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ぱちりと目を覚ます。ここは、どこ?
>>+0ユイ
声のした方へ顔を向けると花束を抱えた女の子がいた。さっきまでの世界を思い出しながら「味気ない花束持ってるな」と思う。
「ふぅん、ここ、世界の裏側って言うんですね」
なんとも面白味のないところ。そういえば、この声に聞き覚えがあるような?話したことはなかったけれど…たしか、昨日くらいに聞こえた気がする。
>>6 アメノ
「はあ、相方さんは漫画家さんやったんか。そりゃ疑ってもうて悪いことしたわ。自分の固定観念疑わなあかんな。
一応気には留めるけど、流石に対抗は出えへんのちゃう。承知です」
「で、話したかったから、もう単刀直入に聞くけどお着物着はる?
ほら出版社のパーティーとか晴れの舞台も多そうやし、何着かあっても困らんと思うんよ」
「えっ」
魔法の力で聞こえる、今日居なくなった色。黄緑ともうひとつの色。マドカさんの色は─────
「うそだ」
慌ててジャケットとカバンを持ってお店を出ます。走ってる時に口元が寒くて、耳が痛くて、マフラーと帽子を忘れた事に気付いたのですがどうでもよくて。
柄にもなく走って、エレベーターの上ボタンをひたすら連打して、連打して。早く、早く来いと願って。
飛び乗って、早く、早く上がってと気持ちが逸る。どうしてうちの事務所は上の方なんだ。
すぐ扉を開けれるようにカードキーを探しても、キーケースが上手く取り出せない。カバンから手帳やピルケース、化粧ポーチ、その他エトセトラを乱暴に放り投げる。
手が震えてるのは、寒さのせい。大丈夫、大丈夫。きっと大丈夫。
息も絶え絶えに、事務所へ着いて。自動センサーで部屋が明るくなり、直ぐに応接用の机へ向かい──
「あ、ああっ、ああ…………!!」
初恋の子が。私の色と、暗い色のドレスに包まれ。灰色の瞳で笑っていました。
>>2人
「あのバカから共有されたでしょ?魔法で。」
ふわぁ、っと欠伸をする。月と夜が視界に映るだけで睡魔が顔を覗かせる。寒い夜だから毛布が恋しい。
ポケットのカイロを握りしめながら会話をしているフジノミヤに近づいて、肩を2度叩く。
しかし、反応はない。
「世界の裏側、影みたいなもの。こんな感じにこちらから観察することはできても干渉することはできない。
イタズラとかはできなくなったけど、これはこれで面白いでしょ?」
2人はきっとどこかで似た声に出会っているだろう。
「私のことはクロサキって呼んで、ゲームが終わるまでは面倒見てあげるから、その代わり暇つぶしに付き合ってね。」
ちょっと横暴な内容をサラリと告げる。そのままでは印象は悪かっただろうが、彼女に残る幼さがそれを和らげただろう。
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
青紫の孤影 オクダは 浅葱 カツラに せきにんをまるなげしたよ。
>>11 カガミ
カガミの問いに返事をして、彼女から答えが返ってくる前だったか、あとだったか。
カガミと一緒に事務所に行く気満々だったが、彼女は失われた色の情報が入るや否や、連絡が通じなくなってしまった。
「わあ、ボクこんな風に袖にされたん初めてやわ」
と、苦笑して扇子を開き、口元を隠す。
「まあ、けどなんか尋常やない様子やったし、なんかしら事情あるんやろな。
さっさか寝よか思たけど、一応見に行ったろ。
もっかい断られたら帰ろ」
彼は昨日作った作品を手に、カガミの事務所へ向かう。
「カガミさーん?入っていい?取り込み中なら朝来るわ」
受け入れられれば中に入ったし、断られればホテルに戻っただろう。
>>+3クロサキ
「へえ、はじめまして。クロサキさん。
イタズラできないのは寂しいけど…幽霊ってこんな気持ち、なのかもね」
黄緑が無くなった世界を眺める。所々色の抜け落ちた花屋を見ていられなくて、ふいと目を逸らした。
「暇つぶしって?何するの?」
>>11 カガミ
夜中に響く嗚咽が聞くに耐えなくて俺は事務所に飛んだ。
何かを抱えて震える彼女、それが何かなんて魔法を使わないでも分かっていた。
かける言葉を考えた、かける声の声量を抑揚を考えた。
精一杯考えたのに、どうしても不正解しか出てこない。
「あの…、大丈夫?」
燃えてる家を見て、燃えてますなんて報告はいらない。泣いている誰かをみて必要なのは確認じゃなくて痛み分けだとか救済だとか。
だけど俺は、どうしたってニュートラルでなければならなかった。
「明日からも、分かってると思うけど色は消えていく。その度、こんな思いをしたくないのなら俺が魔法をかけたっていい。
この事務所に入れない魔法だとか、
人形への愛を一時的に無くす魔法だとか。」
なりたくもない残酷な神様は思ったより遠くないのかもしれない。
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