一応クラスに顔出してくる。
「大事にな。ああ、これ、名前書いて行け。いつも書かないだろう」
[保健室利用者の名簿を差し出されて、仕方なさそうな顔で「さえき るか」とひらがな書き]
「高校2年にもなってひらがな書きか。おまえなぁ」
漢字書くのだるいじゃん。あ、症状は適当に書いといて。んじゃね。
[ため息を背中で聞きながら、保健室を出た]
授業めんどくせぇ…。
[クラスへと歩きながら、大きくあくびを一つ]
まだ授業中みてーだし、休み時間までどっかで時間つぶそ。食堂……はおばちゃんたちの愚痴なんだか説教なんだかを聞かなきゃいけないし、屋上……は他のサボりに見つかるのもな。
中庭とか行ってみっか。
[行く場所が決まったらしく、足はそちらへと向かう]
「部員を連れてきてくれたら、…ミスドのエンゼルクリームとポンデリングとフレンチクルーラーを、好きなだけ奢りましょう!]
[瞑っていたユーリの目が、カッと音を立てたように開く。目にも止まらぬ速さで枝から飛び降りると、下から叫んでいた人物の肩をがしっと掴んだ。]
………ダブルチョコレートも付けてくれるか?
[ギラギラした目のユーリの言葉に、後輩はこくこくと頷くしかなかった。それを見て、ユーリは満面の笑みを浮かべる。]
いや〜、そうだな、困ってる人を助けるのが人の道ってやつだな、うん!
安心しろ、中畑君!部員はがっつりひっ捕まえて……違う、勧誘して来ようじゃないかっ!はっはっは!
「……俺、中田です…」
アレだな!『義を見てせざるは勇なきなり!』
大船に乗ったつもりで任せておきたまえっ!田中君っ!
「……いや、だから…中田……」
12人目、火田 幸 がやってきました。
火田 幸は、村人 を希望しました。
[薄暗い室内。小さな窓から光が差し込んで、レトロな調度品の金物に反射している。
その室内の窓際には上等なソファーとガラステーブル、反対側には木製のテーブルと椅子。
間にはカウンターがあって奥の棚には様々な意匠のボトルとグラスが並べられている。]
[夜になるといい年をした大人達が羽目を外して賑やかになるその室内に、今はたった一人だけ。]
[輝くような赤毛を三つ編みにした少女が髪に合わせた真っ赤なドレスを着たままに、ソファーに横たわって寝ている。]
[すでに中田の言葉も耳に入っていない様子で(いつもの事だが)笑顔で、憐れな後輩の肩をぽむぽむと叩く。]
…さて、そうすると…。
[顎に手をかけて少し考え込む]
(…新入生が入ってきてる時期でなし、大体の奴は部活に所属してるからなぁ…。)
[そこまで考えてから、思いついたように指をぱちんと鳴らす。]
……アイツら、確か無所属だったなぁ。
[今朝方校庭で騒がしかった見慣れた奴等、それと……見慣れない顔の一人の男子を思い出す]
(もしかしたら、アイツ転校生かな…。ラッキー!条件ピッタリじゃん!)
よーーしっ!いっちょ行ってみるか!
〜♪
[浮田の指が軽やかにステップを踏み、携帯電話の画面にすいすいと文字が浮かび踊る。まだ授業の真っ最中だが、浮田は気にとめていないようだ]
「浮田クン! 授業中にメール打つなって言ったでしょ!」
[案の定教師に見とがめられて叱られたが、浮田の手は止まらずにそのままメール送信を押した。刹那着信音が鳴る。音がしたのは教師のポケットからだった。驚いて教師が携帯を取り出す]
[突然、携帯電話の着信音が鳴り響く。少女はソファーからだるそうに身を起こして電話を取った。]
ただいま留守にしていますってゆーかこのデンワバンゴウは現在使われておりません・・
であるからしてー
(めんどくせ)
留守留守ルッスッスなのでぴーとかならないし♪、メッセージじじいも残せませーーー
プチッ
[携帯を放り投げるとそれが床に当たる音を聞く前にすやすやと眠りの淵におりていっ*た*]
『先生、今日デートしません?♡』
[教師は頭を抱えた後、浮田の方へ鋭い視線を向けた]
「馬鹿な事をしている暇があったら授業に集中しなさい!!」
ヘェヘェ。
/ナカノヒト/
mikoganiです!よろしくねん♪
女の子キャラで恋愛RPとか無理だからw
ということなので、
いろんなひとと楽しく遊べればいいなあと。
高校生なのに酒場の娘。
いいのか?
よくない?
目指せゆるーいキャラ。
ではでは。
[チャイムが鳴り、授業の終わりを告げる]
「では、授業を終わります。宿題をきちんとやってくるようにね」
いつも時間通り正確に終わるから、先生好きだよ。
「浮田クンはもう少し大人しくするように!」
ありま。
んー…暇やなぁ。
[読んでいた本を読み終わったのか、机の上に上体を倒して呟く。
学生らしい発言でもあるが……仮にも授業中に発言する言葉でない。
案の定、その言葉が耳に届いたであろう教師から注意を受ける。]
えー、そんな事言うたかてセンセー。わからんもんはわからんもん。
現国とかならまだしも、数学って苦手なんよー。
数字見るだけで頭いたいわー……。
[机から顔だけ起こし、むー…と眉を顰める。]
ぐぅ〜
[この世の極楽ともいえる時間は、ハラの虫が喚き散らしたことで終わりを告げた。]
あう
昨日なにしてたんだっけ。
あーまた飲みすぎ?
[カウンターの上に、ラッピングされた焼きそばと、手書きのメモが置かれているのに気づく。]
『みゆきちゃん
辰さんからいっぱい釣れたってでんわもらったので、
お魚わけてもらいにいってくるね
開店にはもどるからでかけててもいいよ』
へー、あの辰ちゃんがねぇ。
めづらしいこともあるのね。
[呟きながら冷蔵庫を開ける。
「チューハイ」がプリントされた缶を無造作に取り出し、プルトップを引き開けるとごくごくと喉に流し込む。]
いたーきますっ!
[焼きそばを勢いよく口に含んで食べる。]
やーもー、ちょーうめえ。
さすがままん
授業終わったし。校内巡回の日課に移りますか。
勝負が始まるのはまだかもしれないけど、下調べぐらいいいよな。良さそうな女の子いるかな〜♪
[浮田はそう呟くと、教室を出た]
[一瞬のうちに焼きそばを平らげると、何かを思い出す。]
そういえば携帯どこやったっけ?
あれ?
ケイちゃーん
タイちゃーん
でていらっしゃいな
…平和だのう。
[壁を後ろに、椅子の前を浮かせてぶらぶらさせる。
眠りすぎたせいか、気だるくはあるが、眠気はもうない。
窓際の席は大変居心地がいい。]
[10分探してようやく見つかった携帯には、同じ送信元の十数通のメールが届いていた。]
げ、ガッコか。
そういえば昨日の夜も担任から電話あったっけ。
んーと・・裕ちゃんとカラオケでデュエット中だった・・かしら。
じたくき
んしんがおわっ
てもういっしゅ
うかんたっ
たぞあした
はかなら
ずこい
・・・
『自宅謹慎が終わってもう1週間経ったぞ。明日は必ず来い。』か。
あー
お説教確定かね。まいった。
[そして開いたメールの文面は予想と寸分違わないものだった。]
[浮田は音楽プレイヤーを耳にしながら、テンポ良く廊下を歩く。鼓膜を揺らすのはパフュームの『コンピューター・シティ』だ。『ぼくが君の言葉で悩むはずがない』というフレーズを浮田は好んでいた]
そういう子をおれの言葉で悩ますのが楽しいんだから。ねぇ、先生!
[浮田がすれ違った教師に突然声をかける。教師がキョトンとしているのを尻目に、浮田は歩みを進めた]
[その時ちょうどチャイムが鳴って、教師は溜息をついた。]
あー、ほらセンセ授業終わった!
[途端に満面の笑みになる泉。
先ほどまでの表情が嘘のようだ。]
『まったく…いくら苦手でも最低限の勉強はしとけよ。』
[教師はそういうとクラス全体に授業終了の合図をした。]
んー、努力はするわー。ごめんなーセンセー。
13人目、鈴畑 花音 がやってきました。
鈴畑 花音は、村人 を希望しました。
…38.4℃…。
[包まっていた毛布からわずかに顔を出し、花音は恨めしそうに体温計を振った]
こんな季節にカゼを引いちゃうなんて、あたしのばかー……。
[濃縮還元100%の林檎ジュースを少しだけ口に含むと、
再び、勢い良く毛布をかぶる]
[一人の部屋で奇声を発しながらなんとか身なりを整えるが、高校の制服がどうしても見つからない。]
[仕方なく、赤地に白文字で『食べ盛り』とデカデカプリントされたTシャツとジーンズを着て、鏡の前でポーズをとる]
これってなんて逆撫でw
お説教5時間コースw
源ちゃんのプレゼントってセンスないわあ
『ママへ
ガッコいってきます
すkっかり忘れちゃってたのでお説教されちゃう><
あたしの制服どこにしまったっけ?
見つけたら出しといて
P.S.やきそばやっぱメニューに加えたら』
送信っと
そういえば、転校生が来るって誰かウワサしてなかったっけ……。
[ふんわりと漂う思考のなかでひとりごちる]
女の子かな…男の子なのかな…
…どのクラスに転入してくるんだろう…。
……あした、熱…下がるかな…
というわけで、今回も最後の方の入村でゴザイマス。
おなじみハーレム村なので、今回も(?)正統派ぽいキャラを選んでミマシタ。
…自由選択(人外可)なら、迷わずファズボールで食べたいRPだったのに…残念。 ←自重
あー…頭いたいー。
[授業が終わるなり、再び机にうつ伏せになる。
今の授業で脳の細胞は激しいダメージを受けた……気がする。]
すこし寝ようかな……うん。
[そう呟くと、泉は静かに*寝息をたてはじめた*]
お、じゅぎょー終わった?
と、クラスに行ってから飯だな。
[嬉しそうに顔を上げて、歩き始めた。教室棟に入ると自分のクラスへ向かう]
そういや……単位が足りないとか言われてた教科あったな。なんだっけ。
[2、3教科あった気がしたがすでに忘却のかなた]
…うー、あたまいたい…
[毛布の端をぎゅっと掴むと、そこにはすっかり色褪せた
【すずはた かのん】の文字。
幼稚園の頃から使っているこの布団じゃないと未だに安眠
できないなんて、友達にはちょっと言えなかったりする]
おくすりも飲んだし、はやく寝なきゃ。
明日はきっと治ってるんだからー…
ちょっと時間が取れそうになかったので病欠RPから入ってみたものの、かまわれないのも寂しいもので…。←どうしたいのかとw
見舞いがてらプリント届けてくれる的なお約束イベントとかってないのだろーか。
…明日も早いし、おとなしく寝るかw
大佐、目を惹く女の子を発見した。これより接触に向かう。オーバー。
[浮田はそうひとりごちると、流香のいる方へ向けて駆けていった]
[クラスへ向かう途中、視線を感じてそちらを見た]
げ、浮田。やな奴と目が合っちまったぜ……。
知らない振り知らない振り。
[気づかなかった振りをして、廊下の端を歩く]
おっとそこを歩くお嬢さん。これから食事なら、カッコ良くて会話の弾む相手はいかが?
[浮田は気づかない振りをして通り過ぎようとする流香に声を掛けた]
あ、せんせー、ちょっと保健室で寝てました。
[目の前にやってきた担任へ、手を上げて挨拶]
で、だ。ちょいと匿ってくれ。
[追ってきてるっぽい浮田から隠れるように、担任の後ろに回って身を隠した。声をかけられると、担任の背中越しに顔を出す]
奢ってくれるってんなら考えなくもないが、残念俺は一人で食べたいんだ。
何か嫌われる事したかな、おれ?
[流香のあからさまな態度に両手を上げつつ、浮田は自らの行動を省みた。いや、まだ何もしていないはずだ]
一人で食べたいなら無理押しはしないけど、もちろんおれが奢るよ? それがレディに対するたしなみってものさ。
[自転車でたった10分の距離を、道に迷いまくって人に訊きまくって、ようやく到着]
ここが、臣楼学園。
あたしの通うガッコ。
こんな変な建物だっけ?
[校舎を前にして首をかしげる。なにせ2か月ぶり。
せめて制服さえ着てくれば、他の生徒と見比べてわかったのにとちょっぴり悔しがる。]
気にしててもしょーがない
いざいかん死地へ
ともにいきてかえーろーう♪
なんつーか。存在が胡散臭いよな。
[しばらく怪訝そうに見ていたが奢るといわれて心が動いたらしい]
そこまでいうなら仕方ねぇな。
じゃあ普段食べたくとも食べられないような奴を注文しよう。
レディじゃねーけど。
[廊下の方が騒がしいので、少し首を伸ばして様子を窺うと、紳士ぶったわざとらしい男子と彼に追われる女子が見えた。]
…うっきーは毎日うきうきだなぁ。
存在がうさんくさいっていうのは匡ちゃんみたいな奴の事だよ。匡ちゃんって変な行動で有名だけど知ってる? 今日は仮面を被っててさ。まぁ中身は案外まともなんだけど。
レディじゃなければハニーにしようか? 注文は何でもしてもらってオーケーよ。小遣い入ったばっかだし。
[どうやら話はまとまりつつあるらしい。]
残念…。私だって、飴ちゃんくらいなら、奢ってあげられるんだけどなぁ。うっきーには勝てないねぇ。そこは。
[首をすくめるようにして身を隠すと、鞄から飴の袋を取り出し、がさっ、と開ける。
口の中へ放りこみ、ころころと飴を舐める。]
うまい。
[…まぁ、うっきーの財布が無為に痛んだところで、悼むような気持ちもわいてはこない。むしろ、うっきーの財布の痛みが無為に終わらなかった時こそ悼むべきかもしれない。]
匡ちゃんってあれか、孫か。
あいつはあいつで胡散臭いけど。確か今朝来てすぐ帰ってなかったっけ?
そうだ、あれから悪寒がし始めたんだよ。
うん、俺が今日授業受けられなかったのはお前ら3人の所為だな。
[サボる気満々だったのは棚に上げたらしいです]
何でも奢ってくれるってんなら、食堂に行こうじゃないか。そこまでいわれて断るほど、俺も裕福なわけじゃないからな。
何たべっかなぁ。鰻とか。イクラとか。ウニとか。丼ものうまいよなぁ……。
んじゃ食堂行こう。浮田の気が変わらないうちに。
[既に意識は食べ物の方へ。食堂へ向かってやや軽い足取りで歩き始めた]
匡ちゃんの胡散臭さの方が、うっきーの胡散臭さより好きだなぁ。胡散臭さを自分で認めて突っ切っちゃった胡散臭さだもん。あれは。
そうなると格好いいよね。
じゃあなんて呼べばいいかな? そうそう、俺の名前は浮田大介。大介ってちょっと古い名前だよね。おれは気に入ってるけどさ。
おれたちのせい? 何かしたか?
あぁ……翔ちゃんとの痴話喧嘩の事か。ごめんごめん、ちょっと騒がしかったよね。翔ちゃんが偏った女性論を振りかざしてきたからさ、世の中の全ての女性のために戦ってたんだよ。
言われなくても名前くらい知ってる。
なんて呼べばいいって言われてもなぁ。
俺には冴生って名前があるから。それでいいよ。
間違っても下の名前で呼ぶなよ。
世の中の全ての女性? 翔ちゃんってのは今朝いたもう一人か。見ない顔だったけど。
たかだか一人の女性論なんて好きにさせりゃいいとは思うけどね。
でも普通痴話喧嘩って恋人だの夫婦だのが喧嘩する時に使う言葉じゃねぇ? 男同士で痴話喧嘩……?
