情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
1日1ストーリーのコーナー
コンコンコンと3回ノック。サムラッチ錠を下に2回押し込んで扉に直接手で押して開く。
ようこそ。ネム画材店へ。
本日はどの色をお求めでしょうか?
長々と語ってましたけれど、要するに邪魔者を正当な方法で排除したいんですよね?もちろんお客様に正義があることは分かってますよー。うんうん。
「」
えーと、じゃあ腹黒なんてどうです?
目には目を毒には毒を腹黒には腹黒をなんて。
「」
お代はそうですね。さっきのお話を聞かせてくれませんか?そっちじゃなくて都市伝説の方。
「」
まあ今回は特別ですよ。お代は気まぐれですから。運がいいですね。
「おい、波鍋どうなってんだ。一気に大勢辞めていったじゃねーか。」
「渡川だ。あそこが大勢引き抜いてきたんだよ!やっぱり規模拡大は中止した方がいい。規模が大きくなるにつれてうちがしてることがバレる。」
「なに弱気になってんだ!規模拡大はやる!渡川の対処も考えないと。あそこはうちが雇った鉄砲玉で情報流出して壊滅寸前だったはず。誰か頭のきれるやつがついたな?」
ー
ーー
ーーー
「すごいですね渡川さん!これで私たちは夜逃げせずにすむ!でも大丈夫ですか?なんか人が変わったように……いや、やっぱり忘れてください。渡川さんには感謝してもしきれませんよ!」
あれから私は波鍋のような悪徳業者をターゲットに金と人材を巻き上げた。腹黒いやつの考えは手に取るように分かる。その過程で家族経営だとか小さい工場だとかが潰れたがそんなに大したことでもない。むしろ沢山の悪徳業者を潰す犠牲としては小さいものだった。
自分の腹の黒色が取れないことに気づいたが、もう取るつもりはなかった。規模拡大してからは会社を維持するのに全力を注いだ。狡い手も使った。会社を潰すわけにはいかないからな。同業他社を非正規の方法で潰した。邪魔なやつはさっさと掃除しないと。
「証拠を見つけたぞ、渡川。」
誰かがそう言ってきた。ちらりと見えたそいつの腹は自分と同じ闇のような黒色だった。
料理亭の噂があるみたいなんだよねー。
そっちが少し厄介。どうしましょ?
腹黒の方はなんか終わってますけれど結末は分かってるからいいや。腹黒って最初は毒を以て毒を制すのに使われるけれど自分も結局毒になって終わるのよね。本人の意思だとかしっかりしておけばいい薬になるけれど、腹黒を必要とするのは大抵目の前の毒をなんとかしたい人だし。
今回は噂が気になって腹黒使ったけど普通は使わないよ?普通は。だからあのお客さんは本当に運がいいと思うな〜。なんの話だっけ?
まあ一度明日に持ち越してみましょう。
まだ焦る時ではないです
多分ありませんけどね
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新