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[待ち合わせは、神社の辺りとなるのか。と答え>>2863をもらって、それなら無理なくできそうだな。とはおもう。ただこれだってケーキ屋と同じで互いの都合がつけばというもの。
ただ望みを口にするぐらいは自由だしな]
じゃあ俺は2m30ぐらいにならなきゃならんのか?
[それはそれで不便すぎるな、って笑う。
まあ実際に、前に聞いた彼女の目標に沿うぐらいは伸びないといけないな。というのはあるが]
ああ、お互い様でよかった。
[逃げずに任せてくれるとは思っていた。
そんな予想があたって楽しかった。左目はうまく陰に隠れてくれていて、恵奈乃さん>>2864がスカート気にしていたので、もう少しゆっくりと心がけながらも、駒のように回っていたが、壊れないようにそっと下ろした。]
[やめるタイミングとして、流れる曲の半端なところだったかもしれない。
だが...は文字通り、彼女以外、何も見てなくて聞いていなかったから、そんなことにすら気づけない。
入学式の挨拶のときのように集中して、その後、眠りについた時のようなものだ。と、ヨア中のやつらなど容易く察せれたりしただろう。
急激に汗がでる。これはやばいやつだな。という自覚もあって、額から流れ落ちそうな汗を髪をかき上げるようにして乱雑に拭いさり、かっこつかねーなと自嘲する。
でも仕方ねーんだよ。それぐらいぶち込まないと、また言葉が覚束なくなって沈黙してたかもしれねーんだ。そっちのほうが情けない。]
恵奈乃……さん。ありがとな。俺に時間をくれて、楽しかった。
[楽しく誑かされた。とでも小悪魔風をあって言おうとした口もいまいち回らない。
でも、ちょうどよかったのかもしれない。近くになったと思えるが、互いに身動きができないほど近くにまでいかないようにできて]
誰かほかに約束があるんならいっといで。俺は―――ちょっと休むかな。
[それでもできるだけ普通にふるまうようにして、腰に回していた手をそっと放した*]
[本当は、ダンスの後に問おうと思っていた。
何故、自分を誘ってくれたの?と。
どうして自分がいいと言ってくれたの?と。
でも彼と踊って、時を過ごして、次の約束を交わして、それを口にすることは止めた。
後ろ向きな理由ではない。
それによって不安を覚えることはないと嘘は付けないけれど、まだ、時間はあるのだから。
彼にも明確な理由はないのかもしれない。
自分がまだ、それを探せていないように、気付けていないように、言葉にできないように。
だから、今は微笑む。
嘘の笑みではない。
この時間をひたすら嬉しいと思う、私自身で。]
――AA ZAK BEAT HUMANと一葉――
[手を繋ぎ、人混みの一番後ろに立つ。
ちょうど特別ゲスト出演の直前だったらしい。
盛り上がりは最高潮で、今は誰の視線もこちらに来ない、だから手は、離さなかった。]
……かずちゃんだ。
[壇上にのぼった彼女>>2742は、確かに一葉で、自分の知らない彼女でもあり、知る彼女の奥に確かにあったのだと思わせる姿でもあった。
貴女と私は、少しだけ似ていて。
でも、全く似てはいない。
だからこそ、一葉が唯一人のために演奏する姿を見つめながら、真剣な表情で考えていた。
よかったね? 今は、“つらく”ない?
私が言えるのはこれだけだ。]
好きなことするかずちゃん、最高にカッコいい!
[曲に込められた想いをすべて感じ取ることなんてできない、でもそれだけは確か。]
[一葉が演奏を終えた後。
彼女が金色頭の魔法使いと走り去ったのを見送り。
その後を、ワイワイと興奮冷めやらぬ人たちが追いかけようとしているのを眺め、航を見上げる。
さて、アイコンタクトは成功するのか。]
はいはーい!
もう特別ゲストは退場、しました!
ほら軽音部次の曲弾く!
それか皆さんキャンプファイヤーに戻る!
踊る相手いるでしょ。それか探しなさい。
[自分が何でこんな勇気が出たのか分からない。
注目されるなんて、嫌だったのに。
隣の存在を感じながら。
人々の自分への視線を唇を噛んで受け止めた後、騒動が落ち着けば、航に戻ろうと誘おうか。*]
[長いようで刹那の一曲が終われば、場が喧噪に包まれる。
繋がれた熱の先からの、小さなアイコンタクト。>>2880
はいよ、スクリーンな。ゴールに向かう連中の邪魔はさせねーよ。
それとなく観客と余一たちの間に入りながら――そりゃあ、この身体だ、邪魔だろうよ――コートにいるときの感情を思い出す。
大丈夫、発火剤は不器用なクラスメートが置いてった。]
おらおら、次のバンドだぞ、お前ら跳ねろ跳ねろ。
終わった曲追っかけてっと振られんぞ?
