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[メールやお手紙でぺるの思い出話を集めればどう、というレディの提案にさらにときめきを得ることだろう
これならぺるへの思いが詰まった素敵な本ができるに違いないと思った**]
[視線をお墓へ向けている間に、茶猫からツナサンドを取り上げているのは気づかなかった。
よくないですよ、と言われれば、素直に聞くレディではあるのだが。]
自己紹介が遅れたわネ。
私はレディ。
元歌姫の旅人ヨ。
[他、各々も自己紹介したか、していなければ勝手にレディが名前を紹介していったろう。]
さ、どうぞどうぞ。
[取皿や軽食や白磁のカップを差し出したり、これまで、ここでしていた話をシオンにも簡単に説明するだろう。*]
/*
はっ。しまった、本の名前はどうするハマチさんって尋ねておこうと思ってたけど、何か村的には決まってそうやな……。(村名回帰的な意味で)
おやすみなさい、ハマチさん♪
[頭上から零れてくる溜息と声。
猫がそれを気にした様子がないのは、猫だからなのでしょう。
撫でろと言わんばかりの体勢の猫に、フードのひとの手が触れました。
撫でるというよりは、触れるだけの様子。
尻尾から前脚へと触れるものが移動しましたが、それも一度止まります。
その感覚に猫は頭を少しだけ持ち上げて、フードのひとの顔を見上げました。
フードから垣間見える瞳が冷たいように見えます]
…………
[じっとフードのひとを見詰める猫の瞳孔がほんの少し細まります。
緊張の現れです]
[しかし猫はその場から逃げることはありませんでした。
フードのひとの瞳の冷たさが消えたこと、前脚で止まっていた相手の手が猫を撫で始めたことが理由でした]
《ごろごろ》
[甘えるように喉を鳴らし、自分を撫でる手の感覚に身を委ねます。
フードのひとを見上げていた顔は再びベンチの上へ]
にゃあん
[しばらくはそのまま満足行くまで撫でられていましたが、不意に起き上がると今度はフードのひとの膝の上へ移動しようとしました。
ひとの都合はお構いなしなところは、やはり猫と言ったところでしょう**]
/*
ふぐううう、書きながらうとうと寝てたのにゃ。
申し訳にゃいけど今日はここまでにゃん(超ねむい
猫は撫でまくってええんやで…。
お休みにゃさいー**
/*
りりーにゃん、直接膝の上にぴょーん!だったらよいな よい
ベンチにぴょーん!してから移動するのでもいいけど
(結論:猫のぴょーんはかわいい)
──路端のベンチ──
…………
[毛並みを撫でれば指先が埋(うず)もれるように。
その撫で方は、ある程度は撫でていると言えるものだ。
が、それも「にゃあんと」緊張感の欠片ない声が聞こえれば、本当に微かな舌打ちが起こるだろう。]
…………………………。
そこは、猫じゃなくて兎の定位置ですよ。
[膝の上にひょいと乗れば、顔が顰められたが、払いのけようとはしなかった。
諦めたのか、どうでもいいのか、頭を後ろに預けて、空を見上げる。
木々繁り、陽が遮られほんの少し薄暗い。
その合間からこぼれる光への忌々しさは、先程よりも薄まっている。
それは単に気が紛れているだけだが、その変化には自覚的ではなく、意識上にはのぼってきていない。]
[普段、兎を撫でるように、自然この猫に手が動いた。
小さく笑う。
耐えられない程の、普段の、誰が亡くなっても変わらない日常を突き付けられたようだ。]
……忘れられるわけ、ないじゃないですか。
忘れられるわけ、なんてありえない。
[ぽつり、ぽつと、こぼれおちる言葉。**]
/*
遺言メモの手紙ネタをようやく引っ張り出してきての、そろそろ眠る準備入ります。ここから何かいい感じに〆れる気がしない……。
落ち込みが大きすぎて、更に周りという名の大規模に巻き込んでしまうタイプの人って面倒だよね。。。
タスク
・お手紙ネタ
・列車に戻る(列車の窓の外見ながらガタンゴトンしたい)
今回の設定開示←出来る気がしない
ハマチさんとも話せるのかしら……このハマチさん、パラレルかもしれないハマチさんだから、宇宙農家ネタがなかなかこう振れなくもあるし、だ(そこはそれで誤魔化したり、こっちからはパラレルならパラレルの触れ方にはするつもりではあったけれども)
[出会って間もないシオンのことをも「仲間」と呼んだ彼女は、
元歌姫の旅人であるレディだという。
それなら年に数度は墓参りに来ている己が知らなくても無理はないか]
あー、よろしく、私はシオン。
花屋の娘だ。
で、……あっちの茶色い猫がうめちゃん。
[確実に顔は知ってる駅長さんも含め辺りをぐるりと見回した。
その間取り上げたツナマヨサンドは手に持ったままだったが、
猫に与えることの健康への悪さを指摘はしなかった。
そうしたい思いよりも……哀愁が少しばかり勝っていた]
[よければ取り皿をもう一枚ほしい、と頼み、
受け入れられたなら皿の上に手持ちの猫用おやつをだしてうめちゃんの方へ。
なんならリリーにも分けようと思ったが、灰色猫の方はいつの間にか姿を消していた。
その後シオン自身は何食わぬ顔でツナマヨサンドを口にしていたが]
もぐ…
……本の作り方はわからないけどさ、ぺるとの思い出なら文章にするくらいはできるね。
それこそ手紙みたいにして。
[“ぺるへのお礼”の内容を知ればしみじみと笑って指を1本立てた]
うめちゃんのことも書ければいいんだけどなあ……
私は猫じゃないから、お墓参りにうめちゃんを連れて行ったらなんだかぺるのおかげで元気になったみたいだ……
ということしかわからないんで。
[そう、ぺると出会った数日後、
シオンは未だ塞ぎ込むうめちゃんを猫用キャリーバッグに入れて、この墓地に赴いた。
ただ、再会を願って。それから……
ちらりとうめちゃんの方を見れば、
ツナマヨサンドを取り上げられたことにも動じず、つみれを一口かじっていた。**]
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