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[ 抱擁したまま、額が合うぐらい顔を近付けて ]
こうしてれば、夏樹の顔ぐらいしか見れないし
毎日、こうしたいし――
[ その唯一見られる夏樹の部分を見ていれば――当然。 ]
キスなら、いいよな…? *
[頬に。唇に。口付けがふってくるから。
幸せに蕩けた顔で微笑むの。]
私は学生結婚でもかまわないよ?
あ、でも、高校は卒業しないと、怒られるかなぁ?
桃君はいつがいいですか。
[一生幸せでいるのはね。
桃君のお母さんに豪語した通り、自信があるのよ。]
あーんしやすい食べ物考えてましたー。
オムライスとかドリアなんていかがでしょう?!
[きゃっきゃとはしゃぎながら提案して。
それから顔を近付けて。
私からもあなたにキスしたの。*]
/*
お待たせしましたー!
高田君降臨?!w
──10月23日、部室──
[イーゼルに乗せられたキャンバスの前、手に持つ筆はしばらく動きを止めていた]
気に入ってもらえるかな……
[初めて渡すプレゼント、それも半分は自分の描いたそれ。
昔に比べれば大分上達したように思っていても、相手がどう思うかは別の話で]
……ダメだこりゃ。今日は上がります。
[屋上で、部活中の彼女でも眺めてから帰ろうかと、そう思い立って]
……あれ、いない。
[いつも通りなら、きっと外で練習しているはずの時間。
屋上の金網越しに下を見下ろしても、彼女らしき姿が──ない]
調子悪くて先に帰ったとか?
[あれ、だとすると回収したほうがよかったりする? なんて、不安がり始めたところだった。
スマートフォンが、『Love Is All Around』を歌い出す──彼女からのLINE着信の音]
喜んでもらえた、かぁ。よかった……
[笑みを浮かべて。しかし、その続きで到来したお誘いの言葉を見て、屋上の床に蹲った]
『もちろん! イブでも当日でも風音のためなら何としてでも空けるよ!』
[ホッとしたのと、嬉しいのとで。そのまま、しばらく秋の風を楽しんでいた。
屋上の床、寝っ転がって見上げた蒼穹に浮かぶ雲は、まるで鰯が泳いでいるかのようで──ああ、今日もいい天気だ*]
[キスを受けて目尻が下がる。
嬉しくてもう一度口づけを返してから、ん、と考えて。]
せめて高校でてからかなあー。
プロで高給取りになれるならともかく、食ってくのも無理だろうし……
形は正直、なくてもいいけどさ。その。
一緒に、暮らしたい。毎日愛里ちゃんの顔をみて眠って、顔を見て起きたいなあ。
[それが一番の願いだから。幸せでいるのには必須なんだ。]
あー、いいね。ドリア食べたい。
いっぱいあーんしたげるね?
[いこう?と。
にっこりもう一度笑って、お店にいくのでしょう*]
/*
そういえば明日早出なんだった……日が変わるころには健康するかも……
会いたくなったら抜け出さなきゃいけねー訳か。
そもそも捕まえねーでくれよな。
[電車では彼女の目を覆うように手を置いていた]
今日は夜更かしだな?
…っても、お前昼寝したって寝るか。 ハハハ。
[毎日昼寝しているっけ、と笑う。コーヒーチェーンでカフェオレを買うのに並ぶ。飲みながら店を回って]
前に姉ちゃんと彼氏さんと来てさ。 結構可愛いぜ。
男もんもあるみたいだけど…オレパジャマ着ねーからなあ。
お揃い有ったら、買うか?
ちょっと早めに飯食っとこうぜ。 夜は夜でしっかり食べたいしさ〜。
[普通に服を見たり、雑貨屋で食器や観葉植物を見たりして時間を潰す。
食事はパスタ。大盛り]
んじゃ、プレゼント探し〜。
[お店に入り、柔らかい寝間着達を広げてみたり、リサに当ててみたり。
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クリスマス限定だってさ。 ってもこれはリサが言うところの部屋着じゃーねーかな?
