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−ナレーション−
そして、彼らの高校生活ももうすぐ終わり。この物語も、そろそろ終わりを迎えようとしている。
様々な出会いがあった。
楽しい、そしてちょっぴり切ない高校生活。
────いつかはそれも終わりがくる。
でも、その終わりは、また次の始まりに続いていく─────
『校歌斉唱』
一
場留多の嶺を仰ぎ見る 山紫水明瓜科の地
たのしき日々をうち集い 時には胡麻斑海豹に逢う
神楼 神楼 あゝ わが母校
二
見晴かすああ太平洋 波路の果てに愛誓う
花にもまさりかぐわしく 想いの矢撃ち睦み合う
神楼 神楼 あゝ わが母校
三
尊きおしえ身にうけて 幸い多き我等かな
この美わしき故郷に 派手な伝説打ちたてん
神楼 神楼 あゝ わが母校
― 日常のはざまで ―
あーそうだ、羅那くんと宿題やる約束わすれてた〜
羅那くん私の部屋行こ〜
[という口実を作って羅那くんと篤をちょっと引き離す。]
ごめんね、生意気言うけどまだ子供だからさ、篤も
[部屋に連れてきてから謝った。
その後は二人でひとしきり話して、落ち着いた篤もやってきて、今度は穏やかに語り合い、初顔合わせの時は過ぎていったのだった。*]
/*
おそくなってごめんね
/*
すみません。どちらも良い所ですが、お風呂行ってきます><
/*
典子ありがとー!見てるよー!!
はい。
[名を呼ばれれば、ゆっくりと歩みを進めよう。
約3年前とほとんど同じ状況ではあるが、全くと言っていいほど違う自分。
壇上に向かう足取りは重くなく、緊張も心地よい程度。見せかけだけでも堂々としようとした当時と違って、自然体で歩みを進めることができた。
紙は…歴代の人はどうしていたのだろう。結局自分は胸元から取り出すことをせずに、話し始める。]
厳しかった冬の寒さも和らぎ、春の訪れを感じさせる季節となったこの佳き日に。
私たちのために、このような素晴らしい卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、御多忙の中、御出席くださいました御来賓の皆様、先生方、保護者の皆様、そして在校生の皆さんへ、卒業生を代表し御礼申し上げます。
振り返ると、高校での時間は瞬く間に過ぎていきました。しかし、私たちはこの神楼学園高等学校で、非常に濃密で、実りの多い日々を過ごしました。先生方のご指導を受け、友人や先輩・後輩と多くの時間を共有した日々は、かげがえのないものです。卒業を前に、私たち一人ひとりの胸には、さまざまな想いが去来していることでしょう。
3年前、この壇上で新入生代表として私が話した言葉を、卒業生の皆さんは覚えていらっしゃいますでしょうか。文面ではなく…その時に感じた、感情を。
頑張りたいと思った人や、夢を持ちたいと思った人。何を綺麗事を言って…とか。既に夢を持っている人だから言えるんだろう、というような。そんなことを思った人もいたかもしれません。
感情が動いたということは、エネルギーが生まれるということで。それが正の方向であれ、負の方向であれ。私の言葉が皆さんの心を動かし、何かに向かいこの3年間を走り抜ける原動力の一端となったのであれば。これに勝る喜びはありません。
私自身、一学生としてこの神楼学園で過ごした3年間で、教職員の皆様から受けた教育も勿論のこと、友人との間で多くの価値観や想いに触れ、人として一回りも二回りも成長することができたと考えています。
異なる価値観を持つ者同士であれば、同じ物事に対しても考え方や接し方が全くの別物となります。そして、それぞれの価値観の中にはそれぞれの正しさが、不条理に感じられる他者の価値観の中にも理路整然とした考えがあります。
第三者の立場になって自分と相手の価値観の違いを客観的に捉えること、多様な視点から物事を捉えることが、人間関係ばかりでなく様々な問題解決の打開策になりえるのだ…そのようなことが、高校という場で私たちが時を過ごしたことの意義の一つだったのではないかと今の私は考えています。
そして、個性の確立や豊かな人間性、創造性といったものも、その関わりの中で身につけることができたと思います。
定めた道を、歩み続けること。不安に思うことがあることも、上手くいかない時があることも当たり前で。それでも自らを曲げないこと。
自分の道を突き詰めるものは、あくまで孤独なのではないか。どこかでそう考えていた自分はいました。しかし、人は1人では歩むことはできません。誰かの期待が、応援が力になって自らの背を押してくれるのだということを知りました。
この知見は、私の人生の中でかけがえのない大きな財産になったと心から感じております。
そして私は、私のやり方である将棋で。自らの道を進むことの素晴らしさを見てくださる皆様にお伝えすること、そのことを人生の指針にすることができました。
卒業生の皆さん。皆さんは、どうでしょうか。夢を、自分の目指すべき何かを、見つけられたでしょうか。どんなことを、学んできたでしょうか。どんなことを、この先の人生の中で学んでいきたいでしょうか。
今日「何者かになりたい」という人が多いという文言を耳に挟む機会が増えてきましたが。何者かになろうとすることは、必要ありません。何者かになることは、私たちの理想を叶えるための手段でしかなく、目的ではありません。それに皆さんは、皆さんであるからこそ。既に1人の存在として、こうしてお互いに認識した上で今日を迎えているのですから。
完了してしまった過去は変えられずとも、目の前の一歩を歩み続けることで、きっと未来は切り拓けると私は信じています。
在校生の皆さん。私達は今日でこの神楼学園を去ります。これからは皆さんがこの神楼学園の伝統を引き継ぎ、次の世代へと繋いでいく番です。
高校生活は長いようで短く、あっという間に過ぎていきます。辛いこともあると思いますが、周りには手を差し伸べてくださるたくさんの方々がいることをどうか忘れないでください。そして、後悔のないように、一日一日を大切に生きてください。
そして、今日共に卒業する皆さん、3年間本当にありがとうございました。この神楼高校で、この学年で3年間を共に過ごし、そして今日共に卒業できることを心から嬉しく思います。
私たちは4月から、新しい環境でそれぞれの道を歩んでいきます。神楼学園を旅立つことは名残惜しいですが、この3年間に得た全ての経験を活かし、社会に貢献できるよう、弛みない挑戦と成長を続けて参ります。
最後になりましたが、これまでご指導、ご支援して頂いた諸先生方、職員の皆様、支え合い励まし合ってきた友人たち。そして何より、どのような時にも一番近くで支えてくれた家族と大切な人に、心より御礼申し上げます。本日ご臨席頂いた全ての皆様方のご健康と神楼学園高等学校の今後の益々の発展を心より祈念して、答辞とさせていただきます。
卒業生代表 西野 理乃*
[この両親だから、杏奈がこういうふうに育ったんだな。と、深く納得した。
俺より年上の人達に、楽しげに接する舜に、何だか拍子抜けした。
少し離れた位置に杏奈と並んで座って舜たちを眺めつつ]
俺は、家族の単位を気にしすぎてたのかもしれない。思い上がってたのかな。
でも、こういう、みんなでワイワイする感じ、いいな。
[しみじみ語って]
しばらくは子供がいなくても寂しくなさそうだし、よかったと思う。
[立ち上がって杏奈に手を差し出す]
お義父さんとのお酒は俺が付き合いますよ。
[杏奈の手を引いて、家族の団欒に混ざった。楽しくて、珍しく酔いつぶれるほど飲んだ*]
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