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誰かに頭を撫でられ
誰かに慰められた気がしたが、それに応える気分なんてなかった
もう、記憶が曖昧だ。
彼女の目の下は腫れ上がっていた
おひめさまがみたら笑うだろう
そして雫型のグミを拾い上げてはこういうのだろう
―余り泣きすぎてはいけませんよ
―この世界の住人が泣きすぎると疲れ果てて【お人形のように動かないで眠ってしまいます】から…
そういってはいくつかの雫型のグミを彼女の名前でもある金平糖にかえてニコリと笑うのだ
―泣きたいのなら私の所へおいで
―貴方の涙がなくなるまでずっとそばにいるから
「……でも、今こそいて欲しいのにいないじゃない…」
そうしていれば誰かに言い伝えを聞かれ、吐き捨てるかのように応えた気がする
彼女は雫型のグミの山へとドシャリと倒れ、眠ってしまった
リンゴは何も話さずに青い飴を舐め、そのまま眠りへとついた。
そして人形にされたおひめさまの騒動から一夜明けた
ニコニコと微笑むおひめさまの人形の隣には口にチョコレートを咥えている【ミルク】の姿があった
…いや、咥えたままだ。それを食べるわけでもなにかするわけでもなく、ミルクは動かなかった
それは、ミルクが【人形】にされてしまったということである
そして、その傍らにあるグミの山
かきわければ1人の従者の姿
泣きつかれたのだろう。眠っているようにみえる。
【その身体は人形のように冷たいが、きっとそれは気のせいだろう】
目覚めた。
だけど、それだけだった。
見える世界は固定され、動くことは許されない。
何があったかを理解するのは簡単だったが、脳が受け入れるのには時間がかかる。
しかし、その時間ならいくらでもあった。
カシスとのやり取りを思い出して、恥ずかしくなって、悔しくなって、
僕は何もかも諦めた。
「ここは?」
ああ、そうか、自分は人形になったのかもしれない
ただ、なんだかこの意識も悪い気はしない
「…誰か、いるのかな?」
はっ、目を開ける。
(また...寝ちゃってたや...)
寝起きで霞かがった頭を覚まさせる。まだ身体に違和感はない。
「まだ、生きてる」
そう実感する。それと共にもう1つ。
「リンゴさん....」
自らの意思で人を動かなくさせてしまった。その罪悪感だけは消える事はない。
「....酷い気分だわ」
そして傍らにはもう1人、固まってしまっているミルクが目に入る。
「ああ...そんなことって...」
ねむねむっ。
ごっめーん! レモンちゃんとお話ししたきりでまた寝ちゃってたや!
正直に言うよー、ソーダくん? に眠ってほしいなって思ったみたいだよ私!
見る限り、皆も同じ感じなのかなあー。お話し合いバラバラだぁ。ごめんね!
シュークリームあぐあぐ
あとこれも言い忘れてたやーつ! 【青い飴? 持ってないよ!】
緑の飴が口に残ってるだけでーす。すっぱむ。
えっと、赤い飴交換したんだね!
どうだったのかなぁ! 確かペロペロしてたの、クランベリーちゃん? とミルクくんだったよね?
ミルクくん? なんか寝てるけど
「あっ!?ミルク……!!」
思わず彼を抱き起す。
反応は、ない。
「どうして。一緒にがんばるのでしょう??
【クランベリーはネズミじゃなかった】
……リンゴの食べた飴の色がわかるかどうか、みんな教えてね」
「私が投票したのはリンゴよ。
……結局何も話さなかったのね。
これじゃ私だって数の力で眠らされかねない。
せめて【21時までには誰を眠らせたいか、誰の飴を見て欲しいか希望を出しましょう】
誰を眠らせるかはクランベリー、できればあなたが決めて欲しいな」
何も言葉が出なかった。
沢山のグミに囲まれて眠りにつく彼女は、眠りにつく前に「誰も信じれない」と言った。
それもそうだろう、私もきっと悲観的になれば、誰の言葉も耳を傾けないと思う。
…それが悲しかった。頑張ると言った時に見せた、嬉しそうな表情。彼女も、きっと。お姫様の役に立ちたくて。でも、お姫様の側を離れることは出来ないから。
私たちに託してくれたんだろう。…それなのに、そんな。
ドルチェの心を溶かすには。お姫様を元に戻すには。ミルクとまた話すには。王子様を探すには。
(…頑張ろう)
2つ目の赤い飴の味が、少し辛く感じた。
また一人、また一人と眠りにつく者が増えていく。
「昨日、【飴を舐めていただいたミルクさん】まで…ソーダさんの忠告通りにすれば良かったわ。私ったらまた眠ってしまって。
みなさんお分かりでしょうけれど、【ミルクさんはネズミさんではありません】」
黒い彼女の声も耳に入る。どうやらクランベリーちゃんは無事で、冤罪をかけられることもなかったようでホッと息をつく。
>>クランベリー
「クランベリーちゃんが無事で良かった…ええ、ええ、黒い彼女から冤罪をかけられてしまったらどうしようかと心配していたの。
ふふ、あなたになら私たちの決定を任せられる!大変かと思うけれど【まとめ役】、お願いするわ」
>>リンゴ、ドルチェ
「やあ、二人とも、こんな感じで伝わってるのかな?」
勝手がわからないながらも何となくで声を発してみる。
これは果たして伝わっているのか。
このまま1人だと寂しいな。
>>ミルク
「その声は…ミルク?
ということはミルクはお人形さんになってしまったの?」
思わず問う。
皆を信じれない、そう発してしまった気もするのにこんなことをきくのは都合がいいのかもしれない
でも自分のこの性格ゆえ、誰かと喋らないと気が済まないようだった
「ドルチェは泣き疲れて眠ったらお人形さんになっちゃったの。…おひめさまにそれは言われていたのに
約束、やぶっちゃった。」
「まだドルチェも声しか出ないけれど、感覚がわかれば魂として動かせることが出来るかも。
言い伝えできいたことがあるんだ。方法は、忘れちゃったけど」
/**/
状況はわからないが、人形にされてないものたちの声はきこえる
どうやらクランベリーがまとめ役になるそうだ
「…クランベリー……」
おひめさまに王子様を探してと突然言われたにも関わらず頑張ると言ってくれた彼女
そのせいか皆を信じれないとは言ったけれどクランベリーを思うとチクリと痛む。
彼女を否定してしまった、そんな気がして
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