[より一層怪訝な目つきで浮田を見た]
−校舎内−
[周囲の何か奇妙なものを見るような目をまるで気にせずに、校舎内を練り歩く。もはや慣れっこ]
お説教いやだー。
てゆーか、
ぐぅ〜
[再び腹の虫が鳴きはじめる。]
[校舎に向かって歩いていると、水風船の水が振動で暴れだした。
指令である。]
……ちっ、これから学び舎の匂いに包まれようって時に。
[思わず舌打ちして駐輪場に戻り、相棒にまたがって鉄仮面を装着。
*マキは再び風になった*]
下の名前は恋人になった時のために取っておくさ。で、おれは両刀使いじゃないよ、冴ちゃん。俺の瞳はいつも冴ちゃんの横顔を捉えるためにあるんだから。
[いつもの軽口を叩いているうちに、二人は食堂の入り口にたどり着いた]
そうそう、おれのメールアドレス。
[浮田はあらかじめ用意してあったのか、携帯のメールアドレスを記入したメモをポケットから取り出して流香に差し出した]
はいはいはいはい。
[軽口を聞き流しながら、食堂に到着]
ようやく飯にありつける。
ん?
[差し出されたメモを受け取り、中を確認して]
出さないかもしれないけど、一応貰っとく。
つか、ずいぶん用意がいいな。
[やっぱり怪訝そうに浮田を見て、食堂から漂ってきた匂いに意識はそちらへと]
食券食券。悩むー。よし、鰻で。
[悩んだ割に即決して、浮田を手招きした]
ということで俺うな丼ね。窓際の席とっとくからさー。
おや…。
[廊下をふらふらと私服で歩く女子の姿を見つける。結構有名な人だ。…あまりいい方向にではないけれど、彼女についてのひどい陰口や悪い噂はあまり聞こえてこない。
たしか、火田さん…だっけ?
ぐぅ…と、腹の鳴る音が聞こえる。
どうやら、今日は空腹でふらふらしているらしい。]
そこなお嬢さん!
[教室の中から呼び止めてみる。]
どう、私と一緒に飴バイキングしない?
必要なものを必要な時に必要なだけ出せるように、普段から準備を怠らないようにしてるんだ。でなけりゃ、他人の心なんて掴めやしないよ。それらはいつも繊細で、怯えているから。
うな丼ね。本当に高いの選んでるなぁ。まっいいか♪ んじゃ行ってくるよ。おね〜さん、うな丼二つお願いね〜。
はい、冴ちゃん。おまちかねのうな丼だよ。遠慮無くお召し上がりください。ってね♡
[浮田は二つのうな丼のうち、ウナギがおいしく盛りつけてある方を流香の方に渡した]
[手ごろな席をゲットしてうな丼待ちつつ]
他人の心なんて掴んでどうすんだ。
やっぱり変な奴だな、浮田……。
[浮田の方を見た。というか睨んだ。うな丼二つを頼む様子に少しだけ表情が和らいだ]
ちょい、待てよ…先輩だったよな。
「お嬢さん」ではおかしいな。
「そこなお嬢さま!」
…違うな。
「そこなお姉さま!」
…間違いなく違うな。
うーむ。
[懊悩。]
[急に呼びかけられたかわいい声に反応する。一見外国人?と思ってしまう透き通るような外見に記憶をひっくり返してみたが、覚えはなかった。]
おおおおお嬢さんってー・・・
あたし??
てれるなぁ
[ニッコリ笑いかける]
こんにちは!
飴バイキング、もっちろん仲間入れて
ぐぅ〜
[と腹の音が鳴り続けている。]
くっくっくっ。
[あやしげに笑う。]
先輩…。
私の鞄の中のワンダーランドっぷりをなめてはいけませんぜ。
[鞄を取り出し広げると、たくさんの種類の飴やソフトキャンディなどが顔を出す。]
のど飴、ビタミンC、ソフトキャンディ、フルーツ、ソーダ、酸っぱいのから甘いのまで、種々取り揃えてるわけ。こっちは。
[自慢げに胸を張る。]
…まぁ、これで引っかかった女子は先輩が初めてな気もしますけど。
おおぅ!
[沢山の飴を目の前にして、目を輝かせる。]
きゃぁ
わくわく。
どれを頂こうかしら?
そういえば、あたしのTシャツも実はワンダーランドなのよ。
[といって懐からアルミ缶を取り出し、机の上に置く。]
お近づきのしるしにどぞどぞ。
ほら
麦のじゅーすっつーやつ
飲むでしょ?
[にやりと笑む]
麦芽とホップ的なのは、あんまり好きくないなー。
キンキンに冷えたやつならとりあえず的にいっちゃうけど、基本甘いのが好きだし、昼からってのもちょっと…
って、あれ?
あぶねっ!
いやほら、私そういうの飲んだことないんだよネ!
苦いのは青春だけで結構…
あれ、この言い方だと苦いって分かっちゃってるな。
その、なんだ。ほら、私まだ未成年だしー。
平和に飴でいっときたいところなんだね。
なんぼここ校則緩いっても、バレないところで思い切りやりたい。そんなお年頃なんです。
まぁその飴も、そういう食べ方すると凶器になりうるような気がしてきたところでございますが。
[大変気持ちのいい食べっぷりだ。]
あははははーそだね。
うん
あたしたち未成年だしねー
[あたしは何度もばれてると思わず言いそうになって留まる]
じゃあ今度うちのお店来たらいいよ。
お代とかいらないから。
3丁目の「立体交差」っていうお店なの。
[きゅーん。]
かわいい…。
はっ。
[我に返る。
いかん、ウインクとかされたら弱い。]
へぇ、あそこ、先輩の家がやってるのかぁ。
…いいですなぁ。
うんうん。
…なるべくお金も払うような感じで行きたいと。
思っております。
その時はサービスしてくださいね!
ふっふふーん♪
サービス・・・ねえ。
サービスしちゃうよお
なんのサービスかは、ひ・み・つ・だよん
[いたずらっぽい笑みを返す]
お友達からはお金もらえないから。
来て来てよね。
約束っ
でも、おっちゃんばっかりだから、あなたみたいな可愛いコはちょっとアブナイかなー?
深夜型なんです。
帰ってくる時間が遅い日が多いんです。
皆と…匡ちゃんと、絡めるかなぁ…。
[ほう、と溜息をつく。]
註書き:恋する乙女風に!
あー、それはめんどいかもなぁ。
[男性に絡まれると、自分が「女の子」なんだということを意識して、どうも複雑な気分になる。]
でも…かわいいなんて、それはむしろ…
[先輩がかわいいです。]
先輩のサービスが受けられるなら。
行かないわけには。それは。ねぇ?
[口元がにやつく。「お友達」ですって!
きゃあきゃあ!先輩、天然タラシ!
確実にうっきーよりレベルが高い!]
むっ。いかんいかん。
[垂れかけた涎を引っ込める。]
>坂東江利子作「おれは名探偵」
あまりの懐かしさに噴いた。
すっごい好きだったなぁ。
調べてみたら、アマゾンのマケプレで39800円で売ってた。
何だその値段は…(汗)。
んーと、そうだ。
電話番号教えておくね。
あなた・・・あれ?何ちゃんだっけ?
初対面だよね?
常連客でも指一本触れさせないからねー安心して来て
[そしてまだ棒状の飴を齧っている]
おっと、そうかそうか…。
私は、梶原雪花。2年生ですよぉ。
先輩のことは、名前は知ってます。
たまに聞くんです。
火田幸さんと。聞き及んでおります。
[電話番号を受け取る。]
ちょい待ってくださいね、私の電話番号はこれです。
[携帯電話の画面に自分の番号を出し、見せる。
かーいい女子の電話番号ゲット。
…しかし、やっぱ先輩、天然タラシだ。
電話番号の渡し方まで自然なんだもん。
これは勝てないぞ。]
私はあと20分くらいで寝る予定だけど、先輩の方は大丈夫なんだろうか。付き合わせてますか?
すいませんごめんなさい。
割と寝る時間基準でやっちゃってます。
雪花ちゃんかぁ。イメージぴったりだね。
そっか、あたしってそんなに知られてたんだ。
みゆきです。よろしくね。
お店に来るときは連絡してね。
いちばんいい席あけとくからね。
あと、
飴ごちそうさまでした。
[笑顔で]
また今度ね〜
おそまつさま…。
[ほう、と溜息と吐く。]
うーむ。
先輩が男だったら、うっきーあたりにとっては驚異だったことだろうなぁ。うん。
[ひとり頷く。
もうひとつ飴を口に放り込むと、鞄をしまう。]
さて、どうするかなー。
弁当はもう食べちゃったし。
[漢文の時間に食べたような記憶がある。
あれは1限目だったかもしれない。]
ま、しゃーないか。飴だけで。
先立つものもねぇし…。
[呟いて、伸びをした。
勝手にこき下ろしておいてなんだが、うっきーの資金力が素直に羨ましいと思う*瞬間だった。*]
ところで、先輩が守ってくれてサービスしてくれるって、天国ですよね。それ。匡ちゃんの変態っぷりを見守りつつ、先輩にサービスしてもらいつつ、一献傾けるとかが理想だね。やっぱり。
(やっぱり最低
−校舎内・二年B組教室−
[時刻は既に9時を回っている。
朝礼などは既に終わり、一時間目の出席が取られ始めたが…匡侍の姿はどこにもない。
まぁ、そもそも彼が一時間目にキッチリ居ることなど稀ではあるのだが。
さて、出席取りも終わり、授業が開始されようかという頃、廊下から誰かが走ってくる音が聞こえてくる。
そしてその音は段々と近づき、扉が勢いよく開かれた。]
今、誰かに呼ばれた気がする!!
[問題児登場である。]
[教師は頭を抱える……何かいろいろと諦めたいが、お互いの立場的に諦めては駄目と言うのが涙をそそる。
彼の心情を文章にすれば全米No1も夢ではあるまい。]
『…出席とってたから当然呼んだぞ。』
[何とかそれだけを言葉として発することに成功した。]
お、先生が俺を呼んだんですか。
ならば願いを言え、どんな願いでも聞き流してやろう!
『……いいから座れ。』
その願い、聞き流していいんすか?
『欠席にするぞ?』
おいおい、皆ちゃんと姿勢よく着席しろよー。
先生が困っちゃうだろ?
[やれやれと大げさに肩を竦めながら着席する。
まぁ、この生徒は授業さえ始まってしまえば静かになる所が唯一の救いではあるので、教師は我関せずの姿勢で授業を始めることにした。]
【んー……あとで大介の所いくかー。
流石に一日じゃ進展してねーかな?アイツなら何とかなりそうな気もするけど。
ダラダラするのは性に合わないし、なにか仕掛けたほうがいいかもなぁ。】
[キョウジは授業を受けつつ、今後のことを考え始めた。
……あ、ちなみに今日も*気分は仮面らしい*]
-校舎内 2年C組-
[職員室になんとか辿り着いた鮫島、担任とともに2年生の教室の中からC組に向かう]
「今日から新しい仲間が増えました。鮫島翔くんです。」
[自己紹介するよう担任に促された]
さめじま かける です。
どうぞよろしく。
[クラスを見渡す。みょうちきりんな仮面を被っているクラスメートが誰もいないことに大きく安堵する]
「君の席はそこです。」
[担任が示したのは、廊下に面した窓の傍]
[自席に座る。蛍光灯の反射で、黒板が少し見えにくいことに落胆]
どうぞよろしく。
[顔を巡らせ、自席の周りのクラスメイトに小さく会釈]
―3年A組教室―
[休み時間、泉は昨日の夜から読み始めた小説を読んでいた。
本に集中してるかと思いきや、読みながら友達とも喋っているあたり結構器用なのかもしれない。
ちなみに内容は恋愛物。今会話している友達が強く勧めてきた本だった。]
あー、こういう話もえぇなー。
アレやね、こういうの読むと彼氏とか欲しくなるあたり我ながら影響されすぎな感じもするけど。
[苦笑しながら現在進行形で読んでいる小説の感想を友達と話す。
和海にとって至福の時間のひとつだった。
友人の一人がそれを聞いて「なごみんは彼氏つくらないの?」と言うと、和海はちょっとふくれながら眉を顰める。]
むぅー、なごみん言うのやめてやー。
そのあだ名なんか嫌なんよー。
[まぁ、そういっても誰も止めてくれないのだが。]
それに、エリーは知ってるやん。
私が1年のときに先輩にフラれてからそういうのから逃げ腰な事ー。
[勇気を出して自分の気持ちを伝えたが、駄目だった2年前。
あれから告白するのは当然として、される事すらも怖くなってしまい、そういうことからは逃げ続けているうちに3年生になってしまった。
友人は友人で「でも、そろそろ克服しなきゃ駄目だよー。青春おわっちゃうよ?」と言うし、自分でも来年はもう卒業。
高校の恋の思い出が失恋のみというのは避けたいと思うところはある。]
そやねんけどー…むぅー。
[やはり踏ん切りがつかない。
小説を読むのがいつの間にか止まり、軽い思考の渦へと*埋没していった*]
-2階廊下-
[どかどかと足音を立てながら、二年の教室が並んでいる方向に走る。丁度、先ほど授業終了のチャイムが鳴ったので事無きを得たが、壁に貼ってある『廊下は静かに』の張り紙が、むなしい限りだ。]
えーと…確か、アイツらは……どこのクラスだったっけか。仮面は隣だったような気がしたが。
[まあ、わからなかったら端のクラスから順に襲撃すればいい。あまり深く悩んだ事のない性質なので、あっさり方針を決める。]
[1年D組の教室 休み時間]
昨日のおじさん達って何者だったのかしら?
[もともと授業を真面目に受けているとはいいがたいが、今日はいつにも増して上の空で授業を受けていた。]
私の隠れていた茂みをちらちら見てた気がするけど、気づかれてないよね・・・
[本人は才能があると思っているが、尾行術や穏行術を習得しているはずもなく、当然バレバレであった。]
臣楼さんの陰謀で(学校行事の準備とかいう理由で)みんなどこかに集められるとか思ってたけど、自分から会いに行かなきゃいけないみたいね。
理由は取材ってことでどうにかなりそうかな・・・
あとはタイミングよね。
[そう思って、A組の扉に手をかけた瞬間、「ユーリーーー!」と呼ぶ声が聞こえた。見ると、クラスメイトの女子が、こちらに向かってぶんぶん手を振っている]
…なんだ、純子。アタシは忙しいんだが。
「ちょっとユーリ!うちのクラスに転校生が来たよっ!そ・れ・も!超イケメンッ!」
[ユーリ自身も人の話は脳内スルーする性質だが、この純子もそれに負けずとも劣らない。]
…イケメンだか池麺だか知らんが、今それどころじゃな………なんだって?転校生?
「そうそう!さっき教室に来たんだよっ!もうちょーーーーカッコイイ!」
[ほっとくと延々ときゃーきゃー言ってそうな純子の肩をわしっと掴んだ]
……純子、よくやった!そいつを探してたんだっ!
