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[ルクレースは、目を覚ました。いや、本当は一睡もしていなかった。目を開けたと言うべきだろう。
身支度を整えようと鏡を見ると、酷い顔色をしていた。けれど、やはり彼女は、家に閉じこもっているわけにはいかないのだった。
顔色を隠すような化粧は、よく知らなかった。できるだけ血行がよくなるように、あたたかいお湯で顔を洗う。
多少は、ましに見えるだろうか]
.......行かなく、ては。
[足が重い。託された使命の重さに、重圧に、この力の大きさに押しつぶされそうだった。]
>>223テルミット
「……………………ええ。とても気に触ったわ」
懐中時計を抱き締めて、そう言うと
「だってこんなに、嬉しいのだから。私の気持ちに、なんて触り方をしてくれるの?
本当に。本当に大切なものだったの。ありがとう。テルミット=ヴィブラート。貴方は。私の時の恩人。
この感謝を表し尽くす言葉が分からないわ。気持ちに。私の頭の時計が、火照ってしまっていて」
貴族としてでも、強くあらんとする女の姿でもない。ましてや、機巧に熱を振るっていた姿でもなく。
只の、宝物を慈しみ、大切に思う。乙女の姿だった。
今のサラは。嬉しいと思う源泉の記憶に、穴が空いているけれど。
それでも。感謝の思いは、泉の様に沸くのだ
/*ねえやだしんどいむり生きたくない死にたい一緒に死にたい死のうそうしようよなんかこれルクレースむりだってほんまむり*/
>>262 テルミット
アイちゃんの前に立っていたとき、耳馴染みのある、自分の名を呼ぶ声に振り返る。
「テルにー…」
魔女と一緒にあの場を後にしたテルミットの無事を確認し、アイちゃんに録音された記録に強張っていた体が少し解れる。
「うん、すごく働いてくれてるよ。おかげで私が記事を書きに離れている間もばっちりだよ。……うん、まぁ、こんなふうに使うことになるとは、私も思っていなかったけど……。」
予想以上の働きを見せてくれるこの子と、それを作ってくれたテルミットに感謝しつつ、彼の動きにリーンは小さく笑い声を漏らす。
「ううん、私こそ、もしあの場にテルにーがいなかったら、どうなっていたかわからなかったよ。魔女を引き離してくれてありがとう。……その、何も、されてないよね…?」
視た感じは無事ではあっても、何かあってからでは遅い。少し心配になりながらテルミットをまじまじと見る。
「大丈夫、ううん、大丈夫…ではないけど、でも、アイちゃんを通して聞いたみんなの声は、みんな、頑張っていたから…。だから、うん、私も頑張るよ!」
自分の頭へと置かれた、少しの油の匂いのするその大きな手に、リーンは擽ったそうに笑う。
「そのためにも私の相棒にも頑張ってもらわなきゃね!ただ、思った以上にたくさん録音されているみたいで、…メンテナンスが必要そうだったらお願いしてもいいかな……?」
>>342 サラ
魅力に思われないって…………本人が魅力的なら、どんな姿であれ魅力なんじゃない?ま、なんにしてもこんな時に寝込みを襲う馬鹿なんて、文字通りの狼くらいだろ、どうせ。
(そういった話には疎すぎて、ジトッと彼女を見ながら捉えられかたによってはかなり失礼な言動をしてしまった。間違っても彼女が魅力的ではないとは思っていない。なんとも思っていないとも言えるが…。)
………そっか。……まあいいか。明日生きてたら見に行こ。
(国王の胸元のコサージュ。見間違いではないか見に行きたかったのだ。ただ、国王に近付いて怪しまれるのも困りものだし自己完結することにした)
/**/
何故村側を選ばなかった私…
しんどい…
狼側と全然関わりがねえ…
ごめん…アーネストと昨日話しておくべきだった……
【トッティさん】を、視ました。
あの子は.......時の魔女の眷属では、ありません.......
[両手を合わせ、握りしめる。まさか、連続で、視た人が居なくなってしまうなんて。
トッティは、小悪魔か蝙蝠だったのだろうか。そうでなければいい、なんて弱い自分がまた顔を出す。]
テルミット…核融合エネルギーじみた何かとか、何かこう…分からん線エネルギーとか、捕食して無限機関とか…作りそうだな
>>349 アーネスト
[一緒にいることで、心が洗われるだなんて。そんなことを言われたのは初めてのことで、ルクレースは胸いっぱいに、なんて名前をつけたらよいのかわからない感情が芽生えるのを感じた。]
そんな……
[蘇るのは、無茶を言ってしまったにも関わらず代用品を用意し笑顔で接客してくれたことや、子ども達相手に念を押していたことなど。温かい記憶ばかり。]
……私は、あなたのこと。尊敬していました。
いつも明るい、あなたのこと……
[ルクレースの震える手を、彼の手が包む。続けられた言葉に――涙が溢れた。喜怒哀楽に乏しい筈の彼女の瞳から、大粒の涙が溢れる。]
……っ、
[『負けるな。生きて。』
なんて温かくて、力強くて、残酷な言葉。
でも――それがあなたの、最後の望みなら。
彼女はぎゅっと手を握り返してから、こくんと頷いた。]
>>325 サラ
どうやら、レーヴとの出会いも覚えていないらしい。その記憶の先に、リリアーヌが関わっているからだろうか。
「……今はまだ、あんなことがあった後で脳が混乱してるんだろう。
俺との出会いはゆっくり思い出してくれればいい。お嬢さんが思い出さずとも、俺も、……リリアーヌも、アンタの友人に変わりはないさ。」
そう言って、苦笑する。自分とサラを結び付けた縁、そのきっかけを作った少女を思い出すまで、レーヴは待つのだ。
……嬢ちゃんには、酷く残酷な事だけど、な
不意に逸らされた目線は、真っ直ぐに少女へと向けられた。サラと、リリアーヌのやり取りを何も言わずに眺めていた。
何も出来ない自分を歯痒く思いながら。
/*こんな感じか.......?ほんとはルクレース前日の話からするんだよな。でも私の限界が近くとても見守れんので、最悪これで行こう
ダズリーverもつくらねば*/
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