情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
それからよ、ケネス。さっきの話だが。
ギャングスターに協力したいって奴等が何人も現れたら、そいつらで「1つの椅子」を争って、「普通の参加者」とやら同士で殺し合いをすることになるかもしれねぇな。感覚の狂っちまった人間は何をするか分かったモンじゃねぇ。
それに、ブラック・オペレーター…だっけか。そいつはギャングスターからは正体が分からないと、イカれた金髪の姉ちゃんが言ってたぜ。だから、椅子とやらは「1つ」と決まった訳じゃあ無さそうだ……。
ま、なるべくそんな「不毛な」展開にならないように、冷静に事を運ぶべきなのは言うまでもねぇけどな。あくまで、目的は「ギャングスターの殲滅」ってことになってるからな。
「生き残る」のが大前提なのは、言うまでも無く。
―廊下―
[放送を聴き老人と言葉を交わしてすぐ後に、男はカジノルームを出た。
背後で交わされた会話の一部はしっかり耳に入っていたが、部屋を出て以降のことは知らない。
もう一度、誰かの問いに答えてか、ホテル内のあちこちに設置されたモニターにプロデューサーと名乗る女の顔が映った。
足を止めて女の説明を聞く間に、男は一度だけ眉を顰めたが、すぐに平静な顔に戻った。]
関係ない、か。
大有りだぜ。
[まだ面子の集まらないテーブルに飽いたように足を乗せ、天を仰ぐ。]
昨日迄知りもしなかったオッサンが俺の人生、生死に関わってる。
さっきも言ったが、この人殺しゲームに勝つ上で他人の事情を知ることは結構重要だろ。
……どの覚悟を決めるかはまだ決めてねぇが、そうだな。
頑張ってお互い殺し合おうや?
チビ・・・ね。言ってくれるじゃないの。私だって好きでこんな小柄な体格してるわけじゃないわ。
もっとも・・・それで甘く見てくれる相手が多いからある意味楽でいいけどね。
自分でこういうところに乗り込むなんて・・・
[とんでもない、とベンの言葉に小さく首を振る。そしてしばらくベンとケネスのやり取りを聞いていたが]
今夜は一旦部屋に戻りますね。皆さんおやすみなさい。
[本当はケネスとベンのやり取りをこれ以上聞きたくなかったからだがそれは口に出さなかった。とはいえ部屋に戻ったところで眠れるかは怪しいところだろうが]
………眠ィ。
酒入れすぎたか、ちくしょう。歳は取るモンじゃねぇな……
おい、そこのスタッフよ。
寝る所に案内しな。
[男はスタッフを小突いて、個室へと案内させた。……途中、女ディーラーの尻の感触を分厚い掌に*失敬しながら*]
なんだ、ポーカーでも教えてやろうかと思ったのに。
子供は早く寝るって奴かね。
ベン、お前さんは賭け事はやらないのか?
[頼り無い小さな背中にひらと手を振って、自分も席を立つ。]
ちょっとしょんべん*行ってくらぁ*。
こちらレッドウォーター。無事に潜入完了したわ。そちらはどうかしら?
とりあえず自己紹介兼ねて通信しておくわ。急いで返信する必要はないわよ。
私はもう休むわ。何も知らない子供の振りって酷く疲れるのよね。
―廊下―
[鼻を押さえる手からは血が滴り落ちている。
筋肉増強剤の影響によるものだ。
生きて帰れば、ウェルネスポリシー違反で謹慎、
タイトルマッチの予定はお流れになるだろう。]
最初はとんだ災難に巻き込まれたかと思ったが、
こいつはGOOD LUCKだったんじゃねえか。
[釣り上った口角が自らの鼻血で真っ赤に濡れている。
ムーンフェイスも筋肉増強剤の副作用だ。]
見たところ、身体能力でいえばトップか次点か…。
レスラーと明かして期待を得るか、ここは下手に
目立っていらぬ警戒をもらっても困るしなあ。
[単純な殴り合いなどなら、あの殺し合いマニアと
ナサニエルは認識している男と肉薄するかどうか。
そんなことを考えている。]
お主は…ケネスと言ったか。もう少し酒を控え、もう少し真面目になれば上官になれたかもな。
だが、殺しあいが好きなら上官には向いてないな。うむ。
裏切る席は一つだが、能力を持った者が「ブラック・オペレーター」になりすますのは簡単だ。もちろん、裏切り者だらけだと戦争として破綻してるがな。
やはり正攻法の方が生き残れる確率は高そうだ。あまり人は死なぬが……。
[老人は冷静に答えた。常に狂っているわけではないようだ。]
ついでに名乗っておくとしよう。モーガンだ。昔、この軍服を着て、このライフルで幾多の人を殺した。だが……そう!時代は変わってしまった!何が戦争は絶対悪だ!くだらん!
というわけで、勝っても負けても人生最後の戦争をする為にここに来た。よろしく頼む……簡単に死なれては戦争として面白くないからな!
あと、ただのボケ老人だと思うと痛い目に遭う、と忠告しておこう。
人は見掛けによらぬ。むしろ見掛け弱そうな者ほど警戒すべきだ。
さて、手札は…。
1(4)の1(13)と1(4)の4(13)
(前の数字(1〜4):スーツ。1から順にS,H,D,C
後の数字(1〜13):数字。J=11,Q=12,K=13,A=1)
―客室―
[ホテルの内部を確かめるように歩いて数分後。
部屋番号を記したプレートのついたドアがずらりと並んだ客室エリアに辿り着いた。
思い付くものがあったのか、男はポケットに手を探り入れ、折りたたまれた一枚のメモ用紙を取り出す。
男をここに連れてきた――オドオドした若い――ADが、「部屋番号はジャケットのポケットの中」云々と言っていたもののようだ。]
―客室―
[宛がわれた客室は、きらびやかなカジノホテルに相応しい広さを備えていた。
男が室内を一通り見て回わる様子を、天井近くに設置されたカメラが逐一追う。
見つけたミニバーからミネラルウオーターのボトルを取り出し、シールされているかどうかを確認している表情がクローズアップされてTV画面に映った。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新