[よく考えれば、まったく純子の手柄では無いのだが]
─ 廊下 ─
[食事を済ませて冴生と別れたあと、浮田はコンピューター同好会から携帯の説明書をひったくって出てきた]
赤外線通信ってどうやるんだコレ。あぁわかりづらい説明書だなぁもう。赤外線通信使えればメアドのメモいらなくなると思ったのはいいけど……うぁーわかりづれぇ。
ユーリがカンドリさんな気がしてきた。
ということは2はなし?
utumiさんのは見えてるんだけど、ウッキーにつかまってるからな…
でもウッキーからはあずさん臭がしない気がする。
でも翔んもなんか違うような。
匡侍は戸田さんだよね。あるぇー?
あ。
瓜のptって仕切りなおしになるんだ
「……え、なになに?どこで鮫島クンを見たの?確かユーリ教室にいなかったよね?」
うむ、自然と一体化して自己を浄化している時に見かけてな…。名前は「さめじま」か…。
[それを聞いて、何故か純子の目がキラキラし始める。]
「え、ちょっと!ユーリにもとうとう気になる男子が現れたのっ!?それって一目惚れってヤツッ!?」
「気になる……そうだな、気がつくと奴(等)の事ばかり考えて仕方が無い…(主にエンゼルクリームの為に)」
[かなり会話が噛み合っていなかったが、お互い脳内微妙に脳内スルーなので、気がつかない]
―屋上―
[うな丼を堪能した後、食後のお昼寝に屋上を選び、眠ること20分ほど]
んぁ。一応クラス戻るか。
[起き上がって眠い目をこすりながら、自分のクラスへ向けて歩き出す]
あ。俺何組だったっけ?
まーいっか。覗けば思い出すだろ。
[既にクラスも忘れてるあたり駄目かも知れない]
[それを聞いて、純子は一層興奮した様子でユーリの背中をばしばし叩く]
「もーーーっっ!!やっとユーリにもそんな気持ちが芽生えたのねっ!あたし嬉しいっ!じゃあさっそく鮫島クンの所に行こうよっ!」
[言うが早いが、ユーリの手を掴んでC組の方にぐいぐいと引っ張っていく]
…そうだな、まずは敵を知らなければ何事も始まらないなっ!
[純子の言葉に頷きつつ、自分の教室に向かった]
陰謀っていうとやっぱり臣楼先輩よね。
学園で起るゴタゴタには99%臣楼先輩が関わっているって話しだし。
[根拠のない噂話が、彼女の中では確定した事実になっていた。]
よ〜し! とりあえず臣楼先輩を調査してみよう。
なんかクラスの方が騒がしいな。きっと女の子たちがおれの事を待ちきれなくてきゃぁきゃぁ言ってるんだ。お嬢さ〜ん、おれはここですよ〜。
[浮田は勝手な妄想を言いながら廊下を駆けた]
-2年C組前 廊下-
「……ちょっとユーリ」
…なんだ?
「何で、廊下からこんなこそこそ覗いてんのよっ!教室入って声かければいいじゃん…。あ、もしかしてテレちゃってるの?」
…まずは接触する前に、どの程度の人物か見極めておかなければならないだろ。ひょっとしたら(言うこと聞かせるために)何か(エモノが)必要かもしれんからな…。
[そう言いつつ、廊下にしゃがんで教室内を覗き見る二人の女子は、傍から見てはっきりと異様だった]
[浮田は歩をゆるめて、そろそろ歩きになった]
確かあっちは剣道部の……。あれは避けよう。おれの身が危険だ。よし、狙うならその隣の子だな。
──お嬢さん、こんな所で何をしているんですか?
[浮田は純子に向かって話しかけた]
[そうやって、クラスの中を覗いていると、背後からなにやらあ・軽〜いノリの声が聞こえる。
振り返り、その声の人物を見た瞬間、立ち上がって叫んだ]
ここで会ったが百年目ーーーっっ!!!覚悟しろっ!薄田ぁっ!!
[びしっと時代劇よろしく、浮田に向かって指を指した]
-休み時間 C組教室-
[自席で新しい教科書を確認している]
良かった。前に居た学校とそれほど授業内容に違いはないようですね。これなら、すぐに馴染めるか。
……なんだか廊下が騒がしい。この学園は思った以上に騒々しいようですね。
[2年の教室が並ぶ廊下を歩きながら、なにやらC組みの辺りが騒がしいことに気づいた]
なんだ?
転校生? いけ面?
[嫌な予感もしたので、遠目に見つつ、ようやく自分の教室を探し当てる。クラスは忘れてもクラスメイトの顔は覚えていたらしい]
ちゃっす。
[片手を挙げながらクラスメイトに挨拶をして、自分の席へと座る。クラス内にいた仮面は見なかったことにしたようだ]
「ちょ、ちょっと!ユーリ!何よ突然っ!」
[純子が制服の裾をぐいぐいと引っ張って、浮田とユーリの顔を交互に見つめ困惑している]
……ふっ。お前(達)を探していた。のこのことこんな所まで自ら来るとは、飛んで火に入る夏の虫とはこのことだっ!
「えーーーっっ!!ちょっとちょっと!鮫島クン狙いだと思ったら、浮田クンまで狙ってたのーーっっ!!何いきなり男子にアクティブになってんのユーリ!?」
[パニックをおこしながら、純子は何故か興奮しているようだ]
まて、話し合おう。きっとどこかに誤解がある。おれは何もしていないぜ。女の子につけ回されるのは大歓迎だけど、命を狙われるのは御免被る!!
そこのお嬢さん、全く理解できてないおれに状況と電話番号を教えてくれない?
[2年の教室にたどり着いてみると、複数の男女の言い争う声を聞いた。]
スクープの予感が!
[物陰?に隠れ、争いの当事者達に向けすばやくカメラを向ける。]
ええと……大介君? ちょっと状況整理させてください。つまり
あなたはこの女性に凄い勢いで狙われているということですね。
ふぅ。まったく、女性の恨みを買うような事ばかりするからですよ。これに懲りたらスケコマシなどという遊びは匡ちゃんに言って終わらせてもらうことです。
……て。
[鮫島は純子を見た]
俺も彼女に狙われているんですか?
[隣のクラスの騒ぎは左耳から右耳に流して、机の中から置きっぱの教科書を取り出す]
えーと、これが一番新品だから単位足りないのこれか。
[真新しく見える教科書を数冊取り出して、中をぱらぱらとめくる。最後までめくったところで閉じた]
わけわからん。しゃーない、テストで挽回するのはあきらめよ。
[後の授業はまじめに出ようかと、*思い始めた*]
[窓から顔を出した鮫島に気付き、じろりと姿を見定める]
(……ふーむ。優男ってわけじゃなさそうだ。これはちょっと脅したからって言う事聞くタマじゃないな…)
「ちょ…ユーリ、コクるのにそんな言い方じゃダメだよっ!ユーリがきっと慣れない事で恥ずかしくなってこんな事しちゃってるのは充分わかってるケド!」
[まったくわかっていない]
「…って、えー!?あたしですかぁっ!やーん、どうしよーっ!」
[浮田に電話番号を聞かれ、更に純子のテンションは上がったようだ]
いや……いくら大介君に女みたいな顔だと言われていようとも、女性より美人で妬まれる、ということはない、と思う!
[ユーリを見る]
とりあえず、この男に困っているのなら相談に乗りますよ。
よし! 翔ちゃん、彼女のこと頼むわ。おれ急用思い出しちゃった。後は任せたッ!
[浮田は急いで逆方向へ駆け出すと、隠れていたつもりの映子に向けてメアドを記したメモを指で弾いて飛ばした]
個人インタビューならいつでも受けるよ♪
[そう言うと、浮田は映子にウィンクした]
何だか判りませんが、大介君は諦めたようですね。良い傾向です。
[慌てる大介の背中を視線で追い、そのまま視線は映子に]
大介君に怯えている女性がもうひとり……ですか。
む…。逃げたか…。
[浮田の素早い後姿に舌打ちをしながら、傍らの純子に気付き、少しテンションを下げる]
…そうだな、最初から力づくではイカンな。よし、端的に言おう。
アタシは、お前が欲しいっ!(部員的な意味で)
[鮫島に向き直ると、びしっとそう告げた。]
「…ちょっ!ユーリ大胆ーーっ!!!」
む…。逃げたか…。
[浮田の素早い後姿に舌打ちをしながら、傍らの純子に気付き、少しテンションを下げる]
…そうだな、最初から力づくではイカンな。よし、端的に言おう。
アタシは、お前が欲しいっ!(部員的な意味で)
[鮫島に向き直ると、びしっとそう告げた。]
「…ちょっ!ユーリいきなりそれは早すぎーーっ!!!ご、ごめんね、鮫島クン、この子こういう事に慣れて無くってっ!」
[鮫島に愛想笑いをしつつ、まだ宣戦布告ポーズを取っているユーリを廊下の角までずるずる引きずっていく]
[突然メモを飛ばされて受け取り損ね、あたふたとそれを追っているうちに騒ぎの源から離れてしまった。
戻ってきてみるとすでに嵐が去った後だった。]
痴話喧嘩だったのかしら?
取材するにもいきなり当事者からというわけにもねぇ・・・
[ようやく拾ったメモを見ながら悩み中。
臣楼の調査をするつもりだったことをすっかり忘れている]
[騒ぎの当事者の女性に笑顔で手を振られて、なんとなく後をついていってしまう。]
あの2人は恋敵なんでしょうか?
それとも、不毛な恋を気遣う親友?
[後をつけながらあれこれと妄想は膨らんでいく。]
「…ちょっとユーリ、そこに座りなさいっ!」
[無理矢理教室が見えない位置まで引っ張ってくると、ユーリを廊下に正座させる。]
なにすんだ!純子!
人がせっかくアイツ(達)を手に入れようと……
[言いかけたユーリの鼻先に、指をビシッと向ける]
「あんなんで男子を落とそうってのが片腹痛いわっ!!!辻斬りにでも行くつもりっ!?」
[言われて、心なしかしゅんとなるユーリ]
……ダメか。わかりやすく単刀直入に言ったつもりだったが…。
[はぁ〜と溜息をつきながら、『単刀直入すぎるよぅ…』とぼやく純子]
勝手に笑顔で手を振ったことにしてしまう私。(笑)
柏b楼さんが来てる!
振ったの私なのに、すでに忘れたことにしちゃってるし。
どうしよう・・・
まるで台風の後のようですね……。
[呆然と純子に引きずられていくユーリを見送る]
すごく切羽詰った様子で、私の助力が欲しいなんて。
[やや頬を赤らめ、握り拳を作る]
−二階廊下−
あっれ、大介いないな。
こっちの方にいるって俺標準装備衛星式大介探知機が反応してたんだが…。
[ふむ、とポーズをつけて考える振りをする。]
「…いい?女の子はね、そんなに本音をばっちりくっきり喋らなくっていいの!それと、あんなケンカ腰はやめなさいっ!あれじゃ相手をビビらせちゃうだけじゃない…」
……そ、そうだな…。わかった。どうすればいい…?
[捨てられた子犬のような目になるユーリ。男子相手では居丈高だが、以外にも女子相手では色々と逆らえないようだ。
純子が、にっこり笑ってユーリの肩に手を置く。]
「そうね、まずは女の子らしく、ちょっと控えめに振舞うのがいいんじゃない?相手の事がそんなに欲しいなら…その気持ちをちょっとずつ伝えていくのよっ!でも、いきなり手に入るような女は軽く見られるからダメダメ!それと……」
[延々と続く純子の恋愛?講座にこくこくと頷きながら聞いてはいたが、あまり頭には入ってない]
ん?
[自分の世界にすっかり入り込んで酔っている純子の後ろの方に、さっき手を振った女子がこちらをチラチラ覗いているのが見えた]
なんか用?
[小首を傾げる]
─ 天文部 ─
[浮田は一直線に天文部へ駆け込むと、そこに居た知り合いの部員を捕まえた]
今日の運勢を占ってくれ!!
「なんだよいきなり」
いきなり身に覚えのない事で殺されそうになったんだ。
「お前が忘れてるだけだろーがよ」
[考え事(妄想)をしながら歩いていたため、人(臣楼)にぶつかって鼻をうち尻餅をついてしまう。]
狽モぇ!しぇんぉみしぇんぱい!
[痛さに鼻を押さえながら、つい相手の名前をよんでしまった。]
…ふむ。
今俺に天からお告げか下った。
[仮面の奥の目がキラリと光る。]
――敵は天文部にあり!
[匡侍は天文部へと華麗なステップで全力疾走した。]
わ、私はですね、別に昨日見た怪しい黒服集団と先輩の関係を探ってるとか、先輩が何をたくらんでるのか調べて記事にしようなんて全然思っていませんから〜。
ここでぶつかったのは、不幸な偶然なんですよ〜!
[動揺して、いわなくてもいいことを口にしながらその場を逃げ出した。]
アレ?今俺なんかぶつかった?
[仮面の為に視界が狭く、何か軽いものとぶつかった感じがした気がして、走り出した直後に立ち止まり振り返る。
誰かが走っていく後姿が見えたが、すぐに角を曲がって見えなくなってしまった。]
…なんだったんだろ?
税込み戦隊とかなんとか聞こえた気がしたけど。
[少女に声をかけてみたが、どうやら気付かなかった様子で向こうの方に歩いて行ったようだ]
…ありゃ。残念。
[目の前には未だ演説を繰り返す純子。
それに溜息をつきながら、うーんと唸る。]
(女の子らしく……ねぇ。よくわかんないなー…)
[少女に声をかけてみたが、どうやら気付かなかった様子で向こうの方に歩いて行ったようだ]
…ありゃ。残念。
[目の前には未だ演説を繰り返す純子。
それに溜息をつきながら、うーんと唸る。]
(女の子らしく……ねぇ。よくわかんないなー…)
「俺は星占いじゃなくてタローなんだぜ」
どっちも占いだろ? もっと物事のホンシツを見ようぜ。って……ひでぇカードばっかり出てないか?
「……災難、危害、怪しい人物。怪人にでも襲われそうな運勢だ」
占いなおしてくれ。リトライリトライ。
チェストォォォ!
[天文部の扉を掛け声と共にドアノブを回し、仮面の怪人が颯爽と登場。
あ、ちゃんとドアは閉めますよ?マナーですから。]
敵は貴様か!そしてココか!
……怪人の出前は頼んでないよ。注文間違えてない? おれは可愛い女の子を注文したはずなんだけどさ。
[占い結果通りに現れた怪人に浮田はげんなりした]
すいません、当店はチェンジ行ってないんです。
まぁいいじゃん、ここは快い人と書いて快人の俺と仲良くしようぜ。
とりあえずメシおごってくんね?
ああ、十日で一割引だな。乗った。
とまぁ、それは置いておいてだ。いやおごって貰うけど。
[そう言いながら天文部の部室のイスに勝手に座る。]
どうなのよ調子、もう8人ぐらい落としたのか?
インスタント焼きそばじゃねぇんだから……。まだ物色中だよ。
所で勝負ってもう始まってんの? 開始の合図って無し? そこんとこどうなのよ? あと準備は終わってるのか? 口説き落とした人どうやって隔離するとか決まったのかよ?
馬鹿野郎!人は生まれたときから常に勝負してるんだよ!
[どこからともなく取り出したハリセンがまた炸裂する。]
あと隔離とか言うな!一時的に快適空間で引き篭もってもらうだけだ!
ああ、すでに場所のセッティングは完璧だぞ。
エスコートは俺と自給1120円の戦闘員が夜の校舎や帰り道で待ち伏せする予定だ。
どこからそのハリセン出してくるんだよ!! いつもいつも!!