可愛いと思うぜ、でも。
[幸せそうに微笑んで。]
うん!高校卒業したら、一緒に暮らそう。
私も毎日桃君の顔見て眠りたい。
毎朝一番に、おはようって言いたい。
[想像するだけで、幸せだから。]
[腕を組んで歩く街並。
クリスマスツリーに近付けば、人通りもがぜん増えて来て。
はぐれないようにって名目で、ぎゅって腕に抱き着いた。
クリスマスツリーは大きくて。
オーナメントがキラキラ輝いていて。
ツリーの根元にはたくさんのプレゼントが置いてあった。
思わず腕を見て。
腕時計の可愛らしさに微笑んでしまうの。
あなたの選んでくれたネックレスと同じピンク色。
女の子らしいその色に、恥じらいと喜びを感じるんだ。]
ツリー大きくて綺麗だね。
メリークリスマス桃君。
今日は一緒に見に来てくれてありがと。
幸せにするね。一生。
[勝手に作った私達の伝説。
笑ってそう、告げたのでした。*]
[もう1着手に取ってみる。
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これ可愛い、けど脚寒そうだな…、女の子は手足冷えるっつーしな。
リサ、普段寝る時なに着てんの?そもそも。 スウェットとかじゃん?
[自分もTシャツ短パンで寝ている。冬もそう。そのまま毛布にくるまる]
そだな、そーゆー意味だと、着てくれるだろーなーってよりは着て欲しいな〜よりのプレゼントだな。
[さあ、結局なにを買ったろう。それからもぶらぶらして、一度家に帰る。小さなケーキを、自宅用に買った。リサ宅には、サンタがあしらわれた切り株?丸太?のようなケーキ]
がんばって一緒に暮らせるようにしなきゃ。
大学離れ離れとか厳しいしなあ。
[家からちかい大学なら、いっそうちに引っ越してもらえばいっか。
そうじゃなければ二人暮らしだなあ、籍入れちゃったほうが楽なのかなあ、なんて、2年は先のことをぼんやり考えてたら。
隣の恋人の笑顔のほうに意識を奪われた。そっちのほうが何倍も大事だよね。]
[はぐれないように、なんて言いながら。
ほとんど抱きしめるくらい寄り添って。
幸せそうなカップルが周囲にいっぱいいたけどさ、絶対僕たちが一番幸せ。
だって、愛里ちゃんがいるんだもん。世界一だよね。
大きなクリスマスツリーと、根本に並べられた大きなプレゼントボックス。
きっといろんなプレゼントが入ってるんだろうけど。
僕にとっての最高のプレゼントは今首元にあるからなあ。
ほかのプレゼントとか、ひとつしか欲しくないや。
――それは卒業まで、我慢だけどね、って苦笑しちゃうけど。]
うん。一緒に見に来れてよかったよ。
一緒の思い出、もう一個増やせた。
一生、幸せにしてね。
一生、幸せにする。大事にする。
大事な大事な、僕の愛里。
[勝手につくった伝説だけどさ。
二人の間では、真実だもんね*]
おやじ、ただいま〜。 すぐ出かけちゃうけど!
[店に居た父親に声をかけて上に上がる。姉が母と何か作っていた。
夜はリサ宅で食べると伝えているから、自分用ではあるまい]
ただいまー。 ケーキ買ってきたから、食いなよ。
オレとリサから。
[そうバタバタせず茶ぐらい飲んで行けと言う母親に甘えることに。
2人で食卓に座っていると、姉がお茶を出してくれた。挙動不審]
落ち着けよ〜。 ようやく出来た彼女なんだからよ。
でもバレー女はやめてくれよバレー女は。
[『呼ぶか!』と怒るものの名前呼びは恥ずかしいらしく。
真っ赤な顔で流しに戻った]
照れてやんの。
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