[目立つのはいつものことだ。
こういうときには無駄にでかい図体がありがたい。……隣に視線がいくときも、睨み利かせられるしな?]
戻るか。
ここにいると、悪目立ちするわ。
[どこにいても目立つだろうけどよ、と付け加えて。
それでも多少なりとも紛れられる場所で、のんびりしてようか*]
ごめんなさい……快斗さんが2mなの。
それぐらい伸びたらわたしも陽光さんぐらいになるの。
[ 言い方が悪かったことには頭を下げたが、この齟齬は相手のことを話の主眼に置いたから起こったことで……かつての自分を中心にしたことしか言わなかったのに。
アンドレ・ザ・ジャイ快斗みたいなフレーズが浮かんだのはさておき。]
[ゆっくりと降ろされれば衣装を直して。
今まで寄り添って踊っていたときは悠久の時間が流れていたような気がするけど、持ち上げられて降ろされるとかかっている曲が耳に入るようになった。]
…………あ。
[彼の仕草や汗のふきようを見て、自分そんなに重かったのかとかちらりと思ったりしたけど、そういう様子でもないらしい――
やがて曲が途切れれば、その理由に気付く。
彼の惜別の声を聴けば――胸が痛い。]
……わかったの。
ちょっと行ってくるの。
[ちょっと休むという彼の言葉と手のぬくもりを置いて……すっと暗闇の中に溶け込んで――駆け出した。]
[ちょうど1曲ぶん経ったころ――戻ってきた彼女の両手にはスポーツドリンクの缶2つ。
別れた場所に戻ってから彼を探すけれど、すぐに見つかったろうか――前髪をふりかざしてきょろきょろする彼女の姿があったかもしれない。
やがて出会い直すことができれば缶を手渡して――]
……ほかの約束、なかったの。
あのときは踊りたい人はほかにもいたのだけど、わたしには興味なかったみたい。
[語るには恥ずかしい話だけれど、それは構わず。
後ろ手を組んだまま彼から視界をずらして、空を見上げて。
炎で見え隠れする星の瞬きに向かって――届かぬものに少しだけ思いを馳せて。
――背中越しに快斗をちらりと見て。]
だから…………今日はもう予定はないの。
だから…………。
[と言いかけてから後ろ手のままくるりと回って正対して。
前髪が大きく撥ねたけれど繕うさまは見せなかった。]
――もういちどだけ、おねがい。
[これで何度目になるのか。
ただ、今度は自分から誘ってほしい旨を告げた。**]
[身長の齟齬については、意識してなかったが、納得した。まあそれでも2Mを目指すかというと別であったりした。
フレーズが浮かんだ>>2883が浮かんだことについては流石に理解もできていなかった
そして彼女>>2884がどこまで消耗した理由をわかったのかは知らないが]
ああ、行ってきな。
[甘い温もりを残して、駆けて行ったのを、これでいいんだろうな。と見送って、自分は最も手近なベンチへとゆっくり歩いていって腰掛ける。
また次のダンスの曲が流れた。彼女は誰かと踊ってるのだろうかな。]
……美人薄命って…ようは輝かしい日は結構短いってことじゃね?って解釈しちまうんだが、どうなんだろうな。
[なら恵奈乃さんは正しいんだろうな。そんなことを考えながら瞼を閉ざして休んでいて]
[正対された。大きくはねた前髪に、彼女の双眸は見えたのだろうか。]
恵奈乃さんは思った以上に、自分勝手でほっとするな。
[その男の変わりなのだろうか。あるいは余ってる時間を埋めたいのだろうか。
それでも魅惑的な餌をぶら下げながら魚を待つ釣り師のような、魔性があって]
かしこまりました。お姫様。
[スポーツドリンクを一気に飲み干して、近くのごみ箱にいれる。
休みたいという気持ちもなくはなかったが、張れない意地になんの価値もないだろうしな。
誘ってほしい。と告げた恵奈乃さんの手を強引に取り上げるように触れて]
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