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[亜久は、本社からの指示と辞令に頭を痛めていた]
よりによって発表会前のこの忙しい時期に、わざわざ福岡支社を指名するとは…大阪支社の陰謀だな!
[決め付け]
とはいえ下されてしまったこの辞令に背くわけにもいかん。
困ったもんだ。
[補充人員があるならまだしも、一切無し。短期や長期の出張ではなく、期限も切られていない。完全に異動だ。
確かに本社で用意されているポストはなかなか良い物で、大阪支社の佐治を出し抜くにはよい機会だったが]
あれ?そう考えると今回のことはあの暑苦しい男の仕業じゃないのか?
[ぽりぽりと頭を掻く]
私がいなくなって一番立場が微妙になるのは………秋芳君か。
[仕える相手のいない秘書に、何の仕事があるのか?
しかし彼には、与えていた使命があった。ショーのモデル]
私の先見の明は大したものだな!
[一人悦に入って、満足げにこくこくと頷くと、メールを送信する]
それにしても、誰だ?人事権を任された人間は。
………大した災難だな。
[ポツリ]
後は…スパイの噂も聞くなぁ。「この二人が組んだら互いに足を引っ張り合って、とても仕事が捗りそうに無い」という人物の噂を流すらしい。
噂が流れたときにはもう私は本社に異動しているし、あまり噂に振り回されんように仕事を頑張って欲しいものだ…。
[面倒くさそうに溜め息を一つ、お昼はしばらく食べられなくなりそうな豚骨のラーメンにしようなどと*思っている*]
よく考えたら、今のところ犬猿の仲っぽい関係のキャラはいないのかな?
羽生が瀬戸を苦手っぽい感じ?
それくらいかな?
近藤→牧原(確定?)
紅練→伊香保(何となく)
紅練→神部(それとなく)
羅瀬と羽生は単純に他者との絡みが少なめで分からない。コアがずれてると厳しいなぁ。
瀬戸はどこに向かっているのか分からない(笑)。ちょっと裏話が出てきたからワクテカしながらニョろう。
秋芳は総受けっぽいけれど、よく見たら攻めっぽいキャラが少ない気がした。
神部が鬼畜攻めだと楽しいのに(真顔
でも設定的には受け(枕営業)っぽい…?
亜久が本キャラならば、秋芳一択なのに(笑)。
攻め?:牧原、伊香保、紅練
受け?:羅瀬、羽生、秋芳、近藤、那須
不明 :瀬戸、神部
攻めキャラで入るべきだったか…。
――食堂――
こう見えて俺……
[――瀬戸は今、メロ水一階の食堂に居た。
夜を萌冶公園のダンボールハウスにて明かし、崩れた化粧に、ポンチョっぽく見せかけようと画策して破れただけの赤ドレス姿。
腹をぐぅぐぅ鳴らしている割には何も注文せず黙って隅っこに体育座りし続け、それでいて構ってほしいオーラでむんむんの瀬戸の顔に宿る陰。
親切な食堂のオバチャンがやっと尋ねてくれた事を受けて、窓の外を眺めた遠い目のまま、何か大きな秘密を打ち明ける時の顔で呟きを続ける]
ひたすら地味なだけの格好をし続けることに…耐えられない性質でさ。
[多分、食堂中の全員が何となく察している]
…へへ、意外だろ。見た目はこんなにまともなのによぉ…。
[…崩れた化粧with真っ赤なカーテンもどきという姿で遠い目を崩さないまま、瀬戸のシリアスな告白は続く]
でもガキの頃はいっそう、その性質が色濃くてね…
忘れもしない、あれは――…7つの夏の日だった。
わかるかい、伊佐平良さん。
小学生のガキが身に着け続ける唯一の制服。
…そう、スクール水着さ。
そもそも体を覆い隠す部分も少ない、あの揃いも揃って同じ色柄デザインの水着。
夏場、毎日のようにそれを着てプールの授業を受けていた俺は思った。
――ああ、何てつまらないんだと。
そこには個性も自己主張も変化も何も無い…
…そんな水着を俺は毎日着けて、授業でも、授業が無ければ昼休憩に…日々泳ぎまくってた。
だけどな伊佐平良さん、自分だけの水着なんて俺には買えなかった…
お年玉は汚ねぇ大人の懐に…
お小遣いはドラゴンボヲルカアド購入に露と消え…
それではと全てのプライドをかなぐり捨て、デパートの床で暴れてみても、「学校には着て行けないでしょ」で終了…っ
わかるだろ?
だから俺の取れた手段は、ただの一つだけ。
そう…姉貴の水着を着用することだけだったっ…!
[何も言っていない伊佐平良に対し、瀬戸はぶうんと遮るが如く手の平を挙げた]
止してくれ伊佐平良さん!
俺は水泳大会のあの日、プールサイドで自分を恥じた瞬間なんぞ……ただの一秒もありはしなかった!
…皆が俺を見るんだぜ?
優しい笑顔の美咲先生も、常に俺の冷凍蜜柑を奪うクラスの苛めっ子も、同じ班なのに給食の時しか話さないけいちゃんも…!
全然関係ない近所のガキすら、金網越しに俺を見てた!
そして小ニにして50メートルを軽く泳げた俺にとって、25メートル中どこまで泳げるでしょう競争での優勝など、造作も無いことっっ
あの日あの瞬間…
夏休みの宿題減を賭けたあの戦いにおいて、優勝した俺は3組の英雄だった。
……衝撃と笑劇二つの意味での、掛け値なしの英雄だ!
