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『しゃらん……り・りん』
私にできることは、死者を弔い御霊を鎮めることだけ……
[ ゆぅらりと、娘はゆるやかに舞い始めた。
衣の裾をなびかせ、旋回する。]
[一刻も早く堂へ戻ろうとじわりと足を早めつつ、振動で傷が開いてもいけないと慎重になる]
もうすぐですからね。
それまで、持ち堪えてください!
[腕の中で瞳を閉じたままの紗都へと語りかける]
[思ったよりも堂から離れていたようで、なかなか目的地が見えず表情に焦りが滲む]
成親さん……?
[振り返っても、そこに成親の姿はない。
気のせいだったかと、再び黄泉路を歩こうとした時。
またもや、自分の名を呼ぶ成親の声]
成親さん……
どこにいるの…?
[聞こえてくる声に誘われるように、其方へと向かう。
やがて、うっすらと成親の顔が見え始める……]
[ 飛来した紙人形は、回転する動きに逸らされて、首筋を浅く切り裂くに留まったが。
切り裂かれた傷口は赤い線となって、そこから血が流れて着物の襟に滲む。]
……貴方の憎しみを鎮めて差し上げまする。
[ 痛みなど、まるで感じておらぬかのように平静な声音で娘は宣言した。]
[微かに身体は揺れており、包まれる温もりが温かかった。
ゆっくりと瞳を開ければ、そこには真剣な眼差しの成親の顔がはっきりと見えた]
………かさん……。
[それでも、紡がれる言葉は弱々しく。
必死で成親の名を呼ぶ]
名主の末子 成親は、舞姫 梨枝 を投票先に選びました。
旅装束 風華は、舞姫 梨枝 を投票先に選びました。
[魂鎮め?効果があると思っているのか…!]
鎮めてくれ等と頼んでおらぬ!
[強すぎる踏み込みに堂が震える、交差する1秒に満たぬ瞬間、その薄い胸を貫かんと切っ先が迫る]
[雨は次第に弱くなってきている気がしていた]
[漸く堂の屋根が近づいてきてさらに足取りが早くなる]
[―…さん…―]
え?
[何か聞こえた気がして立ち止まる]
[―……か…さん……―]
[腕の中の紗都が声を上げているのだと気付けば]
紗都さん…気が、つかれましたか。
[張り詰めていた緊張がとけて一瞬力も緩んだ]
[咄嗟に力を入れなおして紗都を抱えなおす]
大丈夫ですか?もうすぐ、お堂につきますからね。
[再び堂へ向けて足を早めた]
[ 邪気を祓い、穢れを清める鈴を打ち振るい、堂の中を清浄なる音で満たしてゆく。
魂鎮めの舞は、無念の死を遂げた死者の魂を安らがせ、怨念を消し去り黄泉へと導くためのもの――
それで鬼が鎮められるかどうかは娘にも全く自信は無かった。
娘より遥かに霊力の強かった、いにしえの黄泉路映しでさえも、試みたことはなかった。憎悪のあまりの激しさに、骸を大岩の下に封じるより他ないと判断したのだから。
けれども、娘は鬼を殺したくは無かった。
自分のなかに残る、いにしえの黄泉路映しのために。]
当てられぬ…?
[いつの間にか、自らが涙を流していることにも気が付かず]
[三度の交差で理解に至る]
[鎮められている、封じたはずの肉体の娘の意思が強まって居るのだ]
[このままでは消える…純粋な恐怖がその身を突き動かす]
[此れまでの凪ぐ動作を止め、両手で握りこんだ刃を正眼に]
[体全体でぶつかる様に襲い掛かる!]
[ 頼んではおらぬと少女は言う、]
それでも……
それでも――!
[ 凛と神楽鈴を少女に向け、娘は舞う、]
もう後悔はしたくないのです……“私”も私も。
[ 永劫にも近い一瞬を、少女と交差する点に向けて跳躍した。]
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