[浮田は反撃とばかりにポケットからヨーヨーを出して匡侍にぶつけた]
エスコートって結局拉致みたいなものじゃないか。犯罪まがいの事をして時給一一二〇円は微妙な額だなぁ。もっと戦闘員の人たちを労ってやれよ。
いたっ!
あ、割れた!仮面割れた!ちょ、おまどうすんだよこれ!
俺のレゾンデートルが!
[仮面がひび割れ、中から素顔が少し見えている。]
いやー大丈夫大丈夫、
学校も公欠になるように話はつけたし、特に問題はないさ。
むしろそんなことより仮面だよ!マジどうするよコレ。
くっつかねーから!
……まったく、スペアがあるからよかったものを。
[そう言うと、マントの下から新しい仮面を取り出して交換した。]
…いる?
(もう一回ヨーヨーで仮面壊してやろうか)
オペラ座の怪人を演じる予定はまだないんだ。だからいらない。
で、わざわざ天文部にまで押しかけてきたのはおれの戦果を聞きに来ただけなのか?
ぶっちゃけそんだけだ。
あまりにも停滞しているようならまた何か俺が仕掛けようかとも思ったわけだが…今は別に必要ないっぽいしな。
ま、なにかやって欲しいことありゃスグにメールか電話でもくれよ。
てかこの勝負専用のケータイみたいなの用意するかな。
翔ちゃんはもう誰か落としてるのかい? まぁそんな風には見えないけどさ。
何か思いついたらそうするよ。ただメアドはもう少しまともなのにした方がいいぞ〜。
あー、あのイケメンってそういう名前だったのか。
初めて知ったわ。
[なるほど…とうなずく匡侍。]
っと、そろそろ次の授業始まるじゃん。
んじゃ俺教室もどるわー、んじゃなー。
赤外線通信使えないって割と致命的ですよね。
イケメン的な意味で。
私は使えないからメアドとか交換したい時は携帯その人に渡して全部やってもらうけどね。(おい
そう言えば私、瓜科国初めてなんだけど、ちゃんとシステム的なところ使いこなせてるんだろうか。とりあえず苗字と名前の間のスペース開け損ねスタートではあったけど。
役職・名前が自由ってすごいよね。
匡ちゃんが公式に攻略ありになったら匡ちゃんの人気を考えるに私の勝ち目がなさそうなので、ちょっと悲しい状況になってしまいそうです。
でも、あの変態っぷりを持続させられるなら、公式に攻略ありでも、いいと…思う。私はきっと、無理だけれど。
泣いてないよ。泣いてなんか…。
匡ちゃんが公式に攻略ありになったらいよいよ女の子を口説いて回るしかないな。飴で。
部活もなんか格好良さげなやつにして。
…女子の格好いい部活とか、知らんな。
…だめだめ。
はじまってもいないのに、泣くなんて。
私、弱すぎる。
[ぐいぐいと涙を拭う]
さあ!
ログ読みの続き、しなくっちゃ!
(註書き:少し無理をしているような、しかし何かを振り切ったような笑顔で!大事なポイント!)
すっげぇ純情そうなキャラにして、落ちた後で他の女の子と一緒にいるのを見ると嫉妬に狂うとかそういうのでもよかったかもね。流行ってるし。
>・(゚∀゚∩ハイ!先生、執事攻略は有りですか?w -- 2009-06-05 (金) 15:26:00
>・執事格好いいよね! -- 2009-06-05 (金) 16:00:46
ちょwww
-自宅(店内)-
[薄暗い店内で幸は目を覚ます。母親が綺麗にしたのか既に店内は綺麗に整っている。]
あれ?
また店で寝ちゃったか。
昨日は王様げえむで大変だったーうぅ
アブラぎったおっちゃんが揃いも揃ってあたしとちゅーしたがるから
[しかし持ち前の強運でなんとか危機を回避した]
ぐぅ〜
[腹の虫が盛大に鳴き声をあげる。もうお昼だ。]
ママ!おなかすいたっ
・・・
外かな?
-再び店内-
そんで、むしゃ・・・、昨日ね
[母親の作ったハンバーグをがっつきながら、楽しく喋る。
にこやかに聞いている母親。
幸は改めて考えたりはしないが、娘が学校に行ってなくても口に出して言うことはない、変わった母親である。
娘が店の客と一緒に飲んでいるのも咎めないくらいだから、そういう教育方針なのだろう。]
で、
梶原雪花ちゃんて後輩の子が、こうなんてか、まっしろでふわふふわーでねかわいいの
こんどうちに招待してもいいよね?
うん
やったあ!
もぐもぐ・・・ごくん
ごっそさまー
え?
ああ、見つけてくれたんだ。さっすがママ。
じゃあほんとに大遅刻だし、いってくるー
[言うと、2階の自室で制服に袖を通した。]
ん?
ムネ、こんなきゅうくつだったかしら?
まあいいか
[鏡の中の自分の姿があまりに久しぶりすぎて、なんだか学園ドラマの生徒役を見ているような感じがして、しきりに首をひねった。]
じゃあママ、いってきゃーっす
[チャリンコにまたがって、家を出*た*]
HAHAHAHAHAHAHAHAHA@gmail.com 取れるかなあと思って確かめてみたら無理だった(爆
↑確かめるな
[教科書と黒板を見る目は重い。半分寝てるかもしれない]
ねっみーな。
授業内容もわけわかんねーし。これはあれだな、この教科は捨てろって……。
[ノートに落書きをしていたところで、教師に指名される]
えーと。わからないので教えてください。
[敬礼の格好で立ち上がり教師に尋ねた]
んぁー…。暖かいのう。
[窓の外を見やる。少し窓を開けると、風が舞い込んできた。大変心地がいい。心地がよすぎる。]
んー…。随分私を誘惑するねぇ。
[心なしか、前方の教諭が私の方をちらちらと見ている気がする。怒られると面倒くさいので、なるべく起きておきたいところだった。近くで眠そうにしていた同胞が今、名を呼ばれたところでもある。]
いやぁ…春に、陽気に誘われて、学校をさぼりすぎたねぇ。まいったまいった。
[割と成績自体はいい方なので、1日中寝ていても注意されることは少ない。もう多くの先生が諦めているというのもあるだろう。しかし、中にはくどい先生というのもいるわけで、現在前方に立っている人物などはその好例であると言ってよい。恒例の、高齢な、好例と。いうことなわけ。あっはっはっh]
ぐう。
[呆れたような教師の目線を交わしながら、説明を始めるその声を聞くわけでもなく。一通り終わると着席して同じように眠そうにしている同級生を見やった]
……眠そうにしてるのは同じなのに。
[恨みがましそうな目線を向けたが、また教師の声が飛んできたので、仕方なく授業に集中する]
-廊下-
[誰もいない廊下を目的もなしに歩く。授業中だから当然だ。どうやら2年生のフロアらしい。]
ふーん
勉強熱心なのねぇ・・・・
日本の将来はあかるい!
[自身のことは棚に上げて、素直にそう思った。]
[静かだ。
とてもきれいな気分だ。
こういう時、世界は美しいのかな、と迷う。
眠るには、世界は美しい方がいいのだろう。
だが、眠ってしまったなら、世界は見えなくなる。
眠りを求めるのは、世界が美しいからなのか、それとも世界が逃げ出したくなるようなものでしかないからなのk]
ぐっ。
[静寂から、頭に衝撃が加わる。]
はっ…。
ん…なんたることだ。
寝るつもりはなかったというに。
ん?
[ふと目線を上げると、出席簿を持った教諭が私を見下ろしているではないか。その瞬間、私は悟ったわけである。先ほどの衝撃が一体何だったのかを…!]
─ 教室 ─
[浮田は珍しく真面目に英語の本に目を向けていた。その先には'Tis better to have loved and lost than never to have loved at all.という文言が書かれている]
この言葉いいな。先生おれ英語好きになったよ。
「じゃあ次の試験では期待するぞ」
それとこれとは話が別だよ。
「勝手な事言うな」
ぷっ。
[注意を受けたらしい雪花を見て小さく吹いた]
授業はまじめに受けないとなぁ。
いくら点数がよくっても授業態度は大事だぜ。
[自分のことは棚に上げた]
くっ…こ、古典的なッ。
[体を起こし、涎の確認をしようとするが、想定外の目覚めだったからか、うまく体が動かない。]
みっ。
[再び衝撃。
そののち、教諭は黙って彼自身の立ち位置へと戻っていく。おのれ。一言もなしとは。なんか言ってくれんとまだ眠いんですが。先生。]
先生だけに、先制攻撃と。
言いたいわけだな。
一度もわがままを言わないよりは、わがままを言って怒られる方がずっといい。浮田大介。
「変な名言作るなバカヤロー」
[拳がゆるやかに頭上へ落ちてきて一瞬顔をしかめたあと、浮田は舌を出した]
-屋上-
[鉄のドアを開いて見えた景色には、確かに覚えがある。
ここで一人で飲んでいた時に教師に見つかったこともあったと思いだす。
あれは2年の夏だったか?それとも入学したての春だったか?]
んー
きもちい
[心地よく吹く風が前髪を揺らす。]
そんなに俺を萌えさせるな。
いや、まて、偽装かもしれない(誰が何のために
仮面目当てでなく雪花目当てな俺です(同じくらすなのは
[近くから、からかうような笑い声が聞こえる。]
うっせえぞ、冴ちん。
こう気持ちいい風が吹いてちゃ、しょうがないわけ。
かつて、こんな言葉を残した人がいるんだよ。
「分かっちゃいるけど、やめられない。」
欲を抑えきれない時もある。
人の業なわけだね。うんうん。
[ひとりでうなずく。]
[浮田は携帯電話を見ていたが、やおらすくっと立ち上がって辺りを見回すと、腕を振りかぶった]
スリーッ! トゥーッ! ワンッ! ゼローッ!
[ちょうどゼロと言ったその時、チャイムの音が鳴る]
イェ〜イ♪
[拍手喝采が起きて、浮田は周りにオーバーアクションで応えた。教師はしばらく苦笑していたが、黒板を小刻みに三度叩いて生徒の注意を惹く]
「まだ授業は終わっていないぞ。キリの良い所まで続けるからな」
ちぇ。
ゆっきー、その気持ちはよくわかる。でも、俺一人せんせの餌食になるのはやっぱり腹立たしぃ。わりぃな。
何でこうも眠いんだろ。あれか、うな丼に睡眠薬でも入ってたか。
[先ほど言われた内容も頭には入ってきていない。窓からの心地いい陽気と風が、余計に眠さを誘った]
二人のやりとりを増やすために、もう少し授業続けてもらった方がよかったかしら。
でも授業中だと動きにくいのよね。他人と基本的に会えないから。
ていうかみんながサボりまくっているのは授業を受けていると動けないからだよなあ、たぶん。その辺改善した方がよかったかしらん。
[チャイムの音を聞く。]
今日もおっかれさんー
カンパーイ
ほらあ
かんぱーい
え?
しないの?
なんでよー
[屋上になぜかいた猫に面と向かって話しかける。猫は怖がってかちこちに固まっている。]
あんたは今日から玉の進と名乗りなさい!
おおこれこれ
玉の進や
くるしゅうない
わらわの命の雫をわけてやろうというに
遠慮なぞいらにゃーぞ
なにゅ
いらぬとな
そんな殺生な
わかった、アンタは母ちゃんを捨てるっていうんだね
それだけは堪忍なー
よよよよよ
[固まる猫を前に大げさに演技してみせる。ひとしきりやりきると子供のように楽しそうに笑った。]
−二年B組教室−
[後方で一人の生徒が注意された、恐らく寝ていたのだろう。
そりゃそうだ、授業中に無断で寝ていたら怒られるのは太古からの規律。
何かしらの行動をしていたのなら、それ相応の対価を支払わなければいけないのだ。
ならば…と考える。
簡単な事ではないか、相手の了承も得ずに勝手な行動をするから相手を不快にさせるというのならば、勝手にしなければいい。]
先生、寝ていいっすか?
おし、チャイム鳴ったな! これで晴れて自由の身だ!
[勢いよく立ち上がる]
でも眠いな。屋上いって眠るか、保健室行って眠るか、帰って眠るか、どれがいいだろうな。
なーゆっきー、どれがいいと思う?
[雪花の机の前に立つと、仁王立ちして聞いてみた]
ふ〜やっと終わった。五分も延長するなよバーロー。
[浮田は英語教師に遠慮無く毒づくと、廊下に出た。口にはシガレットチョコをくわえている]
さてどこをあたるかなぁ。
[起きたら今度はしゃべり出したので、再び前方に立つ教諭がこちらをちらちらと見ている気がする。
いかん。抑圧されると逆らいたくなるのもまた、人の性…と、チャイムが鳴る。助かった。あの教諭はきっちりしているので、あまり授業は伸ばさない。]
ふむ。
うっきーに薬を盛られたかい?
いかんな。それはいかんなぁ、うっきー。
[うっきーはうな丼を奢らされたらしい。
ざまあみそづけ。]
今日は風が気持ちーから、外がオススメと言っていいね。中庭、屋上、校門近くの木陰とか最高だよ。
[あ、先生コケた。
何故だ、自分は完全な論理に基づいた行動しかしていないというのに。]
何もないところでコケるなんて器用っすねー。
[先生がよろよろと立ち上がると共にチャイムが授業の終了を告げる。]
ありゃ、終わり?
許可を申請する必要なかったか。
うははは!
[吹いた。いい光景が拝めた。]
匡ちゃんは格好いいのう。
なるほど。
宣言をしてから寝ればいいわけか。
…って、あれ?
おかしくね?
結局怒られるフラグ立つよね?
今日もチタン仮ー面スタイルかい、匡ちゃん。
薬か……薬盛って何する気だったんだ、浮田のやろう。
そういやメアド貰ったっけ。
[昼に貰ったメモを取り出した。せっかくなので登録すると、登録しただけで終わる]
校門近くの木陰ね。そこも最高なんだけど、この時間から眠ると下校する連中が煩そうだ。
やっぱ屋上か。
そこの仮面、お前も孫だけに大概だな。教師に居眠りの許可取るとかどんだけだよ。
おなクラっていいなー。
でもでも、屋上の先輩も気になるのっ。
恋する乙女なのー><
うん…なんだろう。
言いたいことは分かる。
私だってきめぇと思ってる。
(じゃあやるなよ
[考え込んでいると、後ろから声をかけられた。
先ほど怒られた生徒だ、ってか女生徒だ。]
あー、梶原か。
何で怒られんの?勝手に寝るから怒られるわけで、許可とったら問題なくね?
と、俺の頭脳がそういう論理を組み立てたわけだがどっか間違ってる?
仮面と呼ぶな、呼ぶならケイオスと呼んでくれ。
今の俺のソウルネームが多分そんな感じの気分なんだ。
別に冴生が望むなら親愛を籠めて”ハニー”と呼んでくれてもいいけど。
わかった匡ちゃんって呼ぶよ。
でもハニーはやめれ。俺は蜂蜜じゃないんだってば。
浮田といい、お前らハニー呼び大好きだな。
で、だ。授業はやっぱ聞かなきゃ意味ないんだから、眠っていいかの許可取るのは間違ってるんじゃねぇ?
寝てた俺が言うのもなんだけど。
……。
[ケイオスて。]
…ケイオスさん、格好いいですよね!
混沌なんて、まさにあなたを象徴するような名前じゃないですかケイオスさん!でも、ケイオスさんは冴ちんには近付かないようにするといいですよ!
