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[軽く夜食にサンドイッチをつまんでいると、にわかに食堂の入り口辺りが騒がしくなってきた。]
・・・なんだってのよ?
[きょろきょろと辺りを見回すと、スタッフが小声で「アレが人かよ・・・」や「化け物が!」などと言い合っているのが聞こえて]
何だか知らないけどヤバげな雰囲気ね・・・触らぬ神に祟り無しだわ。
ご退場は願えそうにないし、こっちからとんずらさせてもらいましょ。
[混乱をいいことに厨房を経由し、食材搬入口より食堂を*後にした*
[突如として上がったけたたましい女の笑い声に、目の前の愛想笑いを浮かべたボーイから声の主である女へ、男の視線が移った。
色の薄い琥珀の目をすっと細める。]
何がおかしい。
[全く無造作な足取りで女の方へ近付いていく。]
………何が、って。
[男と同じように、女も目をスッと細めた。]
くっだらない「文明」の枠をブチ破ろうとしては失敗する人間と、「文明」の枠に入っていることに心から安堵する人間が……ね。
[じっと女を見詰める視線には、奇妙な熱意がこもっている。
口の端が微妙につり上がっているのは笑っているからなのか――**]
まあ、貴方達の事なんて
──どうでも良いわ。
[まだ出演者の揃わない初日のメインスペース。客を待つディーラー達がそれぞれの賭博の為のスペースに控えている。彼等をまるで空気の様に無視して、ウェンディは歩く。
妖しく点滅するライトに照らされたカジノの奥へ、場違いな水色のドレスを纏った不思議の国のアリスは進んで行った。]
[それは受け取ると言うより、引ったくると言った方が適切な動作だった。バーボンのボトルにツンと上向いた小さな鼻を近付けた瞬間、アルコールの匂いに、淡いグリーンの瞳が虚ろな光を映す。]
…ああ、ホントに嫌ねえ。
[瞬き。
酒瓶を握ったのと反対側の腕が無意識に、うさぎのぬいぐるみを抱きしめた。ふんわりとした袖に包まれた腕は、白く小さく華奢だ。
その子どものような腕が震え、口元から僅かに封を切ったばかりのバーボンがたらりと零れた。]
倫理観の強い国──******。
あたしみたいな人生の落伍者たちに浴びせる仕打ちは残酷。
国営放送で、本物の殺人ゲームを放送出来る位に。
[口元を拭う事もせず、カジノの真ん中で*立ち尽くす*。]
あっはっはっはっ!!
……ごめんなさいねぇ……
残念ながら、私はこの番組のプロデューサー。
あなた達の殺し合いを飾り立てて皆様にお送りする「使命」があるの。
ゲームでご一緒できなくて、残念だわァ……
[口許を歪めて、大きく笑った]
[チッと男は舌打ちした。
瞳に宿っていた期待の色が、見る間に激しい苛立ちに変わる。]
ならさっさとゲームとやらを始めろ。
イライラすんだよ……
………ごめんさないねぇ。
こちらにも準備ってものがあるの。
そう簡単には始めちゃいけないのよ……
もうちょっと待ってて頂戴な。
[男は吐き捨てると、傍らにあったアンティーク調のテーブルを激しく蹴りつけた。
破砕音とともに、足の折れたテーブルが吹っ飛ぶ。
辺りに砕けた木片が散らばった。
既に周囲からは潮が引くように人が失せている。]
お前「たち」の都合は聞いていない。
好きなだけ暴れられると聞いたから話に乗ったまでだ。
闘う相手を用意しろよ……
俺に立ち向かってくる敵をよ。
……………。
[小さな溜息の後、肩の力を抜くように笑った。]
そうね。そうさせていただくわ……
今、探しているところよ。
ま、期日までに何とかするわよ。
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