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[散歩の途中で赤い目をしたロッテに出会い、彼女の問いかけに答えた。その後彼女からしばらく遅れて散歩から戻ると、ちょうどデボラがアルバに毛布をかけてやっているところだった]
………アルバ!
[駆け寄って青ざめた彼の顔を覗き込む。病人続出だねとつぶやくデボラに]
こんなときですから、やっぱりみんな心に負担が…
[雑炊をというモーガンには、ありがとうございますと頭をさげた]
手掛かりというのは、これの事じゃないかとわしは思う。
書付によると、この飛び道具には、銀の弾丸が装填されとるそうじゃ。銀が魔物の類を祓うと言うのはお前さんも聞いた事があるじゃろ。
っく、ひっく…、殺す……人狼を殺すよ…。
そうしたら、そしたら、また元に戻るよね…。
[胸元から十字架を取り出し、握り締め、握った拳部分を口元に当てる。リックの頬から伝い落ちた雫が十字架を濡らした。]
天にまします我らが神よ…。
[震える手で机の上に置いてあるナイフを手にとった。]
店の片付けしてたら胡桃が出てきたから、パンに入れて焼いてみたわー。
粉をこねるの良いわね、思いっきり力を入れるから、こう、すっきりして……
[号泣しているリックに、一瞬固まり]
リック……
あ、あのね、シスターはきっと、リックのためを思って……
[おろおろとバスケットを置き、宥めようとするが。かける言葉がない]
リック、大丈夫だよ。大丈夫。
泣かないで。
[モーガンから眠っている間に起きた色々を聞く]
尼様はリックが大好きだよ。ウェンでもわかるよ。
尼様の目は、リックを見る時だけ特別優しいもん。
ウェンは、尼様はお話あんまりできなくてちょっと苦手だけど…でも、尼様がリックにお話する時と、お父さんがウェンにお話する時は同じ感じなの。
それにね、ウェンも一緒だよ。ずっとお友達だよ。
だから泣かないで、リック…
書付には、色々と書いてあっての。
[拳銃をポケットに戻すと、羊皮紙をグレンに渡し、熱くなったフライパンに、油を二垂らしほど入れた。]
人狼の命を取るには、この銃で撃たねばならんそうじゃ。普通の弾丸では彼らは死なぬ。
まあ、人狼でなくとも、死ぬわな。
[薄く煙の上がりかけたフライパンに、パン粉をまぶした鶏肉を入れた。]
魔物を退治する銀の弾丸‥‥
[厨房でモーガンの手にした銃を考え込むように見つめた]
これで退治するつもりだったのかアーヴァインは。なんで、持ち歩いてないんだよっ。
‥‥
いや、違うのか‥‥羊皮紙の文字、よく読めないが、銃を扱える人には制限があるの‥‥か。
[モーガンの手から銃を受け取り、安全装置を外そうとするが動かない。モーガンに返すと]
爺さん、動かしてみてくれね〜か。
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