20 ゲルダと愉快な仲間達
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金属の精 ゴーレム
[...は、屋敷を物珍しそうに見回しながら、廊下を歩いている]
・・・。
どこに、いる。
[ふと、大きな扉を見つける。広間の扉だ]
御曹司 チャールズ
もう少しにこやかに出来ないのかい？
ここにいるのは、ゲルダお嬢様の誕生日を祝うのに集められた者たちなんだから。
・・・まあ、気持ちはわからないでもないけどね。
［...そういいながら振り返って、集まった個性的な面々を眺めた。］
遊び人 テリー
……（あの人も参加者なのだろうか？…それにしてはあまりにも場違いな気が…）
[...は、そんな事を考えながらも視線はゲルダから外す事が出来ない]
……（あの人も参加者なら、は、話しかけてみるか…？ で、でも何て言って話しかければいいんだ？）
[...は、そんな事を考えながらも視線はゲルダをじぃっと見つめている]
遊び人 テリー
[...は、ゲルダに首を傾げられ、あわてて少年のように赤面しながら視線を外した]
……（な、何やってんだ俺！ 話しかけるチャンスだったじゃねぇか！）
[...は、今度はゲルダをチラッとだけ見た]
……（でも、何て言って話しかけりゃいいのか…そもそもなぜか恥ずかしくてうまくしゃべれねぇ…こんな事初めてだぜ…）
遊び人 テリー
……（そうだ！まずは他のヤツにあの人が誰か聞いてみよう！ きっと名前すらわからないから普段の調子がでないんだぜ）
[...は、部屋を見回して会話しているセロンとチャールズを見つけた]
おい、そこの二人！
お前ら、あのお嬢さんが誰だか知らないか？
[...はゲルダを指差しながら二人に聞いてみた]
金属の精 ゴーレム
[広間の扉をがしゃん、と開けて中を見渡す。中には数人の男女。その中の一人、ゲルダの姿を認め…]
ぁ。ぅあ。・・・
[パニックを起こしたように呻き、後ずさった]
用心棒 セロン
［セロンは、ゴーレムを｢危険｣だと判断したようだ。］
チャールズ様。すいません、私はこれで失礼いたします。
［そう言うと広間の壁からすっと動き出しゲルダの傍らに進み出る。］
お嬢さま。
御列席の方々にお茶の用意などを始めてはいかがでしょうか。
［そのままゲルダを庇うようにしながら、ゴーレムの視界からゲルダをさえぎった。］
領主の娘 ゲルダ
[傍らに控えていた使用人の一人に小声で尋ねる]
…あの方はどこか具合でも悪いのでしょうか、顔色が…。
…え?心配しなくていい?
……そうなのですか?
御曹司 チャールズ
［...はテリーの問いかけに呆れたというジェスチャーをして、セロンに声をかけた。］
あの男はお嬢様が誰だか判らないようだね。
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