人狼物語(瓜科国)


230 The Rolling-Over Show #2


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元子役俳優 ウェンディ

[そのままウェンディはフラフラと歩き、近くに居たスタッフを呼び止めた。]

──ねえ、今から武器庫に案内して欲しいの。
手ぶらで連れて来られた参加者の為に、こっそりホテルの一室に色んな武器を用意してあるんでしょ。

はやくから、ホテルに入ってるんだもの。
それ位良いじゃない。
あたしなんて、子どもみたいなもの。
すごおく、弱いんだもの。ね?

[ふわりと妖精のように微笑み、ワンピースの裾を摘んで愛らしい少女だった名残を感じさせる動作で、スタッフの腕を取った。]

( 65 ) 2008/10/23(木) 01:00:29

元子役俳優 ウェンディ、そのままホテルの何処かへ、スタッフと共に消える。

( A21 ) 2008/10/23(木) 01:05:17

元子役俳優 ウェンディ

[暫くして、ウェンディは再びカジノに現れた。
 出演者の印として馬鹿馬鹿しい不思議の国のアリスのコスチュームに身を包んだウェンディを眺める好奇の視線は無視して、華奢な足でカジノの中を、まるで誰かを探すように滑稽なまでに必死で走り回った。否、実際に彼女は滑稽なのだろうが。]

( 66 ) 2008/10/23(木) 01:06:19

元子役俳優 ウェンディ

[バカラに興じる胸元のあいたドレスの中年女性の前で、ウェンディは足を止めた。]

( 67 ) 2008/10/23(木) 01:08:42

元子役俳優 ウェンディ

──見つけた。

見つけたわ、ママ。

( 68 ) 2008/10/23(木) 01:31:44

元子役俳優 ウェンディ

あたしがサインして、最初に入ったお金で見物に来て、ギャンブルに使う。新しいピカピカのそのドレスと言い、隣のその新しい男と言い、恥知らずも良いところね。

あたしが最初にデビューした時からそうだった。
最初に成長抑制剤を打った時もそうだった。
あたしがあんたの為にAVに出た時もそうだった。
親戚のおじさんとお金絡みで揉めた時もそうだったわね。
何処まで借金を作れば済むの?
何処まであたしから搾取すれば気が済むの?

この番組であたしが生き延びたって、また同じ事の繰り返しなんでしょう。あんたの腐れた血と、ヤクザとの契約と、雁字搦めのあたしが自由になる日なんて永遠に来ない。

( 69 ) 2008/10/23(木) 01:31:54

元子役俳優 ウェンディ

ねえ、気が付いたのよ。

ママ。簡単なことよ。

どうせ人殺しになるんなら、あたしは真っ先にママを殺すべきだって。

( 70 ) 2008/10/23(木) 01:32:05

元子役俳優 ウェンディ

[ウェンディは、うさぎのぬいぐるみを投げ捨てた。
 よく見ると、そのうさぎは薄汚れ随分と古びていた。ちょうど彼女が本当に子どもだった頃から使い込まれて愛玩されていたもののように。]

( 71 ) 2008/10/23(木) 01:32:13

元子役俳優 ウェンディ

[ぬいぐるみの中綿が赤いカーペットを汚す。
 ぬいぐるみの腹を抉り、武器を彼女はカジノに持ち込んだのか。
 銃声が続けて数発響いた。
 後に残るは、至近距離で顔面を穴だらけにされた中年女性の遺体。飛び散った脳髄がバカラテーブルと、カードを汚す。
 “ママ”と呼ばれた彼女の横に居た、愛人とおぼしき男が隣で失禁した。ウェンディはギラギラと焼け付く様な憎しみの瞳で、ただ死体を眺めている。男には目もくれない。ハァハァと獣の様に息があがり、銃を撃った反動で痛む肩を抑えた。それから──、]


さよなら、ママ。

[ウェンディが最期に味わったのは、こめかみに触れる冷たい金属の感触。最後の銃声。]

( 72 ) 2008/10/23(木) 01:32:32

元子役俳優 ウェンディ

[不思議の国のアリスが軽い荷物──人形かなにかの様に床に倒れた。
 気が付けば、アリスの隣、打ち捨てられたうさぎのぬいぐるみが真紅に*染まっていた*。]

( 73 ) 2008/10/23(木) 01:32:50

元子役俳優 ウェンディ がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(元子役俳優 ウェンディは村を出ました)


?? (ギルバート)

[胸元に銃口を突きつけられていると言うのに、男の瞳は微塵も揺らぎはしなかった。
否、更に一層笑みが深くなった。またあの奇妙な熱意が、ゆっくりと瞳に浮かびつつあった。]

( 74 ) 2008/10/23(木) 08:13:05

?? (ギルバート)

[男の片手は完全に空いていたのだから、女が銃を取り出そうとする動きに気がついていたのなら、それを防ぐことは可能であったに違いない。
だが、現実には男は女の顎を掴んだきりで、それ以上何もしはしなかった。

そして、いきなり突きつけられた銃にも驚きはしなかった。
女に銃を抜かせることこそが、男の意図したことであるかのように。]

( 75 ) 2008/10/23(木) 08:19:35

?? (ギルバート)

[品定めするように、温度のない硬質の視線が女の目の奥を覗き込んでいる。
ハッと短い嗤いが上がった。]

――そう、それでいいんだよ。

[襲い掛かったのと同じ唐突さで、男の手は去っていった。白い膚にうっすらと指先の赤い痕を残して。]

( 76 ) 2008/10/23(木) 08:29:39

?? (ギルバート)

残りの奴を早く集めろ……


[熱のこもった囁きを送り、男は静かに、だが悠然と後ろに下がった。]

( 77 ) 2008/10/23(木) 10:09:59

?? (ギルバート)

[まだ茫然と取り残されたように立っていたボーイを蹴りつける。
足元を払う軽い蹴りではあったが、まるでどやしつけられた如くにボーイは慌てふためいてよろけた。
その驚きと恐れに満ちた顔に向かい、]


食い物のある場所に案内しろ。

[言い放つ声は、僅かに愉しげであった。**]

( 78 ) 2008/10/23(木) 10:10:33

覆面レスラー ナサニエル が参加しました。


覆面レスラー ナサニエルは、霊能者 を希望しました。


覆面レスラー ナサニエル

ふぅ…!ふぅ……!

[とあるスポーツジムで、鍛錬に勤しむ筋肉隆々の男。]

…ん?なんですか、アナタたち。
ここは俺のプライベートジムだから、勝手に入ってきちゃ…。

[リングシューズにレスラーパンツ。
派手なガウンを羽織りつつ、男の手元の紙に目が行く。]

なるほどォ。ファンの子?それにサインしてって?
もう…仕方ないなあ。ハハハハハハハ。

[満更でもない目線が、金色のマスクの奥から見える。]

あんまり言っちゃいけないんだけどねえ、
次のヘビー級タイトルさぁ、俺が獲るんだよね。
だから、会場に足を…え?ちょ…なに!?

[サインが終わると、男は彼に銃を突き付ける。]

( 79 ) 2008/10/23(木) 16:05:03

覆面レスラー ナサニエル

何なんだよ!?え、サインした?え、なに!?
これって…ええええええ!?

[自分がサインした紙をじいっと凝視する。]

……やられた。なるほど、なかなかの頭脳プレイだぜ。

[彼は、観念したように男に従う。]

( 80 ) 2008/10/23(木) 16:06:27


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?? (ギルバート)
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覆面レスラー ナサニエル
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