上級生しか上がらせてもらえないはずの飛び込み台の上、俺の輝く笑顔の記念写真は、アルバムの中にあってなお色褪せない永遠の…
永遠の、キラメく思い出になるはずだったのに……
[ぬをををを!
突如として思い出してはならぬ忌まわしい記憶が、瀬戸の脳内を掻き乱す。
だが元々乱れ過ぎている脳を持つ彼にとっては、3分もあればどうにか治まる発作だったようだ]
ハァハァ……し、心配するな伊佐平良さん。
最後まで話は続けるさ。
少年の時間は終わらないようでいて短い。
ともかく幼き日の美しい思い出を胸の奥深くとアルバムに残したまま、そんな俺も年をとっていき…
いつしか俺も、中学生になっていた。
伊佐平良さんにだってあったろ、そんな頃?
色気も羞恥心も備わってくる…あれは切ない水色時代さ。
ダチと馬鹿やってりゃそれで楽しかった俺にも落ち着きと、ちょっと気になる子の一人や二人、三人や四人、五人や六人ができてきた頃。
相変わらず俺は水泳やってたし…その頃のモテぶりときたら密かに……、まァちょっとしたものだった。
…と、思うな。
――多分。
…ともかく。
自由研究を纏める場所を探す女子達がいたとき、俺は無関係だって構わないで「近いんだけど俺んちでやる?」って言っちまう男だったんだぜ。
俺にメロメロメロンな女子達は、誘われるままホイホイと俺んちについて行っちゃったのだ★
そして宿題やらないかとは名ばかりの、めくるめく時間…!
息抜きのつもりのゲームがいつしか主な時間となり、それに飽きたらおやつ、無くなったらまたゲームと…
数時間が過ぎる頃、俺と女の子達の仲は西瓜より甘く、風鈴よりも爽やかだった…
そんな男女の次なるステップ……そう、過去の共有だ。
里久くんの小さい頃ってどんな〜?写真見せて〜?
女子の甘い声は、俺の手をさり気なくかつ素早くアルバムへと伸ばさせた。
それが悲劇になるとも知らずに!
…伊佐平良さん、もう一度言うよ。
あの夏の日、夏休みの宿題作文一枚を減らさせて輝く笑顔で写真に映された俺は、間違いなく3組の英雄だった……
だけど…ああだけど……っ
写真からは、俺を達成者として見る幼きクラスメイト達の目の輝きまでは伝わって来ない…
惜しみ無い賞賛の声と鳴り止まない歓声も、決して聞こえては来ない…
そうとも…!
飛び込み台の上、至福の表情でポーズを取る姉ちゃんの水着を着た俺は…
英雄だったはずのこの俺は、写真の中では…
……ただの変態だったーーっ!!
[苦痛に満ちた記憶が瀬戸を苛む。
その瞬間までややクール的要素を演出していた自分を見る、ドン引いた女子達のあの目]
ぐぎゃぁああ……ッ
違う!俺は変態なんかじゃないィイッ
誂えたように、それでいて微妙なセンでギリギリ似合っていたからって、それはわざわざ特殊な性癖を満たすためにお金を貯めて購入しただとか、そういうものでも無かったァアッ
[床で転がり始めた瀬戸を見る食堂のオバチャンの目も今、ドン引いている]
だから、だから写真は駄目…っ!
その場のノリがちっとも伝わない写真は駄目……っ!
格好つけたかったそんな時も、過去の一度の失敗の姿を永遠に記憶に留め、それをまざまざと見せ付ける写真は駄目ぇえ……っ
…そうだよ?だから、この衣装だってさァ!
たとえまるで本物の変態であるかのようにノリノリで、女の子の格好を俺がした所で…
あの場限りのことなら全く問題はなかったさッ
むしろうっとりした目で大体皆俺を見てたもん!※
[※可哀想な生き物を見る目で]
…だけどそれがその場の時と場所を越え、いつもいつでも見られる記憶媒体に残された瞬間から、観客もまた我に返る頃には俺は変態の烙印を押され…
特殊な性癖の人として白い目で見られ、後ろ指を差され続ける…
そんな…
そんな人生俺には耐えられないぃい!
[……それでもツラい過去を吐露し、冷たい床の上で暴れて疲れて動かなくなった瀬戸に、優しい伊佐平良は豪快に言うのだった。
「とにかく食え」
「腹が膨れたらどんな悩みも苦しみも解決するさね」……と]
そっかな…そう思う?伊佐平良さん……
うん…うん……。
[――そんな訳で瀬戸は今、オバチャンのオゴリでひたすらカツカレーを食べている。会社の一大事は*まだ知らない*]
――2階 食堂――
〔午前は、届いた新作見本の梱包を解いていた。
発表会へ向けた推奨品の選別をしなければならない。
今日着の99点は、顧客からの少数意見を
取り入れたマニアックさが売りの新シリーズだ〕
…着用感を伝えるのが難しそうだな。
やはり何人かに試して貰うのがいいか…
〔考えながら昼食メニューを選んでいると、
伊佐比良さん相手に何やらオーバーアクション
しまくるらしい瀬戸の姿を見つけ〕
…元気そうだな…
〔1から10まで聞こえていた訳では勿論ない。〕
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