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うん。
そうだよね。
たださ。音楽の話なんだけど、その会社、NYなんだよ。
やるなら、向こう行くことになる。
[ 一番悩んだところはそこだった* ]
そっか。
んじゃ、俺もNY行くわ。
ちょうど資料請求したメイクの専門学校が、NY留学生募集してたんだよね。
[これはマジで。]
いざとなったら一葉連れて海外跳ぶって話しもしてたし、一応調べといてよかった。
[何でもない事のように微笑んだ。*]
─ まあくん誕生日 ─
[ 優滉の返事にくすくす笑う ]
嬉しいです。優滉くんの誕生日なのに、私がプレゼントをもらってしまいました。
でも、お友達には心を開いていいんですよ。
[ 女友達相手だったら、と考えると、胸の辺りが苦しい気がしたけど、その気持ちがなんなのか、今はまだわからない ]
これから毎年一緒にお祝いしましょうね、誕生日当日じゃなくても良いから。
[ テーブルの上、右手の小指を差し出した* ]
/*
マジでNY留学生募集してたからビビった。
運命を感じるね!!!←
http://www.nyma.jp/?gclid=Cj0K...
― 10/9 放課後 ―
[諸々あって、出てきた言葉は、修飾を際まで削ぎ落とされたもので。
だからこそ、歓喜もなにも無く受け取ることができたのかもしれない。
名前を呼ばれて、抱き寄せられて告げられた言葉に応えるように真っ直ぐ目を向ければ。]
――快斗、ごめんなさい。
あなたの言葉がほしいって――わたしの我儘な間違いだったかも。
それで素敵なこと言ってもらえたら、きっとわたしは嬉しかった。
でも、本当にそれでよかったのかと思うと、違う。
だって――あなたの言葉だけもらっても、満足できるわけないのだから。
[ドレスの話には、目を瞬かせて。]
ううん、まだ決めてない。
航くんと決めようかなって思ってたけど、こっそり決めてサプライズの方がいい?
えなのんに相談しよっかな。
[くすぐったげに肩を竦めて。
笑う彼を、もう一度覗き込んで。]
ね、行きたいとこ、特にないなら。
神社によっていかない?
今の時期なら人もあまりいなくて、結構穴場なんだよ。
[屋台のない静かな道を歩き。
ちょっと寒いけれど、人気のない石畳の階段に導けば、参道から見えにくいことを確認して、並んで座ろうと誘った。]
わたしも快斗のこと、ずっと離したくない。
だからずっと、離さないで――
わたしも快斗のこと、全部愛してる。
だから、言葉だけじゃなくて――全部、愛して。
わたしも快斗の傍にいたいから――いつまでも。
[もし、手が届く位置に櫛があるのなら、手を伸ばして掴み、胸元で抱きかかえるだろう。
もしいま彼が苦しんでいるのなら受け取ろうと。
無かったとしても、彼をすべて受け取ろうと想う心と目は届いたろうか。*]
ワリィワリィ。
いや、一葉受験頑張ってるし、お前が受かって大学行くなら、日本で勉強しようと思ってたからさ。
正直俺はどっちでも良かったんだわ。
メイクの勉強続けるってだけ決めてたから。
場所はお前に合わせようと思ってた。
[悩んだって言う一葉に。
「悩んでくれてありがとう。」と囁いた。*]
/*
これ短期だけどね。
向こうに行って学校見付けても良いし。
他にも色々資料請求してると思います。
お金は明美さんに土下座する←
(バイトさせなかったの明美さんだもん><)
/*
ずいぶん昔の漫画で、「恥を知れ」が口癖の女の子がいて、その意味が「恥ずかしい」だったなぁ、となんとなく思い出した
なら、補欠なんか待ってないで、音楽事務所に連絡するよ!
すぐにでも来てくれっていう勢いだったからさ。
[ 今はネットの世界は早い。新規で作ったアカウントはこの2年間で人気になっていて、世界中からのオファーは絶えずに来ていた。
ただ、これぞというのがなかったので、諦めかけていたところににきた話だったのだ ]
じゃあ、わたしがデビューできたら、余一をヘアメイクで指名してやるから、それまで腕上げておけよ。
[ と言って、笑ったが、目尻に光るものがあった* ]
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