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王子様をさらったのは従者だな。
次女は継母で、長女が猫だ。
ははっ。どんな劇だよ。
[一葉をぎゅっと抱きしめたまま。]
お前と一緒に写真に映れてよかった。
快斗に感謝しないと。
たいして値段が張る訳でもない指輪だけどさ……
まあ、俺のお財布事情って事で。
フレンチはしばらく無理だわ。
[一葉の黒髪に頬を寄せて。
しばらくの間、抱き締めたまま話しをしていた。**]
― 10/9 屋上 ―
そりゃそうだろうな。俺自身は特別なことしてたとは思えないしな。
[心に意識を残す。という点で、彼女>>185が上手だっただけだ。
申し込んだときだって、後で思えば――…ってとこである]
わからせる必要があってもよかったんだぞ?
[そっぽを向く彼女がかわいくて、だから強引に奪うように。
健気に縋りつく恵奈乃>>186に、愛おしさもあれば意地悪な気持ちも浮かべて、どうしようもなく参っていて、思い出させるように、思い返せるように深く交って]
……一限分おわったら、戻るか。
[蒸気した顔を戻す時間も必要かとなると、もう少しかかるかもしれない。それまでの時間を、ひとまずは、寂しさを残すようにかかる銀の橋をまた繋ぎなおした*]
さ、最高に可愛くするって約束したから!
どう? 期待通りかな?
[どうにか持ち直して。
胸元に埋めていた顔を上げる。]
私も、抱きしめてもらうの、好き。
航くんだけしか見えないから。
でも、今日はちゃんと見て、選ばなきゃいけない大切なものがあるから――その後、もっとぎゅっとしてね。
ずっと、逢うの我慢してたんだもの。
[耳元で囁き返して。
航くんこそカッコいいよ、似合ってるよって。
そう伝えたことだろう。*]
― 10/9 放課後 ―
連れてきたいとこがあるんだ。
[甘い逢瀬で、委ねられた恵奈乃の身>>197を損ねることはせずに、三回目の癖になるような時間を過ごして、そんなあっさりとした言葉で誘って、デートの延長のように食事を一緒にとって、帰りに洋菓子アリスにてケーキを購入したりもして、少し遅くなったからと、バスにのっていったのは、世亜比無区であり、自宅であった。
ただ連れていったのは、家の中ではなくガレージのほうで、中にあるのは車だ。ハイエースミドルルーフ…だったか]
実はな……ちょくちょくと作ってたんだ。バイトしてるのも基本的にこれが理由。
って、見てもらうほうがはやいか。
[鍵を開けて、後部座席を開いて、扉側面の金具を外して軽く組み立てるようにしていけば、簡易的な縁側ができあがる。クッションを二つおいて、恵奈乃をそこに座るように促して]
― 望月家 ガレージ ―
後部座席とっぱらって、中で収納スペース作って、その上にベッド作れるようにして、飲料タンクつけて、水出せるようにして――まだそんだけだけで、キャンピングカーとは程遠いけどな、今のとこ、免許もとれてないから、単なる秘密基地ってとこだけどな。
[まだまだだというのに、楽し気に恵奈乃に笑みを浮かべながら話す。
夏休みのバイト中>>2:1317に出していた図面なんかもこれである]
いずれ自分で作ったもんでどっか旅行でもいきてーなーってな。
ま、これが間近な俺の夢。…興味もでてきてるとこがあるから進路もそっちで決めそうだけどさ。
[そこまで一気にいって、我に返ったように照れて、視線を恵奈乃から逸らす]
最初は一人で旅すること考えてたんだよな。
でも恵奈乃も旅行<かけおち(>>92)>すること、了承してくれたし、恵奈乃と長期間離れるの想像できない。
[別にそれまで旅行とか一切いかないってわけじゃないが]
だから、一緒に連れてきたいって思ってる。今までの分取り返すように、恵奈乃の世界が広がってくれると嬉しいし、その横に俺がいるなら、もっと嬉しいからさ。
[高校三年の夏休みに免許をとって、冬休みか、卒業旅行とかかはわからないが、間近といったらそのぐらいで、遠いわけでもないが、一日一日を考えると近くもないような、そんな間近な将来を、視える未来として視てほしい。と口にした*]
/*
もう数発言なげつけるつもりもあったが、眠気と時間とで一旦ここまでという感じにして、
雲母さんもお疲れ様。
そんじゃおやすみ**
―― 雲母と放課後>>198 ――
ああ。そのつもり。
[ と、あくまでも真面目な顔で ]
でも、分からない。余一はそういうの嫌がるから。
もしかしたら、また断れるかも知れないけど。
[ 「また」で、以前にも似たようなことがあったことを暴露してしまっているのだけれど、気が付いていない。気が付いていても、雲母になら話せると思っている節がある ]
「特別な」日じゃないとダメなんだってさ。
ロマンチストなんだよなあ。ああ見えても。
だから、クリスマスは特別な日にしたいと思ってる。
[ 余一にとっての「特別」がどういうことかは分からないが、少なくとも、クリスマスという日は年に一度しかないから ]
頼むわ。
[ そう言って、頭を下げた* ]
― 10/9 放課後 ―
[連れていきたいところがある彼についていけば、食事摂ってケーキ買って……バスに乗れば彼の家に。
ただ門をくぐるのではなくガレージの方に。]
………?
[大きな車があって、後部座席が見えて……あれよあれよと様変わりして、クッションが置かれて、ぽふと座れば。
とりあえず先に作ったものに前髪と蝶を揺らしながら耳を傾ければ、彼の夢<プレゼント>を識る。]
―― 雲母と放課後 >>202 続き ――
[ それから二人ともに少し大人っぽい服装に着替えて、大学生くらいのフリして、薬局に行き、どれがいいんだ、とか、なんでこんなに種類があるんだ?とか言って、結局どれを買っていいのかわからずに、1+7(10)種類くらいをまとめて買って、また、自宅に戻って、中身を二人で精査し、何個かを無理やり雲母にも持たせて。
その間、わーとかきゃーとか言いながら、まるで普通の女子高生がおもちゃを楽しんでいるかのように大騒ぎしていた ]
じゃあ、今日はありがとうな。
...その、変なことに付き合ってもらって。
[ 最後に、雲母を見送りながら、そう言って、少しは照れた ]
あ、その...今度から美琴って、呼んでいいか?
[ と、いまさらのように、顔を赤らめて、そう申し出てから、雲母を見送った。
本当は、「かずちゃん」に対抗して「みこりん」とか考えていたのは秘密** ]
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