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>>3ふれたそ
「う、うむ。知っている。少しだけね
〜やってみた動画等をよく配信しているんじゃなかったかね
か、かつらん!?」
おお、これが実際に話す彼女の声色、動き、そしてなにより表情……!
予想外の、いいや彼女のファンであればそう呼ばれるかもしれないと覚悟はしておくべきだったがしかし、予想外のクルものに声が上っ面へと飛んでいく
「手、手を、うん?お、うむ??
あ。うむ、どどどどういたまいして」
感触がする、生きている手の感触ががががが
脳内がバグってゆくのを感じる。歳甲斐も無く、耳まで朱くなってしまっているのではないだろうか
こっちに来て女性に手を握られるのは二度目だが、情動の揺さぶられ方は正直段違いだった。いやあっちはあっちで大分動揺はしたものの
ええい、ワタシが彼女に抱いている感情は、そんな即物的なものでどうこうなる類のものではないと言うのに!
>>9フジノミヤ
「いえ、謝ることは何も。」
とんでもないです。と付け加えながら要件を聞けば仕事の話。とても熱心な方にお頼み出来て良かったと思いながら、デザインを聞けば胸が弾む。ラフを見て、やっぱりこの人に頼んでよかったと、自分の見る目は間違いなかったのだと目が肥えていた事に感謝をしてしまいました。
「あの子は、特別な子で。だから、あの、よろしくお願いいたします」
驚きと喜びで言葉が詰まりますが、なんとか意向を伝えられました。
お年玉をはたいても手が届かず、その年の誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントも要らないから、とせがんで手に入れたキャストドール。
濃紺のシックなドレスに、銀色の長い髪、青い瞳。童話に出てくるお姫様とは違う、美しくも可愛らしいあの子に一目惚れした時のことは今でも忘れない。
新生児ほどの大きさで割と目立つ為、外に連れ歩くことが出来ないけれど、そんな方法で一緒に居られるなんて夢のようで。
「嬉しい…」
ギュッと胸元で両手を握り、嬉しさをかみ締めます。頬が緩み自然と目尻が垂れて気持ち悪くなる顔を引き締めようと試みますが、どこまで上手くいったか分かりません。
>>10 ヒムロ
「はい。お菓子屋のリンドウです。
ふしぎなことに巻き込まれましたもので……」
ぬっと路地から出てきてみれば馴染みのシスターの顔と対面した。
ご無事で何より!なんてオーバーな。無事といえば無事。いつもどおり何事もないというのがぴったりな自分だ。
「子どもたちに会えないのは、その。心配だと思うんですけど。
これ、よかったら。」
封を切っていない金平糖の袋差し出して氷室の掌の中へ。
砂糖の味しかしない、誰もが知っているけど取り立てて求めるものではないお菓子だ。
「ちょっと慰められますよ。」
にこ、と笑ったつもりで目尻をゆるめて見せた。
「ふふ、人を刺すときは、もういくらかにこやかに言わんと。
嫌味やのうて、あんたさんのお名前も特別でええやん。已己巳己さんには初めて会うたわ」
「そォかあ……。あんたさんも創作する人間なら、色々あらはるやろね。濃淡でバランス取るのなんか共感やわ。
お店持ってはるんやった? 後で時間あったら見に行こかなあ。
……なぁ、イコミキさん。この『ゲーム』に勝ったらどうしたいか決めてはる?」
この季節、夜は冷える。
しばらくふらふらとその辺をうろつけば、適当な某ハンバーガー店に入り込む。こんなくっだらねぇ生き方して来たけど、転々としてたのが役立つ日が来るなんてな。
厨房にもちろん無断で入り込めば、食材を漁る。ライフラインが生きてて、材料もあればあとはこっちのもんよ。
ラフな格好のまま無言でパティとバンズを焼きあげ、夕食とすることにした。
なんとなく胃が重い。病院食からコンビニの弁当は飛躍しすぎだったのかもしれない。
皆が寝床に向かうのに合わせて、緑茶とゼリー飲料(グレープ味)を夕食にしてまたカプセルホテルで眠りについた。
「訳もなく夜更かしするなんて久しぶりだわ。」
興が乗って眠らないことはあれど、仕事や何かでこんな時間まで起きているのは珍しかった。
「夜の街も悪くない。ネオンサインも綺麗だし。人はいないけど。」
ぷらぷらと歩き回り、ねぐらにしている漫画喫茶に辿り着いた…ところで足を止める。
「んー……永楽堂でよくないか?」
老夫婦の画材屋を思い出す。家に上げてもらうことは稀ではなく、勝手知ったるところではあった。
「じっちゃんとこで布団借りるかあ。ふあ、眠。」
欠伸をひとつ残してアメノはその場を去った。
ふれあとの話が終わった後、今日一度も行っていなかった花屋へ顔を出す。
ジャケットを脱ぎシャツの袖を捲り、黒のエプロンを着ると花の水替えや剪定を行う。
この状況で営業する気もないしゲームが終わったら元に戻るらしいが、だからといって花を枯らすような真似はしたくない。
『女も花も1秒でも長く綺麗でいたいのよ。
そして良い男に褒められたら更に綺麗になれるの。
つまり今日も私を褒めなさい!
