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★注意★
「ウェンディ」「ギルバート」は既に予約済みのキャラクターとして登録されております。
飛び入り参加をしてくださる方は、この2キャラ以外から使用するキャラをお選びいただけますよう、お願い申し上げます。
番組プロデューサー キャロルは、聖痕者 に希望を変更しました。
村の設定が変更されました。
?? (ギルバート) が参加しました。
?? (ギルバート)は、おまかせ を希望しました。
[ガラガラガラガラ……
リノリウムの床の上で、車輪がけたたましい音を立てる。
両開きの扉を開け、搬入口から滑り込んできた一台のストレッチャーは、武装した屈強な男達が周囲を取り囲む中、建物の奥へと搬送されていく。]
「そこどいて!もっと開けて!」
「C7出口入りました。スタンバイお願いします」
[喧騒に包まれたここ、楽屋裏ならぬセット裏で、放映の準備に追われるスタッフ達の間に、より一層緊迫した空気が漂った。
社名と思しいワッペンの付いた制服とボディアーマーを着た男の怒声。
ハンズフリーのヘッドセットで連絡を取るADの、ギラギラと目ばかり光る酷く消耗した顔。
出演者の衣装を運ぶ途中であった若い女性スタッフが、慌てて通路の壁にへばりついた。
人の壁に囲まれて、目の前を通り過ぎてゆくストレッチャーを、彼女は軽い好奇心から見つめた。]
[ストレッチャーの上に寝かされていたのは病人や怪我人などではなかった。
身に纏っていたのは拘束衣。
その人物は、その上から更に何条ものバンドで厳重にストレッチャーに固定されていた。
ぼさぼさの茶色の髪の下、のっぺりと白く顔の下半分を覆っているのは仮面なのだろうか?
彼女は昔観たサイコホラー映画のワンシーンを思い出していた。その映画ではシリアルキラーが似たような拘束衣を着けさせられて登場するのだった。
と、その刹那。
ストレッチャーの上の人物と目があった。]
[見開かれた琥珀色の瞳。
恐ろしいほど澄んで、だが異様な光が底に宿っている、その眼。
鋭いと言うのではない。ただ、冷たく揺らがないのだ。
そう、その眼の光は前にどこかで……]
「近付くな!怪我するぞ!」
[太い腕に強い力で押し退けられて、ハッと我に返った。
拘束衣の人物の瞳に見入られてぼうっとしていたのだと気付く間に、ストレッチャーの一団は通路の先に消えていった。
そう言えば、と彼女は大分後になってから思い出したのだった。
あの瞳は、子供の頃に連れられて行った動物園の――爬虫類館のガラスケースの中にいた鮮やかな色彩の綺麗な蛇、あれの眼に似ていた、と。**]
ハァイ。こちらキャロル。
……オーケイ。
C7出口からの参加者「搬入」、確認。
随分とド派手な登場じゃないの。ふふっ……私もさっぱり予測してなかったわ。
[ハンズフリーの向こうから、声が聞こえてくる。やたらと慌ただしい様子に、キャロルは大きく唇を歪めた。]
いつの間にうちの放送局は「化け物」を参加者として採用したのかしら…ねぇ?登場には、マイケル・ジャクソンの「スリラー」でも流して差し上げた方が良いかしら?
[ポケットから煙草を取り出し、その先に火をつけた。]
まずは彼を文明の世界に戻して差し上げて。そして、とびきりのセレブリティに仕上げて頂戴な。
……ええ。メイキャップ・スタッフの女のコ達が「食べられないように」、あなた達がせいぜい気をつけて守ってあげなさいな。
[女は煙を吐き、小さなハンズフリー・マイクの向こうに居る相手に聞こえるようにクスクスと笑ってみせた。]
[煙を吐き出しながら、キャロルは天井を見上げた。
左耳にはスタッフの騒がしい声が聞こえる。誰かに聞かせるわけでもなく、彼女は呟いた。]
……んもう。うちのスタッフは、だらしないわねぇ。
フリークスなんて見慣れてるでしょ。フィクションでは。
恐ろしくなっても、殺したりはしないで頂戴な……。
うちの番組の、貴重な「商品」なんだから。
元子役俳優 ウェンディ が参加しました。
元子役俳優 ウェンディは、おまかせ を希望しました。
[煙草とアルコールの匂いが染み込んだカジノの真紅のカーペット。フラフラとした酔っぱらいの足取りで歩いて来る姿がある。
輝くプラチナブロンド髪が眩しい小柄な彼女は、頭には大きなリボンを巻き、ディ○ニーアニメの不思議の国のアリスの様な、テラテラとした水色のエプロンドレスを纏っている。
左手には大きなうさぎのぬいぐるみ、右手には少女の姿には似つかわしく無い、黒い酒瓶を握りしめていた。]
「おいッ、カジノに幼女が紛れ込んでるぞ。流石に不味くないか?」
「バカだな、あれは出演者だ。
子どもじゃないぜ。よく顔を見てみろ──」
[スタッフがひそひそとそのような会話を交したその時、折よく、ルーレットのテーブルに腕を伸ばすようにして、彼女──ウェンディが小さく白い雪肌の顎を上向かせた。
アッ!と最初のスタッフが声を上げる。
しどけなく欠伸をした不思議の国のアリスの顔は、そのスタッフの彼がまだジュニア・スクールに上がるか上がらないかの頃、一世を風靡した有名な子役俳優だった。]
[淡いグリーンの丸い瞳、髪と同じ染色では無いと分かるプラチナブロンドの淡雪のような長い睫毛、薔薇色の頬に、ふっくらとした小さなくちびる。
声を上げたスタッフの彼がジュニア・スクールに入っても、ウェンディはずっと、ドラマの子役で、映画で、彼女は大活躍していた。現在1数歳以上の同国人ならば、有名子役だった彼女の事を知らない者はいないだろう。それに──。何時まで経っても成長しない永遠の少女のような彼女には、違法な薬物使用の噂があった事も。
輪郭がゆるくくずれ、相応の年齢を感じさせる変化の中、変わらぬ華奢なアリスも姿に、全盛期のウェンディを思い出したスタップの彼は一瞬言葉を失った。]
くだらない。本当にくだらないわ。
可愛いだとか、愛らしいだとかチヤホヤする裏で、
あたしから金をむしり取った虫ケラども。
いまだに、こんな衣装を用意するなんて──。
「おい、彼女、今幾つだよ。25,6?、イヤ30?」
「──あの格好はキツいんじゃねえの?」
[何処からか聞こえる好奇を含んだ笑い声が耳に入ったのか、ウェンディは思い切り顔を顰め、右手の酒瓶から琥珀色の液体を煽ると、残りをルーレットテーブルに*叩き付けた*。]
元子役俳優 ウェンディは、人狼 に希望を変更しました。
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