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**さっくり中の人考察
カムラス→みかさん
レモングラス→ちかちゃん
ルーク→みをさん
クロード→ろあ君
カノー→杏里さん
根拠はない
**タイムとピオニーのやり取り見返したけど、悲しくなってきたから切実に幸せになりたい……段階を踏んで……
あの場面では、ピオニーも手放しで彼を迎え入れなさそうだからああしたけど、タイムが追い掛けてこなかったのが最高っていう感じ
ちょっとだけピオニーが今日、手放しで喜んで迎え入れたらみたいなの考えたけど、まずタイムが悔しがってる?のにそれはやべーし、ルークやセシリアの気持ち考えれないの怖すぎだから、あの反応になるよなあと……
**
アルスィート家の自室の、花があしらわれたレースのカーテンは風に揺られる度にゼラニウムの香りを運んでくる。ローズにも似た、けれど比べれば圧倒的に華やさに欠けた優しく野暮ったい香り。それを私は一等気に入っている。
持参したポプリを、こっそりと窓際に置いた。窓を開けることは流石にはばかられたが、それでも僅かにゼラニウムは部屋に広がった。
『貴族令嬢の寿命は短いものですわ』と、自分で言った言葉がふと頭に浮かんだ。
家を出ます、と父に言った時彼は酷く渋い顔をしていた。それでも駄目だと即答しない時点で、そういうことなのだと悟った。
しかしその場で結論を下されることは無かった。私が愛されているからなのだろう。それでも。──いや、だからこそ。もうここには居たくなかった。
あの悪評が私について回りはじめたのは、数度目の婚約破棄──あの戦争に負けた頃よりだったと思う。いや、それが私の耳に入ってきたのがあの時点なのだから、もっと前から囁かれてはいたのだろう。
それが、最後の婚約破棄を経ていよいよ家にも悪影響を及ぼし始めていることには気づいていた。もう宣伝塔になることもできない。有力な家との結婚も見込めない。貴族令嬢としては死んだようなものだった。
死体が闊歩する土地は、やがて瘴気が広がり滅びる運命。父だって、それはわかっているはずなのに。
使用人も、弟も、みなそう思っている。私だって。
果たして数日後に、許可は降りた。──ただし、条件付きで。
「国王主催のパーティに、私の代わりに出席しなさい」
そう、父は言った。けれど、それまではお前は我が家の長女だ、と。
「……それでもシスルの気持ちが変わらないのであれば、私も当主としてお前の意志を受け入れよう」
父は私に、このパーティで何をすることを望んでいたのだろう。
**
《共鳴者だった頃の魔法の名残だろうか。
本決定を聞き届け、広間にいる皆の様子を見届けてしまうのは。
ルクレーシャやセシリアの事を見て、海底に沈められたような、深く苦しい感情が身を包みそうになるのを何とか堪え、ステラとのポーカーを終えると、自室へと戻った。
自分一人のみの空間、という事もあり、静寂が部屋を覆うような、本当に自分一人なのだと思えた。
窓際に座り、静かに物思いに耽る。
ふと外を見ると窓の外の月は綺麗で、あの日、彼と見た月をふと思い出し、懐かしさと苦しみが胸にくる。
それらから逃げるように月から目を逸らし、ベッドへと向かう。
横になると、連日考え事をして夜更かしをしていたせいか、睡魔がすぐにやってくる。
今日の自分がみっともなかった分、明日は挽回できるように頑張らねば、と思うのを最後に意識が途切れた。》
元々、元々は貴族令嬢として生きていくつもりだったけど、なんか修道院にでも行きそうな性格だよなあってことでこんな設定をつけてしまった。
ローランのこと嫌いな設定……なんか、こいつだとそこまで嫌いじゃないかもなあ。
いやでも、嫌いか。このパーティなしで修道院行ったら延々とローランの不幸願ってそう……。ごめん……。
**ピオニー、よい人ではないし、商売の為に人を蹴落とした事もあるから非常な面もあるけど、決して人情や感情がないわけではないから、ルークやセシリアの立場が自分だったら、と恐ている。
そう思うくらいにはタイムの事を好きになってしまっているし、彼に選んでもらっているのなら、何があっても乗り越えていくつもりではいる。
落ち込んだりとか悲しくなる事はあれど、彼への気持ちは消えたりなどしない。
あと、なんとなくレモングラスとは結ばれない気がする。
ほんのりと。
なんでこんな、恋しちゃいけないよ〜!みたいに思い込んでるキャラのロールプレイばっかしちゃうんだろう。
ちなみに、父親に関しては、「当主としてお前の意志を受け入れよう」って言ってるけど、家を出ることを許可してないから、実際のところは幽閉か、本当に末端の末端みたいなどうにか出来るところに嫁がせるような気がする。
まあシスルが修道院はともかく、市井に降って生きていけるわけないしなあ。
ふと目が覚めた。
夢を見ていた。過去を重ねた浅い夢。
曇り空の向こうに隠れた太陽は元気を失い、それを嘆くように雨が降る。夢なのに悲しいほどに質感のある雨粒と人肌を恋しくさせる冷たい空気。墓の前に立ち尽くすのは「最愛」を奪われた空賊だった。
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