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>>41 ヒムロ
「困らせてしまってすみません。何が起きてるかは…そうだな、このあと外に出て確認してもらった方が早いかも。」
こう素直な反応が見られるとチクリと胸が刺されるような気がする、ような気がする。きっと気のせいだ。
そんな権利はないんだから。
「俺はコウロギ、って言います。今回はちょっとヒムロさんに謝ることがあって…。」
男が人差し指を立てるとここに小さな赤い光が灯る。
それは蝶のように彼の周りを舞って、元の位置に落ち着く。
「これ、世界中の赤色の核みたいなものなんだけど本当はヒムロさんに貸し与えるつもりだったんだ。でもこのあとのデモンストレーションのために、一旦借りるね。」
今は何もかも欠けている説明だったが、充分に語るべきは今ではない。そして彼女が祈る時間はもう終わりだ。
「また何か困ったことがあったら言ってね。」
お茶は買えなかった。
たとえお金を置いていったとしても無断で商品を持ち出すのも気が引けたし、何食わぬ顔でレジに入ってバーコードを読み込み正式に売買の手続きをするほどこの状況に即適応も出来ていなかった。
何より、それが欲しくて手に取った訳ではなかったから。
暫く周りを見回して、人がいないのを確認。溜息をつく。商品棚にペットボトルを戻し、重たいキャリーケースを転がしながらコンビニを出た。
ぽつ、ぽつ。僅かに数人の影が見える。
暫く帰っていなかった間に祇崎がここまで過疎した、なんてことは有り得ないだろう。電車を降りた時には嫌になるほどの人間がいたのだから。
違和感。違和感しかない故郷の地面を、確かめるように踏みしめて歩いた。
>>39 カガミ
「散歩」は額面通りに受け止められたらしい。
少し肩をすくめて、営業スマイルを続けた。
「そやろ? 日頃からよう歩くようにしとるから、1時間近う座らんでも全然疲れへんのです。
けど、ちょっと喉も乾いたしね。移りましょか」
待ち合わせは9時と思っていたが、先方は違う時間と認識していたのだろう。しかし、長らく待っていたことはちくりと刺しておく。
さすがに事務所に行けばお茶の一杯、和菓子のお茶請けくらいは出るだろうか?
パチン、と扇子を閉じて彼女の案内に従い、一緒に向かうだろう。
「ボクとしては、カガミさんが居はってよろしかったけど、この辺りどうしてしもうたんやろか。なんや、空がおかしない?
ヒビ入っとるみたいやわ」
>>43 神様
──何してるの
思考を遮る唐突な声に顔を戻す。
柔らかい言葉で投げかけられた疑問は、この状況に似つかわしくないものだった。
空がひび割れ、俺のシャツは灰色になった。いやまあ、後者はどうでもいいのだけど。
だけどその言葉は疑いや警戒をまるで含んでいない────例えば学校で、話題もないまま沈黙に宛てがう声に似ていた。
「空を見てたんだ」
唇の端に笑みを乗せて男を見る。改札口からは屋根に邪魔され視界にして目測15センチほどの青空が覗いている。
「天変地異の前触れか、もしくはそのものなのかも」
男の言葉は気味悪くもあったけど、同時に非日常に浮かされた足を地に縫い付けもした。
「俺の名前を知っているようだけど。君は誰だい?」
アオヤギとは、青みを増した春の柳の葉のような強い黄緑色のこと
しかし自分は色弱なので黄緑を認識することはできない
初めて育てたアサガオの、若葉が黄緑色と教えてもらったことで黄緑色の概念を知る
好きだからこそ、見えている人たちが羨ましい。妬ましい。
花屋の店長は自分の眼について知っているため、花の名前と色の名前を合わせて教えてくれた。不真面目に働いているけど感謝してる
初めて色を認識してびっくりしてたら遅刻してしまった
脆き绿松 クレ がやってきたよ。
脆き绿松 クレは、れいのー になれるよういのったよ。
駅の案内表示にもある『祇崎病院』は大学付属の大規模施設だ。いつも音は絶えず、同じ病室のメンバーは5日同じだったこともない。別れの挨拶が出来なかったことも多くある。それがどちらに転んだせいかはご想像におまかせするとして、
まさか、病室病院だけでなく
「世界の終わり……?」
外界で久しぶりに発した言葉。直接見あげた空と、あまりにもまばらな人影。もしや幻覚かと歩いてみてもブレることは無い。いや、歩くのは下手になっているから、時折フラフラと横に逸れた。
縫い目が突っ張るのが嫌な感触で、仕方なく顔を真直ぐに戻した。痛々しい跡が身体中にある。その中でも、首はまだ黒く目立つ糸で縫い付けられていた。
山茶花は枯れた イコミキ がやってきたよ。
山茶花は枯れた イコミキは、てんま になれるよういのったよ。
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