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「…………私は、時間を進めておきますね」
笑いながら、彼は言う。
「ああ、そう。今は4人。投票が割れれば退出者はランダムになります。……それをお忘れなく」
誰に言うまでもなく、コーヒーに手を伸ばした。
>>6 シスル
………おやおや、君は魔性だね。
それは君ももう、理解しているのではないかな。
この状況で私が投票する相手と言ったら、一人しかいませんよ、ミス・アルスィート。
私の投票はずっと【ジェイ殿】に合わせてあります。
……昨日はエスカデ殿に入れてしまったけどね。
さて、シスル嬢の強運に賭けようか。
>>10 ルクレーシャ
ふふ、そんな風に大声をあげたら、君の鈴のような声が台無しだよ。
騙していて申しわけなかったね。
「…………そう。やはり、そうでしたのね。
そんな気がしていましたの」
シスルは静かに目を伏せて、曖昧にほほ笑みを浮かべた。
「……負けても、勝っても、どちらも得なら勝ちを目指さない理由はございません。
グスタフとミーチェの分まで、私は頑張らないといけませんもの。
…………けれどいいのかしら。
カノーさんは、ルクレーシャ様は、このまま男爵家にいて大丈夫なのかしら。
私たちだけが、勝つような……」
さあ、時間を進める魔法のトリガーは君だよ、ミス・アルスィート。
なに、負けるのは悔しいが──そこはそれ、何かを失うわけではないのだから気楽にいこう。
「ええ、シャンパーニュ様。
最後の運試しですわね────。
どうか、結果がどうなっても、この会が皆様にとって楽しいものとなりますよう、お祈り申し上げます」
そう言って、シスルも魔法を唱えた。
ロート「あっ……はは!随分平和になったものだなと、少し拍子抜けしていたくらいだったのですが……これは、最後の最後に面白いことになりましたね?」
ロート「さあ、みなさんは小さな運試しはたくさんしていましたが、これが最後の運試しでしょうか?
別室のみなさんも、自分のチームが勝つようお祈りしてくださいね?ボクも楽しみに見守っています」
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