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答えを知らないと、答えあわせ係をやりにくい、と言うのはわかるよ。
でも、最初に名乗り出たメイが、狼か本物か狂人からは分からないだろう。狼が騙るとは限らない以上、むしろ本物に見えたかもしれない。
本物のモーガン老が最後に出るまでの間、狂人が我慢強く待てたかどうか。
そして、自分に続いて、狂人、本物、と出てきたら狼としては面白くないはずだ。その危険を、メイが最初にえいや、と見切ったかどうか。
名乗り出る手順について、結構逡巡していたんだよね、メイは。慎重派に見える。
[シャーロットに手を取られ、テーブルにつく。固定された足を庇いながら]
あ……そうだったの。思ったことをガーと喋っていた時に、早いタイミングで『ルーサー様のお話をお伺いした後で、色々考えたい』と言ってきたから、『今はゆっくり考えましょう』と言われたような気になっていたから。
それを聞いて、実際に、私もただの推理披露宴みたいになってるな、って自覚を感じて、少し立ち止まろうかと思ったから。
「なんか色々喋っている人がいるけど、自分はルーサーさんの話を聞いて、色々考える」、というスタンスを、伝えたかっただけだったのかしら……。
ありがとう。
一応、あの時の私の言葉>>40>>41>>42を聞いて、何か感じたことがあったら、教えてね。
[そのままリックに記憶がかすれかけている過去のできごとを、じっくりと聞き始めた]
投稿記者 ゾフィーは、富豪の娘 シャーロットに、「……言い直すわ。私の発言があってから、あなたが喋るまでの少しの間、ということで、お願い」
投稿記者 ゾフィーは、流れ者 クインジーに微笑み、「私もビール派なの。実家はミュンヘンの醸造組合所属だから、ミルクの代わりに飲んだものよ」
あと、霊能者を騙るくらいなら、何故三人目の占い師にならなかったのか、とかね。
メイが狼、と言うのはあまりないと思うな。
ああ、こっちの返事よりは、ゾフィーの相手のほうを優先してくれクインジー。多分そっちの方が有益だ。
クインジー。私ね。一番聞きたいこと、まだ答えてもらっていないの。
何度も言っているけど、私はルーサーさんが人間だと思って、庇って、自分が思ったことをガシガシ喋った。
あなたは、それを聞いたとき、こうは思わなかったの?
人間であるルーサーさんを、その言葉を聞いて、救う手立てにつなげよう、って。
自分の信用を獲得するために、利用しよう、って。
私がルーサーさんが人間だと私が主張した時、あなたが占い師じゃないかと主張した時、『気持ち悪い』以外に感じたことがあったら、教えて。
それと……考えていることを先に潰しちゃうようで悪いけど、私が狂人だとして、セシリアが狩人だとしたら、私が狩人と名乗り出なかった理由は、なんだと思う?
私が狂人だ、という考えを発表する時に、それも踏まえてくれたら、嬉しいわ。
クインジーの発言に申し訳なさすら感じる。
ナサニエルが占わなければ信じられないということに
なんともツッコみたいというか、いろいろ感じる。
ああ、なるほど。狂人がまだ何も騙ってないなら、守護者を騙るのは大いにあり、と言うかそこが見せ場だ。
やっぱり、占い師と霊能の偽者は狂人だろう。
ゾフィーいいね。最後の懸念が潰せた気がする。
これ、ゾフィーは人間と見ていいんじゃないか?
狼なら、自分の逃げ場をここまで狭められないだろう。
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