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……あァ。ひでぇモンだ。
[ジェーンの言葉に呼応するかのように呟く。]
誰が殺したのか知らねぇけどよ、自分のスタッフ……あの姉ちゃんにゃ「手駒」でしかねえかもしんねぇけどよ……そいつが殺されちまって、悼むどころか晒し者にしてやがる。
こりゃあ「しばらく肉は食えねぇ」っていうレベルの笑い話とはワケが違うわな。
[火炎放射器のホースを持ち、噴出口をブンとひとつ振った。]
オッサン……以外と考えているんだな。
その頭がまぶしいぜ。
[先ほど男に言われた言葉を振り払うようにゲラゲラと笑って、ポケットに入れた小瓶に口を付ける。]
ギャングスターから他者を守れる人間ね……。
ガードマンてとこかぁ?
確かにな。そいつが守ってくれりゃあ話は早いが。
アンタが言っていたみたいに、そいつがギャングに組すれば意味は無い。
そいつは自分の身は守れないんだろう?
自分の身の安全と引き換えにギャングへの交渉を行う可能性はある。
ギャングにしてみれば、そいつの協力は喉から手が出るほど欲しいだろうからな、お互いに有効な取引だと思うぜ。
まあ、そもそもギャング……いや、ここにいる人間が取引において信用できるかはわからねぇがな。
[言って、見定めるように相手を見た。]
あ・・・・いやぁぁぁぁぁ!!
[ノイズと共に眼前に映し出された映像。首を切られ無惨に息絶えた姿。それが突然目の前に大写しになったのだ。驚くな、と言うほうが無理があろう。
すっかり腰を抜かして廊下にへたりこむだけですんだのはむしろ彼女にしては上出来だったかもしれない]
……ちっとも怖がってるように聞こえねぇぞ、おい。
[小瓶のキャップを開け、琥珀色の液体を口に流し込む。
ジェーンの言葉に、本を抱えて出て行った少女を思い出した。]
あのチビが見たらびびって泣いちゃうんじゃねぇのか。
……俺らも死んだら、あんな風にあいつに晒し者にされるのか。
[口にこみ上げる苦い者を唾にして吐き出した。]
なァ、ケネスよ。
ギャングスターに組するガードマンなんてのは、果たしてモノの役に立つのかね。ガードマンとギャングスターが取引きをするにしても、よほど人目をかわして、上手くやっていかねぇと難しいだろ。無いも同然の「正義の味方」は、その価値を喪った瞬間に袋叩きにされてゴミ箱行きサ。
「ガードマン」にしろ何にしろ、せめて最初くらいは「正常」に機能してくれるのを期待するまでだよ。
……ま。ここに居る人間全てが信用できるか否かが「分からん」のは、俺も同じだ。互いに信頼関係を築くにゃ、ちっとばかし時間が短すぎる上に、情報も足りねぇ。
必要なのは、「信頼」か「情報」か。
そこんとこも含めて周りを見ていかないと……何かと厳しそうだぜ?
[俯き頭をガシガシと掻いた後、カミーラのあとに続くように倉庫を出る。
倉庫を出るとカミーラとは別の方向へ、廊下を曲がる。
自室へ向かおうとして、座り込む少女を見つけた。
その前にあるモニタに、即時に状況を把握する。]
あー、まあ、予想通りの反応だな。
おい、大丈夫か?
[へたり込む少女の傍らにしゃがみ込み、その顔を覗き込む。]
……誰も見てないだろうに、よくやるよ。
[俯く少女の傍ら、カメラにさえ聞こえない呟き。
昨夜、彼の死体を見下ろし、そこから鍵を漁ったのは自分たちだ。]
[突然掛けられたケネスの声にビクッとするもそれがケネスで自分を気遣ってくれていることに気付く]
あ、ありがとうございます。と・・・突然目の前に男の人の・・・
[そこまでいってまた思い出したのか下を向いて口元を押さえた]
……大丈夫、とは言えなさそうな顔してンぞ。
何も知らずに売られて来て、こんなの見せられたら、「普通」は「こうなる」わな……。
[鼻の穴から、溜息を一気に吐き出した。]
あー、楽になるならここで吐いちまっても問題無いとは思うぞ。
[言って、後から来たベンを振り返り肩をすくめた。
胸ポケットから幾分少なくなった小瓶を取り出す。]
飲むか?
残念だが水はねえ。
嬢ちゃん、ありゃァよ。
あの性悪プロデューサー・キャロル女史の「趣味」だ。
それ以上でも以下でもねぇ。
酷なようだがこればかりは……慣れなきゃ、死ぬな。
もちろん俺だって慣れてるワケじゃあねぇが。
「慣れざるを得ない」ことは、紛れもない事実のようだぜ。
まあ、覚悟の上でここに来ても、あの手のモノを見るのが初めてならこうなるんじゃねぇか。
俺は初めてじゃあ無いが……。
でもなぁ。
[途方に暮れたような顔でベンをそして天を仰ぐと、軽く少女の頬を叩いた。]
ベンの言う通り。
お互い信じたくないけどな、これが現実だ。
アンタは、ここに集まった奴らをあの死体のようにするか、されるかだ。
悲鳴を上げるのも泣くのも結構だが、ああなりたくないなら悲鳴をあげてるだけじゃ無理だな。
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