[にこー、と満面の笑みでケイオスさん、と連呼してみる。]
ってか、先生的には「俺の授業、聴いてほしいんだ…。君たちにだけは…ッ」っていう切ない片想いなわけで、許可取ろうが取るまいが寝てりゃ怒るんじゃね?
ノリわりぃなぁ。
ダーリンでも許可するぞ?…うっわ、冴生に似合わなさ過ぎてヤバイ。
それに大介と一緒にすんなっつーの。
あいつは冗談抜きでそれを可能にする女の敵であり男の宿敵なんだから。
[ホント、あのファッキンイケメンめ!と拳を握り力説する。]
いや待て、よく考えるんだ。
人間の三大欲求は食欲・性欲・そして睡眠欲なわけだ。
これは人間という種が何千年戦い続けようとも抗う事の出来ない神の掟。
それに対して逆らい起きていようなどと、ある意味それは神をも恐れぬ行為だと思わんかね?
……それに、寝てても出来るだろアレぐらい。
…ゆっきー、よくそんな連呼できるな。俺には無理だ。
でもなんで俺に近づくなとか。
何、ひょっとしてゆっきーってば俺に……。
とか考えたけど冗談だ。
切ない片思いねぇ。クラスの半分くらいに片思いだな。
俺とかゆっきーとかには振り向いてもらえないんじゃねぇ?
あ、ごめんやっぱケイオスやめて。心が寒くなってきた。
今俺のソウルネームは新井雅彦とか多分そんな感じ。
[うむ、やはり日本人に生まれたからには日本人的な名前に誇りを持たなければいけない。
漢字の名前っていいよね、騎士と書いてナイトくんとか名づけられたら自殺するけど。]
んー、そういわれたら「それでも、退けない時が男にはあるんだ……!」っていって寝るぞ?多分。
待て待て待て。
冴ちん、うっきーにも「俺をハニーと呼べ」言われたんか。言われた言うんか。そらあねぇべさ。
冴ちんは私のなのだようっきー、ケイオスくん。何がダーリンだバカヤロウ。
[冴ちんに抱きついてみる。]
にひひひ。女子の特権。
冴ちん…。私じゃ、ダメ…?
[上目づかいに冴ちんの目を見つめる。]
…駄目だ。
我ながらきめぇ。
いたたまれねぇ。
[途中で気持ちがくじけてしまった。そのまま崩れ落ち、床に両手をつく。]
ん、睡眠は大事だな。眠い時とかどうにもならんし。
って匡ちゃんってそんなに頭よかったんだ。
孫だけに?
ひょっとしてわかってないの俺だけ?
やべぇ。テスト前までにもちっと勉強すっか。おちおち寝てもいられんぜ。
[割と深刻な様子で考え始めたり]
[休み時間の2年B組を覗く人影がひとつ。]
臣楼先輩を調査してること本人にばらしちゃったけど大丈夫かなぁ・・・
不審な行動はないけど、すでに黒服に私の抹殺を命じているのかも?
[寝ていいかという発言はスルーしている。]
まて、女同士なんてそんな非生産的な事。お父さんは許しませんよ!?
あ、でも見てる分には視覚的に素晴らしくワンダフル!?
この場合いったい俺はどうすれば良いというのだ!?
ああ、今神は俺に最大の試練をあたえたもーた!
[頭を抱えて大げさに叫ぶ。]
え、もしかして冴生わかんねぇの?
あそこらへんなら教科書適当に読めば理解できね?
ダーリンとか、呼べるかバカヤロウ。
新井雅彦とか誰だよ。それくらいならケイオスって呼んでやらぁ。
ああ、ハニーと呼んでもいいとか、いってたっけな。その前にダーリンもあった気がする。
な? 浮田と匡ちゃん似てるだろう。
[抱きつかれてやや怯んだが]
んー? じゃあ、ゆっきーは俺のだよ、とか言っていい? そんな上目遣いで見ると食べちゃうぞ。
[上目遣いに見つめられると、見つめ返して、やがてデコピンをひとつ]
居た堪れないならやるなっての。
しゅ、取材って!
わ、私は学園を巻き込む陰謀の調査なんてしてませんよ!
[後ろから不意に声をかけられて、大きな声をあげてしまう。
少女の妄想の中では、すでに大事件が進行中のようだ。]
[クラス内を見る視線には気づかない]
非生産的、ねぇ。いやいや、匡ちゃんと浮田の仲良しっぷりには負けるよ。そっちの方が非生産的。一部女の子は喜びそうだけど。
視覚的にはワンダフルとか、まずはその仮面を何とかしろ。そこが一番の問題だ。
教科書読めばわかるとは思う。思うんだけど、見る気がしなくってさ。見ると眠くなる。浮田の陰謀だ。
……隠し事のできないお嬢さんみたいね。
陰謀? それって興味あるなぁ。どういう内容かおれにも話してくれない? ここじゃ人がいるし、屋上とかどう?
[浮田は映子の顔をのぞき込むように話しかけると、さりげなく腰に手を回した]
冴ちん…。
[きゅーん。
そんなかわいい顔ででこぴんとかされたらほんとにいかれちまうぞ。まずい。まずいぞ。]
くっ…。落ちつけ私。ふぅふぅ。
[呼吸を整える。]
新井さんはさぁ、君に匡侍と名付けた人が、草葉の陰で泣いている可能性があると思うんだけど。
うっきーは女の敵だけど、匡ちゃんはそのうち人類の敵とかになってそうだと思うわけ。私なんてのは。
ってか誰がお父さんだ。
うちの親父は匡ちゃんより格好いいよ色んな意味で。先月コスタリカから絵葉書が届いてから音信不通だけど。
[目逸らし。]
ん?
気持ち良すぎてうたたねしちゃった
よっしゃ、
あたしはあたしの使命を果たしに行くよ。
これが
今生の別れにならないことを祈っていてくれ三太夫。
[猫(まだいる)に手を振り、屋上から階段を下りていく。]
待て、俺と大介は親友と書いて宿敵と読む関係だぞ。
奴とはきっと殺し殺される仲になると俺は思っている!
あ、でも断じてその後に「私を殺した責任とってもらうからね」とか言ってラブラブになったりする展開はないので誤解なきように。
ところで「殺し愛」って素敵な響きとおもわねぇ?
[またもや意味不明の発言を繰り出す。
成績はいいのかもしれないが、どこかしら大事な回路がぶっ飛んでいる可能性が高い。
あ、でも歴史上の有名人って変人が多いよね?]
それなら大介に勉強教えろって頼めば?
あいつ頭いいぞ?完璧超人過ぎて社会的に抹殺したくなるぐらいに。
上目づかいで、少し涙目ならば確実に落ちる。
さてさて、夜中いられる貴重な日なので夜組みとの絡みにきて見ましたが、ちょっと場違いだったかな?
でも、浮田さんに落とされようって人があまり見受けられないので、ちょうどいい機会かも。
冴ちんにならともかく、うっきーに上目遣いで涙目とかないわ。絶対途中で吹く。もしくはうっきーが強引に唇を奪おうとしてひっぱたかれるパターンもアリ。
人類の敵とは失礼な、俺は常にか弱き女性の味方だぞ?
かわいい子限定だが。
[腕を組み同道と宣言をする。
冗談ならばまだいいが、仮面から覗く目が本気だと語っているのがどうしようもなく駄目オーラを出している。]
けっ、どうせ俺は見た目はアウトラインですよ。
所詮顔なんだよなー、現実は常に非情だ。
……世界のイケメン全て死なねぇかな?
[匡侍の様子ににっこりと微笑むと]
ゆっきーゆっきー、おいで。
[きゅーんとしてるらしい雪花に手を伸ばした]
ゆっきーは可愛いよ?
どした、息乱して。落ち着いた?
[背中を擦ったり]
はっは、匡ちゃん羨ましいだろう。
かわいい子限定とか、女の子はみんなかわいい生き物だ。何言ってる。
くくっ。可愛いなあ。一年生だよね? そういえば名前聞いてなかったっけ。なんて言うの? おれの事は大介でいいよ。
学園を巻き込む陰謀っていうのがおれも関係してる事だったら、おれに個人インタビューしてみるのも悪くないんじゃない?
おれの関係ない事だったら、取材手伝ってあげるさ。だから二人きりで話しない?
なるほど、女の子は全て可愛い生き物というのは真理かもしれない。
今の言葉、胸に刻み込んでおこう。
てか、いつまでジャレてんだよー。
独り身の男の身にもなれコンチクショー。不貞寝するぞ。
-職員室‐
たのもー
夜の人気者、火田幸、連日連夜のリクエストに応えてカムバーーク!
・・・・
いやいやいや、なんでもないなんでもないったらー
[言葉遣いと行動のはちゃめちゃさを怒鳴られながらも、堂々と入っていっ*た*]
え、そんなことこんな場所で言うわけには・・・
[名前のことを言っているのか、陰謀の話をいっているのか曖昧でよくわからない。]
それに、男の人と2人っきりなんて・・・
[近すぎる距離にドキドキして、いつにもまして思考が飛び飛びになっている。]
冴ちんの手きもちー…。
[ヤバい。
もうここで転んでもいい気がしてきた。]
ですよねー。
女の子はみんな可愛いですよねー。
ふはは!羨ましかろう!
[勝ち誇る。]
ケイオスさんはは顔とかじゃないと思うんだ。
問題点。
くっ、なんという魅力的な誘惑……!
しかし、この仮面を取るという事は昨日からの俺を否定してしまう事になる…っ!
っつーか、取らなくても素顔知ってんだろ。
仮面つけ始めたの最近なんだから。
女の子は可愛い。仕草とか行動とか柔らかさとか含めて全部。
[雪花を撫でつつ]
匡ちゃんは顔じゃないよな。なんだろう、行動? 主に孫としての。
だーかーらー、その仮面が混ざってたらまずいだろ?
顔見せろって言うんじゃないよ。絵面としての問題だ。
二人っきりって慣れないかな? でもそれだと後々困るよ。個人インタビューの時、基本一対一なんだからさ。おれが特訓相手になってあげるよ。もちろん君が良ければね♡
君って言いづらいし、他人行儀だ。名前教えてよ。名字でもいいよ?
ねもーい!
初っ端から突然死レベルですいませんすいません。
スロースターターにも程があるだろjk
でもちょっとリアル的に無理なので風邪引きさんで。
…ていうか、学校を欠席したら、一日が終わらないと(たとえ時間があったとしても)出ていけない罠。
絵面的に…。
[思考中…思考中…
左右に可愛い子をはべらせる仮面の男。]
悪の幹部っぽくて結構よくね?
[やはりどこかズれているようだ。]
あれ、梶原。それ俺の存在の全否定にならね?
んへー…。
[やわやわと撫でられる。
いかんこれは至福だ。
雌伏の時を経て今まさに至福のとk]
…おっと。いかんいかん。2日連続で。
[涎が垂れそうになるのを引っ込める。]
ほら、匡ちゃん。
悪の幹部って、やっぱり人類の敵になったじゃーん。
えいこちゃんか。可愛いね♪ 名前も顔も。
[浮田は罪のないように一瞬見える笑顔で優しく微笑みかけた]
どうする? 屋上行く? それとも他の場所がいい?
……ゆっきー、涎でてる。
[突っ込みは忘れない]
匡ちゃん、誰が誰に愛の告白だよ。
俺は「悪の総統の愛人ポジ」なら納得するって言ってるだけだってば。
幹部じゃまだまだだな。
俺はそんなに安くないぜ。
ってか、悪の幹部が匡ちゃんとして、対立しているのは当然匡ちゃん曰く宿敵となるうっきーなわけだ。うっきーを正義と認めるわけにはいかん。断じていかんぞ。
わ、わたし・・・
[ちょうどその時次の授業の開始を告げるチャイムが鳴り響く。]
狽カ、授業におくれちゃう!
[これぞ神の助けと、その場を逃げ出した。]
――廊下――
[――バシャン!
派手な音を立ててバケツが倒された。その先には同級生達に足をかけられ転んだみるくが居る。入っていた少量の水は彼女にかかった。抗議しようとする前に彼女たちは笑い声を上げながら立ち去っていく]
……っ。
[顔に掛かった水を手で拭い、唇を思い切り噛み締めた。先ほど同級生に浴びせられた罵倒が頭を過ぎる。コンタクトに変えざるを得なくなって、結果として男子生徒からの苛めは驚く程に減ったが、代わりに女子生徒から受ける苛めは酷さを増した。]
(う、泣いちゃだめだ……。泣いちゃだめ……。それより、ぬれちゃった制服、どうにかしないと。寒いし、恥ずかしいし……)
[白いブラウスが水に濡れたせいで生々しくみるくの肌を透かせていた。色と言う点では目立たないが、下着のラインを庇うように肩を抱いて、立ち上がった]
まて、冷静になるんだ匡侍。
逆の発想をするんだ『俺が悪の総帥になったらオールオーケー』なんだと考えろ。
つまり、今俺がするべきことは……爺を亡き者にし、手始めにこの学園を我が物とすることか!?
[そこまで叫んだ時、 梶原の発言が耳に入った。]
うん、アイツが正義はありえない。
アレは絶対悪だ、多分色っぽい言葉でいうならダークネスピンクとかそんな感じ。
となると……。
――俺が正義か。
ああ……浮田は正義じゃないな。奢って貰った恩はあるから悪だとまではいわないけどさ。
匡ちゃんが仮面取らないからチャイム鳴ったじゃん。
後で混ぜてっていっても知らねー。
[雪花の頭をなでてチャイムの聞こえてくるスピーカーを睨む]
又授業か……放っといてゆっきーの腕の中で眠……。
[問題発言だと思ったらしく最後まで言うのはためらわれた]
-職員室内-
[普段は細かいことにこだわらない幸でも、説教中は静かにしている・・・と思いきや]
ぷふ
[教頭の薄い頭髪が風に揺れるたびに吹き出してしまう。それがすぐに顔に出るのがらしいといえばらしいところ。]
[説教開始から1時間を過ぎて教頭が息を切らしている一方で、そんなのはどこ吹く風。
面白いところを見つけてはついついつい行動にしてしまって更に説教の種が増える。
そんな不毛の悪循環。]
[教師側もそれほど長い時間説教をしようと思ってはいないのだが、幸の説教は何故かいつも”長期戦”になる。]
−2B教室−
[麻宮マキは帰ってきた。
鉄仮面を装着したままで。
麻宮マキは3年生だが、あまり学校にこないため教室を間違えた。
去年は2年B組だったのだ。
鉄仮面を装着して走ってきたため、息が切れている。]
コーホー……コーホー。
あれ、知った顔がいないね。
おまんら!知らんぜよ!
[鋼鉄製の水風船を臣楼 匡侍に向けて飛ばした。]
しまった、やっぱ混ざればよかったか!?
ってまて、その発言はエロいから。
そして梶原!ねぇとかいうな!
[その時、やっとチャイムがなった事に気づいた。]
あー、だるい授業の再開か…次の授業何よ?漢文?
……いちぬーけた。あんなん基礎とか習うまでもないだろ。
どっかブラブラしてくるわ、んじゃなー。
ねぇ、もうお開きにしようよ。
[繰り返される言葉が既にもう声として認識されなくなり、ついぽろっと余計なひと言を発してしまう。悪気はない、はずだ。]
[教頭は目の前の学生が聞き分けのない小学生くらいにしか思えず、教育者の本能らしいものを蘇らせ、声を荒げる。]
[まだまだまだまだ説教タイムは終わりそうにない。]
[かしゃんという音を立てて、ヨーヨーが床に転がった。浮田がきょとんとした顔で鉄仮面を着た謎の人物を見ている]
ここって中世ヨーロッパか?
