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ゴールドファル…いや。
[うっかりリングネームを名乗りそうになるも、
げふげふと咳払いをして誤魔化す。]
俺はナサニエル。まァお手柔らかに、カミーラ。
[身体的能力だけを測れば、彼が楽しめそうな『敵』は少なかった。
が、忌々しいことにこの世には銃器という文明の利器がある。
女子供でも、それを使う意志さえあれば、十二分に彼を殺し得る『敵』となるだろう。――喜ばしいことに。
そして、人を殺そうとするほどの意志の力は、年齢や性別には一切関係のないことを彼は良く知っている。]
[だが、今は不機嫌にこう言っただけだ。
テーブルの前の椅子の一つを荒々しく蹴り付け、恫喝する。]
お前ら、やる気はあるのか……
殺し合いの前に仲良しごっこか。
[年の頃は今、会話している男と同じくらいだろうか。
肉のたるみ具合も似た女性が輪に加わるのに、置いたグラスを持ち上げて歓迎した。]
ほら、こんな金もってそうなオバサンが人殺しゲームなんてやるわけないだろ。
酒に酔ってるのはオッサンの方じゃないのかぁ?
[言って、寄りかかるように相手の肩を抱く。
肩越しに、ボーイらしき男に酒をせがんだ。]
おう、オバチャンも飲めや。
美女やら何やらを囲って飲めば、それだけでこの世は天下泰平サ。
[中年女のグラスに、黒いタトゥーが「K」「I」「L」「L」と1本ずつ指の背に刻まれた右手で酒を注ぐ。膝に置いた手には、同じく1本ずつ指の背に「E」「V」「I」「L」と彫られている。]
俺ァよ……ありとあらゆるヤクの味を味わってみたがよ、結局一番なのは酒だって知ったのはつい最近のことだ。幻覚は見えねぇから、一足飛びに詞は出……
[と言いかけたところで、飲んだくれ男の言葉に眉をひそめた。]
あァー……オッサン。あの「The Rolling-Over Show #2」ってな番組よ、最近復活したらしいぜ。
何でもカジノを舞台に、一般参加者をカジノの住人に仕立て上げて、殺し合いをさせる……てな。
[そう言って後ろを指さしながら、ゲラゲラと笑った。]
[酒に緩んだ頭では、即座に事態を把握出来ず。
ぼんやりと目を瞬いて、音のした方を向いた。]
なんだぁ……?
カジノで負けたからって、八つ当たりかぁ?
……おう。
[若い男が蹴り上げた椅子の行方を視線で追いかけ、それが着地したのを確認すると、今度は若い男の方に視線をやった。]
殺し合いの前に景気付けをしとけ……ってよ。
ほら、餌は熟成するのを待ってから喰うのが美味いってこっちゃねぇのか?
ホロコーストなら3秒で作れるがよ……この番組はそれだけじゃァ足りねぇよ、って話なんじゃねぇの?ただ肉が飛び散る惨劇じゃあ、視聴者の「涙」は誘えねぇサ。
……情が移ったところで仲間同士を殺し合わせるのが、この番組の意図ってトコだろ。
!
[飛んできた椅子に眼を向けて]
やれやれ、気の早いことね。
ロンリー気取るのは向こうの自由だけど、こっちのやり方にまで口出さないで欲しいわ。
[ナサニエルにだけ聞こえるように呟いた]
[ケネスに向かって]
そうだねえ。全ては酔っぱらっている間の夢。
そういうことにしておけばいいんじゃないかね?
[ベンジャミンに酒をついでもらって、その指にふと目を止め]
あら。どうもありがと。
(……あのタトゥーまで真似して入れてるのか。本格的ねえ)
まったくだね。ああいう手合いは、真っ先にお陀仏か、
相手にされないうちに何となく最後まで生き残るか。
…俺は真っ先にお陀仏に賭けるか。
[ひそひそと。カミーラに目配せなどしつつ。]
[ギルバートの方を見て]
ああいうのは、最初にみんなで殺っといたほうがいいんじゃないのかね?絶対皆殺しで賞金独り占め狙いだろ、あれは。
[その言葉は近くにいたものに聞こえたかも知れないし、聞こえなかったかも知れない]
酔っぱらいの夢ねぇ。
その間に「殺されて」、永遠に冷めねェ夢ン中にぶち込まれるのはシャレになんねぇ気もするがな。
[中年女の視線が自分の手に向けられたことには気づかず、ベンジャミンの視線は相変わらず若い男の方に向けられている。]
……だから兄ちゃんよ。まずは落ち着きなって。
アンタがどんだけ待ってたのかは、察する程度にしかできねぇけどよ。カッカしても良いことないぜェ……
カッカしちゃァ、アンタが最初の餌になって「ジ・エンド」かもしんねぇだろ。
[すっと目を細める。]
なるほど。
賞金目当てか。
だが、莫大な額の賞金を皆で分けあうのも間抜けな話だと思ってるんだろう、お前達は。
(……懐かしいねェ。)
[男は、誰に訊かせるでもなく息を吐いた。]
(あの兄ちゃんのようなギラギラした闘志。
俺が音楽の中で描きたかった「獣」の姿を、思い出すぜェ……。)
(20年前の俺は、目先の金に目が眩んじまって、聴き心地が良くてカッコイイだけのリフに素敵な歌詞をつけて、二束三文で曲を売った……「負け犬」だが、な。)
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