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リーノさん達の病室に辿り着いた。
安らかに眠る彼を見て、心に棘が刺さるような、そんな感覚に襲われる。
痛い、ズキズキ痛む。
この痛みは、なんなのか?
そう思っていると、頭にザザッとノイズがかかる。
思わず頭を抱えると、ずきりと脳が痛む。
その痛みに引きずられるように脳裏に蘇るのは、遠きかの記憶―――――――――
ドロシーさんには、ミーシャをけしかけた。
ずたずたに弄ばれて見るも無惨な姿になってしまったのと、爪と牙と自慢の鬣が血でギトギトになって、落とすのが大変だったから、この方法はやめた。
心臓発作みたいな形で、一緒にヴィクトル君が倒れたのが目の端に見えたけど、薬のお陰で特に何も思わなかった。
リーノさんは首を直接絞めた。
彼にはお世話になったから、直接私の手で起こして(殺して)あげたかった。
ニュイは幼子だからか、手に握りしめたナイフが力が入らなくて、結局寝顔を拝んでやめた。
その後、あれは人狼が小悪魔に対して嫌悪感なのだと気付いたけど、私ではどうしようもなくて、ただただ自分の無力さに打ちひしがれる一日になった。
メイネさんは私を褒めてくれた優しい人なので、こっそり遅効性毒入りの飲み物を渡した。
笑顔でお礼を言って、飲んでくれる彼女を見て、つられて笑顔になった。
カミユさんは作家だから、彼の自書をいっぱあた作り出して、高い所から頭上を目掛けて、本を落とした。
本に埋もれて窒息する形で起こせた(殺せた)からか、良い事をした気持ちがして心が安らいだ。
ああ、そうだ。
私は薬に頼って――――――皆を殺した。
『 レイ、貴方は優しい子だから、どうしても辛かったら、この薬飲みなさい。
きっと、お役目は辛いと思うの。
……サーカス団存続の為とはいえ、貴方にこんな事をさせてごめんなさい。』
お母さんの声がする。
そう、お母さんに精神を昂らせ、記憶を飛ばす薬を貰っていた。
夢にそれを持ち込めた時は安心し、お母さんの言いつけ通り、一日1錠、夜に飲んでいた。
だから、私は皆を起こしただなんて思っていたけど……それは、殺して夢から追い出したに過ぎなかった。
その事実に気づいて、脳裏には皆を殺した時のフラッシュバックが、そして、何となく見た手の平には酸化して黒ずんだ血が見える。
「いや……いやだいやいや、いやあああああああ!!!!!!!」
周りを気にせず頭を掻き毟り、泣き叫ぶ。
病院の職員が駆けつけ、床に取り押さえられる。
首筋に鈍い痛みを感じて、私の意識はそこで途切れた。
**お疲れ様でした!
薬堕ちエンドで不幸せですが、この後治る……といいなって思ってます。
夢の世界が舞台の楽しい村でした✨
それでは、また同村する機会があればよろしくお願いします。
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