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ビヨンチェさん、ブレンダさんの毛皮を着た人、どちらもおつかれさまなのよ。
今日の襲撃は憑依なのね。
トモちゃん、さっき帰国してきたので、今日明日はもうちょっと顔が出せると思うの。
ってことはアレだ、ヤスさんの呪狼騙りはトモミィ=呪狼って予想の上でやってるなら、秀逸ですな。
ヤスさんはきっとハムね・・・
>>+24
あまりのビヨンチェさんへの票の入らなさに、ちょっとだけバグを疑っちゃったトモちゃんなの。
管理人さんマジスミマセンなの。(土下座)
>>+16 おにいちゃん
「氷川神社の絵馬」って、絵柄がきよしのドアップだったりするのかしら・・・
たからくじはfortuneで引けばいいの?
オリジナルグッズが怪しすぎて興味津々なのよ。
初詣で荒稼ぎするんですね、わかります・・・
でも明日も続くんだ・・・・・・・・!
ジャギさまさえ死ななければ・・・・!
アハハ、アハハ、アハハ!
だってボクが狼だってことを知っているのは・・・
トモミィとジャギさまだけだからさ・・・!
>>+29
ジュウちゃん・・・ぽっぽちゃんならもっとこう、可愛いといいななんて思ってないから安心してね、なの。
たからくじ引くよー!つ【86】
>>+30
氷川神社はそっちの神社なのね。トモちゃん、はあくしたの。
紅白のこといまだに思い出しちゃうのよ(><)
さてと、昨日の議題に回答にゃ。
■1
むほむほ太ったにゃ。乗ってないけどわかるにゃ。
■2
千日回峰なんてどうかにゃ?ついでに阿闍梨にもなれるにゃ。
■3
5日からにゃ。全く労働意欲がわかなくってどうしようかにゃ。
其処から四、五里も離れた村に駐在している巡査が、それでも時々手帖をもって、取調べにテクテクやってくる。夕方までいたり、泊りこんだりした。然し土方達の方へは一度も顔を見せなかった。そして、帰りには真赤な顔をして、歩きながら道の真中を、消防の真似《まね》でもしているように、小便を四方にジャジャやりながら、分らない独言を云って帰って行った。
北海道では、字義通り、どの鉄道の枕木もそれはそのまま一本々々労働者の青むくれた「死骸」だった。築港の埋立には、脚気の土工が生きたまま「人柱[#「人柱」に傍点]」のように埋められた。――北海道の、そういう労働者を「タコ[#「タコ」に傍点](蛸)」と云っている。蛸は自分が生きて行くためには自分の手足をも食ってしまう。これこそ、全くそっくりではないか! そこでは誰をも憚《はばか》らない「原始的」な搾取が出来た。「儲《もう》け」がゴゾリ、ゴゾリ掘りかえってきた。しかも、そして、その事を巧みに「国家的[#「国家的」に傍点]」富源の開発[#「富源の開発」に傍点]ということに結びつけて、マンマと合理化していた。抜目がなかった。「国家」のために、労働者は「腹が減り」
「タタき殺されて」行った。
「其処《あこ》から生きて帰れたなんて、神助け事だよ。有難かったな! んでも、この船で殺されてしまったら、同じだべよ。――何アーんでえ!」そして突調子《とっぴょうし》なく大きく笑った。その漁夫は笑ってしまってから、然し眉《まゆ》のあたりをアリアリと暗くして、横を向いた。
鉱山《やま》でも同じだった。――新しい山に坑道を掘る。そこにどんな瓦斯《ガス》が出るか、どんな飛んでもない変化が起るか、それを調べあげて一つの確針をつかむのに、資本家は「モルモット」より安く買える「労働者」を、乃木軍神がやったと同じ方法で、入り代り、立ち代り雑作なく使い捨てた。鼻紙より無雑作に! 「マグロ」の刺身のような労働者の肉片が、坑道の壁を幾重にも幾重にも丈夫にして行った。都会から離れていることを好い都合にして、此処でもやはり「ゾッ」とすることが行われていた。トロッコで運んでくる石炭の中に拇指《おやゆび》や小指がバラバラに、ねばって交ってくることがある。女や子供はそんな事には然し眉を動かしてはならなかった。そう「慣らされていた」彼等は無表情に、それを次の持場まで押してゆく。――その石炭[
#「その石炭」に傍点]が巨大な機械を、資本家の「利潤」のために動かした。
