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[人波が、少し乱れて。
乱れた渦中に、白と青色の、綺麗な姿が見えた。
背中に翼でも背負ってそうなひとの、それがね。
それに見蕩れてたからかな。
僕の前に現れた、少し髪を乱した愛里ちゃんの姿を見ても、僕の口はうまく動いてくれなくて。]
……わんっ。
[しばらくぱくぱくしてたけど、結局出てきたのはそんなだよ。口まで僕を裏切るのか*]
ユリ子メモ>
ところで、三羽烏の二人の涙を見た私は
もはや同級生というよりほごsy(略
wwwww草wwwww
金魚は…お返ししちゃおっか。
[射的は、ユズくんが当ててズラしたのを狙い撃ちして落としてみたり。協力プレイだねって、笑ってみせたんだ。
とはいえ落としたのは箱のお菓子だけど。]
ううん、私こそ振り回したでしょ。それにとっても楽しかったよ?
[クスクスと微笑んで、鳥居の近くまでたどり着くの。
鳥居を見上げて、そう言えばと思い出した伝説。
ユズくんは書く人いるのかなぁって、思ってみたりしていた。]
お神籤引きに行こうよ。
[取り敢えず私は、大親友の名前は書かないとなって思ってたし。あ、恋じゃないよ?
ユズくんを誘おうって思っているの*]
いや、ほぼほぼ確定でしょ夏樹ちゃん
というか、これ以上のどんでん返しは心臓に悪い。
[みんなにむぎゅうされつつ]
[桃君が、「わんっ」とか言うから。
思わず顔がほころんで。
何も言わずに、彼の隣に座ったの。
何かしゃべろうと思ったんだけど。
胸がいっぱいでうまく言葉が出て来なくて。
あれ?桃君LINEに何書いてたっけ?
って。思い出そうと必死だったけど、思い出せなかった。
きっと隣に座ったまま、目をぱちぱち瞬かせてた。*]
だがしかし。一番平和そうな、風音ちゃんが一番の勝ち組のような気がする。ガンジーもカノジョいるっていうし。える中恐るべし。
[誰か忘れてるって?はて?]
ゆんゆん電波を受信したら
何かお祭りのパートナーがチェンジってる女の子が
ボクと風音以外全員だから……!
[どきどきするよね]
[夏樹ちゃんのためーとかしつつ色々な原因になったんじゃないかと内心でちょっと思っていたりしている。]
……え?私?
[リサちゃんに首こてり]
じゃ、行こっかー。
そういえば、一鷹と夏樹ちゃんが楽しそうに焼きそばってるの見たし、誰かは知らないけど、せちろーが二股したとかゆー噂ですぞ?
[綿飴の屋台に向かいながら、世間話。せちろーはもっと周囲からドン引きされるべきだと思う。
綿飴の屋台、ガガガっと雲のような白が箸に巻き付いてむくむくと大きくなる]
大人になったらあのサイズ、ひとりで食べられるようになると思ってたんだけど、意外と厳しくて。
[お金を払って受け取り、棒つきの方をユリ子に渡して、ぶちっとおおよそ半分千切った]
私は一人で強く生きていくんだぁ
矢でも槍でもとんでこーい
全部弾き返してやるぅぅぅ
あぁ、私は貝になりたい
[ぶくぶくぶく]
籤の結果はボクの方がいいみたいかな。
[なんて言いつつ互いの結果を見せあいっこ
小吉の下には。色々書いてある……運動勉強の運はそこそこ
恋愛運の方は
素直になれ、とな
一番苦手な部分をばっと持ってくる籤さんほんと、籤
境内の、御神木の手前には
名前を書く人が多いためか、名前を書く台とペンとが置いてある
先程君に話した伝説、君はどうするんだろう
小吉さん曰く、素直になれとのことですので]
ボクは少し、書き物があるから。
[ずっと自分の中の気持ちに問いかけていた
それはどんどんと色濃くなってゆくのがわかった今日
声が大きければ届くなら。ねぇ神様*]
風音と彼は安定しておるね。
見ていてこうゆっくり育まれるのが素敵。
こんなにかわいいユリ子が
貝になってしまうなんて勿体ない。
[もふぎゅっとする]
ありがとね。呼んだりしちゃってごめん。
愛里ちゃんのことだから、いろんなひとからお誘いされてるだろうなって思ったんだけどさ。
[隣に腰を下ろした愛里ちゃんに微笑んで、ぱちぱち瞬く目を見つめて、あれ、言葉がうまく出てこない。]
愛里ちゃんは知ってるかわかんないけど、やっぱり僕は非モテ非リアだったー。
やー知ってたリアルクソすぎ。
[そうじゃなくて。そんなつまんないこと言いたいんじゃなくて。]
けど、うん、だから、その。
……愛里ちゃんと、デートしたいなって。ふたりで遊びたいなって。
[昴からクラスメートの恋模様を聞いた>>279
追いかけようとした人が、誰よりも信頼する友といたときけば顔が綻ぶ]
そっか〜みんな熱いねぇ〜
[くすくすと楽しげに笑って、今は皆の幸せを心から願うのみである。
綿飴を渡されて]
ありがとう、大人になったら全部食べられる。
私もそう思ってた時がありました。
ホント原料のザラメにしたらほんのちょっとなのにね。不思議だよね。
[口に入れた綿飴はすぐに溶けて、甘みだけが残る。
ふと疑問に思ったことを口にする]
昴くんは誰かと一緒にいなかったの?*
[デートしたいって、桃君が言ってくれて。
顔が真っ赤に染まるのが分かった。
真っ赤な顔のまま、こくんと頷いて。]
私も、デートしたい。
[でも桃君を見たら、涙が滲みそうになるの。
ぱちぱち瞬いて。桃君見詰めて。]
か、勘違いで、酷い事言ってしまって。ごめんなさい。
酷い事言ったのに。誘ってくれて、ありがとう。
[必死で堪えないと、涙が零れ落ちてしまいそうだった。*]
あーもーごめん僕は何言ってんだろ。
未練たらたらすぎて目眩する。
[頭抱えるよこんなの。一回振られてるのにねえ。]
うん、あれだ。きっとあれ。
未練たらったらな情けない桃くんは、他の子と遊んでても見破られてもう一度愛里ちゃんに会いたくなりました!簡単!
[開き直るしか、ないじゃん。こんなん。
そう思って自爆したら、隣から聞こえた言葉>>283]
え。
え、いやなんだろその。ひどいことなんか言われてないよ?愛里ちゃんなにか悪いことしたっけ僕記憶ない。
……気に、しないで?
[無力で嫌になるよね。微笑んで見せるしかできないんだから*]
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