冴ちん!うっきーの計画に乗っちゃダメだ!
奴はうな丼というエサで冴ちんというブリリアントな大物を釣るつもりだ!
喰いついたら
「フィーッッシュ!!」
つって一気に来るぞ!
…あっ。
[匡侍がフェードアウトしていく。]
匡ちゃんのフェードアウト術はプロ並みだな。
同じ1年同士少しからもうかなと思っていたみるくちゃんが登場したので声をかけてみた。
絡むつもりなら同じクラスになれと小一時間(ry、とはいっても普段は夜いないし・・・
もういなくなってたら、気づかれなかったということで・・・
む、なかなかの身のこなし。
仮面の男、実に興味深いな……コーホー。
[戻ってきた水風船をぱしんと受け止めて、仮面の男の背中を見送った。]
あ……、だ、大丈夫、です。
[中等部から数えても指で数えられる程しかない優しい言葉を掛けて貰う経験。ありがたいと思うのに上手く声を掛けてくれた女子生徒の顔が見られず、泣きそうになるのを必死で抑えた]
[突然教室に現れた3年生にびっくりした。鉄仮面にさらにびっくりして珍しく目を見開いた]
な、その鉄仮面……なんだ。いいなそれ。
ってあんた3年生じゃねーの? 確かそんな顔を見た気がする。
あ、匡ちゃん混ざらなくていいんだな?
[教室から抜け出した匡侍を見送った]
はーい
時間になりましたぁ
これ以降は、追加料金いただいちゃうよ。
[すでに声が掠れてきた教頭に対して強引に幕引きをすると、ダッシュで職員室を後にした。]
って浮田もいるんじゃん。あんた隣のクラスっしょ。
ゆっきー、俺はブリリアントじゃねぇよ。そうだな、ゆっきーの方が大物になれる可能性はでかい。可愛いし。
俺は……可愛さとは無縁だからな。
[浮田は床に落ちていたヨーヨーを紐の動きだけで回収すると、鉄仮面をじろじろと見てから近づいた]
そこの箱入り娘さ……ん? そんな格好だとみんなドン引きだよ。せめてその兜を脱いだら?
コーホー……ん?ここは中世ヨーロッパではなくて3-Bの教室……でもなさそうだな。
あたしは確かに3年B組麻宮マキ。
この鉄仮面は、ある時はヘルメットであり、またある時は顔を知られないためのアイテムだ。
残念だけど、これはあげられないよ。
わ、わたし1Dの陰森映子っていうんだ。
新聞部の次期ホープ。
部長はわたしの記事ボツにするけど、わかってないのよ。
ともかく、保健室にいこう。
[泣かれそうになって対処がわからず、なぜか自己紹介を始める。
そしてそのまま手をとり保健室に向かった。]
あまりの衝撃を受けると人間って授業なんてちっぽけな物に見えるって事を学習中なんだよ。
[浮田は流香に肩をすくめて見せた]
冴ちゃんは知ってるの? この箱入り娘さん。
[男のヨーヨー捌きに興味を持った。]
お前もなかなかやるな。
さっきの男……匡ちゃんと言ったか、奴もなかなかの技量と見たが。
あたしが居ない間に頼もしい後輩が育っているじゃないか。
コーホー……まあいい。
少し蒸れてきたし、さすがに学び舎で顔を隠す必要もないだろう。
[パカ、と鉄仮面を外し、乱れた前髪を慣れた手つきで整える。]
ところで、ここはどこだろう?
ここは2年B組の教室だ。俺とゆっきーの愛の巣とも言うけど。
鉄仮面は譲ってもらえないか……つまんねぇ。それがあれば色々便利なのにな。
ん? 浮田そんな強い衝撃受けたんだ? 匡ちゃんに相談するといいよ。仲良しだろ。
知ってるっつーか。顔見た程度だけど。三年の教室に鉄仮面がいるって話も聞いてたしさ。
あ……
[唐突とも取れる映子の自己紹介に少し驚きながら、新聞部の件に思わず笑みが零れる。手を引かれ映子と共に保健室へ向かいながら口を開いた]
わたし……わたし、は、A組の朝比奈みるく。A組のクラス委員だよ。
……ありがとう。
なるほど、2年の教室だったのか。
道理で知った顔がいないと思ったよ。
ところで自分のことを俺というお前は女ではないのか?
前髪を整えてみろ、女っぷりが上がるぞ。
[流香の前髪に手を伸ばした。]
ー廊下ー
さて、やっぱサボるっていったら保健室か?
授業中に机の上で寝るのもいいけど、ベッドで寝るのはもっと素晴らしいからなー。
[行き先が決まったらしく、保健室へと足を向けた。]
男らしくて頼もしいのは事実過ぎてあまり褒められても嬉しいんだけど。
あれ……。
[浮田は鉄仮面の素顔を見て態度を変えた]
三年B組の場所がわからないのなら、この頼れる男浮田大介がエスコートいたしますよ、お嬢さん。
クラス委員なんだ。
頭いいんだね。
わたしは勉強の方はさっぱりだよ。
[普段ならびしょ濡れになった理由とか質問したくなるはずなのに、なぜかそんな気になれないでいる。]
先生、びしょ濡れになった子がいるので、保健室使わせてください。
[そういいながら保健室の中に入るが、誰もいないようだ。]
ー保健室ー
すんませーん、ちょっと心が痛いんで休ませてもらいますね…ってあれ?先生いねぇの?
[居るはずの保健室の先生は見当たらず、見知らぬ女生徒だけが目に入った。]
くそう、匡ちゃんめ。
私なんか次の授業も出席日数危ねぇんだぞ。
[まぁ、自業自得ではあるが。]
あ、こらてめーうっきー!
見境なしかクソヤロウ!
冴ちんを餌付けしようと謀りやがったくせに!
[先生の不在を確認すると、引き出しからタオルを取り出す。]
非常事態だし勝手に借りてもいいよね。
前に取材中にプールに落ちてここに来た事あるから、タオルの場所知ってるんだ。
[そういってみるくにタオルを渡す。]
着替えって持ってる? あるならとってきてあげるよ。
[2回まわって華麗に着地]
強運のあたしがこんなトラブルに見舞われるなんてなんてめづらしい
[声をかけられて振り向く。]
ま・・・
真奈ちゃん!!!!!
[瞳を輝かせる。]
――保健室――
頭いいなんて、そんなことないよ、……全然。
新聞部こそ、書く題材探したり、文才が必要だったり、大変な気がするよ。え……、陰森さんは凄いんだね。
[映子ちゃん、と呼びかけて苗字で呼びなおした所で保健室へ到着するが、中には先生がいないようだった]
先生、いない、ね。
見境無しだなんって。何を言ってるんだよ。
[浮田は雪花の剣幕にも動じず、逆に微笑を返した]
ちゃんと魅力的な女の子しかおれの眼中には入らないようになってるんだよ。例えば冴ちゃんとか、雪花ちゃんとかね♪
失礼な、場所はわかるぞ。
道を忘れただけだ。
まあ、お前のヨーヨー捌きには興味があるから、少しくらい遊んでやってもいいぞ。
[麻宮マキは鋼鉄製の水風船を構えた。]
さあ、どこからでも来いッ!
[鉄仮面の下の素顔を見て、ほうと感嘆の声を漏らす]
おねーさん美人だね。そりゃ浮田に狙われるわ。
エスコートしてもらう時は気つけてな。携帯アド渡されっぞ。
あ、ゆっきーも足りないんだ? 俺も足りてないらしいから受けないとやばくってさ。
え!? プールに落ちたなんて、大変……。
新聞部って本当に大変なんだね。
着替えは、体操服、が教室――
[教室にあると言葉をつなげようとしたところで、後ろから突然した匡侍の声に飛び上がる程驚いた]
きゃっ!
……あ、あ、あの、す、すみません!
[数秒後に"あの臣楼先輩"だと認識し、後退りながら謝った]
[バケツの傍には飛沫が若干飛んでいるのみ。水を運ぶのに使ってうっかり蹴飛ばしたにしては不自然だ]
飛沫で滑ってしまいましたか? このバケツはあなたが?
[くるっと回った女性に声をかけながら、静かにバケツを拾い上げようと手を伸ばすと、目の前の教室から飛び出してきた女子生徒が、愛嬌たっぷりの笑顔で鮫島の方に手を伸ばした]
「うちのクラス委員がバケツ放置してどこかにいっちゃったみたいなんですぅ〜。ご迷惑おかけしてすみませ〜ん♡」
しかしどこからでも来いと言われて後ずさるのもおれじゃないッ。ちょっと痛い目にあってもらうよ、お嬢さん! ハァッ!
[浮田の右手が流麗に流れてヨーヨーを胸の位置まで一気に引き上げると、指のステップがヨーヨーに伝わってマキの腰をからめとろうと宙を走る]
[謝ってくる後輩らしき女生徒に、いいよいいいよと言いかけて、その娘がずぶ濡れな事に気がついた。
うん、まぁなんつーか。]
うわ…エロ…。
[無意識にそう呟いていた。
だって男だし仕方ないじゃん。]
って、そんな場合じゃないな。
大丈夫?えーと…名も知らぬ可愛い後輩。
ああ、そ、そうですか。
[愛想よく笑いかけてくる女子生徒にバケツを渡した瞬間、目の前で振り向いた女性の言葉が耳に飛び込んできた]
まなっ……?! 今、なんておっしゃいました?
え……、い、陰謀……?
[陰謀と言う不穏な言葉の響きに加え、次の瞬間匡侍の口から発せられた言葉に、匡侍から体を隠すように庇いながら困惑した表情で匡侍を見た]
え、ど、どういうことなんですか……?
甘いッ!
[飛んできたヨーヨーを鋼鉄製の水風船で弾き返す。
飛び散る火花。
マキの目がキランと光る。
その刹那、水風船が軌道を変えて天井の蛍光灯を破壊し、破片が浮田 大介の頭上に降り注いだ。]
秘儀!土佐の一本釣りッッ!
[水風船はすぐさまマキの手元に返ってきた。
返す手も見えぬ早業で、今度は大介の足元を狙って絡みつく。]
うーん、推奨時間はすっかりオーバーしてるな・・・
でもここで終わるのも中途半端だし。
というか、ここはホントにスケコマシ村なのでしょうか?
百合村っぽい展開が目立つ気が・・・
いや、待て待て。
陰謀ってなんだよ、俺は悪の幹部でも悪の総統でもなく、どっちかっていうと正義だぞ。
さっき完全否定されたが。
[そもそもだ…と、腕を組み、もう一人の娘の方へと目をやる。]
俺は女の子に優しい、可愛い女の子には凄くやさしい。
つまり、この娘にも凄く優しいわけで、そんな俺が陰謀だとかするわけないだろ!
[思い切り胸を張って力説した。]
えっと。
[目の前の女性の視線は自分から、一年生の女子へと移る。そして再び自分に視線が注がれて……]
やっぱり、まなちゃんって俺に対して言ってますよね。大介君といい、そんなに似ていないと思うけどな。
[ブツブツ言いながらも、視線を一年生女子に向ける。]
[1年女子の目をじっと見つめて淡々と言う。]
コラ、ちゃんと白状しないと虐めるよ。
後片付けもしろよ。
・・・・
はぁ?
あとでそのコに謝りなよ
あなたのカオはばっちーりおぼえたかんね!
うそだろッ!!
[浮田は転びそうになった所を、右手一本で支えながら前転するように身体をくねらせた。そうやって避けた後に蛍光灯の破片の大半が落ちてくる。浮田も浴びたが幸い少量で済んだ]
おれを殺す気ですかーッ!!
誰がうっきーを応援したか。
自意識過剰もここまで来ると見事だな。
しかしね。
うっきーのために言っておこうじゃないか。
寝言は寝てから言うものなんだ。
君は知らないだろうけど。
ゆっきー、どっち応援してんだ。
つか授業始まってるっぽいし。この様子じゃせんせも入っていいか迷ってんじゃね?
[廊下を見た。教師の影が見えた]
てか、こんな事いうまえにその娘着替えさせなきゃダメだろ。
制服の代えは…持ち歩いてる奴いたら頭おかしい奴かそういう趣味のやつだよな。
ちょい待っててな。
[そういうと、携帯電話を取り出した。]
あー俺俺、そう俺ー。
え?誰だって?だから俺だって、そうそう高久だよ…って誰だそれ!?
番号そっちに出てるんだからわかるだろ?
ちょっと女子生徒用の制服を保健室に出前してくんない?
いや、別になんにも目覚めてないから、ときめいたりしないから。
うん、多分サイズは……
[暫く電話すると、話終わったのかケータイをしまった。]
そんなわけでヤボ用おわりっ!
お待たせ真奈ちゃーん
[怒涛の勢いで話しかける。]
じつはあたし真奈ちゃんの大ふぁんで真奈ちゃんみたいになりたくっていちおこれでもシェイプアップとかしてるんだけどどうしたらそんなスタイルよくってかわいくってめちゃめちゃオトナの色気を出せるの教えてねえてゆーかなんでこんなところにいるの今日はオフとかそれか雑誌の撮影きゃーきゃー
マジかよ。
[割れた蛍光灯の破片を見ながら]
浮田ってば大丈夫か?
さすがにそれ保健室だろ。後破片下に落としたほうがいいって。
俺は手を出さないけど。
[目の前の女性の様子を静かに見守った。一年女子は、決まり悪そうな表情を浮かべ、慌てて教室に駆け込んでいったようだった。その瞬間……]
ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。
ま っ て く だ さ い
俺、こうみえて一応男性なんですよね。身長なんかも180あるんですよ。肩幅なんかも結構あったりして、その。
こんな体格の女性、やばくないでしょうか……。
んじゃちょっとまってー。
3
2
1
[0と言う瞬間に『イー!』という掛け声と共に戦闘員が天井から降ってくる。
その手には女子生徒用の制服が持たれている。]
お、ごくろうさーん。
そんじゃ帰っていいよー。
[戦闘員は匡侍に制服を渡すとドアから帰っていった。]
[映子の影に隠れるようにおびえていたが、携帯電話のやり取りと話を聞いて安堵したように溜息をついた]
匡侍先輩は、やっぱり、女の子に優しい、正義の方、なんですね。
良かったです。
匡侍先輩の噂はいっぱいありますけど、この学園の理事長のお孫さんなんだから、ってずっと信じてたんです。
あの、本当に、あ、ありがとうございます……。
目は覚めてるけど命が縮んだ。十年と五日ぐらい。こんなにビビッたのは真剣のモグラ叩き以来だよ。
[浮田は足に絡まった鋼の水風船をなんとかほどくと、身体についた破片を廊下のすみで落としにかかった]
…あんまり目覚めてないみたいだな。
残念なことだねぇ。
…あっ、そうか、授業中か。
冴ちんは、そのきれえな手が傷ついちゃうから、絶対手だしちゃダメですよ。もちろん。
くそう、こういう時になぜ匡ちゃんはいないか。
ほい、んじゃコレ着ていいよ。
多分俺の眼力によればこのサイズでいけるはず!
[そういって、みるくに制服を差し出した。]
あ、別にかえさないでもいいからね。
あれを食らって立っていられるとは、さすがにあたしが見込んだだけのことはあるな。
これからも自信を持って戦うといいぞ。
……む。
[先生の影が見えた。
鉄仮面を装着した。]
モデルだもん背が高くて足が長くてかっこいいし
肩幅あったら男役やってもきっとすごくはまるし
てゆーか憧れの真奈ちゃんが今目の前に
夢じゃないよね?