良い男じゃなくなったらさよならよ!』
そう言った姫は生命力と自信に溢れて綺麗な人だった。
「今日も綺麗だ。」
花の世話を終えるとコンビニで軽食とコーヒーを買い、ホテルへ向かった。
「アオヤギさんの姿は、色彩への反逆の一種だったのか。成程ね。
ふ。ワタシ達は勝てば、キミの持ち物も他の人間の持ち物も全て。少なくとも見える世界においては一緒になる。素晴らしい事じゃあないか
ワタシは心の底から、キミの憤慨を肯定するよ
そうだ。負ければ、ワタシ達はまたその素晴らしい世界に置いて行かれる
人々が当たり前の様にのたまう素敵な世界に弾かれる。そんな事は不条理だろう?
ワタシも初めて色彩の本当の姿を知って、愕然としたよ
嬉しさの感動を覚える前にね。それまでの自分の世界を破壊されてしまったようだった
無論、色彩は美しいのだろう。同時に、認識できない美しさを美しいと平然と言う世界も壊れてしまえと思ったがね」
>>30 オクダ
「リハビリねぇ。こんな特殊なシチュエーションで可哀想に。まあ励めよ。
俺には別にいいけど、歳上にはもうちょい礼儀正した方がいいぜボクちゃん」
じゃーな、とその場にいた二人に片手を上げそばのビジネスホテルの空き部屋を探しに向かうのだった。
>>29 カガミ
どうやら、思い入れがありそうという勘は当たったらしい。
思ったより喜んでもらえたようで、プロとして満たされた気持ちになる。
彼も、多くの日本人形がある中で育った。飾るためのもので、持ち出して遊ぶことはできなかったが、彼女たちの着ている着物は美しく、伏した目の長いまつ毛や笠の垂れ布の間に覗く顔に魂を感じたものである。
だから、人形を大切に扱っているカガミには素直に好感が持てた。
彼にしては優しい笑みで微笑んだ。
「突飛なことと断られるか思たけど、喜んでもろたみたいで安心やわ。お人形さん、また改めてよく会わしてくれはる?ご挨拶もせんとな」
スケッチブックを鞄に仕舞い、ふうとため息をつく。
「ああ、もうこんな遅うなってもうたね。今日はホテルに戻ろかな。
そういえばカガミさん、デジタル詳しい人やった?
また時間あったらつぶやくやつとか、動画のやつの使い方教えてほしいんやけど、ええかな?」
どうせ弱みを見せるなら、一番話している人物の方が良い。
カガミはこちらを尊重してくれている空気は感じるし、小馬鹿にしてくるようなこともなかろうと思った。
「……語って貰ったからには、ワタシの動機か
まぁ、さっき言った通り。全員が見えている世界が同じになれば良いと思っただけでね
ワタシが見ている世界は、他の人間にとってはより素晴らしく見えているのだろう?
だがワタシ達は、彼等と同じ素晴らしいを共有できない。色の円環等良く言ったものだが、その素晴らしい円環に分け入る事すらできはしない
ならばワタシが見ている世界は不出来なものなのか?
きっと人はこういうのだろう。
『そんな事はない。何一つ欠けてはいない。それもキミの素晴らしい個性なんだよ』
やかましい。色の言葉を幾つも喪ってからのたまって欲しいね
……話が逸れたが。
隣人と見ているものが同じだと実感できて漸く。今見えている世界を肯定出来る様になるのではないかと考えた次第さ」
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