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物書き ヒグラシ がやってきたよ。
物書き ヒグラシは、おまかせ になれるよういのったよ。
[目を閉じても開いても広がる闇−
目が慣れるまでただぼんやりと佇み、空を見上げる。
なにもない闇空。]
誰かが、森と言ってたが…?
(願いがどーとかも言ってたような気がするが)
[耳をすませても、もう何も聞こえない。]
[眠り込んだジュリアンを見つめ]
判らぬのも、無理は無い。
そなたは街からの者、わらわは森の者じゃ。
街では人の世の理を知らねば生きられぬように、
森では自然の理を知らねば生きられぬ…ただそれだけの事。
上位の世界とはな。わらわの姿は森が見せている幻想で、実態は老婆かもしれぬぞ?
[くすくす]
お前もなかなか、歌が上手いのお。
[労うようにそっとオーキィを背を撫でる。グエンの方に目をやり]
流石は、あの娘の猫だけある。お前は流石に、わらわとあの娘の区別くらいは付けられそうだな。
鏡…か。鏡は逆に姿を映すもの。あの娘とわらわも、また。
[毛布を掛けるショコラの様子を微笑みながら見て、何かを探しにいく様に]
おやおや。
[その辺りの薪を軽く集め、火を起こすと
ポシェットから取り出したチーズを枝に刺し、あぶった
すると周囲にいい香りが漂い始め
溶けてくるとポシェットから更にパンを取り出すし、それを二つに千切りその上に載せる]
…、ふう。
あたたかいものは、
おいしいし、好きだけれど、
得意ではない。
ああ。
あなたはだれかしら。
鏡かと思ってしまった。
わたしは、わたし。
わたしは、グエン。
[羊の乳の入った革袋を取り出し
コップを14人分取り出し
今居る人の為に乳をコップに注いで勧めた
それはまるでポシェットがどこかと繋がっているのかの様に
グレンの声に気がつくと]
わらわは、わらわじゃ。
わらわは、ティータ。
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