握手してくださいっ!
[赤面しながらそう言った。]
噂……なーんか聞きたくないなぁ。
ほら、なんか聞くと死にそうな気がするし。
主に精神的ならびに社会的に。
ほんと、こんなに真面目な人間に対してどんな非道極悪最低最悪な噂をながしてるんだか…。
え?
何故それを知っているのですか。
[驚いた。何故自分がモデルをやっている事を、初対面のこの女性が知っているのか。きょとんとしたが、差し出された手を眺めて戸惑った]
いやいや。あの。何と言いましょうか。俺、真奈美ちゃんではないんですけど。なんなら胸元とか触ってみますか?
あちこちで、なかなかトンデモ展開です。(笑)
臣楼さんは着替えるのを勧めといて出て行かないのかな?
突っ込みまちでしょうか。
ああ、ゆっきー、手を出すつもりはない。でも破片何とかしねぇと授業にならんだろ。
てことで浮田君、掃除したまえ。
この場合鉄仮面の君が掃除した方が正しいんだろうけど、女性に優しいを公言してるなら、ねぇ。
あ、ゆっきーも触ったらだめだかんな。
やれやれ参った。ちょっと男の勲章が増えちゃったみたい。
おれの事褒めてくれるのは礼を言いますけど、あれマジでヤバいですから。麻宮さんでしたっけ。そのうち死人出ますよ?
[あまりの展開にしばらくかたまっていた。]
コホン! 先輩はここにいつまでいるつもりですか?
みるくちゃんの着替えが出来ないじゃないですか。
風邪なんかひいたら先輩のせいですからね。
いや、別にいいって。
返されても使い道ない……し………。
[暫しの沈黙。]
何も考えてない!俺は何も考えてないぞぉぉぉ!
[途端に精神発狂したが如く頭を壁に打ち付けはじめた。
暫くして、何とか落ち着いたのか先程までと同じ感じに戻るが、その仮面は少しヒビが入っている。]
ま、まぁそもそも俺教室に居ないことが多いからなぁ。
ほら、今もサボってるわけだし。
ヘェ、ヘェ。災難、危害。くそ、占いが当たりすぎだよ、今日は。
[浮田はぶつぶつ言いながら教室からほうきとちりとりを取り出すと、破片を丁寧に集め始めた]
…大丈夫そうか?
うおーうい。
誰か掃除用具ー。
さっさと片付けてこの授業カウントにならねーと出席日数やベー。
あ。そこなおねーさん。
グッジョブ!
[えーと…この先輩も、結構有名な人だ。
冴ちんも知ってるらしいし、間違いないだろう。
麻宮先輩だっけかな?]
[暫く考えたあと、そうだ!と言って携帯を取り出した。]
んじゃケータイ番号教えるから、どうしても返さなきゃ気が済まなくなったら連絡してくれる?
そしたら受け取りに行くからさ。
使い道は、それは、困るんですけど……。
それでも、貰いっぱなしという訳には、やっぱりいきませんから。
[携帯電話を取り出し、自分の番号も匡侍に見せた。映子の声に我に返り、初めて自分の体が冷えている事に気付いた]
……っくしゅん。
う、ご、ごめんなさい。本当に何から何までありがとう、陰森さん。
うわっっっ!!!
[思わず幸を抱きとめ、両腕が幸の背後で泳いだ]
あの……あの
[幸の柔らかいボディラインに心臓がバクバク騒々しくなる。顔が火照って熱いが務めて平静を装う]
ほら、俺の身体、ゴツゴツ、でしょ、う
いやまて!野郎が風邪引いた原因になってもHAHAHAと愉快に高笑いするだけだが、女の子の風邪の原因にされたら俺のジャスティスが死んでしまう!
すぐに出ていくってば!
そーだ、この授業がつぶれるとまずい。
浮田、ついでに蛍光灯換えといてくれ。
俺の身長じゃ机にのらねえと無理だ。
[浮田へ告げて、自分の席に戻る。少し破片が飛んでいた]
次漢文だったっけ。それなら何とかなるかな。国語と似たようなもんだし。
[教科書を取り出して、授業の準備を始める]
うむ、いい心がけだな。
己が散らかした神聖なる学び舎を、コーホー、心を込めて掃除するがいい。
[うんうん、と頷いた。
続いて流香と雪花のほうを見やる。]
お前たちに危害が及ばないように気をつけてコーホー、遊んだつもりではあるが、怪我は無いようだな。
……お前たちは、その、コーホー、なんだ、あれか?
愚女部という部活がコーホー、あるのか?
[若干息苦しい。]
真奈ちゃんー♪
真奈ちゃんー
ごろごろ
・・・
あ
アレ
あれれ?
[身を離して相手の胸元をぺたぺた触って考える。考える。生まれてから初めて一生懸命考える。]
真奈ちゃんの・・・
真奈ちゃんのムネがなくなったーーー
[浮田はてきぱきと小さな破片を集めると、誰かが持ってきた古新聞で丸めてゴミ箱に捨てた。大きな破片も古新聞で丁寧に巻いてゴミ箱に入れる]
へっ? 蛍光灯の交換? あぁ、交換ね。ふぅ、怪我人に冷たい人たち。
[浮田は溜息を吐いたが、早速新しい蛍光灯を持ってきて付け替えた。身長の高さは浮田の売りの一つだが、こういう形で生かされても余り嬉しくはない]
よかったらお前たちの名前も聞かせてもらえないか?
困ったことがあれば、あたしを頼ってくるがいい。
これも何かの縁だ、指令の次に優先するぞ。
ああ、あの掃除夫の名前も教えてくれるとありがたいな。
あのヨーヨーと体捌きは、掃除夫には惜しい。
そんじゃ、俺出ていくから!
いや、心と体はここに居たいといってるわけだが…ってあれ?満場一致で俺の中の誰も抵抗してなくね?
[そこまで言った時、陰森の視線が何かを咎めるものになった為即座に退散する事に決めた。]
んじゃ、それ以外でもなにか困ったこととかあれば連絡していいから。
あ、もちろん話したいだけとかでもバッチコイ!
[んじゃ!と匡侍は保健室から*出ていった*]
[臣楼が出て行くと保健室のカギを閉め、みるくの着替えを手伝い始める。]
下着は大丈夫かな? 濡れてたら脱いだ方がいいよ。
後で体操服取ってきてあげるから・・・ん?
[臣楼の手渡した制服には下着まで入っていった。]
用意はいいんだろうけど・・・
グッジョブは、いい仕事してますねぇー、ってことですよぉ、おねーさん。
私は、梶原雪花ってゆーんです。
まったく!大丈夫でしたよ!
あそこにいるのは、掃除し太郎さんです。
[いい仕事は若干ネタが古かったかもしれない。]
そっか、
真奈ちゃんにとってはきっと知られたくない秘密だったんだよね。
ゴメンネ
[身体を離して、申し訳なさそうにお辞儀をする。]
このことは、あたしの心の中に永遠にしまっておくから。
[真奈美でないという主張だけが何故か全く聞こえなくなっている]
愚女部? 俺は帰宅部だ。
名前は教えてもいいけど、悪用すんなよ。
冴生だ。下は流香。冴生でも冴生様でも冴生先生でも好きに呼べばいい。
何? 浮田ってば怪我してんだ? ほら。
[机の中からよれた絆創膏を取り出した]
俺も怪我はよくするから常備してんだ。
皆さん眠さとか大丈夫なんだろうか。
私も今日は早めに寝るんだけど。
具体的に2時半くらい。
けど諸々があるので2時前には退席しちゃう感じ。
掃除し太郎なんてそんなベタな名前の人間がいてたまるか。
俺の名前は浮田大介ですよ。メアド渡しておくんで何かあったらご連絡下さい。会うなら武器と鉄仮面のいらない所でね♪
[浮田はいつものようにメアドを記したメモをマキに渡した]
[美人の女性に抱きつかれ、嬉しいワケが無い男だもの。しかし、歓びを凌駕する懸念が胸中をしめている]
(これ……俺が真奈美ちゃんじゃないって気付いた瞬間、俺、痴漢ですよ……ね。)
[そう思った瞬間。何故か謝りはじめる女性の姿。一応女性が離れた事で、落ち着いた]
あの。取り敢えず、あなたを何てお呼びすれば良いでしょうか。
[あと、視力はお幾つでしょうか。と聞きたかった]
おぉ、冴ちゃんありがとう。気が利くね。いいお嫁さんになれるよ、きっと。でも怪我にはもっと注意しないとね。せっかくの綺麗な肌が傷んじゃうぜ。
[そう言うと、浮田は左の頬に絆創膏を貼った]
ふむ、いい仕事、か……。
カタカナ言葉はよくわからないが、確かに掃除夫っぷりは板についているな。
ソウジシタロウ……長男だったのか。
色々と苦労も多いのだろうな。
雪花、お前も学友ならちゃんと支えてあげるのだぞ?
流香はもう少し前髪に気を使った方がいいな。
あたしでよければ少し弄ってやろう。
せっかくの美人が台無しだ。
[流香の前髪に手を伸ばした。]
ん、ゆっきーには絆創膏2枚あげよっか。
だから浮田ってばそういう歯の浮く台詞がだめなんだと思うんだが……。
いい嫁さんねぇ。三食昼寝付なら考えるけど。俺は料理なんとものは出来ないぜ?
じょ、女子の制服?坊ちゃんが?・・・坊ちゃん、アブノーマルな趣味に走っていなければ良いのですが・・・。
いやいや、この貴林が信じなくてどうするのですか。わたくしとした事が不甲斐ない!坊ちゃん、世界の全ての人々が貴方を誤解しようとも、この貴林だけは信じておりますぞ!!!
火田みゆきさん、ですね。
俺は2年C組に転校してきた、鮫島翔(さめじまかける)と言います。
さめじまかけるです。俺の名前は鮫島翔です。
[念のため3回言っておくことにした]
[マキから伸ばされた手に身構えた]
やる気か? この前髪は俺の顔を隠すためのものなんだ。完全に隠すと前が見えないから分けてっけど。
お褒めいただいて光栄なんだが、俺は自分の顔を何かに利用しようとかいうつもりなくってさ。
それにゆっきーの方が可愛いし。先輩の方が美人だし。
あ、ゆっきーが浮田に優しくしたらジェラるからやめといて。
タロウじゃなくて大介だよ! タロウハナコじゃなくてダイスケハナコの方!
英語じゃなくてメアドだけど……。は! もしかして携帯電話持ってない? まさか?
かけるちゃんね
[それが真奈ちゃんの世を忍ぶ仮の名前・・・と認識した]
えっ
転校生?
同じガッコ?
あたしの後輩?
真奈ちゃんがー!!!!!
えっと。俺が後輩と言うことは、火田さんは3年生なのでしょうか。
火田先輩、とお呼びしますね。
転校したてで色々と判らないこともあると思うので、良ければ今後ともご指導ください先輩。
[丁寧に頭をさげて挨拶をした]
……命が縮んだせいか疲れたな。おれもう今日は早退するよ。廊下でジェイソンに襲われたって言っといて。じゃあな。
[浮田は珍しくふらふらとした足取りで廊下を抜け階段を*下りていった*]
[手を引っ込め、流香の両肩に手を置く。
目を見つめて流香に話しかける。]
流香、あたしが美人だと言ってくれるお前は、あたし自身が美人だと思うお前自身が美人だと知っているはずなのだぞ?
……まあいい、いつかお前もお前の魅力に気付く日が来るだろう。
身近にいる者が、一番声高にお前の魅力を伝えているのだからな。
[ふふ、と笑って肩から手を離した。]
火田さんは3年生なのですね。
それでは、火田先輩、とお呼びします。
転校したてで色々と判らないこともあると思うので、良ければ今後ともご指導ください先輩。
[丁寧に頭をさげて挨拶をしたが、すぐに顔をあげた]
クラスは……え?
クラスが判らないのですか???
取り敢えず、クラスが判らないと授業が受けられませんが。先輩も転校生とかでしょうか。
そうか、ハナコだったのか。
それは済まない事をしたな。
[ふらふらと立ち去る大介を見送る。]
案外なさけないのだな。
鍛える必要がありそうだ。
ハナコ、お前のヨーヨーはもっと強くなれるのだぞ……。
[遠くを見るマキの目は、とてもきらきらと輝いていた。]
おや、珍しい。
うっきーが獲物を目の前にして早退とは。
おねーさんの攻撃が思いのほか思いのほかだったかな?
冴ちんは、かーいーよ。
でもまぁ、そのままの冴ちんがかーいーんだから、冴ちんが冴ちんらしければ、それがいいと思うわけ。
私なんてのはだけどさ。
ごていねいにどうも
[合わせてぺこりと頭を下げる]
指導ってもねぇ・・・
酒を飲んで楽しく過ごす方法なら教えられるよ。
折角だからこれからいっとく?
[クラスが分からないのという問いに対し、]
あたし?
いやほら、昨日2か月ぶりに来たんだけど、授業に全くでなくって。
まあでも細かいことはいいんじゃない?
きっとそのうちわかるよ
[ふらふらと去っていく後姿に手を振る]
浮田ー、よくわからんけど元気出せよ。
でもジェイソンはいねぇ。それは保証する。って、仮面違いだがいたな。
[肩に乗せられた両手をじっとみた。こちらを見つめてくる視線から逃れるように]
俺の魅力なんてちっぽけだよ。がさつで阿呆で素直になれない女だ。
[手が離れるとほっとしたように吐息を零した]
ケイタイ……?
組織から教えられたのは、水風船を携行すること以外は結構アバウトだったからな……。
ケイタイという武器は知らなかった。
ま、うっきーは、負けた姿をおんなのこに晒していたくもないのかもしれんなぁ。
…いや、負けた俺を慰めてくれとか言うのが奴のパターンかもしれん。
いずれにせよ注意せねば。
がるるる。
……ゆっきー。マジ可愛いな。
[雪花を抱きしめた]
ゆっきーが可愛いって言ってくれるならそう思っとく。
[頬すりすり。授業を既に忘れている]
う。お誘いは嬉しいのですが、俺らは未成年ですよ。お酒はいけません。成長期の飲酒は健全な成長の妨げになるんですよ。いや、俺もちょこっと家で好奇心から飲んでみることはありますけどね、堂々と学校の先輩女性とというのは、まるで大介君のようで好ましくないと思うわけで……
[酔ったらまた抱き付かれるのかと想像しかけ、頭を強く左右に振る]
判りました。先輩にも色々事情があったのですね。深くは聞きませんよ。
[病気療養なのか、家庭の事情なのか、聞いてはいけないだろうと思い頷く]
あ、そろそろ次の授業が始まるので、俺はこの辺で。
失礼します!
己の小ささを自覚するお前を愛でる者もいるのだ。
どこで何を評価されるかなんて、それこそ星の数だぞ。
お前はお前のままで、充分に魅力的だとあたしは思うけどな。
……っと、お前たちの愛の巣に踏み込むつもりはないから、それは安心してくれ。
[二人の世界と教師の視線から逃れるように、するすると*その場を逃れた*]
そっか、仕方ないねえ。
転校生に飲ませたらまた説教くらっちゃうからねぇ
はーい、授業がんばりなー
ばいばーい、かけるちゃん
[翔が立ち去る後ろ姿に向かって手を振る。]
あたしも、授業、でよかな?
