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― 図書館 ―
[ちょうど図書委員としてひよりがいてくれて、調べ物を手伝ってくれた。(>>173)
過去の先輩の経験談とか、編集委員が残した記事とかがまず出て来て。
もっと調べてみれば―― ]
――これがいちばん古い記録かな?
[神楼神社の御神木におみくじを最初にくくったのは、自分たちのずっとずっと先輩で。
まだ神楼学園というものができる前――今の校舎と旧校舎の、別々の学校だった頃の話だったらしい。
ある女学生が、想いを寄せる【武道家】との恋愛成就を願って――というのが第一号で、そのジンクスが伝説として受け継がれてきたものらしい。
つまりこの学園はこの伝説とずっと寄り添ってきたことになる……その両名が通う学校同士で合併すらしたのだから。]
……うん。
[これだけ揃っていれば信用できる根拠として成り立つだろうと。
頷けばひよりに礼を言って片付ければ、該当部分を女子グループに報告することになるだろう――自分に対しても、きっとそう。**]
── 林間学校直後の、登校日 ──
[あ、やっとこっち向いた。>>143]
え。だって、かわ……… や、その。
すげーよく寝てたからさー。
[口が滑りそうになって言い直す。
おかしい。いつもこれくらい軽口で、さらっと言えてたはずなんだけど。
友達の俺は、夕莉にどこまで許してもらえるんだろう。
思い出すとへこみそうになるのを誤魔化すように、ニッと笑いながら。]
ん? 顔赤いけどどした?
[一応、怒って避けられてるわけじゃなさそうか。
写真を撮られたことが恥ずかしいのか、ほんのり紅い顔もかわいいな。なんて。
余程鈍い男子が、ここに一人。
他人のことならいざ知らす。己自身のこととなると誰しも、客観的判断なんて下せないものである。
ちなみに何と言われようと寝顔写真を消すつもりはない。*]
── とある日の学校(林間学校後)>>149 ──
[朝の釣りは日課だが、食堂への卸しは豊漁不漁の如何によってわかれる。その日はたまさか豊漁の日だったわけだが──帰り道の途中、思わぬところで思わぬ相手に声をかけられて、…は目を白黒させた]
なんか、よくわかんねえけどとりあえず受け取っとくわ。
[余一からねえ、と内心首をかしげはするものの、まあ返す内容は変わらない]
俺らが勝手にやったことだから、気にしなくていいぞ。
まあ、余一も交えて楽しくやってこうぜ。
[で、たくさん初めての楽しい体験を積み重ねてくれ。と、余一と一緒に楽しそうに串打ちしていた様>>0:2537を思い出しながら笑って返すのだった*]
── そして誕生日 >>178 ──
[ そう言えば、余一との約束 >>140 が何故月曜日なのかと思ったのだが、望月との会話 >>160 で、初めて自分の誕生日だと気がついたという間抜けさ。
というか、ここ数年、誰にも誕生日を祝ってもらっていないから、忘れかけてたとかはナイショだ。
望月のおかげで、当日はなんとなくだけれど、それなりの期待はあった。
だが、お料理教室が始まったので ]
( あれ? )
[ と、薄い期待も破られた。と、言われるままにお手伝い(自分の食べる分だけど)をしながら、手順を覚えていく。多分また、同じメニューが数日続くことになるだろう ]
卵はな。
[ あれから、卵を何個割っただろうか。形作るのは、見るからにハンバーグ。そうか、ハンバーグって、パン粉とか入れるのか ]
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