どの坑夫も、長く監獄に入れられた人のように、艶《つや》のない黄色くむくんだ、始終ボンヤリした顔をしていた。日光の不足と、炭塵《たんじん》と、有毒ガスを含んだ空気と、温度と気圧の異常とで、眼に見えて身体がおかしくなってゆく。「七、八年も坑夫をしていれば、凡《およ》そ四、五年間位は打《ぶ》ッ続けに真暗闇《まっくらやみ》の底にいて、一度だって太陽を拝まなかったことになる、四、五年も!」――だが、どんな事があろうと、代りの労働者を何時でも沢山仕入れることの出来る資本家には、そんなことはどうでもいい事であった。冬が来ると、「やはり」労働者はその坑山に流れ込んで行った。
それから「入地百姓」――北海道には「移民百姓」がいる。「北海道開拓」「人口食糧問題解決、移民奨励」、日本少年式な「移民成金」など、ウマイ事ばかり並べた活動写真を使って、田畑を奪われそうになっている内地の貧農を煽動《せんどう》して、移民を奨励して置きながら、四、五寸も掘り返せば、下が粘土ばかりの土地に放り出される。豊饒《ほうじょう》な土地には、もう立札が立っ
ている。雪の中に埋められて、馬鈴薯も食えずに、一家は次の春には餓死することがあった。それは「事実」何度もあった。雪が溶けた頃になって、一里も離れている「隣りの人」がやってきて、始めてそれが分った。口の中から、半分|嚥《の》みかけている藁屑《わらくず》が出てきたりした。
稀《ま》れに餓死から逃れ得ても、その荒ブ地を十年もかかって耕やし、ようやくこれで普通の畑になったと思える頃、実はそれにちアんと、「外の人」のものになるようになっていた。資本家は――高利貸、銀行、華族、大金持は、嘘《うそ》のような金を貸して置けば、(投げ捨てて置けば)荒地は、肥えた黒猫の毛並のように豊饒な土地になって、間違なく、自分のものになってきた。そんな事を真似て、濡手[#「濡手」に傍点]をきめこむ、目の鋭い人間も、又北海道に入り込んできた。――百姓は、あっちからも、こっちからも自分のものを噛《か》みとられて行った。そして終《しま》いには、彼等が内地でそうされたと同じように「小作人[#「小作人」に傍点]」にされてしまっていた。そうなって百姓は始めて気付いた。――「失敗《しま》った!」
彼等は少しでも金を作って[#「金
を作って」に傍点]、故里《ふるさと》の村に帰ろう、そう思って、津軽海峡を渡って、雪の深い北海道へやってきたのだった。――蟹工船にはそういう、自分の土地を「他人」に追い立てられて来たものが沢山いた。
積取人夫は蟹工船の漁夫と似ていた。監視付きの小樽《おたる》の下宿屋にゴロゴロしていると、樺太《かばふと》や北海道の奥地へ船で引きずられて行く。足を「一寸《いっすん》」すべらすと、ゴンゴンゴンとうなりながら、地響をたてて転落してくる角材の下になって、南部センベイ[#「南部センベイ」に傍点]よりも薄くされた。ガラガラとウインチで船に積まれて行く、水で皮がペロペロになっている材木に、拍子を食って、一なぐり[#「一なぐり」に傍点]されると、頭のつぶれた人間は、蚤《のみ》の子よりも軽く、海の中へたたき込まれた。
――内地では、何時までも、黙って「殺されていない」労働者が一かたまりに固って、資本家へ反抗している。然し「殖民地」の労働者は、そういう事情から完全に「遮断《しゃだん》」されていた。
苦しくて、苦しくてたまらない。然し転《ころ》んで歩けば歩く程、雪ダルマのように苦しみを身体に背負い込んだ。
「
どうなるかな……?」
「殺されるのさ、分ってるべよ」
「…………」何か云いたげな、然しグイとつまったまま、皆だまった。
「こ、こ、殺される前に、こっちから殺してやるんだ」どもりがブッきら棒に投げつけた。
トブーン、ドブーンとゆるく腹《サイド》に波が当っている。上甲板の方で、何処かのパイプからスティムがもれ[#「もれ」に傍点]ているらしく、シー、シ――ン、シ――ンという鉄瓶《てつびん》のたぎるような、柔かい音が絶えずしていた。
寝る前に、漁夫達は垢《あか》でスルメのようにガバガバになったメリヤスやネルのシャツを脱いで、ストーヴの上に広げた。囲んでいるもの達が、炬燵《こたつ》のように各※[#二の字点、1-2-22]その端をもって、熱くしてからバタバタとほろっ[#「ほろっ」に傍点]た。ストーヴの上に虱《しらみ》や南京虫が落ちると、プツン、プツンと、音をたてて、人が焼ける時のような生ッ臭い臭《にお》いがした。熱くなると、居たまらなくなった虱が、シャツの縫目から、細かい沢山の足を夢中に動かして、出て来る。つまみ上げると、皮膚の脂肪《あぶら》ッぽいコロッとした身体の感触がゾッときた。かまきり虫のような、
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