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− イルカショー −
[かくしてショーが始まって。
イメージ的にはイルカがよく訓練されていて賢いなぁ…とかいうものだったのだが…その統制された動きは、人間のシンクロ競技を思わせる美しさとダイナミックさがあって。]
……。
[珍しく口を開いて観ていれば――
大きく跳ねたイルカが、着水時に水面を強く叩いた。]
……。
[給仕と調理なら、うまい具合に休憩時間が重なれば
回れるかな、一緒に。でも疲れてそうだなぁ
などとか考えつつ黒板を見ている(※席は真ん前)]
[充分に想定していたからいろいろ持ってきたはずなのだが……ショーに魅入っていて身構えるのが咄嗟の行動になってしまった。]
( 理世さん…! )
[思わず。
無防備の男が、完全防備の女を抱き寄せて背中で体を隠した。*]
じゃあ、料理出来る人はなるべくお願いさせてネ。
今誰か言ったけど、事前に作っとくのもアリだし、それならアタシも手伝えそう。
[少し考えて]
アタシ三回抜けるから、給仕は他の時間に回るワ。
[スマホぽちぽち]
うーん。こういうのはえんじぇるちゃんですかね。
[https://item.rakuten.co.jp/aeg...]
大樹君!
[思わず。彼の胸元に縋りつく
私を庇う背に水しぶきがかかる彼は
――ーまさに水も滴る、いい男になっていまして
心臓がひと際早く鼓動を打つ]
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