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[ グエンは杖を抱いて、花畑の先へと向かう。
聳え立つ、立派な城。
太陽のひかりの下の、真っ白な建物。
そばにいっても、中に入っても、誰もいなかった。
王様も、お姫様もいない、空っぽの場所。
とても明るいのに、とてもさみしい。
とてもくらいのに、とてもにぎやかな森とは違う。
まるで、忘れ去られてしまったところ。
けれど、きれいなその場所は、誰かを待っているようだった。]
いなくなって、さみしかったのかしら。
だから、湖の下に、閉じ込めてしまった?
思い出を、ぜんぶ。
失くしてしまわないように。
変わってしまわないように。
いつか、かえってくるように。
……。
いってしまったひとは、
かえっては来ないのに。
待っているだけでは、だめ。
だから、わたしは、捜しにいった。
だから、あなたは、呼んだのかしら。
そうして。 ここに来た。
[ 紫の猫が、ちいさく、鳴く。
何かを伝えようとするように。
鏡の裏側にいる猫は、いろが薄かった。
それは、はんぶんだけだから。
もうはんぶんは、向こう側。
グエンは、はたり、またたく。]
/*
おはようさん。
朝の内にどうにかこうにか、とおもっていたけど間に合わず。
エンドロールは夜になります。
その前で結構ですので、
村について思うところあれば遠慮なく。
今後の糧にしたいので。
*/
[詐欺師はふわりと宙に浮く。
その体は霧となり、暗い森の中を彷徨い通る。
冷たいは農夫を見つけると元の詐欺師の姿となり、背後に降り立つ。
そしてそっと爪の長い手を男の頬へ伸ばす。]
…ふふふ、頂きまぁす…
[農夫の男が気づくかどうかは判らない。
凶悪な牙の並ぶ口を大きく開けて、その首筋に噛み付こうとしたところ。
詐欺師は顔を上げた。]
ん?
僕を呼ぶのは誰…?
[口元に浮かぶのは、残念そうな表情。
肩を竦めて溜息をつき、男はトンと地面を蹴った。
背後に、黒いマントのような羽根が広がる。]
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