……なんとなく言いたいことはわかった。
ま、俺は俺なりにがんばってみる。
[去っていくマキを見送ったところでどうやら本格的に授業が始まるらしいと、*席に戻った*]
**/**/[]*10金星**09西表山猫*+表+*10見逃し三振**07吉*░▓▒▓█▓░░▓▒<鈴畑 花音>
見境なくやってみる。
現状
雪花ちゃん +1P ※電話番号交換
かけるちゃん −1P
※誤解からのスタート。挽回大変。すごいビハインドだー。
あたしがわるいんだけどね!
-2年C組 教室内-
………。
[休み時間中、純子のほとばしる熱いパトスを聞かされ、心身ともにぐったりしている。加えて、苦手教科の英語の授業だという事もあり、ぐてっと机につっぷしたままの姿勢だ。]
……日本人は日本語喋れればいいんだよぅ…。
[疲れから、何となく愚痴ってみたが、だからと言って国語の成績が良いわけでは無かった。]
[幸い、英語の教師は老齢の爺様で、生徒が漫画を読んでいようが、他の教科の内職をしていようが、携帯を弄っていようが、よほど煩く授業を妨害でもしない限り、生徒を叱り付けるような事はしない。…その気力が無いだけかもしれないが。
おかげさまで、ユーリは遠慮なくぐだぐだと過ごせている。]
……これ終わったら部活だー。素振りおもっきしやるかぁ…。
[心はもう、放課後である。]
-教室-
「角度の単位は円の1周を360°で表わす度数法を使っています。しかし,円周の長さ,円の面積など長さや面積を角度で表わすために、θ=(弧の長さ)÷(半径の長さ)で定義される弧度法を使います。その単位はラジアンで……」
(三角関数では角度にラジアンを使う……)
[ノートに書きとめていた手が止まる]
(さっきはほんとに驚いた。火田先輩、俺が真奈美ちゃんではないと知ったら、怒るだろうな……)
[ふと、廊下側の席を見ると、例の転校生が生真面目にノートを取っている。思わずうへぇ…と小さく呟いた。]
(…真面目だな、亀島って奴は…)
[微妙に名前を間違いつつ、なんとなくぼーっと眺めていると、どこからか視線を感じる。]
ん?
[見ると、純子がこちらに向かってにやにやと笑っている。その笑いの意味がわからず怪訝な顔をすると、純子は一度鮫島の方を見て、それからユーリの方に向き直り、親指を立てて『グッ』というポーズをした。]
………は?
[思わず口をぽかんと開けた]
-教室-
「次は教科書の32ページを開いてください。マザーグースの『ウサギのパイ』。田中君、呼んでください」
[先生の指名で立ち上がった田中君は朗読を始める]
「Rabbit, rabbit, rabbit pie!」
(ぱい?!??!)
[思わず先ほどの火田のやわらかいボディの感触を思い出した]
(でも、そんなに似てるかな。「似ている」と言われることはよくある。でも、本人に間違われることは流石に……)
[気付けば英語の教師はとっくに教室を出てしまっていた。]
180°=π(ラジアン) (約3.14ラジアン)
他は比例で考える。θ°がxラジアンだとすると,
180:θ=π:x
135°=3π/4
-120°=-2π/3
360°=2π
[授業終了のチャイムが鳴る。反射的に大きな伸びと欠伸をした。]
…んーーーーっ!よし終わったーっ!
[いつも通りバックを引っつかんで教室を飛び出そうとするも、思い出したように立ち止まる。]
…おっと。勧誘かんゆ……
[そのまま勢いで鮫島の方に向かおうとしたが、純子から散々色々と釘をさされた事もあり、まずは体制を整えてからだと思い直した。]
…竹刀も持ってくるか。
[どうも、拉致監禁思考から頭が離れないようだ]
-2階男子トイレ-
うん。やはり似ていませんよ。
真奈美ちゃんは、もっと鼻がちっちゃい。それに顎も細い。何より背は高いが華奢だろう。結構胸もあったし……。
[そこまで考え、再び火田のことを思い出す]
(ナイスバディって、ああいう女性のことを言うんだろうな。)
-1階廊下-
[階段を駆け下り、一階にたどり着くと、部室連がある渡り廊下に急ぐ。走りながら、頭の中は拉致監k……もとい、どのように部員を勧誘するかでささやかな脳みそをフル稼働させていた。]
…確か、部室にナックルもあったかな…。
[鳩尾に向かって鋭いパンチを繰り出す図を想像しながら走っていると、廊下の曲がり角の柱にそのままぶつかった]
だっ!!
[痛さのあまり、その場でうずくまる。]
[ふと、幼い頃に同じような事があったのを思い出す]
……。
[『ユーリ、元気なのはいいけれど…』そう言いながら、声の主は柔らかく微笑む。『女の子なんだから、もっとおしとやかにしなきゃ…』そう言って、頭を撫でてくれた温かい手。]
………ばーちゃん。
[ぶつけた鼻を押さえながら、ごく小さく呟く。]
…そういうのは、似合わないもん、アタシ。
[少し寂しそうに笑いながら、小さく溜息をついた]
今日はいろいろあって疲れたから甘いもの成分でも補給したいな・・・
[寄り道することを考えながら廊下に出ると、柱の前でうずくまる人に気づいた。]
[頭上から声をかけられ、はっとしたように見上げる。]
あれ…?さっき廊下に居た子?
[喋ろうとすると、鼻が思い出したように痛み出す。]
いでででっ
…あんがと、じゃあ保健室連れてってもらおうかな…。
[鼻を押さえながら答える。]
一年の子?名前なんつーの?
-教室-
[3年生のフロアをようやく発見。もう何年もここにいる気がするが、過去の事は全然気にならない。]
[3年D組の教室で授業をやっているのを見て、何も考えずに入っていく]
ごめーん
遅れちゃったね。
あたしの席は・・・そこかしら
[空席を見つけてそこに座る。見知った顔も結構ある。
学園に来るたびに席替えが済んだ後ってことも少なくない。
幸の場合は例えクラス替えになっていたとしても全く気付かないのであるが。]
ん?
どーかした?
ほらほらぁ日本の将来のために勉強しなくっちゃ。
[明らかに教師の目も生徒の目も、幸に向いている。
何かを言いたいのをなんとか堪えているかのよう。
しかし、教師の方がまだ幸に対して耐性と慣れがあったようである。
咳払いを一つすると、中断されていた授業を再開した。]
・・・
[教科書がないのに気づいて、机の中を探ってみる。
ピンクのノートがあったので開いてみると、ちっちゃい綺麗な文字でびっしりと数式が書き込まれている。]
おぉー
すごい
ん
でもあたしの字じゃないな
[ノートをとるなんて習慣がそもそも自分にないことなどすっきり忘れて、楽しそうに授業を聞いている。
しかし楽しいのは授業の内容・・・・ではなくて、教師の腰の動きや生徒が舟を漕ぐ姿だったりする。]
[そうこうしているうちに授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。]
あれ?
今の
なんの授業だったんだろ?
てゆーか、ここあたしのクラスだっけ?
[自分のクラスを見つけたのかどうか結局わからないまま、授業に出席したという満足感で上機嫌になる。]
[おとなしく少女の後をついて行き、鼻を押さえながら保健室の扉をくぐる。]
映子っていうのか。
アタシは進藤ユーリ。二年だよ。よろしゅう。
[笑顔でそう告げると、なんとなく、映子の頭をわしゃわしゃと撫でまわした]
せ、先輩っ、そんなことしたら髪のセットが・・・
[困ったような嬉しいような複雑な心境で小さく抗議の声をあげた。]
また先生いないみたい。 今日は忙しいのかな?
[照れ隠しなのか、わざわざ言わなくてもわかることをいう。]
あー、ごめんごめん。つい。
お人形さんみたいに可愛いからさー。
[からからと笑いながら、近くにあったパイプ椅子に腰掛ける。]
先生また居ないんか。まぁ、適当に薬でももらってくよ。確かそこの棚の中に鎮痛剤が…
[その辺りの薬の置き場所は、よくお世話になっていたので熟知していた]
消毒?舐めときゃ治るっしょ。
場所的に舐められないけど。
[近くにあった水道の蛇口から水を汲んでくると、薬瓶を受け取った。二錠出して、水と一緒に飲み込む]
まぁ、アタシの顔なんかいくらぶつけようが平気だけど、映子は気をつけなきゃイカンよ。
[言いつつ、映子の鼻をむにむにとつまむ。反応が面白くて気に入ったらしい。]
[映子の抗議の声に、思わず噴出しながら]
あははっ……やー…楽しいなー映子はw
[このままだと、キリなく弄り倒しそうなので、笑いながら両手を軽く上げて終わりのポーズ]
手当てしてくれてさんきゅ。
そろそろ部活の方に行ってくるわ。またな。
[映子の頭をぽむぽむと叩くと、にっこり笑った。]
-保健室の前-
[目的なしに歩いて、気づいたら保健室の前にいる。]
あー
保健室か
そういえばどんなところだっけ?
たしか、絶好の隠れ場所だから入学して早々にあいさつにいったんだけど、保健の先生下戸だからって断られたっけ?
[記憶をひっぱりだす。]
おっと!
[保健室から出ようとすると、丁度扉を開けた人物にぶつかりそうになる]
…三河屋!?
[見ると、どう見ても我が高の制服を着ている……が、ぱっと見が妙に大人っぽい]
……えーと、もしかして、コスパブの人ですか?
[失礼な事をさらりと]
[ぶつかりそうになった相手を見て、]
ごぶさたせんせいー
・・・
あれ学生さんかぁ
んー
パブはパブかもしれないけど、
お店に居る時は制服じゃないよー
来る?
[にっこり笑う。]
[相手の返しに微妙にハテナマークを飛ばしながら、そういえば、三年に居るちょっと変わった先輩の話を思い出した]
あー……もしかして、うちの三年の火田先輩っすか?
そんな未成年をどうどうと悪の道に引きずり込もうなんてっ!……よろこんで行かせていただきます!(ぁ
アタシは二年の進藤ユーリ。いつでもお呼びくださいっ。
ただし、……えーと、辛いお酒は飲めないんで、甘いやつで…。
[ちょっぴり顔を赤らめながら、そう告げた]
[本日何度目かの急展開を呆然と眺めていたが、話が危ない方向に流れたのをみて止めに入る。]
せ、先輩!こんな場所で堂々と話すことじゃ・・・
あははごめん
ちゃんと名乗らないとね。
火田みゆきです。よろしくー
[ぺこりとお辞儀をする。]
ユーリちゃんね。
確かすごく強いコがいるって聞いたことがあるけど、
ユーリちゃんのこと、でいいのかな?
おぅぅ
のみっぷりのいいコは
大好きよ
[悪の道という言葉を聞き流し]
うん、甘いお酒もいっぱいあるよん♪
[もう一人あらわれた女子に気づいて]
あなたも
ご一緒にどーぞ。
かんげいするよ
[映子の言葉に苦笑しつつ]
イマドキ、飲酒くらい学生のたしなみみたいなもんだってー。
カクテルとか、ジュースみたいなもんだし?
センセも居ないし、だいじょぶだいじょぶ。
[火田に頭を下げられ、慌てて自分もそれに合わせる]
よろしくです、幸ねーさん。
強いかどうかはわかりませんが、いまんとこ一対一で負けた事ないです。
[そう言って、腕をぶんぶん振る]
ちなみに、中の人は
「未成年が法律破って飲酒してバカ騒ぎしてなんかしらのトラブル起こす行為が大嫌いですwww」
お酒は自己責任で!w
わたしは1年の陰森映子です。
[雰囲気に呑まれてぺこりとお辞儀を返す。]
わ、わたしはこれから甘いものを食べに行こうかと・・・
あ、甘いってお酒のことじゃないですよ!
[自分にも話を振られてわたわたしている。]
[ユーリのパフォーマンスにパチパチと拍手をしている。]
じゃっじゃーん☆
こんなこともあろうかと。
カンパイしようカンパイ
[いつのまにか手には3人分の缶が握られている。]
…すまんです、ねーさん。
この後、あっしは部活がありゃーした。
酔った上で剣を振るうと、さすがに手加減できなくて相手を殺しかねないんで、泣く泣く辞退させていたーきやす。
[何故か任侠言葉だ。]
それでは、あっしはこれにて……
[言いつつ、気がつくと、火田から缶をしっかり受け取っていた。]
[いつの間にか缶を握らされ、両側の2人はそれをおいしそうに飲みだしている。]
えーと・・・
[お酒は飲んだことがないので、どうしたものかと思案している。]
[ぐびぐびと一気に飲み干し、音を立てて缶を置いた]
ぷはーーっ!この一杯のために以下略!
[火田に向き直り]
ありがたきお言葉!では、進藤ユーリ、出陣致します!
[すでに多少(違うものに)酔っているようだ]
映ちゃん
初めては・・・
いいとこで、とびきりいいものを飲んだ方がいいよ
ってことだから
いちお
普通のじゅーすもあるんだよね。
[もう1本別の缶を取り出して見せる。]
−廊下−
いまから教室に行っても授業の邪魔をしてしまうな。
仕方が無い、次の授業まで保健室でコーヒーでももらおうか。
[マキは保健室の扉を開けた。
眩暈がするほどの酒の雨の香りに咽ぶことなく、その女は笑っていた。]
幸姐さん……。
あ、そういえばナックルってメリケンサックの事ね。
球種の方じゃないよー。(いや、みんなわかるだろ
ナックル欲しいなー。
誰かくれw
お久しぶりです、姐さん。
相変わらず堂々とした飲みっぷりですね。
あたしも一本もらいます。
[幸から笑顔で受け取り、そのまま飲み干した。]
仕事じゃなくて任務ですよ。
ま、どっちでもいいですけど。
ところで、そっちの子は……?
真面目な子をたぶらかしちゃダメですよ?
oO(ここはお姉さま方のたまり場になっているのでしょうか。)
[次々と入ってくる大人っぽい上級生に圧倒されてちょこんと座っている。]
[マキが飲む姿に満足げにうんうんと頷く。]
にんむにんむ・・
[任務と仕事の違いがよくわかってない。]
まいっかー
ほら
飲むと生き返るよね
[たぶらかしてという言葉に反応して、]
ちがうって
映ちゃんもほらーすごく楽しんでるってば
ね?ね?
oO(それにしてもおいしそうに飲んでるなぁ。
少し飲んでみても良かったかも・・・)
[ぼーっと考えているところに急にふられて、思わず大きな声で返事をしてしまう。]
は、はぃっ! おいしそうです。
映というのか。
あたしは3年B組麻宮マキだ、よろしくな。
もっと前髪を整えてみろ、女っぷりがあがるぞ。
[マキは映子の前髪を弄った。]
ほう、なかなかの美人じゃないか。
姐さんに色々教わって、学ぶといい。
女っぷりと言えば、何といっても姐さんだからな。
女っぷりとかてれるなぁ
マキちゃんみたいにかっこいいほうがいいよう
マキちゃんはねぇ
ほら
こうしていると普通の女子だけど
日々悪を懲らしめるお仕事をしてるんだよ!
かっくいい
変身ベルトを身につけると、
じゃじゃーんて派手な音楽が鳴って
・・・
[日曜の朝の子供向け番組を思い出しつつ喋っている。]
[タイミングよく出された缶を受け取って、一口飲んでみる。
思ったよりも甘い口当たりで、ついそのまま飲み干してしまった。]
お酒って美味しいんですね。
それで、なんだかふわっとして・・・
姐さん、あたしは変身なんて……。
いや、鉄仮面はある意味変身と言えなくもって映!
まったくもう、ここが保健室でよかったよ。
[映子をベッドに寝かせて毛布をかけた。]
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