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>>シスル
あ!あたしも聞きたいわ!
あなたも女の子のナイショ話しましょー♡
[ゴシカの後ろからひょこっと顔を出して、シスルに迫ります。ルクレーシャはたくさんの女の子の中にいられて、興奮気味のようです]
>>139 カノー
「いいえ。実際のところ、お好きな女性は多いですわ。……それに、本当は貴族令嬢が好き嫌いなどこちらがはしたないことですわ。気になさらないで。
あら、私としたことが、申し遅れましたわ。私、アルスィート男爵家が長女、シスル・アルスィートと申します」
シスルは少女に向かって、優雅に一礼して見せた。
かつて伯爵令嬢であったころから、染み付いた動作には隙がない。
しかし、少女の続く言葉には、再び顔を曇らせた。
「……私、怯えて見えますかしら。
そうですわね……、社交の場に出るのが数年ぶりですから、それでだと思いますわ」
>>ゴシカ
>>ルクレーシャ
「ま、まあ、御機嫌よう。
最近のお嬢様方は、随分と積極的ですのね……!」
シスルは二人の令嬢に声を掛けられ目を白黒とさせた。
「私は、恋愛は……もう……。
ええと、だけれど、……そうですわね。容姿の整った方も素敵だけれど、でも、それよりも優しそうで一途な方に魅力を感じますわ……」
シスルは楽しそうに話す二人を躱すことが出来ず、ぽつぽつと心のままに話した。
>>148 カノー
「ありがとうございます。ええと……では、カノーさんと」
名前を呼び捨てで呼ばれることは、彼女においてはそう多いことではなかった。シスルは瞬きの後、静かに頷いた。
「ええ、けれどそれが貴族というものですわ」
>>151 ゴシカ
名前を何度も呼ばれて、シスルの指先は冷たく強ばった。
彼女は何とか取り繕って、穏やかに話す。
「そう、かもしれませんわね。……けれど、どんなに外見が美しくても、心の内は見透かせませんでしょう」
そう言いながらも、シスルの視線はゴシカのそれを追う。
真面目そうな人だとシスルははじめ思った。執事、というからには、きっと貴族ではないのだろうけれど。しかしそうしてじっと眺めているうち、舞踏会か、茶会だっだろうか、亡国のどこかであの生真面目な顔を見かけたことがある気がして彼女の胸が嫌な音を立て始める。
「…………ええ、と……」
>>152 ルクレーシャ
そうして言葉に詰まっていると、ルクレーシャにも質問をされて、彼女は息をついた。
「そう、……ですわね。見る限りでは、あの黒髪の……リアム様でしたかしら。雰囲気がどことなく柔らかくて、それになぜだか懐かしい感じがしますわ。
あっ、でもこう言ったら、失礼にあたるかしら。……ご本人には、秘密にしてくださいね?」
>>153 ゴシカ
「────!」
シスルは跳ねるように、ゴシカの顔を見た。さがない噂を撒くのは、亡国の貴族たちばかりだと思っていた。それとも、彼女も同郷であっただろうか。冷静に考えれば分かるはずのことが、シスルの頭の中から消えてしまっていた。
「……っ、私、今日はこれで失礼致しますわ!」
逃げるように一礼して、彼女は与えられた自室に向かう。
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