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意志判定
(7+3-3)dx10+2
9(10),6(10),7(10),5(10),10(10),
8(10),9(10),+2
[男は低空飛行に切り替え、ジャームの元へと向かい
叫びます。まだ、まだ言葉が届くと信じて。]
あんたは!!こんな事したくなかっただろう!?
さあ、如何して欲しい!!
俺は、出来る限り望むものをあんたに届けてやるよ!!
[すると、呻き声を上げるジャームと化した人は
途切れがちな言葉の中に、確かに紡ぎました。
……あの売人と同じ様に、切実な願いを。
それを聞き留めたら、男は口を真一文字に引き結んで
覚悟を決めます。
そもそも、こうなってしまった時点で出来る事は
ひとつだけなのですけれど。]
ジャームになっちまうってのは辛いんだろう。
意図せず人を襲っちまうってのは苦しいんだろう。
そのままで生きているのはきっと地獄なんだろう。
だから、せめて……苦しまずに連れてってやる。
それが光速の配達人の仕事だ。
[剥き出しになった鋼の右腕に、神経を繋ぎ
より動作が滑らかになったのを確認。
其処に内側から炎を灯し、白熱させて行きます。
どんなジャームであっても全力全開で、それが礼儀だと
言わんばかりに力を右腕に収束させるのです。]
──これで、この一発でしまいだ、安心しなァ!!!
[そこから助走無しの重い拳を相手の胸目掛けて撃ち、
貫きました。
更に振り向きざまにもう一人、皆同じ個所を殴ります。
顔はね、余程の事が無い限りは殴りません。
身元が判明したら家族の元へ帰れるかも知れないのですから。]
[右腕を、紅色に染め上げながら、男は一歩また一歩と
歩みを進めます。
返り血を浴びた制服は元々黒、目立ちませんが血の匂いは
濃く移っている事でしょう。
……最初は普通の明るい色の制服で戦っていましたけれど、
多くのジャームの血を浴び、自身の右腕を潰す内
すっかり色が変わってしまい、おぞましい見た目になり。
それから後は新調して真っ黒の制服に替えました。]
……今行きます、森田さん!!
[腕を振り上げ、貫きながら男は行きます、公園へ。]
[ 不意に。 ]
[ 口に鉄さびの味があふれて、驚いた顔をした。 ]
あっは……!
そんなに嫌だったの?
すごい、ここまで拒否されたのは初めてだよ。
ああ、興奮しちゃうな。
[ 舌で血を掬い取って飲み込み。そして顔を離した。
髪をつかんでいた手を離すと、泥の中に森田の顔が半分沈んだ。 ]
和……樹?
お前……和樹だよな!?
[悪い予感は、最悪な形で的中してしまった。
公園をすぐ目の前にして、俺はその姿を
視界に捉えてしまう。
ボロボロになった布の切れ端のような制服を引きずっているが、それは間違いなく俺の友人、和樹だった。]
和樹――!
[地面へ着地し、名を呼びかける。
体中から長い体毛が生えた様は、二本足の獣そのもので。
俺の声に立ち止まり、振り返りざま上げた大きく咆哮は
苦しみに叫ぶ悲鳴として俺の鼓膜を揺さぶった。
理性はもう残っていないのか、
そのまま俺の方へと突進してくる和樹を迎えべく、
身構える。]
─瓜科町中央公園へ─
[重い歩みはやがて駆け足に。
それでも尚重い足取りは全力の走りに変わって行きます。]
はぁっ……ぁ、っ
[道行く先で人々を襲うジャームを片っ端から貫き、
時に人を避難させて急ぐ内、目指す公園の入り口が
見えて来ました。
風に乗って頬に触れる水の気配は、森田さんの力
でしょうか。そう思うと乱れた呼吸も一旦は落ち着いて
くれました。]
[それは公園に足を踏み入れるまでの
ほんの一瞬、でしたけれど。*]
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